2008/08/17 - 2008/08/29
1位(同エリア7件中)
kumさん
大物好きダイバーの聖地、ココ島に行ってきました。
【Sea Hunter】
Sea Hunterという船で行きました。予約は2ヶ月ほど前にしました。Sea Hunterに空きを確認したところ、8月9月は既に予約が埋まっているけど、あるダイブクラブが貸し切っている期間にまだ空きがあるかもしれないと教えてもらい、直接ダイブクラブに連絡してみたところちょうどキャンセルがでたとのことで即予約。
【船の設備】
ゲスト20人、クルー9人。客室は2人部屋と3人部屋があり、3人部屋は一人で参加している人たちで割り当てられました。各部屋にシャワーとトイレがついています。部屋は狭いですが、トランクなど大きなバッグは別にしまう場所があります。ココ島到着後はベッドメイク、タオル交換を毎日してくれて、洋服などの洗濯も途中でしてくれます。
共有スペースはダイニング、ラウンジ、パソコンルームがあります。パソコンはネット接続はありません。電話もココ島到着後は基本的にできませんが、1,2日衛星電話が通じる場所まで船を移動しました。
機材を置く場所にカメラをしまうスペースもあります。
水、お茶、コーヒー、ジュース、ビールは飲み放題です。クッキー、クラッカーなどのお菓子も食べ放題です。
【メンバー】
ダイブクラブの貸し切りではありましたが、私の様にクラブに所属していない人は4人いました。年齢層は高めで、ベテラン揃い。ダイブマスターを持っている人は半数以上。私は20ダイブしかしたことがなかったので、当然ながら一番経験の浅いダイバーでした。たまたま海が穏やかだったのでトラブルもなくダイブすることができましたが、他の人の足を引っ張らずに、かつ、自分も100%楽しむためには、ある程度経験を積んでから行った方がよいのかもしれません。
一人で参加していたのは女性3人、男性6人。といっても、一人の人もクラブメンバー同士なので、全く知り合いなしで参加していたのは私ともう一人だけでした。日本人は私一人、コロンビア人一人、残りは全員アメリカ人。
【ダイビング】
朝2本、昼1本。希望者がいればナイトダイブ。但し、私が行ったときはダイブマスター、ゲストも含めて風邪が流行りまくり、ナイトダイブは2回しか行われませんでした。私はそのうち1回のみ参加しました。
全てNitroxダイブ(32%)で、これもダイブクラブ主催のツアーだったからなのか、Nitroxは無料でした。Nitrox資格を持っていないのは私だけでしたが、希望したら資格を取らせてくれました。
20人のダイバーを2グループに分けて、それぞれ小型ボートに乗ってダイブポイントまで移動します。基本は25m〜35mまで潜り岩などにつかまりハンマーを待ち、20分ほどで少しずつ移動しながら浮上していくというスタイルです。ダイブマスターは各グループにつき1人。
safety stopは10m地点と5m地点で2回します。
潮流は思っていたほど強くなかったけど、たまたまかもしれません。とはいえ、はぐれて笛を使ったり、safety sausageを使っている人が何人かいました。
【遭遇したもの】
ジンベイ!!ハンマー、ガラパゴスシャーク、ホワイトチップシャーク、マンタ、エイ、カレイ、亀、イルカ、うつぼ、batfish、trumpetfish, ハコフグ、マグロ、たこ、その他いっぱい
【ダイビング機材】
機材をレンタルしているのは私だけでした・・・マスク、シュノーケル、フィンはレンタルがないので持って行く必要があります。手袋も岩や珊瑚にしがみつくので必須です。ナイトダイブするならライトも(レンタルがないので)必須です。ウェットスーツは7mmを貸してくれるので8月にダイブする分には暖かさ的に十分でした。
この他に無線機のような現在地を知らせる機械とsafety sausageと笛は全員に無料で貸し出されます。
ダイブコンピュータは装着が義務づけられているので、壊れた時用に2つつけて潜っている人も何人かいました。
【船での生活】
ダイビングの合間、終わった後はそれぞれラウンジで本を読んだり、パソコンをいじったり(持ってきている人が多かった)、昼寝したりしていました。5,6日目後くらいから夕食後に若め(といっても40代くらいまで)の人たちがデッキに集まって、酒を飲みながら音楽をかけてサルサを踊っていました。ゲスト・クルーが混ざって踊って楽しかったです。私もサルサ初体験ながら参加しました。
一人での参加には不安がありましたが、(女性だからか)周りが気遣ってくれて居心地の悪い思いをせずに過ごすことができました。
食事は4人テーブルでしますし、ブリーフィングももちろん英語なので、英語力はある程度ないと辛いと思います。
【ナイトダイブ】
ホワイトチップシャークの群れが狩りをするところを見に行きました。私にとっては初めてのナイトダイブで、安全のためカメラは持って行かなかったので写真はありませんが、ものすごく興奮しました。ホワイトチップ達はダイバーの照らすライトで狩りをすることを覚えたらしく、ダイバーが魚を見つけてみんなで照らすと、それに向かってホワイトチップが一斉に向かっていくのです。魚の方も逃げるのがうまくて、猛スピードで逃げるものもいれば、ゆらりとかわしながら岩や珊瑚に隠れるものもいます。2mほどあるガラパゴスシャークも1匹近寄ってきて、ダイバーが一人追いかけようとしましたが、夜のガラパゴス・シャークを刺激するのは危険とのことでダイブマスターに止められていました。
