ノルウェー結婚式参列とアイスランド旅行：ノルウェー結婚式編

2008/08/21 - 2008/08/26

義理の妹が結婚するということでノルウェーでの結婚式に参加してきました。その前に５日間妹と一緒にアイスランド旅行も。お盆直後の高い時期で、物価高の北欧ですが、日本からの往復航空券は１年前予約の特典旅行で少し助かりました。ノルウェーでは私の家族も大集合。

8/16(土)　11:40　成田 - 16:05　コペンハーゲン、スウェーデンのマルメでちょこっと遊ぶ
21:20　コペンハーゲン - 22:30　レイキャビク
8/17（日）　アイスランド南海岸と氷河湖ツアー参加
8/18（月）　レイキャビク観光、市内プール
8/19（火）　ゴールデンサークルツアー参加
8/20（水）　ブルーラグーンへ
8/21(木)　7:50　レイキャビク - 12:20　オスロ、車で結婚式会場へ
8/22（金）　式場の別荘滞在、ゲスト集合ディナー
8/23（土）　午後から結婚式、披露宴、夜までパーティー
8/24（日）　ゲスト集合ブランチ、午後QP実家へ
8/25(月)　13:15 オスロ　- 15:45 コペンハーゲン
8/26（火）　9:35 成田、そのまま仕事へ。

エリア その他の観光地(ノルウェー)

結婚式当日。お昼過ぎの式まで時間があったので、朝カヌーをしに行った。敷地内にカヌーが無料で貸し出されている池があるのだ。うちの両親と妹もカヌーに乗った。母は奄美大島でカヌー経験済みだし、私もシーカヤックを数回やっているので、みんなそれぞれ別のカヌーで漕ぎ出す。

池はそんなに大きくないのでちょっとつまらないけど、すばらしい景色と、美味しい空気、鏡のように輝く水面、静寂に感動。

そして結婚式。私とは母着物で参加。ノルウェー人勢はbunadという伝統衣装で対決。地方によって柄や色が異なるのだ。

これがQP妹カップルが式を挙げるGol kirke（ゴール教会）。高台にあり、絶景！天気もよくて最高。

自分だとお太鼓しかできないし、本来は既婚者なのでお太鼓なのだけど、日本のしきたりなんてわからないし、母がいたのでかわいく結んでもらった。

このカップルは若いのに二人とも民族衣装で珍しい。しかも男性のははじめてみたので一緒に写真をお願いした。背、たけー。

QPパパにエスコートされてQP妹登場。ウェディングドレス姿に感動。でも一番感動してたのは紛れもなく新郎。はじめてみる新婦のドレス姿に（こちらは本番までドレスは秘密だからね）うっとりと見とれている姿に私もさらに感動してしまった。

ドレスはなかなか私好みで、化粧はちょっとパリスヒ○トンみたいだったけど（笑）、とってもきれいだった。牧師さんはユーモアあふれる人で、結構会場で笑いが起こっていた。ありきたりの説教だけじゃなくて人間性が感じられていいなあ。

ブーケもシンプルですごくセンスいい！と思った。

シャンパンで乾杯。かわいいキスシーン。

新郎新婦ご両家。この6人は数年前に一緒に日本に遊びに来ているし、もうここ数年ずっと家族ぐるみのお付き合いで仲がいい。

車ディーラーの友達から借りたという高級車で二人は写真撮影へ。QPパパに新婦の父の心境をインタビューしたところ特に悲しいとは思っていない様子。日本と違ってノルウェーは子供が早いうちに独立するし、この二人ももうここ数年一緒に暮らしてたしね。

このあとなんと雨が降り出したのです。絶妙なタイミング。

この女の子のドレスが超私好みで、スタイルもいいし、一緒に写真をお願いしちゃった。ノルウェー人はシャイで、着物姿の日本人を見て興味はあるんだけどなかなか話しかけられないようで、こちらから話しかけるととてもフレンドリーに話してくれる。英語もみんな流暢だし。

結婚式のあとは夕方からアペリテイフがあった。写真撮影から戻る新郎新婦を待つ間、シャンペンが出される。メインエントランスの前で一枚。ノルウェー人は国旗だいすきで、結婚式などのイベント時には必ず登場。

Toast masterがシャンペンを剣で開ける。かっこいい〜！この技キャメロン・ディアスが映画でやってたな。

新婦と新婦友人。どの女性が好み？

義理の姉妹。QP妹は結婚式のためなのかかなり肌を焼いていて、私よりも黒いし。日本の花嫁さんは焼かないように気をつけるけど、こちらの花嫁さんはわざわざ日サロに通ったりする。もともと細めなんだけど、式前の1週間はストレスで2キロ落ちてしまい、ドレスの下にタオルを入れてるとか！

そして披露宴開始。

日本のものよりはカジュアルで、toast masterが一応取り仕切るのだけど、余興などはなくスピーチがいくつかある程度。たまに新郎新婦にキス披露をねだるのは日本と同じだけど、新郎新婦の両親がキスを披露するのは日本ではありえない！？どちらもまだラブラブの夫婦なのでこういうのもありなのだ。

