2008/11/02 - 2008/11/02
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もろずみさん
花の季節が終わりに近づいたので、そろそろ山歩きの季節到来。
先日、NHKハイビジョンでクライマーの番組を観たら、無性に山に行きたくなったという単純な理由です。
と言ってもフィールドはお手軽な奥武蔵ですけど。(^^;
秋の気配が漂い始めた奥武蔵は空気もひんやり気持ちよいし、何より静かでした。
電車は混んでましたが、多分紅葉の始まった三峯山あたりを目指す人が多かったのでしょう。
今回はピークを目指さず軽くアップダウンを楽しむ鎌北湖を目的地にしました。それでも登りで息があがるし、下りでは膝が笑う。
山歩きは6月のアルプの里以来。久々に山の空気を満喫しました。
- 交通手段
- 私鉄
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西武秩父線のどこで降りてもハイキングコースがあります。
三峰口行きの電車は混んでましたが東吾野で降りたのは10人もいなかったです。
みんな秩父の紅葉でも見に行くのかな?
身支度を整えて9:20にのんびりスタート。 -
国道からすぐに里道へ入って緩やかな坂をしばらく行くと、ひっそりと佇むお堂が見えてきます。
福徳寺の阿弥陀堂は鎌倉時代に建てられた国の重文です。
周りの長閑な風景の中に溶け込んでいます。
奥武蔵で「阿弥陀堂便り」に出会えるとは! -
武蔵野三十三観音の30番札所・福徳寺です。
山間の集落によく似合うお寺ですね。
近所の人たちが境内の落ち葉を清掃してました。 -
おや、こんな札が・・・。
新ルートの案内のようです。裏山を越えていくのかな?
面白そうですが少々険しそうなので今日のところはやめておきます。 -
小川に沿って道は続きます。
この辺りの紅葉はやっと始まったばかりですね。
中には色づいたモミジもありました。
鎌北湖はどの程度進んでいるか楽しみです。 -
虎秀の集落を抜けてお地蔵さんの分岐まで舗装路が続いてました。
道標に従ってユガテへの山道へと向かいます。
奥武蔵のハイキングコースは道標がしっかりしているので単独行でも安心です。 -
少しは山道らしく勾配もきつくなってきます。
杉木立の中なので眺望は効きませんが、徐々に高度を上げていくのはわかります。
空気はひんやり。やはり晩秋ですね。 -
ひと汗かいたところで視界が開けます。ユガテに到着。
山道を抜けてこの光景に出会うとホッとしますね。 -
「ユガテ」とは変わった名前ですが漢字で書くと「湯ヶ手」になります。
こんな高地なのにお湯でも沸いたのでしょうか。 -
ちょうど1時間ほど歩いてきたので小休止。
秋晴れの気持ちの良い空が、この美しい山村によく似合います。 -
道端に無料販売所が設置されています。
この辺りはゆずの産地なので100円を投入して一つお土産に。
なになに「今年はゆずが不作なので高くてごめん」との張り紙がありました。 -
結構実っているようですけどね。
豊作だともっと鈴なりになるようです。
一つ100円なら良いんじゃないですか。 -
ユガテには2軒の民家があります。
その軒下をハイキングコースが通っています。
ちょうど民家の裏手を登っていくと展望が開けます。
今日はピークに登らないので展望は期待しませんでしたが、ちょっと得した気分。 -
再び杉木立の山道にとりつきます。
先ほどより更に勾配はきつくなりました。
ペースを守ってゆっくり歩を運ぶことにします。
見上げれば背の高い杉が日射しを遮っています。 -
赤い「?」の文字が消えかかっているので、意味不明な看板だなと思いました。
だいぶ年期が入っているようです。
最後の「恋人を捨てないでね」には思わず○○○でした。(^^;
山に恋人を捨てる人がいるのか・・・と。(笑) -
山道を登りきった峠がエビガ坂です。
顔振峠と鎌北のと分岐点でもあります。
この辺りはシダが群生していて独特の雰囲気があります。 -
エビガ坂からは下りになります。
沢の水音がだんだん近くなって、やがて沢が見えてきます。
道は沢伝いに続いています。 -
下りきったところが鎌北の集落です。
まだ秋色に染まっていないのが残念ですけど。 -
ずっと一緒だった沢は小川になりました。
柿が実って小川を覆うように枝を伸ばしています。
道の両側の民家には名産のゆずの木もたくさんありました。 -
映画のワンショットみたいな構図ですが、弘法大師が見下ろしているのが目にとまりました。
高台にお寺があるみたいですね。 -
大師寺というそのままの寺号のお寺でした。
紅葉に囲まれたら風情がありそうだな。 -
車道を少し歩くと鎌北湖の駐車場に出ます。
連休中ですが車は少ないようですね。
見通しが良いので前を歩くハイカーを見つけました。 -
鎌北湖に到着!
