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 見蘭牛をがっつり行けなかったのは心残りなので<br />もう一度来なければならないだろう。ということで<br />萩の観光はすっとばして(ごはん食べただけ・笑)、<br />山陰路を西へ向かう。

この町が好きになる・仙崎

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2008/06/21 - 2008/06/22

342位(同エリア413件中)

2

52

めもる

めもるさん

 見蘭牛をがっつり行けなかったのは心残りなので
もう一度来なければならないだろう。ということで
萩の観光はすっとばして(ごはん食べただけ・笑)、
山陰路を西へ向かう。

一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス JALグループ 新幹線 JRローカル 徒歩
  •  列車がしばらくないので、長門市からはバスで<br />仙崎へ。開業当初からのものではないようだが、<br />なかなかいい雰囲気の駅舎だ。

     列車がしばらくないので、長門市からはバスで
    仙崎へ。開業当初からのものではないようだが、
    なかなかいい雰囲気の駅舎だ。

  •  願い事を書いた木札もたくさん吊されている。

     願い事を書いた木札もたくさん吊されている。

  •  仙崎が生んだ童謡詩人・金子みすゞ。商店街や<br />民家には、みすゞの詩を書いた木札がたくさん<br />吊されている。<br />

     仙崎が生んだ童謡詩人・金子みすゞ。商店街や
    民家には、みすゞの詩を書いた木札がたくさん
    吊されている。

  •  こちらはカメラ屋の短冊。みすゞのよさに<br />ふれてもらいたいという町ぐるみの努力が<br />伝わってくる。

     こちらはカメラ屋の短冊。みすゞのよさに
    ふれてもらいたいという町ぐるみの努力が
    伝わってくる。

  •  懐かしの映画ポスターをたくさん掲げている<br />店も。

     懐かしの映画ポスターをたくさん掲げている
    店も。

  •  クワガタ専門店って、この町でどれだけ需要が<br />あるんだろう?

     クワガタ専門店って、この町でどれだけ需要が
    あるんだろう?

  •  仙崎にも津和野に負けず劣らず、由ある家が<br />立ち並んでいる。

     仙崎にも津和野に負けず劣らず、由ある家が
    立ち並んでいる。

  •  その中でもやはり別格、金子みすゞが育った<br />金子文栄堂。県内でも有名な文具・書籍店だった<br />そうだ。

     その中でもやはり別格、金子みすゞが育った
    金子文栄堂。県内でも有名な文具・書籍店だった
    そうだ。

  •  カウンター?の内側には日本地図。樺太南半分や<br />台湾が大きく描かれているところに、当時の国勢が<br />うかがえる。

     カウンター?の内側には日本地図。樺太南半分や
    台湾が大きく描かれているところに、当時の国勢が
    うかがえる。

  •  女性が主役の文学作品集も陳列されている。

     女性が主役の文学作品集も陳列されている。

  •  帳場から奥が見通せる。

     帳場から奥が見通せる。

  •  みすゞの代表作のひとつ「私と小鳥と鈴と」の<br />掛軸。

     みすゞの代表作のひとつ「私と小鳥と鈴と」の
    掛軸。

  •  長らく時を刻んできた時計。新山口駅のものと<br />どっちが古いだろうか。

     長らく時を刻んできた時計。新山口駅のものと
    どっちが古いだろうか。

  •  帳場には帳簿、算盤、招き猫。

     帳場には帳簿、算盤、招き猫。

  •  障子の下には磨りガラス、そしてその中に<br />丸いのぞき窓が。なかなか見ない様式だ。

     障子の下には磨りガラス、そしてその中に
    丸いのぞき窓が。なかなか見ない様式だ。

  •  こちらがみすゞが過ごした部屋。シンプルな<br />調度品だ。この机に向かって詞をしたためたの<br />だろうか。

     こちらがみすゞが過ごした部屋。シンプルな
    調度品だ。この机に向かって詞をしたためたの
    だろうか。

  •  土間にある竈と流し。裕福な家庭だったことが<br />伺える。

     土間にある竈と流し。裕福な家庭だったことが
    伺える。

  •  こちらはお風呂。

     こちらはお風呂。

  •  資料館の方は撮影禁止だったが、なかなか充実<br />していた。満足して外に出る。<br /> 資料館の前には大きなみすゞのモザイク画が。

     資料館の方は撮影禁止だったが、なかなか充実
    していた。満足して外に出る。
     資料館の前には大きなみすゞのモザイク画が。

  •  ひとつひとつにはメッセージが書かれている。<br />これが集まってあの大きな絵になるのだから<br />すごい。

     ひとつひとつにはメッセージが書かれている。
    これが集まってあの大きな絵になるのだから
    すごい。

  • 「角の乾物屋の」の乾物屋はもうなくなって、<br />たばこ屋になってしまっている。自分の店は<br />乾物屋でなくても、詞を掲げてみすゞの功績を<br />町ぐるみで讃えているのに参加しているのは<br />よいことだ。<br />

    「角の乾物屋の」の乾物屋はもうなくなって、
    たばこ屋になってしまっている。自分の店は
    乾物屋でなくても、詞を掲げてみすゞの功績を
    町ぐるみで讃えているのに参加しているのは
    よいことだ。