75人もいるのでかなりキツキツ。さて、私の「ご馳走様スピーチ」だけど、なかなかうまくいったと思う。ノルウェーではスピーチは涙よりも笑いをとるのが重要とされているようなので、私も笑えるポイントをいくつか盛り込み、かなり笑ってもらえたのでうれしかった。サーモン直行便とご馳走様の由来のネタは使わせてもらいました。ありがとう！

食事は4コースなんだけど、終わったのはもう日がどっぷり暮れた午後11時ごろ（サンセットは9時くらい）。そのあと新郎新婦のファーストダンスがあり、着席じゃなく自由なかんじの歓談&ドリンクタイムとなる。

そしてお待ちかねのケーキカットが行われたのはなんと午前1時ごろ。遅すぎ！！しかもノルウェーはケーキが何種類も出る。

着物であまりにも苦しかったのでアイスランドで買ったワンピースに着替えた私。後ろに並べてあるのはウェディングプレゼント。ご祝儀の代わりにプレゼントが一般的で（チェックをカードにはさむ人も多い）、それをみんなに披露するのだ。私達はケーキを食べたらおいとましたのだけど、このあとソーセージが夜食に出て、新郎新婦含め午前4時半頃までパーティーは続いたそう。これは非常に一般的で、私達のときはちょっと早い午前2時でした。

結婚式翌日の午前中、ビュッフェ形式のブランチがサーブされた。ホテルのビュッフェみたいな豪華なブランチだった。

写真は宿にあった熊の毛皮（と私）。

庭にブランコを発見し、童心に帰る私と母。名残惜しくもお昼過ぎには荷物をまとめ、車で約2時間のQP実家へ出発。

この旅行記へのコメント （2）

• waterlilyさん 2008/10/22 15:11:15

  おめでとうございます！

  wakabunさん、こんにちは！
  遅ればせながら、義妹様のご結婚おめでとうございます。
  ノルウェーの結婚式って初めて拝見しましたが、素敵ですね〜！
  日本とノルウェーの伝統衣装対決、とっても綺麗！
  観光などのお祭り用ではなくて、これが本物のノルウェーの伝統衣装なのですね。緑と赤と黒の組み合わせがカラフルで素敵です。
  そして！何よりwakabunさん母娘のお着物姿が素敵！
  帯結びもとっても綺麗で、着付けがお上手ですね。
  美しいノルウェーの光と自然の中での和服ショットが美しく新鮮です。
  と、感動していると、これまた映画スターのような素敵な新郎新婦！
  まるで映画の１シーンを見ているようです。
  新婦のドレスもシンプルで洗練されていて、美しい新婦にお似合いですね。
  花嫁が結婚式の為に日焼けするというのは意外でした。
  ほんと、日本とは反対なのですね。
  シャンペンを剣で開けるなんて、かっこいい！
  珍しく貴重なノルウェーの結婚式の様子、拝見させて頂きありがとうございました。
  楽しく温かいご結婚式の様子、また美しい場面の連続で眼福でした〜(*^_^*)

  wakabunさん からの返信 2008/10/22 17:37:11

  RE: おめでとうございます！

  waterlilyさん、こんにちは。
  
  ノルウェーって結婚せずに事実婚のカップルが大半ですし、結婚しても市役所で簡単に済ませる人が多いので、ここまで手の込んだ結婚式はとても珍しいし、それが義妹ということで非常に貴重な経験でした。私もノルウェーの結婚式は自分のものを含めこれで3回目なのですが、今回のものが一番豪華でよかったです。
  
  ノルウェーの伝統衣装も珍しいですよね。日本同様結婚式などの特別な機会にしか着ないし、持っていない人もいるのです。こんなにたくさん見るのは私も初めてでした。出身地方によって色や柄が違うらしいですよ。
  
  > 帯結びもとっても綺麗で、着付けがお上手ですね。
  
  ありがとうございます。母のおかげで助かりました。私は自分ではお太鼓しかできないので・・・・着物もノルウェー人に喜んでもらえてよかったですよ。荷物が大変でしたが、持って行った甲斐がありました。
  
  > これまた映画スターのような素敵な新郎新婦！
  
  あははははー。義妹ながらスリムで美しくて私も羨ましくなりました。お兄さん（旦那）はずんぐりむっくりなのに（笑）。
  
  > 花嫁が結婚式の為に日焼けするというのは意外でした。
  
  ですよねー。みんなないものねだりなんですかね。ノルウェーだけでなくヨーロッパ全体でその傾向が強いと思います。逆にアジア人女性は美白命ですよね。
  
  >また美しい場面の連続で眼福でした〜(*^_^*)
  
  眼福ってはじめてききましたが美しい表現ですね。結婚式は本当にどの国でもいいものですよね。
  
  Wakabun