どうです、この鏡のような湖面は。
風もなく静かな山間の湖という雰囲気が最高です。 -
元々は農業用貯水池で正式名称は「山根溜池」という味も素っ気もない命名です。
清楚で美しい景色から、別名「乙女の湖」と呼ばれています。
今日は地図の右下から湖水に沿って時計回りに歩いてみました。 -
ヘラブナ釣りの太公望たちが大勢来ています。
そう、鎌北湖は釣り人天国として有名です。
しかし、釣りする人たちって静かですね。
大勢いても全然気になりません。存在感を消しているよう。 -
で、紅葉の名所でもあるわけですが・・・
あまり期待はしていませんでしたけど少しがっかり。
色づき始めという感じでしょうか。
20日前後が見頃のようです。その頃は各地で見頃になるはずなので来られそうにないなぁ。 -
湖の形が入りくんでいるのでなかなか全景を撮れません。
こんな景色を眺めながらお弁当にしましょう。
周囲には店もないのでお弁当持参は正解でした。
まぁ、そんな観光地らしくないのが良いところですね。 -
ワンちゃんを連れた人たちは車で来たのかな?
人はそれなりに来ていますが、連休中の観光地とは思えない静けさが気に入りました。
今日の目的地選択は正解ですね。 -
湖畔でゆっくり過ごしたのでそろそろ出発。
ふと見ると整備された遊歩道がありました。
結構な急勾配。せっかくなので行ってみましょう。 -
鎌北湖に隣接した「四季彩の丘公園」です。
以前からありましたっけ?
どうやら山の斜面を切りひらいた公園みたいです。 -
中腹に四阿が見えますが、一つ谷を越えなければなりません。
こんなハードな公園は見たことないなぁ。(^^; -
斜面の途中ですが、だいぶ高度を稼いだので展望があって良いところです。
四季折々の山の風景が見られそうです。 -
四阿までやっと辿り着きました。
眼下には鎌北湖が見えます。絶景ですね〜。
この景色を見られただけで登ってきた甲斐がありそう。 -
ちょっとした寄り道ですが良い公園を発見しました。
木々はまだ若木ですので最近造られたのかな?
