こっそり小田原、まじめに小田原。

2008/08/04 - 2008/08/04

人生のかなり先輩の女性友達（７０代）と、かっての日のロマンスにふれたい思いに同行して小田原へ。
かっての日、繁栄をきわめた一番の繁華街は、代々の老舗も激減。”彼”の商売も盛況だったというけれど、すでに倒産し、店舗は、かげも形も無いという。
隣接する店舗のご主人は、”彼”と同級生だったといい、”あいつは、倒産して夜逃げをしちゃったよ”といわれた。
いい、いい、これだけで収穫と彼女いわく。
”こんどお宅で商品買います。”
でまかせだけど、そういうだけで気を良くしてくださる。
さすが商人。
そのあと、老舗のパンやさんにいき、（創業６０年とかいう）熱い思いの燃え滾ったころからあるというパンを買った。
そこで４０年小田原に住むという老人をつかまえて、食事をするベストな店はないかと聞くと、教えてくださった。
ついでに”彼”の店を知っているかと聞いてみた。
知らないといわれた。
もうよそう！個人情報保護にひっかかるよ〜。んだ。
おそわった店は、８５０円と手軽なランチをやっていた。
このあと、お城にいき、北条の築城にはじまる資料ぎっしりのミュージアムをじっくり観覧。
歴史を紐解くと、際限なくつがつぎ知りたくなる。
が、ここって学芸員を置いていない。
少々手抜きを感じる。
天守閣にもきつい階段で、身障者は、負ぶっていただくようだけど、人出がないとあきらめろとでもいうのか？
まだまだ遅れているようです。
かなりここで、日本史に浸り、まともに小田原にいってきた実績をつくりました。
こっそり小田原、まじめに小田原。
北条早雲にはじまり、豊臣秀吉に何度も侵略されつつも、戦国乱世９０年の歴史を習得してきました。

エリア 小田原(神奈川)

まずは、むかった繁華街。かっては、呉服屋さんが軒並みだった様子。たしかこの近く。

あらこのお店、しぼりのすてきな浴衣が。目を引く。

店の中。中にどうぞといわれて、友人だけはいり、私は近隣に出向く。

大通りにこんな老舗っぽい店舗。
ようさがすとレトロな建屋がけっこうあるらしい。

用事がすんだら、ここで待ち合わそうといっておいたパンや。ああ、レトロな看板に郷愁が。

できあがったばかりの、パン。

伝統的な菊型の白アンパン購入。

老人にきいた店舗は、ここ。魚がしといい、おいしい魚のメニューがいっぱい。
ランチ８５０円は、嬉しい。

ざしきには、よろいかぶとが飾ってある。

食事して、お城へ。
昨日は、ちょうちん祭りだったらしい。

かたづけが今日に持ち越すほど、盛大なお祭りだった様子。

ここから、お城。

ここが、ミュージアムの入り口。

ばっちり日本史、習得して。

夏休みのせいか、子供がおおく、社会見学らしき姿も。しかし学芸委員おいてくれれば、ありがたいのに。
これは、来た人ほとんどが感じているようす。

小田原城

駅まで徒歩１０分という手軽なアクセス。
近場だけど用事がなくてはこないスポット。
本日の収穫はいかに？
電車のなかで話す彼女の眼はきらめいていた。
ひそやかで大切な思い出が凝縮しているらしい。