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1999年8月、僕は「アジア横断旅行(1999)」の途中でシラーズから、ペルセポリス遺跡へとやってきた。<br />しかしまあ、ペルセポリスほど見所のない遺跡は珍しい(涙)。<br /><br />とにかく写真に撮るようなものがないんだから…。<br />ペルセポリス遺跡のもともとは、この場所に、建物の残骸の石材があったのだろうと想像できる。<br /><br />その石材は量も少なく、建物は何も存在しなかった。<br />それを、努力して修復しようとしているのがはっきりとわかる。<br /><br />でも、いかにも新しく建て直した柱があるだけでは、面白くないよ。<br />だから、まずペルセポリスの全景写真を撮った。<br /><br />そのあと、細かく写真を撮るのに悩んだ。<br />正直言うと、写真に撮るだけの遺跡がないんだ。<br /><br />めぼしい遺跡といえば、クセルクス門の像がある。<br />これはこれで立派なものなので、まず写真に撮る。<br /><br />あと興味があったのが、遺跡に書かれた、昔の落書きだ。<br />年号と名前が彫ってある。<br /><br />僕が見つけたのでは、1912年というのがあった。<br />落書きも年月を経れば、遺跡と一体化するものだね。<br /><br />正直言うと、他に撮るものがない。<br />そこで、クセルクス門を斜め後方からまた撮った。<br /><br />奇妙な動物の像があったが、それを適当な柱の上に置いてあるだけ。<br />これは双頭鷲の像で、イラン航空のシンボルになっているとか。<br /><br />遺跡は修復されているが、修復部分がはっきりとわかる。<br />でも、ある程度修復しても、もともとの石材がないので、限界があるのでは?<br /><br />修復跡や照明など、目障りなものを避けて写真を撮ろうとした。<br />するとほとんど撮れるところがなくて、階段を撮りました。<br /><br />百柱の間自体は、新しく修復して、手を入れているようだ。<br />百柱の間の入り口の柱も、無理に建て直したのだろうと予想できる。<br /><br />トルコのエフェス遺跡は、ほとんどそのまま遺跡が残っている。<br />シリアのパルミラ遺跡は、各種建築物が広大な地域に存在する。<br /><br />レバノンのバールベック神殿は、規模は大きくないが、建物自体はほとんど手付かずに存在する。<br />ヨルダンのペトラ遺跡は、もともと岩山を彫って町を作ったので、そのまま残っている。<br /><br />それに比べると、ペルセポリス遺跡は残っている石材自体が少なすぎるんだよ。<br />だから、修復しようとしても、無理なのではないかな。<br /><br />このまま修復を続けていくと、下手すると、昔の宮殿を新しく再建することにもなりかねない。<br />これはこれとして、何も手を付けず、放っておいた方がいいのではないかな?<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/across_asia/persepolis2.htm

『ペルセポリス遺跡に人気がない理由は、もともと崩壊した石材自体がないから(!?)』

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1999/08 - 1999/08

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

1999年8月、僕は「アジア横断旅行(1999)」の途中でシラーズから、ペルセポリス遺跡へとやってきた。
しかしまあ、ペルセポリスほど見所のない遺跡は珍しい(涙)。

とにかく写真に撮るようなものがないんだから…。
ペルセポリス遺跡のもともとは、この場所に、建物の残骸の石材があったのだろうと想像できる。

その石材は量も少なく、建物は何も存在しなかった。
それを、努力して修復しようとしているのがはっきりとわかる。

でも、いかにも新しく建て直した柱があるだけでは、面白くないよ。
だから、まずペルセポリスの全景写真を撮った。

そのあと、細かく写真を撮るのに悩んだ。
正直言うと、写真に撮るだけの遺跡がないんだ。

めぼしい遺跡といえば、クセルクス門の像がある。
これはこれで立派なものなので、まず写真に撮る。

あと興味があったのが、遺跡に書かれた、昔の落書きだ。
年号と名前が彫ってある。

僕が見つけたのでは、1912年というのがあった。
落書きも年月を経れば、遺跡と一体化するものだね。

正直言うと、他に撮るものがない。
そこで、クセルクス門を斜め後方からまた撮った。

奇妙な動物の像があったが、それを適当な柱の上に置いてあるだけ。
これは双頭鷲の像で、イラン航空のシンボルになっているとか。

遺跡は修復されているが、修復部分がはっきりとわかる。
でも、ある程度修復しても、もともとの石材がないので、限界があるのでは?

修復跡や照明など、目障りなものを避けて写真を撮ろうとした。
するとほとんど撮れるところがなくて、階段を撮りました。

百柱の間自体は、新しく修復して、手を入れているようだ。
百柱の間の入り口の柱も、無理に建て直したのだろうと予想できる。

トルコのエフェス遺跡は、ほとんどそのまま遺跡が残っている。
シリアのパルミラ遺跡は、各種建築物が広大な地域に存在する。

レバノンのバールベック神殿は、規模は大きくないが、建物自体はほとんど手付かずに存在する。
ヨルダンのペトラ遺跡は、もともと岩山を彫って町を作ったので、そのまま残っている。

それに比べると、ペルセポリス遺跡は残っている石材自体が少なすぎるんだよ。
だから、修復しようとしても、無理なのではないかな。

このまま修復を続けていくと、下手すると、昔の宮殿を新しく再建することにもなりかねない。
これはこれとして、何も手を付けず、放っておいた方がいいのではないかな?

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/across_asia/persepolis2.htm

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  • クセルクス門

    クセルクス門

  • 遺跡に書かれた1912年の落書き

    遺跡に書かれた1912年の落書き

  • 双頭の鷲

    双頭の鷲

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