いずれは桜の名所にでもなりそうです。 -
さて、レイクビューホテルの脇から奥武蔵自然歩道へと入って行きます。この標識がないと迷いそう。
このホテルはユースホステルと昔は呼んでました。
ちなみに日帰り温泉施設もありますが、まだたっぷり歩くので今日はパス。 -
自然歩道はずっと登り坂です。
下ってきた分登らなくちゃいけないとはわかっていたんですけどね。
四季彩の丘公園での登りが今頃効いてきました。
林道をやっと越えた先でいきなり視界が開けます。
眼下に見えるのは毛呂や越生の町だと思います。 -
再び林間の道を進むと北向地蔵に到着。
ずっと登りが続いたのでここで小休止です。
湖からここまでの高度差は200M。一気に歩きました。 -
難所は越えたので、あとは軽快に山を下ります。
まだ13:00過ぎなのに影がこんなに長くなってます。
秋は午後になると一気に日が落ちるので山は早めの行動が大事ですね。 -
この道は巾着田から日和田山・物見山と歩いたときに通った道。一年ぶりです。
今日は土山集落の方を回らずにショートカットしました。
やがて道の脇に清流が現れてきます。 -
途中にある五常の滝に寄り道。
山里、湖、眺望そして最後は滝と、山の要素が全部揃ったコースでした。
言うことなしです。 -
ほら、沢づたいの谷間は午後はもう日射しが届きません。
一瞬もう夕方かと思ってしまいましたが、まだ14:00頃です。
あとは一気に武蔵横手の駅まで下り今日のゴールです。
距離は13km。最高点は北向地蔵の380Mという低山コースでしたが、変化があって面白いコースでした。
何とも言えない充足感がありました。また行こうっと。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- rokoさん 2008/11/08 09:49:33
- 素敵なハイキング
- もろずみさん おはようございます。
素敵なハイキングに見とれました。
のどかな山里風景、美しい湖、眺望そして最後は滝と、ほんとに山の要素が全部揃っていましたね。
山好きの私にはたまりません・・・
癒されます〜
roko
- もろずみさん からの返信 2008/11/08 21:12:40
- RE: 素敵なハイキング
- rokoさん、こんにちは。
本格的な山歩きをやる人から見たらお恥ずかしい限りの低山散歩です。
その分景色を見る余裕ができて良いものです。
同じ山でもグループで行くのと単独行では全然違うのも面白いです。
見えるものが違うんですかね。
今度は紅葉の山に登ってみたいと思ってます。
投票ありがとうございます。
-
- まみさん 2008/11/05 23:42:02
- おおーっ!鎌北湖!
- もしかしたら11/2に行っていたかしもれませんでした。
プランは頓挫したけれど。
旅行記楽しみにしています。
- もろずみさん からの返信 2008/11/06 21:12:43
- RE: おおーっ!鎌北湖!
- まみさん、コメント早すぎです。(笑)
> もしかしたら11/2に行っていたかしもれませんでした。
あら?そうなんですか。
紅葉には早いけど小春日で山歩きには絶好のコンディションでした。
来れば良かったのに。
鎌北湖へは八高線の毛呂駅からのルートもあるようですね。
私はアプローチが楽なので西武線の東吾野からでした。
こんな低山歩きでも充実感がありますね。癖になりそう。
- まみさん からの返信 2008/11/10 08:52:43
- RE: おおーっ!鎌北湖!
- もろずみさん、
フライングのコメントで失礼しました!
完成おめでとうございます。
>清楚で美しい景色から、別名「乙女の湖」と呼ばれています。
私もこれで、一度は行ってみたいなぁと思ったのです。
紅葉はまだだと分かっていましたが。
11月2日にいけなかったのは、車が調達できなかったから。てへっ。
山登りやハイキングは苦手で。
といっても、もともと出不精の私がいまや被写体もとめて自分でもびっくりするほどフットワークが軽いときがあるので、将来、気持ちが代わるかもしれません。
そのときにとっとくのもいいかも。
鎌北湖そのものだけでなく、その行きかえりの写真も堪能させてもらいました。
擬似ハイキングした気分@
- もろずみさん からの返信 2008/11/10 21:58:32
- RE^2: おおーっ!鎌北湖!
- まみさん、
「乙女の湖」とか「神秘の湖」と呼ばれるような所は山奥が多いですよね。
でも、鎌北湖は車でのアプローチも簡単なので行ってみてください。
桜の頃も良さそうですよ。
山は写真を撮っている余裕がないときもありますし、景色が単調になりますから、展望とか湖とかの写真が中心になってしまいます。
本当は途中の景色の変化も面白いんですけどね。
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