ミュンヘン - オクトーバーフェスト2008

2008/10/03 - 2008/10/03

先週、オクトーバーフェストに行ったのですが、テントに入れなかったので、今週はもう少し早起きして再挑戦しました。今日は、９時頃に会場に着いたのに、この日もドイツの祝日で、３連休の初日だったため、非常に混雑していて、お目当てのテントに着いたときには閉め切られてしまっており、今日も流浪の民になってしまうのか...、

エリア ミュンヘン(ドイツ)

先週の土曜日は９時半の到着で遅かったのを反省して、今日はテントがオープンする９時までに会場に着こうと早起きをして会場へ。一番最寄の駅のTheresienwiese駅に8:55に到着。すでに満員電車状態でした。

みんなが向かうほうの出口から出ると、もうそこは会場の中です。

たくさんの警察官が立っていました。

みんなお目当てのテントに急ぎ足です。

今まで入ったことがなかったのでぜひ入ってみたかったHacker Festzeitのテントに9時3分に到着。たくさんの人がテントがオープンするのを待っています。
うん？でも様子がおかしい。すでにテントの中に人がいる！？どうもすでに満員で閉めきった後のようです。別のテントに急がねば。

どこでもいいから空いているところを探すと、レーベンブロイに人がぞくぞくと入っていくのを見つけました。

会場の中までは入れたのですが、もう席が一杯です。空いているところは全然見つかりません。いくつか空いているところを見つけましたが、友達が来るとのことでだめでした。
会場から出るときには、もう外から中へは閉め切られてしまっていました。

あきらめて隣のニュンフェンベルガー・ゼクトのテントへ。ここはビールではなくゼクト（スパークリングワイン）のテントなのですが、この際そんなことは言ってはいられません。

おーっ、ここはがらがら！
と喜んだのはつかの間。良く見ると全席予約済みです。そんなのあり？

Schottenhamelのテントです。地元の人たちに人気があるそうです。当然もう満員で閉鎖されています。
ここは、オクトーバーフェストの初日の昼12時にミュンヘンの市長さんが祭りの開幕の宣言をすることで有名です。
昨年の10月3日のドイツ統一記念日の祝日はそれほど混んでいなかったので、今年も大丈夫かとたかをくくっていたのですが、昨年は水曜日で、翌日は平日だったから少なかったみたいです。今年は金曜日で、今日から３連休なので、やっぱり混むようです。甘かった...

観光客に人気のホッフブロイです。

牛の丸焼きをぐるぐる回している人形がかざってある Ochsenbratereiです。ここは比較的空いているイメージがあるので行ってみると9:36でもまだ入れました。

でも中はやっぱり満席。ここに真っ先に来ていれば座れたのに。

フィッシュのテントです。満員のため閉鎖と書いてあります。

ここは焼き魚が食べられるテントです。外で魚を焼いていますがおいしそうなにおいです。持ち帰りで買うこともできるようですが、やっぱりテントの中で食べたいねえ。

もうあきらめて会場を散策して帰ろうかと思ったら、Armbrustschutzenzeltのテントに順番に人が入っていくのを見つけました。最初通ったときにはここは９時からオープンと書いた看板の前でたくさんの人が待っていました。もしかして今しがたオープンしたということ？とにかく並んで入りました。

ここもほぼ満席状態でしたが、なんと席を確保することができました。席に着いたのが9:40でした。
土曜日や祝日の金曜日のように、翌日が休みになる休みの日は特別に混雑するようです。9時前に来て並んでいないと確実に席を取ることは難しそうです。一旦テントが閉め切られてしまうと、あとは会場の様子を見て徐々に入れてくれるだけなのですが、ほとんどの人が長時間粘るので、かなり長時間待つ覚悟が必要です。ちゃんと列になって並ぶならまだしも、大抵、閉められたドアに人が殺到した状態で待ち続けるので、押し合いになるので、かなりストレスがたまりそうです。
まだ、日曜日の方が人では少ないようです。
平日なら夕方５時くらいまでなら問題なく入れるらしいです。

さっそくビールとおつまみを買いました。
１リットルのジョッキしかありません。１杯8.20EUR(+チップ)です。
ビールはウェイトレスから買いましたが、それ以外はメニューに見当たらなかったのでテント内の売店で買ってきました。頼めば買ってきてくれたかもしれませんが。
ジュースは、リモ(レモネード）かスペッツィ（コーラのレモネード割り）か炭酸水しかないことが多いですが、このテントではアッフェルショーレ（リンゴジュースの炭酸水割り）もありました。
オクトーバーフェスト会場の食べ物や飲み物の値段はちょっと高めです。