  •  涼しげなモビールを吊す家も。

     涼しげなモビールを吊す家も。

  •  なかなか風情のある町じゃないですか。

     なかなか風情のある町じゃないですか。

  •  こちらも由ありそうな酒屋。

     こちらも由ありそうな酒屋。

  •  街燈もしゃれている。

     街燈もしゃれている。

  •  青海大橋を渡る。欄干にはクジラや

     青海大橋を渡る。欄干にはクジラや

  •  イカやサザエが。

     イカやサザエが。

  •  ヨットが海峡(?)を走っていく。

     ヨットが海峡(?)を走っていく。

  •  青海島に入ってすぐのところにある王子山公園の<br />展望台から、みずゞがこう詠んで愛した仙崎の町を<br />眺める。<br /><br />木の間に光る銀の海<br />わたしの町はそのなかに、<br />竜宮みたいに浮かんでる。<br /><br />銀の瓦と石垣と、<br />夢のようにも、霞んでる。<br /><br />王子山から町見れば、<br />わたしは町が好きになる。

     青海島に入ってすぐのところにある王子山公園の
    展望台から、みずゞがこう詠んで愛した仙崎の町を
    眺める。

    木の間に光る銀の海
    わたしの町はそのなかに、
    竜宮みたいに浮かんでる。

    銀の瓦と石垣と、
    夢のようにも、霞んでる。

    王子山から町見れば、
    わたしは町が好きになる。

  •  周りにはけっこうトビが舞っている。電柱の上から<br />何を狙っているのだろう。

     周りにはけっこうトビが舞っている。電柱の上から
    何を狙っているのだろう。

  •  島を出て再び仙崎の町へ。軒先にサボテンの花が<br />咲いていた。「ほんの〜小さな〜出来心〜♪」…ん?<br />冗談はさておき、こんなにきれいな花だとは知らなかった。

     島を出て再び仙崎の町へ。軒先にサボテンの花が
    咲いていた。「ほんの〜小さな〜出来心〜♪」…ん?
    冗談はさておき、こんなにきれいな花だとは知らなかった。

  •  お昼時になったので、事前に調べておいたお店<br />「き楽」(「き」の漢字は、七が三つあわさった<br />もの)に行く。<br /> 調べた時点ではうに丼を食べる気満々だったけど、<br />「朝獲れいか定食」にひかれ進路変更。弾力のある<br />いか刺しとげそ揚げはうまさ抜群。

     お昼時になったので、事前に調べておいたお店
    「き楽」(「き」の漢字は、七が三つあわさった
    もの)に行く。
     調べた時点ではうに丼を食べる気満々だったけど、
    「朝獲れいか定食」にひかれ進路変更。弾力のある
    いか刺しとげそ揚げはうまさ抜群。

  •  値段が安くなったので、ついでに本マグロカツも<br />追加注文してしまう。<br />

     値段が安くなったので、ついでに本マグロカツも
    追加注文してしまう。

  •  中にはたっぷりマグロの具、こいつもうまい!

     中にはたっぷりマグロの具、こいつもうまい!

  •  おなか一杯になって店を出る。出たところには<br />「烏賊一族」と書かれたトラックが。

     おなか一杯になって店を出る。出たところには
    「烏賊一族」と書かれたトラックが。

  • 「大漁」の詩碑が。みすゞをほんとにたいせつに<br />している町だな。

    「大漁」の詩碑が。みすゞをほんとにたいせつに
    している町だな。

  •  親子のクジラが飛んでいる。昔は捕鯨で栄えた町で<br />「仙崎に行けば手に入らないものはない」とまで<br />言われたのだそうだ。

     親子のクジラが飛んでいる。昔は捕鯨で栄えた町で
    「仙崎に行けば手に入らないものはない」とまで
    言われたのだそうだ。

  •  仙崎に戻って、ここからはまた列車に揺られる。

     仙崎に戻って、ここからはまた列車に揺られる。

  •  ホームにもみすゞが。

     ホームにもみすゞが。

  •  みすゞ潮騒号。指定席は座席が窓に向いている<br />などの仕掛けがあるようだけれど、自由席は普通の<br />ディーゼルカーの座席。

     みすゞ潮騒号。指定席は座席が窓に向いている
    などの仕掛けがあるようだけれど、自由席は普通の
    ディーゼルカーの座席。

  •  しばらくすると、「車窓から夫婦岩が見えます」<br />というアナウンスが。でも、進行方向と逆方向で<br />なかなか見づらい。<br />

     しばらくすると、「車窓から夫婦岩が見えます」
    というアナウンスが。でも、進行方向と逆方向で
    なかなか見づらい。

  •  川棚付近の海岸。ピアニストのアルフレッド・<br />コルトーが演奏旅行で川棚温泉に宿泊したときに、<br />風光明媚なこの海岸を見て、「島のひとつを自分の<br />ものにしたい」と口にしたそうだ。<br /> その時に、地元の町長さんが「永住してくれる<br />ならば無料で提供します」と言ってくれたのだが、<br />結局叶わぬことだったという。<br />

