ICELAND～Golden Circle～

2008/10/15 - 2008/10/20

アイスランドは大自然を満喫できる国。
定番のゴールデンサークルに行ってきました。

シングヴェトリル国立公園からグトルフォスの滝までのエリアにあり、初めてのアイスランドでは外せない王道観光ルート。
レイキャビクから日帰りで行くことができます。

エリア ゴールデンサークル周辺(アイスランド)

• 航空会社: アイスランド航空

シンクヴェリル国立公園に向かう途中。
レイキャビク郊外に出るとすぐこのようなのどかな景色となる。

ここシングヴェトリル国立公園は世界最古の議会が開かれた歴史的にも重要な場所でもある。

地球の割れ目と言われる「ギャウ」。
ユーラシア大陸と北米大陸の分岐点となっている。この“地球の割れ目”を地上で見ることができるのは、アイスランドとアフリカの2カ所のみ。

現在でも、毎年数センチずつ東西に幅が拡がっている。割れ目の底には、地下水が湧き出た澄んだ川が流れている。

駐車場からすぐ近くにある木で造られた展望台からはシングヴァトラヴァトン湖が一望できる。

なだらかな下り坂になっているギャウの間を歩く。
この崖の上にも登ることができるが特に柵もないので注意が必要。

どんどん進むと、この割れ目が非常に大規模のものかが分かる。
ちなみに割れ目は1つだけではなく、色々な幅のものがある。

世界最古の議会が開かれたのは930年。
正確な場所は不明だそうだがこの辺りのようである。アイスランドが独立した時もここで祝ったそうだ。

議会開催のポイントから下ると、あとは平坦な道が続く。
ツアーなどのバスできた場合は、この先の駐車場に待機しているが、個人できた場合はまた上の駐車場に戻らないといけないのが難。
でもここまで来て散策することを是非お勧めする。

水辺の景色も美しい。
天気がよかったらもっとだろう。

ここのギャウは高さはそれほどではないが、きれいな水が流れている。

このあたりのギャウは水がたまっている。
観光客が投げ入れたコインが底に見える。

さて、お次はゲイシール間欠泉。
アイスランドは火山国のため、あちこちで温泉が吹き出しているのです。

しかしショックなことに火山活動の変化で活動が止まってしまった。
今は再開したようだが以前のような頻度と規模では見られなかった。

現在はゲイシール間欠泉のすぐ近くにある「ストロックル間欠泉」が数分おきに吹き上げている。
じーっと待っていると・・・

ボーン！！
この吹きあげそうで上がらない瞬間が緊張する。

こちらはミニ・ゲイシール。
かわいいが激しく沸騰しており、なかなか危険な奴である。

アイスランドでは地熱発電を行っているので地熱は重要なエネルギーってことは有名。
各家庭にも温泉のお湯が供給されており、もちろんホテルのお湯もすべて温泉。

続いてはグトルフォスの滝。
これは駐車場近くの展望台からのアングル。
全景を見るにはここがベストポイント。

アイスランドには多くの滝があるが、その中でもここは１位．２位を争う。
ここからは遊歩道を通って滝壺まで行ける。

２段に落ちる様はダイナミック。
１段が幅70m高さ15〜30mの階段状に流れ落ちる。
天気が良ければ虹がかかり、黄金色に染まるようです。

上から見ても迫力あるが、ここまでくると相当なもの。
滝壺も一部しか柵がないので要注意。
年に１人は落ちて命をおとしている人がいるらしい。
ガイド曰く、イタリア人が多いとか。

連日の雨で水量も多くなっているよう。
水は雨のせいか濁っていた。

グトルフォス滝は過去に英国資本会社の計画で水力発電所になってしまう危機があったようです。
その際、村の一人の少女が「この滝がなくなるのであれば滝に身を投げる」と抗議し、計画は白紙になったという説がある。
これはその少女の記念碑。

氷河の雪解け水が、アイスランドでは多くの川をつくっている。
シャケやマスのフィッシングも至る所でできる。

スカゥルホルト教会。
規模は小さいがアイスランドで最初の教会らしい。

説明によると、1056年から宗教と政治の中心であったようである。
この教会は1963年に再建された物で、壁に描かれたキリストのモザイク画がある。

日が差すとステンドが美しい。
北欧らしい、モダンなステンドと建築である。

帰路に立ち寄ったお土産屋兼、軽食レストラン。
とりたてのミルクから作ったアイスも食べられる。
ここの建物脇でも温泉が湧き出ていた。

アイスランド見どころは海岸線に集中しているので、今度時間があれば南部海岸線ドライブをしてみたい。
滝や岬をみたり、ヨーロッパ最大の氷河「ヴァトナヨークトル氷河」などなど。
さらには周辺の島々に行って、「ホエールウォッチング」や「パフィン」も見るのも楽しいかもしれません。