滝めぐりシリーズ８１　神秘の滝壺・天人渕　岡山県苫田郡鏡野町

2008/08/10 - 2008/08/10

言いたかないけど暑い。滝メグラーにとって、滝に涼みに行くのは至福の喜び（大袈裟）です。そんなわけで以前から気になっていた岡山県北部の天人渕行きを決行しました。天人渕は吉井川の支流である香々美川上流にある大きな甌穴で、別名イカ渕とも呼ばれています。そこには小さな滝が注ぎ込んでいます。

昔ここを通りかかった一人の木こりが女の子を連れた女の人を見かけました。木こりが声をかけると女の人は渕の中に消え去り、再びその女の人と女の子の姿を見ることがなかったという伝説があります。そのことからこの渕を天人渕と呼ぶようになったそうです。

この天人渕は、エメラルドグリーンの滝壺として非常に評判で、機会があれば一度訪れたかったのです。

エリア 鏡野(岡山)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

ナビを鏡野町越畑にセット。越畑の集落を過ぎてさらに北上、福祉施設があり道が二方向に分かれますが左へ進んでしばらく行くとこの案内板があります。そのすぐ手前に３台ほど駐車可能なスペースがあります。

案内板の脇から香々美川に入るとそこには美しい水を湛えた滝壺があります。これが天人渕です。

天人渕に落ちる流れは滝と呼べるほどの高さがあるわけではありませんが、その深さは２．５ｍほどある甌穴です。

見る角度や光の加減によって天人渕は様々な表情を見せます。

天人渕の上流は流れによって岩が削られ複雑な形状をしています。

天人渕の脇を通って上流に向かいます（滑りやすいので注意しないと天人渕にはまります）。

天人渕に落ちる滝の滝口。

天人渕の上で香々美川はほぼ直角に曲がっています。ここにも甌穴があり小さな滝となっています。

苔が美しい。

上流に滝が見えます。ここからサンダルに履き替えて川の中を上流に向かって進みます。冷たくて気持ちイイ。

滝が近づいてきます。

滝前に到着。大きな滝壺があります。この滝が越畑の滝です。別名蘭頭原の滝とも言うそうです。

越畑の滝は落差５ｍですが水量もそこそこあり、涼しい風を運んでくれています。

越畑の滝の上にも小滝があります。

横から見た越畑の滝。

越畑の滝上部。

越畑の滝から天人渕に戻り、川でしばらく遊びました。とても癒されるスポットでした。

この旅行記へのコメント （2）

• JOECOOLさん 2008/08/21 12:33:02

  なんと美しい！

  こんにちは！
  
  この滝壺の美しさは言葉に尽くしがたいですね。
  岡山にこんなところがあるとは知りませんでした。
  真夏でも涼しそ〜う！
  イイところを見つけられましたね。
  
  by JOECOOL

  GOTOCHANさん からの返信 2008/08/21 19:01:47

  RE: なんと美しい！

  こんばんは！
  
  天人渕はごく一部（多分、兵庫・岡山エリアの滝メグラーの間）ではエメラルドグリーンの滝壺で話題になっています。水は信じられないくらい冷たく、しばらく浸かっていると足が痛くなるほどでした。写真ではイマイチの色合いでしたが、実際の美しさを表現できないのが残念です。Kuropisoさんならどのように表現されるか興味深いですね。
  
  ところでお知らせです。旅行のまぐまぐ！の究極の選択・行くならどっち？のコーナーで、華厳の滝ｖｓ袋田の滝のアンケートをやっています。このコーナーは毎週テーマを決めて読者のアンケートで対決するというものですが、なんと華厳の滝の写真として私の4travelの旅行記の写真が掲載されています。まだデジイチを使う前なのでたいした写真でないのに…じつは以前同じコーナーで夜景を見るならどっち？で長崎と函館の夜景の対決がありました。このときの長崎の夜景でもなぜか私の写真が使われたので２度目です。この時は負けてしまいましたので今回はリベンジしたいものです。今のところかなりリードしています。さすが華厳の滝ですね。ただし、私は袋田の滝の方が好きです。↓から入ってみてください。
  http://travel.mag2.com/tabikore/
  
  １０月に賀老の滝を予定していましたが、なんと１０月一杯まで遊歩道が工事のため通行止めです。今年２度もチャンスがあったのによほど縁がないようです。
  
  GOTOCHAN