
2008/07/28 - 2008/07/28
60位(同エリア362件中)
カヌ太郎さん
指折数えてまった
ドッソーを見ながらの湖を巡る山旅。
お天気にも恵まれ
想い出に残る一日となりました。
-
朝食後、素早くホテルをチェックアウト。
HB料金だけチャージされているのを
確認して、ほっと一安心。
9時25分ララン発のPICBUSの
到着を待ちます。
待合スペースには男性の先客が一人。
ひょんなことから会話が始まります。
どうやら父親がこの地方出身の
地質学者でドッソウへ行くようです。
ニコンのF6やD3の入ったザックを含め
3つの大きな荷物を持っています。
Camerabugか?という質問に対し
科学者だ(調査で使う)と答えるまじめな奴です。
ドッソーに行くと言うと、幾つかよいルートを
教えてくれます。
また落石がひどいのであまり近づかない方がよいとも。
ドッソーの麓では約2千年ほど前の羊飼いの拠点の
遺跡がみつかるそうです。
エッツィみたいですね。
堪能な英語で実によくしゃべる。しゃべる。 -
バスが来ました。
バスといってもご覧のような
バンです。
地質学者(写真左)の大きな荷物を後ろに積んで
出発です。
目的地は、Bious-Oumettes。
昨日行ったFabregesと別の谷筋の
一番奥にある登山拠点です。
運賃は片道2ユーロ。安いな〜♪
道中、この科学者のウンチクが
続きます。
この水力発電所は1940年完成だとか、
これは1945年だとか、
Eaux-chaudesの村にあるホテルは
がん患者の温泉治療施設だとか
実に多彩な知識を披露してくれます。 -
-
Gabasを通り過ぎ、分岐点を右折、
谷を奥に、上にすすみ
視界が開けた時
目的地に到着しました。 -
な〜んにも目印がないようなところで
バスが止まります。
運転手としゃべくりの科学者と
ここでお別れです。
晴天に感謝!
谷の向こうまでピーカンです。 -
登り斜面の上に
ドッソーの頭が見えています。 -
さあ、登りましょう。
10時15分、すでに日差しが暑いです。 -
登ること約20分、Bious-Artigues湖に到着です。
この湖はダム湖。
風情に欠けますが、
ドッソーとの組み合わせは
なかなか素敵です。 -
行き先はドッソーの方向でなく
その右側にあるこの山塊を
登って越えた向こう側の湖沼群です。 -
釣りをしていますね。
気持ち良さそうです。 -
ふと登ってきた方向を振り返ると
深い谷の向こうの山並みが
青く輝いています。 -
湖の横に、
小さめの駐車スペースとトイレがあり、
登山のスタート地点となっています。
さらに湖沿いに進むと
厩舎があります。
馬やロバでこのあたりを
ツアーする窓口になっているほか
飲み物も販売しているようです。
ドッソーから流れてくる
小川が涼しげな音を立てています。 -
Pont de Biousに来ました。
このままBious谷を奥にすすむサンジャックの道と
d'Ayous小屋へむかう登りの道に
分岐しています。
私たちはここを右へ、登りの道を行きます。 -
谷の奥に見えるのは
Pic Casterau(右)、Pic Paradis(左)
のようです。
この尾根を越えると仏西国境の稜線が
見えるはずです。 -
谷を奥に進む騎馬隊。
-
樹林の中のツヅラ折れの道を
ひたすら登り、登る。
のども渇き、やや疲れてきたころ
視界が開け、
谷をはさんだ向こう側に
そびえるドッソーが現れます。
鯛のお頭山なんて言って申し訳ない。
両側に裾野を持つ存在感のある単独峰で
見る者を震撼させる山肌は、
ピレネーの魔物といえるかも。 -
ドッソーの裾野の端には。。。。
▲とんがり山▲ -
とんがりコ〜ンなのだ。
-
1704m地点。
焼けるような紫外線
強い日差しをさえぎる木々もなく
どしばるカヌヨメ。 -
ふと見上げると
赤紫色の岩肌。
粒ヨウカンのような。。。Esquerre。
裾に見える木と比べると
巨大さがわかります。 -
登山道は緩やかな尾根を
回り込んでいきます。 -
皆が思わず立ち止まる
その視線の先には。。。 -
この風景です。
す ば ら し い。 -
アップも素晴らしい。
鯛のお頭というより
ぶたさんの横顔のような。。 -
-
少し急な坂を登り切ると
湖が現れます。
Roumessot湖です。
静かな湖は
青い空を映しています。
聞こえるのは風の音だけ。
少し現れ始めた雲が
左手の方にどんどん流れて行きます。 -
気がつけば
ほんの少しだけ
からから音がしています。
この風景を見ながら
エネルギーチャージ。
バナナ、リンゴ、トマト、
パン、ソイジョイ。 -
Pic Peyreget
斜めに尖がっています。 -
さあ、もうひと登り。
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涼しげな滝の横をツヅラ折りの道が
続きます。 -
爽やか〜♪
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小川のせせらぎが気持ちいいです。
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赤い岩肌が近づいてきました。
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あ、馬だ。
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一つ西にある谷へと続く
道との分岐点まで
やってきました。
そのまままっすぐ進みましょう。 -
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スゴイ色の岩山です。
アズキ山だ。 -
こんな色ありえなーい
-
突然見えてきた湖。
本日の目的地、Gentau湖が見えてきました。 -
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小屋が見えます。
あそこまで行きます。 -
牛をかき分け
斜面を登ると -
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d'Ayous小屋に到着♪
おつかれさまでした。 -
この小屋のテラスから見えるのは
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夢にまでみた
この景色!! -
暫しこの景色を見ながら
感動に浸ります。
風の音と
からからという鈴の音だけが
響きます。
そよそよと吹く風で朝ばんだ体を冷やしながら
来てよかった、と
じんわり、しみじみ感じました。 -
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水辺にも行ってみましょう。
-
ウシだらけ。
ウシとウシの落し物を避けながら
歩きます。 -
-
牛臭いのに
水浴をしているのには
ほとほと感心です。
水着を持ってきて登ったのでしょう。
入る気満々。。。。 -
-
ドッソーの姿を
しっかり
目に焼き付けました。
そろそろ下山しましょう。 -
モ〜帰るのかい?
朝夕一便のバスを逃すと
下の村までの交通手段が
ないのです。
後半に続くのだよ〜ん
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