     川棚付近の海岸。ピアニストのアルフレッド・
    コルトーが演奏旅行で川棚温泉に宿泊したときに、
    風光明媚なこの海岸を見て、「島のひとつを自分の
    ものにしたい」と口にしたそうだ。
     その時に、地元の町長さんが「永住してくれる
    ならば無料で提供します」と言ってくれたのだが、
    結局叶わぬことだったという。

  •  3時間弱を揺られて下関に到着。ここから中国<br />地方を大横断して岡山までいく列車もあるんだなぁ。<br />こっちも疲れそう。

     3時間弱を揺られて下関に到着。ここから中国
    地方を大横断して岡山までいく列車もあるんだなぁ。
    こっちも疲れそう。

  •  海をくぐって小倉へ。春からここに赴任した<br />学生時代の旧友に会う。<br />「小倉城にでも登ろう」ということで、行ってみる。

     海をくぐって小倉へ。春からここに赴任した
    学生時代の旧友に会う。
    「小倉城にでも登ろう」ということで、行ってみる。

  •  迎えのトラ。どこから見てもこちらをにらんでいる<br />ように見えるのだとか。もちろん、裏からみたらだめ<br />だけど。

     迎えのトラ。どこから見てもこちらをにらんでいる
    ように見えるのだとか。もちろん、裏からみたらだめ
    だけど。

  •  こちらは送りのトラ。

     こちらは送りのトラ。

  •  久々にいろいろ話して、名残はつきないけど、<br />福岡へ向かう。<br /> 新幹線ホームへ上がると、100系新幹線がいた。<br />ずんぐりむっくり・愛嬌のある0系と違って、<br />鋭角的フォルムと2階建て車輌を備え、登場した<br />ときはかなりの衝撃を受けた。<br /> かつては最速の東京−博多間の「ひかり」に<br />使われていたのに、今や塗色も替わり短くなって<br />「こだま」になってしまった。

     久々にいろいろ話して、名残はつきないけど、
    福岡へ向かう。
     新幹線ホームへ上がると、100系新幹線がいた。
    ずんぐりむっくり・愛嬌のある0系と違って、
    鋭角的フォルムと2階建て車輌を備え、登場した
    ときはかなりの衝撃を受けた。
     かつては最速の東京−博多間の「ひかり」に
    使われていたのに、今や塗色も替わり短くなって
    「こだま」になってしまった。

  •  数も少なくなって、こうして2本並ぶシーンも<br />いずれ見られなくなるだろう。

     数も少なくなって、こうして2本並ぶシーンも
    いずれ見られなくなるだろう。

  •  新たなスターはN700系。最近は飛行機にばかり<br />乗っていて、新幹線に乗る機会は久しくなかった<br />ので、実は初乗車。

     新たなスターはN700系。最近は飛行機にばかり
    乗っていて、新幹線に乗る機会は久しくなかった
    ので、実は初乗車。

  •  さすがに乗り心地はいいけど、2階建ての食堂車が<br />ついていてまだ旅気分もちょっと味わえた100系から<br />300系・500系・700系・N700系と、ビジネス列車<br />化が加速しているのがちょっと残念ではあった。

     さすがに乗り心地はいいけど、2階建ての食堂車が
    ついていてまだ旅気分もちょっと味わえた100系から
    300系・500系・700系・N700系と、ビジネス列車
    化が加速しているのがちょっと残念ではあった。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • Noririnさん 2008/11/07 14:54:42
    三獣MARU餃子がウマそう♪
    次は山口にお邪魔です!

    列車も良いけど、食いしん坊な私はやっぱり食事に目が。。。
    でも、タクシーに乗ってまで行った「見蘭」の対応はどうかと・・・
    高級旅館ならまだしも、レストランで1人客はお断りってありえない。
    二度と行くか!!って感じですね(-_-メ)

    個人的には三獣MARU餃子に激しく反応!
    嗚呼・・・これとビールでガンガン行けそう(*^0^*)

    翌日の本マグロカツも美味しそうぢゃないですか。
    でも山口と言えばふぐの季節。
    ・・・つ〜か6月の旅行記でしたね^^;

    次も行っちゃいマス!
    Noririn

    めもる

    めもるさん からの返信 2008/11/08 22:06:11
    お目が高い…
    続いてですぅ。

     見蘭の対応は、ある意味しょうがないかなと思います。
    タイミングが悪かったということで納得させました。
    食べ放題の日は人数を入れて、回転を速くしないと利益が
    出ないけど、その一番の障害はひとり客ですからね…。
    実際かなり予約も入っていたようですから。
     二度と行くか!と言いたいところですが、たぶん次に
    萩に行ったらもう1回行ってはみるんだろうと思います。
    もちろん食べ放題でない日にですが(笑)。

     三獣MARU餃子は、へたなハンバーグよりも肉々感
    たっぷりで、おなかに余裕があったらもう1皿食べたい
    と思うくらいでした。萩に行く機会があったらぜひ。
     あ、仙崎のマグロカツもおすすめできる逸品でしたよ。

    肉屋めもる

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