花盛りのパース・大自然満喫旅　【２】ロットネスト島

2008/09/26 - 2008/09/26

２日目はパースの船着き場からフリーマントルを経て、ロットネス島往復の１日観光です。ロットネスト島は沖合19Kmのインド洋上にあり、A級自然保護保護指定国立公園となっている周囲30Kmほどの美しい島です。沿岸は美しい白い砂浜が点在し、クォッカというこの島特有の動物や固有の植物が生育しています。

島の観光手段はバスか自転車か徒歩ですが、私たちはバスで島内を１周しました。何カ所かのビューポイントに立ち寄りましたが、美しい海の色や風景に加え、アザラシやクジラが見えた！、オスプレイの珍しいダイビングも、、と大興奮の９０分。
かわいいクォッカにも何度か会うことができ、美しい島での一日はとても思い出深いものになりました。

エリア オーストラリア

パース、バラックストリートのフェリー乗り場。８時４５分発の船でスワンリバーをフリーマントルまで下り、そこで船を乗り換えて島まで行きます。
船に乗るとき写真を撮ってあとで売ってます。

スワン川のクルーズは１時間ほど、ここはまだ波も穏やかなので大丈夫ですが、海に出ると結構波が荒いので船酔いしやすい人はあらかじめ酔い止めを飲んでおいたほうがいいです。私は知らずに乗って終盤危うかった・・・

天気は雨も上がり雲が多いながら一応晴れ。川風は冷たいので船内からガラス越しの写真で、左手はキングスパーク方面です。

リバーサイドは高級住宅地、というので立派な邸宅風景を眺めながらのクルーズ、ドリンクサービスがついてます。

船はフリーマントルで乗り換え40分ほど、波は穏やかなほうだったらしいのですが、かろうじて耐えて島に着いた時はホッとしました。
時間はまだ１１時前ですが、島内バスは午後になるというので昼食時間まで自由になりました。

ガイドさんが展望台や塩湖を案内してくれたのですが、私は中心部からも近いベイスンのビーチに行ってみました。ここはバスは通らないので歩くか自転車でしか行けません。歩いてもショッピングモールやコテージなどを通って１５〜２０分くらいで行けます。ここまで道がいろいろあって迷いやすいのですが、並木にベイスンまで300mと標識があります。

砂地の道ばたには黄色い花が群生してます。

並木を抜けるとベイスンの海岸が見えてきます。

白い砂浜に透き通ったスカイブルーの海！思わず歓声があがってしまう美しさです。

右手にはバサースト灯台が見えます。この灯台の向こう側がトンプソンベイで船着き場があります。

日差しは強いですが風が気持ちいいのでそう暑くは感じません。浜にはサイクリングの人や家族連れが浜辺に来ていました。

中心部で居眠り中のクォッカを発見！夜行性なので昼間は眠いのね。申しわけありませんが顔を見せて、とつついて起こして撮った写真で寝ぼけ眼。ごめんね〜

クジャクも気ままに散歩中。

昼食は島の中心部にあるロットネストロッジのレストランで、ペンネのパスタやサラダ、チョコレートケーキを頂きました。
ここは150年以上前、兵舎やアボリジニの刑務所として使われていた建物をこんな風なロッジなどに利用しています。

午後は小型バスで島内を１周します。バスは普通混載なのですが、たまたま私たちはガイドなど含め２０名あまりいたので貸し切りになりました。普通はドライバーが運転しながらガイドするそうですが、私たちはガイド付きなので日本語で話が聞けます。

優しい色合いのケープチューリップ

バスが南回りで出発してまもなく、この花が群生しているあたりでクォッカがいた、というので停車しました。クォッカはすぐ隠れてしまいましたが、見事な花園を見ることができました。

ヘンリッタロックスの海岸。４つの船が難破したといわれ、その１つが海面に見えています。ビューポイントでは停車してくれるので写真を撮ることができます。沖合いにはアザラシが住むというダイアーアイランドがあり、岩場にいたというのもこの辺りだったかな、、双眼鏡必携ですね。

美しい海の色はパーカーポイントあたりでしょうか。沖に見えている島がダイアー島、島の向こうにはパースの高層ビルがかすかに見えています。

リトルサーモンベイ。トラベラーさんが綺麗だったと言っていたので、あらかじめここで止めてほしいとドライバーに頼んでみたら予定外で止まって下車させてくれました。美しい浜辺に降りられた他のメンバーも大喜び。

先の写真と左右合わせたほどの小さな入り江のビーチ、白い砂と透き通った海の色が沖縄の先島を思い出させます。

これは拡大しないと見えませんが、真ん中あたりにオスプレイ（みさご）という海鳥がいます。そして空中でホバリングして魚を探していて、急降下のダイビングをしているところです。すぐ近くの岩の上に巣がありますが、ガイドさんも珍しいといって興奮した狩りの姿でした。
向こうの小高いところにワジュマップ灯台も見えます。

そして島の南に広がる一番長いサーモンビーチ。ここも素晴らしいビューポイントで写真停車。

海岸から少し丘を登って1896年にできた高さ36mのワジュマップ灯台に立ち寄ります。
この島特有のブロッコリーの木と呼ばれているティツリー並木が途中にありましたが、写真は撮り損ねました。

高台なので東側にオリバーヒルが見えます。その向こうには塩湖、さらに対岸のパースまでがかすかに見えます。でもオリバーヒルにある大砲は双眼鏡がないとよく見えません。オリバーヒルまではガントレインという観光列車が走っていて、ここも展望台になっています。

そして島の最西端、ウェストエンドです。自転車で来てる人もいますが、ここまではかなり距離があり、アップダウンもあるので結構大変そうです。サイクリングでバスと同じような周遊をすると40kmで４〜５時間のコースになります。

遠いのですがここはぜひにと勧めたい絶景ポイントです。バスも下車して散策する時間を取ってくれます。突端周辺には木道が設けられていて、ここを通って一帯を散策します。

なぜ木道かというと、海鳥がこんな風な巣穴を作っていてあちこち落とし穴だらけ、巣穴の保護と安全のために木道をはずれちゃいけません。それに鳥の卵を狙ったヘビもいます。
鳥は昼間は餌取りに出ていて留守、夜に帰ってくるそうです。

ここに住む海鳥の説明板。

突端の西側には白い砂浜のビーチもあります。でもここはとっても強い風が吹いていて吹き飛ばされそう。

浜辺にこんな菊科の花がたくさん咲いています。

岬の東のきれいな入り江。

手前はピックフェイスが咲いています。

岬の先端の岩場には激しい波が打ち寄せています。

この沖合いでドライバーが「クジラがいる！」と言いました。どこどこ？と目を凝らしますが白い波頭もあって姿は判然としません。塩を吹いたり尻尾が見えたりしたらしいのですが、、残念！

ウエストエンドを戻って、今度は島の北側を通ります。いくつも美しい海岸がありますが、ほとんど停車はしませんでした、ということで名前は不明。

島の北側、ジョーディベイ。美しい砂浜沿いにヴィラが立ち並んでいる賑やかなリゾートビーチ。人気があるのでシーズンには予約を取るのも大変だとか。

バスの車窓から。右側の男の子は疲れちゃったのか大泣きしてます。お兄ちゃんが戻ってきました。赤ちゃんをおぶったお母さんがこの先で待っています。（自転車に乗って！）
ゴールまではもう少し、「がんばれ〜」

塩湖のガバメントハウス湖、冬の日本海で見られるような白い泡が風に吹かれていっぱい飛び散っています。

冬の華ならぬ「塩の華」？

再びセンターで食事中のクォッカ発見、一心に落ちた木の実を食べています。しっぽといい姿はネズミのようで、島の名前もこれをネズミと間違えたところからきています。

正面のお顔はこんな感じ、かわいいです♪
ピカチュウのモデルはこのクォッカだとか。

ショッピングモールあたりで自転車に乗ってるレディがいました。

こんにちわ、何歳？
４さい！
どこから来たの？
☆□▲§◆∽∀・・・？？？
とっても可愛いね、写真撮ってもいい？
OK！

、、ということでお姉ちゃんもやってきて撮ったら、、アララ、横向いてました。

雲が出てきて暗くなってますが船着場風景。夕方4時の船でパースまで戻ります。フリーマントルに寄りますが帰りは乗り換えなしで1時間40分の船旅です。
幸いこの船旅は来たときよりも楽でした。

この旅行記へのコメント （2）

• ショコラさん 2008/10/13 04:13:33

  お花も海もとっても綺麗！

  maki5963さん、こんにちは。
  
  パースってこんなに素敵なところなんですね。この時期にここで満開のワイルドフラワーが見られることを初めて知りました。オーストラリアにはまだ行ったことがないのですが、いつか行くチャンスができたらパースにはぜひとも行ってみたいです。綺麗なお花と海の写真を見せてくださってありがとうございました！
  
  ショコラ

  maki5963さん からの返信 2008/10/14 00:38:11

  RE: お花も海もとっても綺麗！

  ショコラさん、こんにちわ。
  訪問していただき、投票もありがとうございます。
  
  私もパースのワイルドフラワーのことを知ったのは最近のことで、チャンスは年に１度とばかり急に行きたくなって初パース体験してきました。ピナクルスやウェーブロックは代表的景観ですが、ロットネスト島はことに印象深く良かったです。沖縄と同じような素敵な色合いの海岸や、さらにインド洋の深い青色はとても美しく印象的でした。
  
  車で走っていては写真はなかなか撮れず、また言葉で表現するのも難しいのですが、何百キロと走った車窓から見た西オーストラリアの広大な大地の様子などどれも珍しく、行って・見て・初めて実感できたとても興味深く面白い体験でした。あまりに広大なので旅の移動も大変ですが、機会があってできるなら次回は花だけに絞って行きたいなぁと思います。
  
  ショコラさんの田舎巡りの旅もとってもステキでいいなぁと拝見しています。いい所は往々にして不便な所にあったりでとても行けそうもありませんが、ショコラさんの写真で雰囲気を楽しんでます。
  
  maki