アキテーヌ地方旅行記(ブログ) 一覧に戻る
指折数えてまった<br />ドッソーを見ながらの湖を巡る山旅。<br /><br />お天気にも恵まれ<br />想い出に残る一日となりました。

ピレネー・森と谷と水を巡る旅7 天上の楽園ドッソー

17いいね!

2008/07/28 - 2008/07/28

60位(同エリア362件中)

11

57

カヌ太郎

カヌ太郎さん

指折数えてまった
ドッソーを見ながらの湖を巡る山旅。

お天気にも恵まれ
想い出に残る一日となりました。

  • 朝食後、素早くホテルをチェックアウト。<br />HB料金だけチャージされているのを<br />確認して、ほっと一安心。<br /><br />9時25分ララン発のPICBUSの<br />到着を待ちます。<br />待合スペースには男性の先客が一人。<br />ひょんなことから会話が始まります。<br /><br />どうやら父親がこの地方出身の<br />地質学者でドッソウへ行くようです。<br />ニコンのF6やD3の入ったザックを含め<br />3つの大きな荷物を持っています。<br />Camerabugか?という質問に対し<br />科学者だ(調査で使う)と答えるまじめな奴です。<br />ドッソーに行くと言うと、幾つかよいルートを<br />教えてくれます。<br />また落石がひどいのであまり近づかない方がよいとも。<br />ドッソーの麓では約2千年ほど前の羊飼いの拠点の<br />遺跡がみつかるそうです。<br />エッツィみたいですね。<br /><br />堪能な英語で実によくしゃべる。しゃべる。<br />

    朝食後、素早くホテルをチェックアウト。
    HB料金だけチャージされているのを
    確認して、ほっと一安心。

    9時25分ララン発のPICBUSの
    到着を待ちます。
    待合スペースには男性の先客が一人。
    ひょんなことから会話が始まります。

    どうやら父親がこの地方出身の
    地質学者でドッソウへ行くようです。
    ニコンのF6やD3の入ったザックを含め
    3つの大きな荷物を持っています。
    Camerabugか?という質問に対し
    科学者だ(調査で使う)と答えるまじめな奴です。
    ドッソーに行くと言うと、幾つかよいルートを
    教えてくれます。
    また落石がひどいのであまり近づかない方がよいとも。
    ドッソーの麓では約2千年ほど前の羊飼いの拠点の
    遺跡がみつかるそうです。
    エッツィみたいですね。

    堪能な英語で実によくしゃべる。しゃべる。

  • バスが来ました。<br />バスといってもご覧のような<br />バンです。<br /><br />地質学者(写真左)の大きな荷物を後ろに積んで<br />出発です。<br />目的地は、Bious-Oumettes。<br />昨日行ったFabregesと別の谷筋の<br />一番奥にある登山拠点です。<br />運賃は片道2ユーロ。安いな〜♪<br /><br />道中、この科学者のウンチクが<br />続きます。<br />この水力発電所は1940年完成だとか、<br />これは1945年だとか、<br />Eaux-chaudesの村にあるホテルは<br />がん患者の温泉治療施設だとか<br />実に多彩な知識を披露してくれます。<br />

    バスが来ました。
    バスといってもご覧のような
    バンです。

    地質学者(写真左)の大きな荷物を後ろに積んで
    出発です。
    目的地は、Bious-Oumettes。
    昨日行ったFabregesと別の谷筋の
    一番奥にある登山拠点です。
    運賃は片道2ユーロ。安いな〜♪

    道中、この科学者のウンチクが
    続きます。
    この水力発電所は1940年完成だとか、
    これは1945年だとか、
    Eaux-chaudesの村にあるホテルは
    がん患者の温泉治療施設だとか
    実に多彩な知識を披露してくれます。

  • Gabasを通り過ぎ、分岐点を右折、<br />谷を奥に、上にすすみ<br />視界が開けた時<br />目的地に到着しました。

    Gabasを通り過ぎ、分岐点を右折、
    谷を奥に、上にすすみ
    視界が開けた時
    目的地に到着しました。

  • な〜んにも目印がないようなところで<br />バスが止まります。<br /><br />運転手としゃべくりの科学者と<br />ここでお別れです。<br /><br />晴天に感謝!<br />谷の向こうまでピーカンです。

    な〜んにも目印がないようなところで
    バスが止まります。

    運転手としゃべくりの科学者と
    ここでお別れです。

    晴天に感謝!
    谷の向こうまでピーカンです。

  • 登り斜面の上に<br />ドッソーの頭が見えています。

    登り斜面の上に
    ドッソーの頭が見えています。

  • さあ、登りましょう。<br /><br />10時15分、すでに日差しが暑いです。

    さあ、登りましょう。

    10時15分、すでに日差しが暑いです。

  • 登ること約20分、Bious-Artigues湖に到着です。<br />この湖はダム湖。<br />風情に欠けますが、<br />ドッソーとの組み合わせは<br />なかなか素敵です。

