2008/09/07 - 2008/09/07
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けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん
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パリの北西80キロくらいのジベルニー(Giverny)にクロード・モネが後半生(1883〜1926)を過ごした家があります。アトリエが再現され、モネの浮世絵コレクションが飾られています。何より素晴らしいのが「睡蓮」の舞台である日本風(なの?)庭園と広々した花壇。そこからもう15キロ程、セーヌ川のほとりに古い城跡シャトー・ガイヤール(Chateau Gaillard)があります。パリ在住の友にドライブで連れて行ってもらいました。
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ジベルニーのモネの家と庭園の入り口。公開は4〜10月。Maison et Jardins de Claude Monet
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睡蓮の池に柳の枝が水面すれすれまで垂れ下がる。藤棚に太鼓橋、モネが想像した日本庭園。
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モネの「睡蓮」、オランジェリー美術館の「睡蓮」の部屋で圧倒されたあの「睡蓮」のホンモノ・・・
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あらゆる緑が溢れかえっている。
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あわい緑のしだ。
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様々な花も咲き乱れる。
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混沌のような、
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調和がとれているような、
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光があたるところにも、影の中にも。
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ちょっと日本の庭園とは言えないよ、モネさん。と思いつつも、緑の渦に身をひたし、ひたすら創作意欲にかきたてられたモネに思いをはせる。
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家の前に広がる花壇もすごい。何種類の花が植えられているのやら。
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真紅のダリヤ。
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向日葵。
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黄緑にオレンジ、イエローの花が一面に。いつまでも花を愛でていたい庭をあとにして、次の目的地へ。
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ジベルニーから15キロほど。小高い丘の上の城跡、シャトー・ガイヤール(Chateau Gaillard)
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空がすっかり晴れ渡った。
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眼下を悠々と流れるセーヌ川。
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城跡からの景色が絶景と聞いていたけど、ほんとうにセーヌ川と切り立った崖、山の緑、畑の緑が目の前に広がって気持ちがいい。
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遠く丘陵には放牧された牛が草をはむ。
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シャトー・ガイヤールは英国の王にしてノルマンディー公爵のリチャードI世(獅子心王、第3回十字軍を率いる)が、ノルマンディ防衛のため当時最先端の中東の要塞構築技術を用いて1197-1198年に築いた。
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1199年リチャードI世は死去、フランスのフィリップII世は4年もこの要塞を包囲し弱点を探り続けついに1203年に城を落とした。
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14世紀イングランドとスコットランドの戦争が続く中、9歳だったスコットランド王デビットII世がこの城を住居とし、1341年スコットランドに戻るまで暮らした。
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戦略的価値がなくなったガイヤール城はアンリ4世により1600年ごろに壊された。
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ノルマンディ地方は英仏の戦場となった地。
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今では草木が生い茂り
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要塞の中に日光がふりそそぐ。
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まさに「夏草や兵どもが夢の跡」
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この旅行記へのコメント (2)
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- めひかりさん 2008/10/01 14:17:25
- 印象派(でしたっけ?)
- 絵画そのままの風景ですね。
新しい手法だろうが、古典的な描き方だろうが、もちろん写真も、その風景の本質を撮ったものは、同じ印象を与えますね。
- けちゃたびたび(NaokoSaimi)さん からの返信 2008/10/03 16:43:10
- RE: 印象派(でしたっけ?)
- はい、印象派。
モネが実際この池の前に立ち、睡蓮や柳を執拗に描き続けたんだ・・・
と思うと震えがきました。
画家が一つの題材をいくつもいくつも描きまくる、あのエネルギーの源。
夏の間早起きして、睡蓮が開いていくのを毎朝見たに違いない。
青い空を映す水、嵐の色を反映する水、光と影と色のうつろいを
追い続けたに違いない。
感動的でございました。
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