アイスランド　五日目　(グリーンランド一日ツアー)

2008/08/14 - 2008/08/14

五日目　８月１４日

今日は"GUIDED EXCURSION IN KULUSUK KAYAK AND DANCE SHOW"というICELANDAIRのグリーンランド、Kulusuk一日ツアーに参加です。10：10発のフライトですが、レイキャビク空港には9：10までにに行けばよいとのこと。朝ゆっくりと過ごし、タクシーでレイキャビク空港へ。1,150KR。タクシーに乗って行き先を告げると、運転手から、いきなり「グリーンランドに行くのか？」という質問。「何でわかったの？」と聞くと、「この時間に空港に行くのはグリーンランドに行く人が多いんだ」とのこと。そんなにメジャーなツアーなんでしょうか？

エリア グリーンランド

• 航空会社: アイスランド航空

レイキャビク空港には、8：50に到着。
とりあえず、チェックインカウンター前の椅子に座って待つことにしますが、日本のようにガイドが名前を呼んでツアーの説明をしたりということは無い模様。どうもツアー参加者は、皆勝手にチェックインをしているようです。
自分もとりあえずチェックインします。昨日電話で予約しただけなので、予約をを証明するものは何も無かったですが、パスポートの提示だけでチェックインできました。

レイキャビク空港からは、10：10発。プロペラ機、フォッカー50の14Dという最後尾の窓側席。個人的にはいい席だと思っていたのですが。。。

このフライトのCAが14Dと14Cはフリーにしておく必要があるとのこと。日本人らしく、従順に通路側(13B)に席を移動します。これで窓からの風景が見られなくなってしまいました。

フライト時間は２時間だが、機内食が出ます。機内食後、同乗していたツアーガイドが参加者一人一人にツアーの説明をしてゆくようです。

Kulusukに近づくと、無数の氷塊が浮かぶ美しい風景に。でも自分は通路側の席。簡単に写真も撮れません。うずうずしていると、13Dに座っていたおばさんが14Dに移動。えっ！　それでも、CAは何も注意しません自分は通路側に席を移動させられたのに。。。

結局、幻想的な風景の写真は撮れず。改めて考えるとこの無数の氷塊の風景がこのツアーの大きな見所の一つだったような気がします。。。

Kulusukまでは、約２時間のフライトですが、アイスランドとグリーンランドでは2時間の時差があるので、出発時と同時刻、10：00頃に到着します。

空港からは、Kulusukの中心部に向けて30分程度の歩きになります。

こんな北の果てにもホテルがあります。時間があれば一泊くらいしてもいいかな。

ガイドの話では、普通のホテルと何も変わらないとのこと。本当でしょうか。

海には大きな船が停まっています。聞くところによると、食料を供給する船とのこと。船が来ることが出来る6月の第一週から10月の最終週までに、5回ほどやってきて食料を置いてゆくらしいです。 つまり、この５回の供給で一年分の食料を補給するんだそうです。

ルート沿いの植物。なんとなく北の植物という感じです。

イヌイットの墓がある丘を登ったところでKulusukの町が見えました。

ここが300人程度の村、Kulusukの中心部。
左側が郵便局、右側がグロセリーストア。このグロセリーストアには、銃や孫の手ほどもあるルアーを売っていました。

Kulusukから空港までは、来た道を歩いて引き返すか、ボートに乗って帰るかを選択できます。ボートチケットは、ツアー料金とは別で130DKK。小さなスーベニアショップでチケットを購入できます。
こんな辺鄙な土地でもカードが普通に使用できました。

Kulusukの町並み。
グロセリーストアを見て、スーベニアショップを見ると、あとは写真を撮るしかすることがなくなってしまいます。

どうも、この日のツアー参加者が26名と、このツアーにしては人が多かったようで、各ポイントでの時間も長めにとっていたようです。

村の教会の中に入ってガイドの話を聞きます。
イヌイットの生活や、グリーンランドに眠る膨大な原油の話等を聞きます。

教会で話を聞いた後は、イヌイットのドラムダンスの実演です。

近くの民家からは、イヌイットの子供たちも不思議そうにドラムダンス(を見る観光客？)を見ていました。

実演したおばさんが観光客に何やらからんでいます。これもサービスの一環のようです。
この日はツアー参加者が多かったので、演技にも熱が入ったのかも？

ドラムダンスの後は、イヌイットによるスキンカヤックの実演です。何度か銛を投げたりもします。

実際には、スキンカヤックは現在は使っておらず、猟にはプラスチック製のカヤックを使っているようです。

気が付くと、スキンカヤックの実演している場所近くには、ちょっと前に仕留めたと思われるアザラシが3頭横たわっていました。

それにしても、イヌイットは見た目、日本人によく似ています。

もしかするとアイスランドエアーのCAも自分がイヌイットだと思って窓側席を観光客のために空けろということを言いたかったんだろうか、なんて考えたりしました。

イヌイットの実演を見た後は、ボートで空港近くの港までの移動。
このツアーでは、ボートに乗らず、来た道を歩いて戻る人も結構いるようでした。ボートは3〜4人ずつ、４艘に分乗となりました。

ボートは気を利かせて氷塊の近くを通ってくれます。

港に着くと再び空港までの10分程度の歩き。空港に着くとすぐに搭乗開始でした。空港でガイドがパスポートに記念のスタンプを押してくれました。

帰りのフォッカー50は特別塗装機？

帰りのフライトは、9Dという窓側席。この席なら中央付近なので、空けろと言われる心配も無いだろうと安心したのもつかの間、今度は全く氷塊が見えないサイドの席だったのでした。今更ながら、往路で何でもっと主張しなかったんだろうと大後悔。

機内食後、ガイドがツアー参加者一人一人にKulusuk到達証明書を配ります。

16：00前にレイキャビク空港到着。
時間はたっぷりあるので、タクシーは使わずにホテルまで歩いて行くことにします。宿泊するホテルは空港ターミナルからすぐ近くの見えるところにあるのですが、空港の外側をぐるっと周ってゆく必要があります。

それでも、途中、大きな野鳥の集団を見つけたり、ホテル近くにアイスランドサッカーリーグのプロチームVALURのスタジアムを見つけたりして、新たな発見があったのでした。

明日は、レイキャビクでのんびりする予定。