11時になるとバンドの演奏が始まりました。
バンドの演奏が始まったとたんに、6000人の観客でいっぱいになった会場全体からワーッと言う歓声があがり、いっきに盛り上がります。

バンドはアルペン風の音楽やみんなで歌えるバラードなど盛り上げてくれます。曲の合間にも、乾杯の曲がかかり、隣り合った知らない人同士でも乾杯します。この一体感が楽しいです。

この１リットル入りのジョッキは重いですが、１０杯くらい持ち歩くウェイトレスもいます。ビールだけで10kgもあり、それにジョッキの重さも加わるので相当な重さです。紙コップとかを使わないのがドイツらしいです。
ウェイトレスは持ち場が決まっていて、決められたテーブル以外から声をかけても注文は聞いてもらえません。また、席に座っていない人もダメです。注文のものを持ってきた時に、食べ物と引き換えに代金を支払います。

ウェイトレス以外にもプレッツェル（パン）も売り歩いています。

人形などのお土産も売り歩いています。

変わっていたのはきゅうり売り。１本1.70EURで売っていました。こんなに大きいの食べきれるのかなあ。

ちょっと嫌なのがタバコです。ドイツもレストランでは法律で禁煙となりましたが、オクトーバーフェストの会場は例外(屋外?)として認められているので喫煙ができます。吸わない自分にとっては、煙いし、服に穴を開けられそうで嫌でした。

トイレはテントの中にあります。混雑していますが、ゆっくり歩くくらいのスピードで中に入っていっているので、男性用はそれほど待たされることはありません。女性用はちょっと並んでいました。

どこのテントもたいてい中央部が自由席で、周りのボックス席や２階席が予約席になっています。予約は毎年１月（つまり１０ヶ月前）から行われるようですが、前の年の予約番号が必要だったりして難しいようです。地元企業とかではシーズンを通してボックスを予約しているようです。

外では雨が降っている中、入れてもらえるのを待っている人でごった返していました。

隣は、リヒテンシュタインから来たという穴を掘る機械を作っている会社の人たちでした。気さくな人たちで色々おしゃべりしてくれたのですが、ドイツ語だったので会話が進まなかったのが残念でした。
昼過ぎまで過ごして十分堪能したので、テントをでました。夜になるとさらに盛り上がるのですが、そこまでは粘る体力もなかったし、この日は外の気温が10℃以下で、テントの中でも寒かったです。暖房は観客の熱気だけですので、寒い日には防寒対策をしておくことをお勧めします。ドイツのこの時期は秋の終わりの微妙な時期で、良く晴れた穏やかな日であることが多く、日中は外にいても気持ち良いのですが、寒いときにはセーターが必要です。

テントを出てちょっと会場をふらふらしました。

Hippodromのテントです。開店は他のテントより１時間遅い10時ですが、9時半頃に見たときにはすごい人だかりでした。3200名しか入れないちょっと小さめのテントなので、あのときに並んでも入れたかどうか。このテントは地元の有名人がくるらしいです。昨年来たのですが、シャンペンの750ml入りジョッキというばかげたメニューがあるので、誰かに試してもらいたいです。(とっても高くて頼めなかった記憶が）

遊園地もテントもオクトーバーフェストのために建てられたもので、遊園地は移動遊園地だそうです。毎年ユーロスターという宙返りのジェットコースターも来るのですが、今年は来ませんでした。移動遊園地の会社が燃料費高騰のため手放してしまったそうで、もうちょっと小さな(それでも本格的ですが)ジェットコースターに変わってしまいました。

あまりに寒かったので帰ることにしました。あいにくの天気でしたが、まだ続々と観客がやってきます。

もしかして今日もテントに入れないのではと焦りましたが、ラッキーでした。やっぱりテントの中で音楽に乗りながら飲むビールが一番です。日本から来られる方は、土日と10/3の祝日を外して、ぜひテントの中で飲んでみてください。席に座れなくても雰囲気だけでも分かればいいやと思って出かけると、テントが閉められていて中の雰囲気を味わうこともできないことになるので、注意してください。

この旅行記へのコメント （1）

• Noririnさん 2009/04/05 12:36:39

  はじめまして

  ドイツのみかんさん　こんにちは
  
  今年のオクトーバーフェストに行ってみよう！と意気込んでみたものの
  初日は土曜日なので、想像付かないくらい激混みが予想されますね＾＾；
  これで雨なんか降られた日にゃ大変・・・
  
  テントの中に入りたいけど、土日は覚悟を決めて早々に並ばなきゃだめですね。
  参考になりました。
  有難うございます(^0^)/
  Noririn