    登ること約20分、Bious-Artigues湖に到着です。
    この湖はダム湖。
    風情に欠けますが、
    ドッソーとの組み合わせは
    なかなか素敵です。

  • 行き先はドッソーの方向でなく<br />その右側にあるこの山塊を<br />登って越えた向こう側の湖沼群です。

    行き先はドッソーの方向でなく
    その右側にあるこの山塊を
    登って越えた向こう側の湖沼群です。

  • 釣りをしていますね。<br />気持ち良さそうです。

    釣りをしていますね。
    気持ち良さそうです。

  • ふと登ってきた方向を振り返ると<br />深い谷の向こうの山並みが<br />青く輝いています。

    ふと登ってきた方向を振り返ると
    深い谷の向こうの山並みが
    青く輝いています。

  • 湖の横に、<br />小さめの駐車スペースとトイレがあり、<br />登山のスタート地点となっています。<br /><br />さらに湖沿いに進むと<br />厩舎があります。<br />馬やロバでこのあたりを<br />ツアーする窓口になっているほか<br />飲み物も販売しているようです。<br /><br />ドッソーから流れてくる<br />小川が涼しげな音を立てています。

    湖の横に、
    小さめの駐車スペースとトイレがあり、
    登山のスタート地点となっています。

    さらに湖沿いに進むと
    厩舎があります。
    馬やロバでこのあたりを
    ツアーする窓口になっているほか
    飲み物も販売しているようです。

    ドッソーから流れてくる
    小川が涼しげな音を立てています。

  • Pont de Biousに来ました。<br />このままBious谷を奥にすすむサンジャックの道と<br />d&#39;Ayous小屋へむかう登りの道に<br />分岐しています。<br /><br />私たちはここを右へ、登りの道を行きます。

    Pont de Biousに来ました。
    このままBious谷を奥にすすむサンジャックの道と
    d'Ayous小屋へむかう登りの道に
    分岐しています。

    私たちはここを右へ、登りの道を行きます。

  • 谷の奥に見えるのは<br />Pic Casterau(右)、Pic Paradis(左)<br />のようです。<br /><br />この尾根を越えると仏西国境の稜線が<br />見えるはずです。<br /><br />

    谷の奥に見えるのは
    Pic Casterau(右)、Pic Paradis(左)
    のようです。

    この尾根を越えると仏西国境の稜線が
    見えるはずです。

  • 谷を奥に進む騎馬隊。

    谷を奥に進む騎馬隊。

  • 樹林の中のツヅラ折れの道を<br />ひたすら登り、登る。<br /><br />のども渇き、やや疲れてきたころ<br />視界が開け、<br />谷をはさんだ向こう側に<br />そびえるドッソーが現れます。<br /><br />鯛のお頭山なんて言って申し訳ない。<br />両側に裾野を持つ存在感のある単独峰で<br />見る者を震撼させる山肌は、<br />ピレネーの魔物といえるかも。<br /><br />

    樹林の中のツヅラ折れの道を
    ひたすら登り、登る。

    のども渇き、やや疲れてきたころ
    視界が開け、
    谷をはさんだ向こう側に
    そびえるドッソーが現れます。

    鯛のお頭山なんて言って申し訳ない。
    両側に裾野を持つ存在感のある単独峰で
    見る者を震撼させる山肌は、
    ピレネーの魔物といえるかも。

  • ドッソーの裾野の端には。。。。<br /><br />▲とんがり山▲

    ドッソーの裾野の端には。。。。

    ▲とんがり山▲

  • とんがりコ〜ンなのだ。

    とんがりコ〜ンなのだ。

  • 1704m地点。<br /><br />焼けるような紫外線<br />強い日差しをさえぎる木々もなく<br />どしばるカヌヨメ。

    1704m地点。

    焼けるような紫外線
    強い日差しをさえぎる木々もなく
    どしばるカヌヨメ。

  • ふと見上げると<br />赤紫色の岩肌。<br />粒ヨウカンのような。。。Esquerre。<br /><br />裾に見える木と比べると<br />巨大さがわかります。

    ふと見上げると
    赤紫色の岩肌。
    粒ヨウカンのような。。。Esquerre。

    裾に見える木と比べると
    巨大さがわかります。

  • 登山道は緩やかな尾根を<br />回り込んでいきます。<br /><br />

    登山道は緩やかな尾根を
    回り込んでいきます。

  • 皆が思わず立ち止まる<br />その視線の先には。。。

    皆が思わず立ち止まる
    その視線の先には。。。

  • この風景です。<br /><br />す ば ら し い。<br /><br />

    この風景です。

    す ば ら し い。

  • アップも素晴らしい。<br /><br /><br />鯛のお頭というより<br />ぶたさんの横顔のような。。

    アップも素晴らしい。


    鯛のお頭というより
    ぶたさんの横顔のような。。

  • 少し急な坂を登り切ると<br />湖が現れます。<br /><br />Roumessot湖です。<br />静かな湖は<br />青い空を映しています。<br /><br />聞こえるのは風の音だけ。<br />少し現れ始めた雲が<br />左手の方にどんどん流れて行きます。