【船酔い】
波が穏やかで順調だったらしいですが、それでもプンタレナスの港からココ島まで行き32時間、帰り30時間かかりました。帰りは大丈夫でしたが、行きは波に向かっていくので揺れが大きく船酔いし、戻しましたし、夕食も食べれませんでした。私は船酔いを少しする方ではありますが、船酔いが激しい人は辛いかもしれません。ココ島に到着後はエンジンを止めるので全然平気でした。
酔い止めの薬は持って行きましたが、船に常備してある薬の方が効き目が強かったです。
【San Jose】
船は18日〜28日だったのですが、前後に1泊ずつSan Joseに泊まりました。町としては見るべきものは特にないのですが、オプショナルツアーやレンタカーで国立公園に行っている人がいました。
【費用】
Sea Hunter 4340ドル、飛行機(NYからSan Jose)400ドル、San Joseホテル代(2泊)180ドル、空港からホテルへのタクシー 片道25ドル×2、チップ150ドル、レンタル機材 150ドル、Nitrox講習170ドル、San Joseでの食事代など40ドルくらい。
その他Sea Hunterのルールかダイブクラブのルールかは分かりませんが、保険加入が義務づけられていたのでDANというダイバー保険に加入しました(年会費60ドルくらい)。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 航空会社
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クリーニング・ステーションでハンマーが寄ってくるのをひたすら待ちます。
ハンマーはとても臆病なのでダイバーの吐く泡を見ると逃げてしまいます。なので、近寄らせるためには息を吸い続けるか、すこーしずつ息を吐くようにしなければなりません。誰か一人気づかずに(あるいは我慢できずに)息をゴボゴボ吐く人がいると逃げられてしまうので、ダイバー同士の連携が重要です。 -
分かりづらいですが、カレイ。
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この子達はやたらたくさんいました。
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spotted eagle rayとmarbled ray.後者は割と頻繁に見ました。
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お休み中の亀。亀も結構見ました。しかもダイバーをあまり怖がらないようで、他のダイバーのカメラに近づいてくるやつもいました。
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キング・エンジェルフィッシュ。この子も結構いました。
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優雅に泳いでいる亀。
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うつぼ。うつぼも毎回と言っていいほど見ました。
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ロブスター。これもたくさん見ました。
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ホワイトチップ。昼間はこうやって寝ています。ダイバーが側までくると面倒くさそうに移動しますw
この子達もやたらたくさんいました。 -
トンネルみたいになっているところ。魚が群れていてすごかった。
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見たことないヒトデ。
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またもやホワイトチップ。睨まれてしまいました(苦笑)
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ハコフグかな。この子も毎回見ました。泳ぎがかわいいです。
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peacock razorfishという小さな魚。珍しいらしいです。Lobster Rockという12〜15mという浅い砂地に潜ったときに見ました。ここはサメもいないし、魚の数はなかったのですが、これやbatfishなど他では見なかった珍しい魚が見れて息抜きにはよかったかも(他が全て30m以上だったので)。
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cocos batfishというすごく変な魚。こっちが正面かと思いきや背中でした(背中の黒い点にだまされたorz)。顔は、真っ赤な唇、座った目、おでこに1本角が生えていて変な顔なのですが、泳ぎ方がとにかく変。横についているヒレを足みたいにして立っているのですが、泳ぐときもコレを使ってパタパタしながら、しっぽをフリフリして一生懸命な感じなのですが、とても遅いですw
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ウミヘビ?も何匹かいました。
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遠いいですがハンマーの群れ。残念ながら50匹以上いると思われる群れは2回しか見れませんでした。10匹くらいのハンマーは(狙っていくときは)毎回見れたのですが、警戒されてしまったんでしょうか、、、もう一つのグループの人たちも同じようなかんじだったらしく、前にココ島に来たことがある人たちは今回は(ハンマーに関しては)運が悪かったと言っていました。
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近づいてきたハンマー。チャンスはかなりあったのですが、私の腕が悪いせいか、カメラのせいか、うまく撮れた写真はほとんどありませんでした。。。
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アジ。何千、何万といました。
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ココ島到着後5日目。毎日同じようにダイビングをして少しだれてきた頃、Alcyonで突然「ヤツ」がやってきました。このデカさ、まさしく、
ジンベイ様!!
とにかく全員大興奮で必死に追いかけて写真撮りまくりです。ダイブマスターによると大きさは8mくらいだそうです。もっと大きいのもいるのかもしれませんが、私にとっては初ジンベイで、十分衝撃でした。というか、今までの人生で1番感動したかもしれません。これほど美しくて、優雅な生き物は見たことがないです。 -
かなりフレンドリーなジンベイ様で長い間一緒に泳いでくれました。そして去って行きました。(追おうとしてダイブマスターに止められました)
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と、思いきや、なんと同じジンベイ様が戻ってきてくれました!
なんて慈悲深い・・・ -
そして今度こそ本当に去っていきました。
ボートに戻ってからもあまりの衝撃に呆然としていました。直後はもうこれで満足だし、これ以上なんて考えられないからもう潜りたくないと思いましたが、時間が経つにつれ、もっと見たいという気持ちが強くなり、すっかり魅せられてしまいました(溜息) -
ハンマーのクリーニング・フィッシュと言われているbarberfish。かわいいです。徐々に集まってきてクリーニングステーションを形成します。
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ハンマーの正面から見た顔。とにかく変な顔でした。
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ココ島6日目。午後のダイブが終わった後、ココ島に初めて上陸しました。上陸するにはレンジャーからの許可が必要です。
浜辺の岩には過去に上陸した人の落書きが(今は落書き禁止)。これは1839年のもの。
ココ島は1821年にリマの財宝を乗せた船を襲った海賊がその財宝を隠した場所とされているようで、近年まで宝探しが行われていました。現在、宝探しは禁止されています。
そんな伝説がなくても、十分美しい島でした。熱帯雨林で毎日雨が降るので滝がたくさんあり、緑が生い茂っています。 -
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Sea Hunter.
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7日間21ダイブして、ココ島を去っていきました。
行きもいましたが、帰りもイルカが途中、船首で船と一緒に泳いだり、船の横で飛び跳ねたりして遊んでいてものすごくかわいかったです。
ココ島11日間の旅は疲れましたが、ジンベイを見れただけで行って良かったと思います。それ以外にも他の海ではあり得ないくらい魚の数が多いし、大物も当然のように毎回見れるので、今まで潜った他の海(たいしてないですが)とは比較にならないです。
次はガラパゴスかな〜。
1匹でこれだけ感動しているので、何匹も、しかももっと大きなジンベイが見れる(かもしれない)ガラパゴスなんて、どうすりゃいいんだろうってかんじですが。
今回一緒だった人で両方行った人も何人かいましたが、ココ島の方がハンマーは見れるし、潮流・水温の点で潜りやすい、ただ、ジンベイ見たいならガラパゴス、という意見が多いようでした。 -
★追加★
クルーズで同室だった人からもらった写真。そんなすごいカメラの人じゃなかったのに、私の写真よりフラッシュがきいていてキレイだな。。 -
夕食後はサルサ・タイム!
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亀もきれいにとれています。
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