    少し急な坂を登り切ると
    湖が現れます。

    Roumessot湖です。
    静かな湖は
    青い空を映しています。

    聞こえるのは風の音だけ。
    少し現れ始めた雲が
    左手の方にどんどん流れて行きます。

  • 気がつけば<br />ほんの少しだけ<br />からから音がしています。<br /><br />この風景を見ながら<br />エネルギーチャージ。<br /><br />バナナ、リンゴ、トマト、<br />パン、ソイジョイ。<br /><br />

    気がつけば
    ほんの少しだけ
    からから音がしています。

    この風景を見ながら
    エネルギーチャージ。

    バナナ、リンゴ、トマト、
    パン、ソイジョイ。

  • Pic Peyreget<br /><br />斜めに尖がっています。

    Pic Peyreget

    斜めに尖がっています。

  • さあ、もうひと登り。

    さあ、もうひと登り。

  • 涼しげな滝の横をツヅラ折りの道が<br />続きます。<br /><br />

    涼しげな滝の横をツヅラ折りの道が
    続きます。

  • 爽やか〜♪

    爽やか〜♪

  • 小川のせせらぎが気持ちいいです。

    小川のせせらぎが気持ちいいです。

  • 赤い岩肌が近づいてきました。<br /><br />

    赤い岩肌が近づいてきました。

  • あ、馬だ。

    あ、馬だ。

  • 一つ西にある谷へと続く<br />道との分岐点まで<br />やってきました。<br /><br />そのまままっすぐ進みましょう。

    一つ西にある谷へと続く
    道との分岐点まで
    やってきました。

    そのまままっすぐ進みましょう。

  • スゴイ色の岩山です。<br />アズキ山だ。

    スゴイ色の岩山です。
    アズキ山だ。

  • こんな色ありえなーい

    こんな色ありえなーい

  • 突然見えてきた湖。<br /><br />本日の目的地、Gentau湖が見えてきました。<br />

    突然見えてきた湖。

    本日の目的地、Gentau湖が見えてきました。

  • 小屋が見えます。<br /><br />あそこまで行きます。

    小屋が見えます。

    あそこまで行きます。

  • 牛をかき分け<br />斜面を登ると

    牛をかき分け
    斜面を登ると

  • d&#39;Ayous小屋に到着♪<br /><br />おつかれさまでした。

    d'Ayous小屋に到着♪

    おつかれさまでした。

  • この小屋のテラスから見えるのは<br />

    この小屋のテラスから見えるのは

  • 夢にまでみた<br /> <br /> この景色!!<br /><br />

    夢にまでみた
     
     この景色!!

  • 暫しこの景色を見ながら<br />感動に浸ります。<br /><br /><br />風の音と<br />からからという鈴の音だけが<br />響きます。<br /><br />そよそよと吹く風で朝ばんだ体を冷やしながら<br />来てよかった、と<br />じんわり、しみじみ感じました。

    暫しこの景色を見ながら
    感動に浸ります。


    風の音と
    からからという鈴の音だけが
    響きます。

    そよそよと吹く風で朝ばんだ体を冷やしながら
    来てよかった、と
    じんわり、しみじみ感じました。

  • 水辺にも行ってみましょう。

    水辺にも行ってみましょう。

  • ウシだらけ。<br />ウシとウシの落し物を避けながら<br />歩きます。<br />

    ウシだらけ。
    ウシとウシの落し物を避けながら
    歩きます。

  • 牛臭いのに<br />水浴をしているのには<br />ほとほと感心です。<br /><br />水着を持ってきて登ったのでしょう。<br />入る気満々。。。。

    牛臭いのに
    水浴をしているのには
    ほとほと感心です。

    水着を持ってきて登ったのでしょう。
    入る気満々。。。。

  • ドッソーの姿を<br />しっかり<br />目に焼き付けました。<br /><br />そろそろ下山しましょう。

    ドッソーの姿を
    しっかり
    目に焼き付けました。

    そろそろ下山しましょう。

  • モ〜帰るのかい?<br /><br />朝夕一便のバスを逃すと<br />下の村までの交通手段が<br />ないのです。<br /><br /><br /><br />後半に続くのだよ〜ん

    モ〜帰るのかい?

    朝夕一便のバスを逃すと
    下の村までの交通手段が
    ないのです。



    後半に続くのだよ〜ん

この旅行記のタグ

17いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (11)

開く

閉じる

カヌ太郎さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 1円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP