2008/05/26 - 2008/06/09
1631位(同エリア4000件中)
ChanShizukaさん
- ChanShizukaさんTOP
- 旅行記8冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 13,771アクセス
- フォロワー1人
今回マイレージを使い(SFO-IAH-LIMが無料)浮いた分の予算を有効活用し、駆け足ながらインカの面影を感じて来ました。
リマには深夜到着、翌朝一番のフライトでクスコへ向かう予定だったので、空港に滞在。クスコの空港からホテルまでは送迎をお願いしておいたので、楽でした。
クスコでさっそく高山病の症状がでてダウン。頭痛の上に、私の胃は高山病の症状を和らげると言われているコカ茶を受け付けず、飲んでは嘔吐。現地調達の薬を服用しました。
クスコでは世界(文化)遺産になっている市街散策と聖なる谷巡り。
事前に予約をしておいたオリエント・エクスプレス社運営のバックパッカーで『空中都市・マチュピチュ』へ。
ワイナピチュ登山をするつもりなら、マチュピチュ村に一泊する事をお薦めします。温泉はかなりぬるく、冬場に日が落ちてから行くと確実に湯冷めします。
クスコに一旦戻り、そこからチチカカ湖のあるプーノまでインカエクスプレス社運行の観光バスを利用しました。サービスもよく、程よい観光も付いているのでただの移動はつまらないという方にお薦めです。
プーノでは現地でチチカカ湖一日観光を申し込み、浮き島のウロス島、織物で定評のあるタキーレ島を巡りました。
プーノ/アレキパ間は超ローカルバスに揺られ…
アレキパでは食を堪能し、世界一の深さを誇る渓谷、コルカキャニオンまで足を延ばしました。日帰りのツアーはスケジュール的にハードなので、市場と温泉のあるチバイという街に一泊するツアーがお薦めです。
アレキパから首都・リマまではクルス・デル・スル社の超デラックス夜行バスで快適&安全に移動。
リマでは旧市街散策、博物館、ショッピング。帰路につきました。
詳細は写真と共に…
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス
- 航空会社
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クスコの街の眺め。テラコッタ色っていうのかな…
アルマス広場周辺の教会、インカの石組みや石畳、スパニッシュ瓦… 全てが落ち着いた雰囲気を演出しています。
標高約3400mのクスコ。
ホテルでコカ茶のサービスがあり、ちゃんと飲んだのに高山病の症状でさっそくダウン。頭痛から始まり、眠りが浅くなり、嘔吐まで、丸一日ベットで寝るはめに。
後で気付いたけど、私の体はどうやらコカ茶を受け付けないらしい。高山病に効くと信じて飲む度に、嘔吐だもん。まいった。
体を休めても変化がないので、結局はSOROJCHIという薬を6カプセル(2日分)購入しました。翌日にはクスコの街を散策出来るほどに回復。 -
世界遺産にもなっているクスコの古い街並がなんとも似合っているな…と思ったおじいちゃんとおばあちゃん。
『スペイン征服者が(インカの石組みの上に)建てた建築物は地震によって崩れ落ちたけど、インカの石組みはびくともしなかった』というこの街の精密な石組みは有名だけど、それに似た絆の強さみたいなものを感じた。
何年一緒に居るんだろう… -
とっても可愛らしいおばあちゃん。リャマの毛を紡いでいます。
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クスコの街でやたら目にするレインボーフラッグ。
実は7色のレインボーフラッグはインカ帝国の国旗、そしてクスコの市旗でもあるのです。
でも、レインボーフラッグと言えばゲイの象徴… クスコ=ゲイの街? 勘違いしている人、居るみたいです。
ペルーにはゲイフレンドリーゲストハウスというのがあるらしく、ある旅行者(異性愛者)がクスコで普通のゲストハウスを探すのに苦労したという話を聞きました。(笑)
*ちなみに『ゲイ・プライド・フラッグ』は現在6色。 -
病み上がりで、クスコの坂道を行ったり来たりはかなりキツいです。そもそも空気が薄いんですから…。すぐに息が切れて、休憩したくなります。
クスコは観光地。特にここ数年でツーリスト価格が急上昇していて、コーヒー1杯でs/6($2以上)している店もあり、価格がアメリカとたいして変わらない事に軽くショックを受けました。
現地の人達はコカ茶、ハーブティーを好んで飲んでいるようなのでコーヒーはやっぱり外国人向けなのかな。スーパーでも紅茶コーナーは品揃えが充実しているのに、コーヒーはさっぱり。紅茶もコーヒーもインスタントがメインです。
そんな中見つけましたよ、$1以下で美味しいコーヒーが飲めるところ。なんとパン屋さん!(お店の奥でパンを焼いているので)できたてパンが買えるとあって、結構繁盛していました。
2階に飲食の出来るスペースがあって、1階でお会計を済ませて2階で待っていると、お店の女の子が運んできてくれます。パンもコーヒーのミルクも暖めて持って来てくれました。あつあつのミートパイ、ハム&チーズパイにコーヒーはとっても美味しかったです。
コーヒーはかなり濃いのでコーヒー3に対しミルク7という感じで、女の子がミルクを注ぎながらここのは『Leche con Cafe(コーヒー入りミルク)だよ』と教えてくれました。
具入りのパンで約100円(何も入っていないパンだとなんと20円!)コーヒーも約100円。その日の2人のランチは計400円でした。
El Buen Pastor:Cuesta San Blas 579
クスコにはもう一軒有名なお店があり地元客で朝から賑わっていると聞いたのですが、ホテルが朝食付きだったので朝食のチャンスを逃してしまいました。
そのお店では、ツアー時のランチ用にミートパイを買いました。おじさんが『通常このミートパイはライムを絞って食べるんだけど、ライム付けようか?』と聞いてくれました。そして大急ぎで厨房からカットライムを持って来て袋に入れてくれました。2個でs/10($3.5)もして会計の時に慌てましたが、ずっしりと重く1個でお腹がいっぱいになって食後は『老舗だしね』と納得した次第です。
Cafe Ayllu: Portal de Carnes 208
写真はクスコで美味しいと評判のカフェ。安くはないけど、味、サービス、雰囲気、素材(オーガニック)を考えるとお手頃価格のお店です。
チーズケーキは『自分で作った方がリッチでしっとりとした味わい』だと思ったけど、ドイツ人のオーナーのこだわりと優しさが感じられる素朴なケーキでした。
お茶の時間に行ったのに、しっかりとした食事をしている人が多いのにビックリ。やっぱり、ここの料理は美味しいんだと確信して後日ディナーに訪れたのでした。詳細はまた後で… -
クスコからマチュピチュまでオリエント・エクスプレス社運行の列車で旅しました。といっても、私達が利用したのは一番下のランク、その名もバックパッカー。往復で$96。ネットで予約+決済をして、クスコについてから駅で発券手続きをしました。
ちなみに一番上のクラスはハイラム・ビンガムトレインという日帰りのツアーで食事やマチュピチュの入場料などが込み込みで$500!わぉ!
次のランクはビスタドームという天井の一部がガラス張りになっていて道中の景色が楽しめて、軽食やショーが含まれているいわゆる観光列車。ツアーはこれを使うみたいです。
そして、リーズナブルなバックパッカーは個人旅行者に人気。マチュピチュ高いからね、節約、節約…
私達は終点アグアス・カリエンテス駅のあるマチュピチュ村に一泊して翌日の早朝のバスでマチュピチュを目指す事にしました。
朝6時50分の列車に乗り約4時間。山を越える為にクスコの街ではスイッチバックの嵐。面白い体験でした。 -
麓の村からマチュピチュまでシャトルバスでハイラム・ビンガム・ロード(マチュピチュ発見者の名前)と呼ばれる日光いろは坂のような道を登って行く。所要約30分。マチュピチュは6時にオープンするのでバスは5:30が始発です。
前夜にマチュピチュのチケットとバスの往復チケットを購入。チケットは国際学生証提示で半額になったけど、それでもs/61($20)。バスに限っては往復で$12! (割引なし) 2年前のガイドブックからチケットの価格は1.5倍。
毎日確実に500人以上は登っているからそう考えるとすごい収入のはずなのに麓の街は全然潤っていない感じ。そのお金はどこへ消えるんだろうか… 確かに公園はしっかりと管理されていていい状態を保っていたけど、ならば精を出している地元の人達にもっと還元してあげて欲しいな。
私達は始発バスを目指し、4時半起床。チェックアウトの手続きとフロントに荷物を預け、5時からの朝食(フルーツジュース、パン、コーヒーにバナナ)をとり、急ぎ足でバス停を目指しました。
バス停にはかなりの人!待機しているバスの数もすごい。(しかもかなりいいバス+スーツ姿の運転手を使用)これがたったの30分で$6の答えか…
私達のバスがマチュピチュへ着く頃には夜があけて来て周りが見えるようになっていたのですが、ゲートには既に200人を越えるであろう人達が列んでいました。チケットには氏名、国籍、パスポート#などを書く欄があり、割引を受けた場合は学生証も提示しないと遺跡には入れません。
係員が居るのに、整列と荷物預け入れだけ促して上記の件には全く触れず入り口でもたつく観光客が多くて、入場に30分以上かかりました。係員は膨大な観光客の数など気にもせずゆっくりと作業していて、時の流れ方が全く違うんだなぁと、学校も休みだというのに相変わらずせかせかしている自分を笑ってしまった。
写真のワイナピチュ(young peak)という、マチュピチュ(old peak)と遺跡を挟んで反対側にある峰に登ると尾根に横たわる遺跡が見渡せます。が、ワイナピチュ登山者は7時から1時までに400人限定となっていて、シーズン中は9時から10時の間にゲートが閉まってしまうという情報を得たので、朝一で登る事を決意。一路、遺跡の一番奥にある登山ゲートを目指しました。
このゲートでは登山者数管理の為に氏名、国籍、パスポート#、性別、年齢、登山開始時間、サイン等の登録をしなければなりません。一人ずつノートに記入してチケットに何番目の登山者かという#を記入してもらうので、ここでも時間を取られます。(笑)
私達が登山を開始したのは7時20分。急勾配を休み休み登る事約1時間。ワイナピチュ山頂に到着。 -
このワイナピチュ登山。登山入り口には『急勾配です』とか『注意深く登山する事が必要です』とか『健康で体力がないと無理』とかいろんな事が書いてあります。実際に、かなりキツかった。ま、若くもないし、運動を全くしていないので、登山自体無理があったのかもしれませんが…
それでも、ワイナピチュからの眺めは疲れなんか吹き飛ばしてくれるくらい素晴らしいものがあります。ただ、山頂の岩の上は人、人、人で埋め尽くされていて、状況に寄っては『彼らが動いてくれない事には…』というほど混雑しています。
遺跡から見上げたとき『本当にこんなのを登れるのだろうか…』とちょっとだけ怖い気もしましたが、ホント、登ってよかったです。
ちなみに10時頃にゲートを通過した人がその日の最後だったようです。という事は、クスコから朝の列車で来ても当日には登れないという事になります。
私達はワイナピチュ達成後、裏手にある月の神殿というのを目指しました。これからまだ続々と登ってくるであろう観光客とすれ違いながら遺跡に引き返すよりも、ぐるーっと回って帰る方がいいかなぁなんていう安易な考えから。
月の神殿を含めると往復で4-5時間は掛かります。私の個人的な感想は、行かなくてもよかったかな。ワイナピチュだけで引き返せば遺跡に2-3時間多く時間を掛けらるので、インカの橋やインティプンクまで足を延ばせる事に後で気付き後悔しました。その日もマチュピチュ村に泊まるなら話は別ですが…。
原則食べ物持ち込み禁止、トイレは遺跡の外となるとトレッキングではなく観光目的ならワイナピチュだけで引き返すのが得策。石段を登ったり降りたりで翌日は激しく筋肉痛でした。
ワイナピチュ登山中、後ろを振り返るとこんな景色(写真)が見えます。山頂までいくとマチュピチュ遺跡全景とバスで登って来たつづら折りの道路も見渡せます。 -
マチュピチュとワイナピチュを結ぶ尾根に存在する遺跡。標高約2400m、その存在は空中からしか確認出来ない事から空中都市と呼ばれる…。インカ帝国滅亡から400年、アメリカの歴史学者により発見されるが、文字を持たないケチュアの文化はいまだ謎に包まれている。
だから世界中の旅行者を魅了するのかな。
温泉で出会ったアルゼンチンから来たと言うマフィアの娘のような小悪魔的少女を連れた女性は『アルゼンチンには素晴らしい国。アンデス山脈も氷河もフィヨルドもあるし、動物だってたくさん見られるし、美しい都市もある。音楽もダンスも、サッカーも。海外旅行なんてしなくても、充分楽しめるの。でもマチュピチュはないからここまで来たの。』と旅行の目的を教えてくれた。
ワイナピチュ登山で知り合ったアメリカモンタナ州から来たと言う50代のカップルは『イエローストーンは世界に誇れる素晴らしい公園で幾度となくハイキングはしているけど、体力のあるうちにワイナピチュからの眺めをこの目で確かめたくてね』と。
みんなそれぞれの思いでマチュピチュを目指しているのね。ロマンスだわ。 -
☆勝手にランキング☆
全体図もさることながら、遺跡内には目を見張るものがたくさんあります。
個人的に気に入ったもの。
段々畑:写真上
ここに住む全ての人の生活の糧をこの段々畑で生産していたんだ…と思うとため息が出ます。
コンドルの神殿:写真中央
こんな自然石の上にも石を積んでしまうなんて… 石組みに対してすごいこだわりがあったんでしょうね。
水汲み場と水路:写真下
水路はプレ・インカのもので、水源は遠くの山からというからもう言葉も出ません。水路にはカーブしているものがあったり、二股に分かれていたり『遊んでる?』と思わせるものもあります。 -
ガイドブックにマチュピチュ見学の注意事項というものが載っていました。当たりまえかなと思うものがほとんどだったのですが、遺跡内で違反者をかなりみかけました。遺跡管理側もチケットの裏に小さく注意事項を載せているだけなので、気付いていない旅行者も多いのかもしれませんが…。
プラスティックボトル(ペットボトル)は認められていないので私達は水筒を持参しましたが、ほとんどの人がマチュピチュ村でペットボトルの水を購入。ゴミは持ち帰る事となっているけど、帰りのバスでペットボトルを手にしている人はあまり居ませんでした。
食べ物も持ち込み不可となっていますが、一日掛かりの観光なのにとっても無理がある気がします。遺跡横にある高級ホテル($30でブッフェランチを提供している)の陰謀かしら。ワイナピチュのハイカー達はエナジーバーを忍ばせていてゴミを出さないように気をつけながら食べていましたが、遺跡内でサンドイッチを頬張る人を見掛けました。
最も当然とも言うべき『遺跡内で火を使わない事、禁煙』の違反者は2人。そのうち一人は悲しい事に日本人でした。ワイナピチュ登山ゲートで待っている時に一服…。もう一人は白人のヒッピー系の女の子でおもむろにろうそくに火をつけ『神秘のパワーだ』とかいいながら、自分の世界に浸っていました。
遺跡内の石組みに登ったりするのも禁止。指定された場所以外には立ち入り禁止。これも言われてみれば当然とも言える行為なのですが、ディテイルの写真を撮ろうとズームでファインダーを覗いたとき、まさに違反者が! 全く困ったおじさんです。(写真)
ちなみにガドブックには載っていませんでしたが、大きな音を立てる事も違反行為のようです。(どんな音だろう…) -
アンデスの動物と言えばアルパカ、リャマ、ビクーニャ。
最近は一緒に飼っていたりして、アルパカとリャマのミックスなんてのもあり、私は最後の最後まで区別がつきませんでした。マチュピチュのはどうやらリャマのようです。 -
マチュピチュからクスコに戻り、翌日はインカの遺跡を巡る日帰りのツアーに参加。あいにくピサックの市場がやっていない日だったので、私達のコースはピサック遺跡、ウルバンパでランチ、オリャンタイタンボ遺跡とチンチェーロの村と巡りました。
車窓からサクサイワマン、プカ・プカラ、タンボマチャイなどのクスコ周辺の遺跡を眺めながら最初の目的地に向かいます。
ピサックの遺跡の前に『今日はマーケットはやっていないから…』と小さな土産物屋に連れて行かれた。観光に土産物屋は付き物なんだろうけど、個人旅行が多い私達はこういうの嫌いなよね…。写真を撮ろうとしても『tip!』だし…。ペルーの多くの観光地ではモデル業がしっかりと商売として成り立っているようで、民族衣装を着たモデル達がこれまた飾り付けをしたアルパカなどを連れています。参った。(笑)
ピサック遺跡は太陽の神殿もあってマチュピチュのミニチュア版のような遺跡です。ここでも目につくのは段々畑。
ガイドにバスに戻るように促されて遺跡をあとにしましたが、駐車場には土産物屋やフレッシュオレンジジュース、トウモロコシを売る店などが軒を連ねていて、ここでお金を落として行ってくださいといわんばかりの長〜い休憩時間がありました。暇を持て余した旅行者が文句を言ってようやくバスが発車。その時既にお昼を回っていて、ランチの場所までは更に1時間掛かると知った参加者がまたブーーイング!このガイド段取り悪いです。
ブッフェランチ付き、なしとでは差額が$10。当日現地では$15支払う事になると聞いたけどランチなしで申し込み、ランチ持参。レストランで全員降ろされてちょっと困惑気味のツアー参加者数名。レストランの周りにはお店などなくランチを持参していなかった人は半強制的にそこで食べる事になります。実際には現地支払いはもう少し安かったようですが、ランチ持参で正解でした。
その後、要塞のようなオリャンタイタンボの遺跡を見学。この街もインカのシンボルを形取って形成されていると言う。300段もの石段を上ると広場があり、インカクロスとピューマの頭(星座を表しているとか)の浮き彫りがある巨石の建造物を見る事が出来ます。時々写真を見せながらのガイドの話は興味深かったけど、あとで『この写真付きの本はここが一番安いからここで買ってください』と屋台のおじさんを指差した時、知り合いだろうな…と思った。
その後、マラスの塩田を遥か遠くから眺め、バスに揺られ最後の目的地チンチェーロに着く頃には5時を回っていてた。そして、メインの観光名所の白壁の教会は既に閉まっていて入れなかった。こんな事があっていいのだろうか。ツアーなのに…。ガイドは『残念ながら教会は閉まっていますが、皆さんにお見せしたいものがあります。』と民家に連れていき、織物の行程などを見せ(もちろん写真は撮り放題)またショッピングタイム!
いいなと思ったものが$100もしてたよ。お店でもない民家で…。だいたい、ツアー参加でそんなに現金持ってないでしょ、普通…。
お茶のサービスを受けたり、写真を撮らせてもらったりすると、なにか買わないと悪いかなと思ってしまったり、作業行程を見てしまうと『結構手の込んだ作業だしね…』とついついあまり値段交渉もせずに買ってしまいそうですが、これって心理作戦?と思ってしまう私。
薄暗いから商品の質もしっかり確認出来ないし。気に入ったものでも$100は出せないし、かといって欲しくもないものを買うつもりもないので、申し訳ないけど何も買いませんでした。ガイドにとっては最高に扱いにくいお客だったと思います。が、これは聖なる谷巡りツアーでお買い物ツアーじゃないからね。
写真1:ピサック遺跡の段々畑
写真2:オリャイタイタンボの遺跡から見た対岸の顔の岩。頭のてっぺんから日が射す為に太陽の神としてしての見方が強い。遺跡の巨石は星座を表しているし、街自体がインカのシンボルの形。全てに意味があるんですね。すごい!
写真3:聖なる谷
写真4:民家での織物デモンストレーション
写真5:まめ、草、トウモロコシなどを使って染色。 -
クスコのレストラン。ドイツ人が経営するオーガニックフードこだわりのお店です。カジュアルでアットホームな雰囲気だけど、料理は上品です。(日本語メニューまである!)きっとここのファンは多いんでしょうね。
夜にはオーナー自ら注文をとり、お客様との会話を楽しみます。お料理も詳しく説明してくれるし、ワインや料理の組み合わせのアドバイスまで親切にしてくれます。お店の女の子達もきちんと接客教育を受けているようで、気持ちがいいです。
クスコ最後の夜にここを選んでよかった。
人生の半分以上をペルーで過ごしているというオーナー。ここに来るまでなかなかおいしいご飯にありつけなくて…なんて話をしたら、『ペルーの人々は何年も先の事なんて考えてない。ビジネスを長期にわたって成功させようとかも思ってない。質へのこだわりなんてのもない。ただどれだけ早くお金を稼げるか。でもね、今のペルー人達がやっている事(短期間でお金儲けをする)はスペインがペルーを侵略した際に短期間でインカの財宝を溶かし延べ棒に変えて本国に送った行為そのものなんだよ』と教えてくれました。
金儲け主義ではなく、自分のポリシーに正直に生きているオーナー。時間が出来るとワイングラスをライトにかざしてなんども拭いていました。このお店がずっとここにありますように。
私達は2人で前菜としてサラダ、メインの肉料理(ビーフとチキン)と飲み物(ワインとビール)でs/85、約$30で大満足のディナーでした。
Granja Haidi
Cuesta San Blas 525 -
クスコの夜
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次の目的地はチチカカ湖のあるプーノ。
せっかくだからただの移動ではなく、観光しながら移動したい!とインカエクスプレス社のツアーバスを選びました。
ネットで調べたら$35となっていたのに(しかも2年前のガイドブックは$25)、どこの旅行会社で聞いても$45… 移転したオフィスを探し出して値段を聞いてみました。ネットのは途中で立ち寄る遺跡等の入場が含まれていなくて、今はトイレ、酸素ボンベ装備のファーストクラスバスに英語とスペイン語のガイド、ランチ、入場料など全て込みで$45だって。本当かどうか…。だって、入場料で$10もしないでしょ… ここのところ観光客相手の物価が上がっているからみんな言い訳上手です。
『なーんだ、市内で申し込んでも同じ値段なんじゃここまで来て損したよ。学生証持ってても割引にならないの?』など値段交渉してみた。すんなりと$40になった。言ってみるもんだ。(笑)
ツアーはガイドの質も高く、観光地以外の情報、例えば人々の生活や歴史文化などよく勉強していて感心しました。ブッフェランチもペルー伝統料理のビュッフェにデザートとホットドリンク付きで美味しかったし!車内ではドリンクサービスもあるのですが、サービスしてくれる女性がいつも笑顔で素敵でした。そして、なんといってもショッピングに時間を割かないし…。このガイドさん、プーノについてからのホテル探しの事を話したらどうせ街まで行くからと一緒のタクシーに乗せてくれました。値段も高いけどそのぶんポイントも高いです、インカ・エクスプレス。
最初の目的地Andahuaylillasは外見はシンプルですが、内部はアンデスとバロックの折衷様式で興味深い教会です。撮影禁止なのが残念。商売上手で入り口で絵はがきを売っていました。
次の停車はRaqchiの遺跡。地面から3mほどは石を使い、それ以上はアドビーを用いているこの寺院は100mx26mと大型です。円形の建物は穀物倉庫でジャガイモや干肉を保存していたとか。臭いの強い草で覆う事で害虫や動物から保存食料を守っていたようです。(写真1&2)
ここRaqchiは陶器の産地でおばちゃんがオカリナを吹きながら客引きしてました。オカリナはじめ、ペンダントヘッドほか様々な陶器が売られていました。ここで初めてインカ模様の小さなカップを購入。おばちゃん達の衣装も他と違っていてとくにキノコ型の帽子が可愛かった。 (写真3)
ランチタイムレストラン
可愛らしい造りのレストラン。お手洗いにつながる裏手の広場ではご近所さん(?)がお土産物を広げていましたが、商売っ気もなく田舎の雰囲気。
ペルーの伝統料理のブッフェ。10種類以上と種類も豊富で美味しかった!特に気に入ったのはキヌアと言うアンデスの穀物と野菜たっぷりのスープ。栄養満点です。(写真4&5)
フォルクローレの生演奏もあり。チャランゴ、ケーナ、サンポーニャ、ボンボフォルクローレの主要楽器はちゃんと揃っていました。 (写真6)
車窓からの眺め。(写真7)
川と線路と空。標高が高いので木は生えていません。
La Rayaはプーノとクスコの中間地点でここにある列車の駅は定期列車の世界最高地点です。標高4335m。空気薄いです。 (写真8&9)
最後の停車地、Rukaraはちっちゃな博物館で遺跡の事を学びます。が、ここも撮影禁止。
あとは一路Punoへ。朝7時半にクスコを出発して夕方5時頃プーの到着。インカ・エクスプレス社はこのルートのみの運営です。 -
ペルーとボリビアにまたがるチチカカ湖。今年に入り、正式にボリビア側はイエローカード(黄熱病予防接種証明書)が必要になりボリビア側の太陽と月の島は断念してペルーのウロス島とタキーレ島だけの観光になりました。
プーノの街に旅行会社はたくさんあるのでそこでツアーをお願いしてもいいし、時間があって安く済ませたいなら桟橋まで行ってチケットを買う方法もあるようです。
桟橋からでたボートはゆっくりとトトラ(葦)の群生地のなかを進んで行きます。快晴、少し肌寒いけど気持ちいい。 (写真1)
小一時間(距離は対した事ないけど、とにかくゆっくり進むので)でウロスの島のひとつに上陸。7家族ほどが住む小さな島、チュミ(トトラの花)という名前がついていました。
これが干しトトラ。(写真2)足元もトトラなので柔らかくて歩く度に不思議な感じがします。みずみずしい生トトラは食料にもなります!島の人が食べていました。
彼は島の長。(写真3)このリーダー的役割は一年毎の当番制なんだそう。まず彼がトトラの事やどうやって島を作るのかをミニチュアを用いて説明してくれました。続いて(浮き島なので)『ご近所が気に入らなければ移動』や『ルールを守らない家族は島から切り離してしまう』とか『トイレは別の島』とか興味深い話。
火事になったらお終いです…。石が敷いてありました。 (写真4)
リーダーが説明している背景ではそれぞれの家庭がいそいそと『お土産屋さん』をひろげています。(写真5)
用意ができると、自由時間=写真とお買い物の時間になります。以前からウロスでは観光客が島の子供達にあげるお菓子が(虫歯が増えているため)問題になっていてガイドさんから子供にチップやお菓子をあげるのなら、島の経済を助けるつもりでお買い物をして欲しいと説明がありました。
これがもっともウロス島らしいお土産なのかも知れないけど…。(写真6)
その後、実際にトトラの根っこが水に浮くという事を証明してくれたり、深さをあてるクイズがあったり、伝統のお菓子を頂いたり、島の女性がアイマラの歌を歌ってくれたり… 子供も無邪気でとっても可愛かった!(写真7)短い滞在で盛りだくさんの内容でした。
最後の締めくくりは、トトラの船、バルサに乗る事。このツアーはチップとしていくらか渡すのではなく、一律s/10($3強)と決まっていました。もちろん乗らなくてもOK。ここでしか乗れないし島の収入になるならいいかなと思い乗船。トトラを束ねて縛って作った船なのに、15人くらい乗ってるのに沈まずに進むというのがすごい…。トトラ、彼らの生活から切り離す事なんてできません。(写真8)
私達のツアーは別の島で来たボートに乗り換えただけでウロス島体験は実質一島のみ。
その後、タキーレ島まで2時間ちょっと。(ボートにはプーノやチチカカ湖に関する本なども置いてあるので)本を読んだり、窓の外を眺めたりしてのんびり過ごします。
タキーレ島はケチュア民族の島。インカ時代からのシステムで暮らしているユニークな島。着ているもので誰がリーダーか(リーダー帽をかぶっている)、既婚/独身(男性なら帽子の柄、腰巻き、腰に附けているバックで判断、女性は衣服の色合いで判断)などがわかったりするんだって。腰巻きのベルトは新婦の新郎へのプレゼントで自分の髪の毛が織り込まれているらしい… (写真9)
息を切らしながら階段を上がって行く。ある家庭のタープのはってある庭に通された。(写真10)ここでは島の人ではなくガイドさんが彼らの文化や作物、織物について説明してくれて、島の人は歌と踊りを披露。素人臭さがなんとも言えない。 (写真11&12)
このツアーにランチはついてなくて、申し込んだ時に島にいくつかレストランはあるから…と聞いていたのに、なぜかこの家でご飯を頂く事になりました。なんか、腑に落ちない。ガイド曰く、この島は独自のシステムを取っていてどこで食べても同じ料理、同じ価格だから…ということで、半強制的に。だったら、料金込みにすればいいのにね。
後から島の反対側にちゃんとレストランがあって、しかもこっちの方が安いという事に気付いた何人かで顔を見合わせちゃいました。(嘘はよくないよね。)
考えると全てがこのガイドさんに寄ってコントロールされていた気がする。後から言い訳をするのではなく、前もって匂わせておいて…という誘導作戦が多かった。
頂上にあるお店で島の織物が買えるという事だったけど、これも島の人達が持ち寄った商品だから(本人じゃないから)島民#と値段が書いてある値札より値引きは一切不可とのことだったし…。本当のところどうなんだろう…。(写真13)
お家で見せてもらった手織りのものとお土産物やの商品、気のせいか素材が違うような気がしたのは私だけでしょうか?
ツアーじゃなかったら、こうすこしこの島もいい思い出になったのかも知れないけど、船に揺られて3時間の価値は見いだせなかったかな。残念。景色はよかった!
この手の一日ツアーは街中どこで頼んでもS/40前後の様で、訪れる島やランチの有無は旅行会社によって差があります。私達は送迎あり、ランチなしでした。 -
ツーリスト向けモデル商売が成り立っている(?)ペルーではおばちゃんや子供達が民族衣装で綺麗に着飾って、飾り付けしたアルパカを連れて歩いてる場面に遭遇します。チップさえ渡せば快く写真を撮らせてもらえるようです。
日本語で『オネサン、シャシン トッテ!』と声をかけられた時ドキッとしました。
おばあちゃんになってもアルパカを連れて街を歩き、家族の為に頑張っているのかと思うとお手伝いしたくもなりますが…。
撮影用スマイルじゃなくて、いっつもニコニコしている抱きしめたくなるほどかわいいおばあちゃんを見つけたときは思わず声を掛けてしまおうかとも思ったけど…。
商業写真じゃなく、一期一会、巡り合えたシャッターチャンスを大切にしたいと思うと、やっぱりお金を出して作り物を『撮らせてもらう』のは嫌なのです。撮って!撮って!と無償の笑顔で駆け寄ってくる子供達がいっぱいの国もあれば、同じ貧しい国でもお金、お金の国もある。この差はなんなんだろう。
そんな訳で、今回の旅は気付けば人間の写真より、ハミングバード、コンドル、リャマ、アルパカ、犬など動物系が圧倒的に多いのですが、私のNo.1モデル(人間)を紹介します。
ウロス島(チチカカ湖のトトラの浮き島)の子供。幼いせいかまだまだ色んな事に興味津々の様子。私の横に来てじーっと見てる。目がキラキラしてる。
毎日訪れては1時間もしないで去って行く観光客を見て何を思うのだろう…。
$$$で濁る事なく、いつまでも澄んだ瞳でありますようにと思うのは少々自分勝手かな。 -
プーノってチチカカ湖に浮かぶ島々へ、そしてボリビアへの拠点だけどホテルのある町の中心地はこじんまりしている。市場も活気がないし、朝なんてお店やってないし、アレキパ行きのバスが出る昼まで時間を持て余してしまった。朝のバスを勧められた理由はこれだったのかぁ〜。
ガイドブックの見どころにもなっていないカテドラル。これが一番面白かったかも。サファードの彫刻が『遊んじゃってる?』って感じで。
(写真上)上半身が壁面から飛び出して、なんだか空を飛んでいるようにも、ピースサインで『イェ〜イ』と言っているようにもとれるおそらく一番重要な彫刻…。
(写真中央)人魚がチャランゴ? ウクレレかと思った…
(写真下)聖人の足元の動物。ベロだしてるし…
ご飯は外す事なく美味しかった!
クスコ、マチュピチュでは日本人には塩っぱすぎる店もあって食べ物に対して先行き不安でしたが、プーノは美味しくてボリュームもあって富士山よりも標高の高いところでもりもり名物の魚料理をいただいてきました。
ガイドブックにも載っているUkuku's評価高いです。旧店舗はなぜか閑古鳥が鳴いていましたが、新店舗(Jr.Grau)は混み合っていました。値上がりしていますがサービスもいいし、雰囲気もいいし、ボリュームも!
こんなにも魚料理が美味しいのに、隣のテーブルは(絶対にアメリカン)家族(4人)全員がピザひとり1枚ずつとコーラ… 悲しすぎる。
30年以上営業をしている老舗のカフェ&レストランのコーヒーとアップルパイ、この旅行の食べ物上位にランキングです!地元の人もコーヒーだけ飲みに来てたり。ちょっと古びている店だけど勘を頼ってよかった。
La Hosteria: Jr. Lima 501, Puno
そして2年前のガイドブックに載っていたLago de Flores、1年のブランクを経て場所をPasase Grau 139に変えて営業しています。
余談ですが、この後、バスに揺られてアレキパへと向かうのですが、昼間だし治安もそれほど悪くない場所だからと安い方のバスを選んで大失敗しました。出発が1時間遅れ、所要5時間と聞いていたのに8時間も掛かりました…。見掛はなかなかの長距離バスという感じなのに、超ローカルバスでした。外国人なんて乗ってないし、あちこちで停まる、停まる…。挙げ句の果てに、同乗者の荷物か検問で引っかかり、彼女が連れて行かれ、荷物を返してもらえるまで停車。別の場所では、バスの荷物置き場が開けられて勝手に漁られていた…。みんな黙って見ているだけ。『もしかして、これって盗賊?』と少々不安になる。そしてバスが停まる度に男どもが立ち●ょんをする為に外へでていくんだけど、隠れるところもないもんだから、バスにむかって放尿ですよ…
アレキパには暗くなる前に着くはずが… ちょっとだけローカル体験できたからよしとしたけど、計算外の出来事でした。 -
立ち読み新聞スタンド? 商売になるのかしら…
プーノの街でよく目にした風景。 -
☆コルカキャニオンツアー1日目☆
ペルー第二の都市アレキパ。最大の見どころと言えばコルカキャニオンへコンドルを観に行くツアー。この渓谷、グランドキャニオンよりも遥かに深く世界一。ちなみにグランドキャニオンは世界で4番目だとか。
正直言って、グランドキャニオンは渓谷が氷河によって形成されたためコルカよりダイナミック。コルカは氷河と地殻変動によって形成されていて緩やかな谷なので、深さの実感が湧きにくい。
アレキパから距離があるので、1泊2日のツアーに参加する事にした。($21)*この料金にはコルカキャニオンの入園料(?)は含まれていません。ゲートでs/35(約$25)支払います。学割なし。
初日は温泉のあるチバイという町までの移動。途中、アルパカ、リャマ、ビクーニャの保護区、富士山に似ている(とガイドが言った)ミスティー山展望スポットなどで休憩をしながらお昼過ぎにチバイへ到着。
この道中、既にこのガイドさん胡散臭いと思う出来事がいくつか。彼の言う事は信用しない事にする。
もともとランチは含まれていないのだから、チバイ到着後ホテルへ直行してくれればいいのに、町外れのレストランの看板がでていないツアー客専門の場所で降ろされ、半強制ランチ。s/18($6)コールドドリンク別のブッフェですよ。
またか…と思い、ダウンタウンの場所を聞き出す。教会前の広場まで数ブロック。あとで合流するからと歩き出す。広場近くの小綺麗なホステルのスープ、メインの肉料理、飲み物付きセットランチがs/4だよ。中を見ると結構地元の人が入っているではありませんか。迷わずそこでランチ。お店の人も感じが良いし、別行動して正解。
食事を済ませ、ツアーへ合流してホテルへ。思ったよりちゃんとしたホテル。
オプションでハイキングもあると誘われたけど、マーケットに行きたかったので断る。夕方の温泉だけは行きたかったので、またあとで合流する事にした。
マーケットは外せないよね、やっぱり。ここのおばちゃん達は毛糸の刺繍入りのロングスカートに刺繍入りの帽子となかなかお洒落さんだ。
町から3kmの場所にCalera温泉がある。5時20分に街外れで合流してバスで温泉へ。お昼時点の話では温泉滞在時間は1時間半〜参加者の希望により調整なんて言っていたのに、この温泉6時半に閉まっちゃうんですよねー。実質1時間もないじゃん!温泉好きの私には納得が行かなかった。なら、街歩きを適当に切り上げて歩いて先に温泉に行っていればよかったよ…。
それでも、温泉の温度は外のプールで源泉が流れてくる付近だとちょうどいい感じ。マチュピチュの温泉に比べたら、断然こっちの方がいい!料金は同じs/10($3強)です。標高3600mで夕方から冷え込んできたので、体を温めるにはもう少し長居したかったかな。
夕食はオプションでフォルクローレのショーを見ながらの食事と言っていたし、彼にたいして不満が溜まっていたので不参加。ガイドはなんてノリの悪い…と思ったに違いないけど、そういう観光目的の旅じゃないし、ご飯のおいしい場所を見つけた(ランチの場所)ので。
ペルーの人達はランチが一日の中で一番ボリュームがあるようで、夜は軽食で済ませる人が多いようです。町はかなり静かでしたが、そんな時間でもマーケットはやっていて、その付近だけ人の動きがありました。ボリュームのあるツーリストメニューもあるよと言われましたが、ローカルメニューの日替わり定食(?)をオーダー。s/4=$2以下のセットディナー。その日、食事に費やした金額約$3。(笑)
ガイドが最初に連れて行ったぼったくりの店の手のひらサイズのチョコレートより安い。
翌日のコンドル鑑賞は朝6時には出発。早めに就寝。
写真上:休憩場所からミスティー山を臨む。5825m。富士山に似ている? このおばちゃん、チップゲットの為に写真にうまく入る位置で作業。なかなかやるな。
写真中央:周りには家ひとつ見当たらない、何もないところなのにどこから集まってくるのか、バスの停車場所には必ず青空土産物屋がある。
写真下:どこでも、こういうことするんですね。 -
☆コルカキャニオンツアー2日目☆
5時、モーニングコール。5時半、朝食。6時、ホテル出発。考えてみればペルーのツアーっていつも早いです。7時まで寝ていた事ってないかも。
途中バスを降りて、渓谷をみたり、インカの墓を見上げたり(写真1)、車窓からロバや羊を連れてあるく農民を眺めながら(写真2)目的地のCruz del Condorへ。コンドルは午前中早い時間の方が見られる確立が高いとの事。展望台の少し手前でバスを降りトレイルをハイキング。空気がひんやりしていて気持ちいい。
展望台に近づくに連れてコンドルが見えて来ました。最初、チバイの温泉と市場だけでいいやと思っていたけど、渓谷を見てコンドルが飛んでいるのが見えてきたら興奮して早歩きに。
展望台の下の大きめの岩がコンドルの休憩場所になっていて、時々休憩しに降りて来ます。(写真3)優雅に空中を舞っている姿はかっこ良かった。(写真4&5)
コンドルは飛んでいく♪はここで生まれたのかなー?と素朴な疑問を胸に抱えながらただただ空を眺めていました。鑑賞時間は1時間。帰りは教会のある小さな村で休憩をして、お昼にはチバイへ戻りランチを済ませ、一路アレキパまで。
このツアー、バスのタイプやホテルのランクが主催の旅行会社によって違って値段に反映されていますが、1泊2日で$20-25。移動、ホテル、ガイド付き。
ツアー前日思いつきで参加した午後からのラフティング(4時間)。装備はしっかりしていたし、ガイドさんも楽しい人だったけど、やっぱり標高5000m級の山々からの水は冷たかった。これが同料金。だったら軍配はコルカかな。 -
チバイの女性の衣装は刺繍の入ったロングスカートに刺繍帽。日本でいう風呂敷の様な大きな布に荷物を包んで背中に背負っています。
彼女の場合、身につけているもの全てが柄ものに刺繍… この感覚なかなか真似出来ないです。 -
チバイの市場にいたパンチ頭のこのおじさん、職業は『刺繍入れ』ではなくミシンのセールス。
一休みしていたのに、近づいたら旅行者だから絶対に買わないって分かっているのに、デモをしてくれました。いかついのにサービス精神旺盛です。
このミシン、普通のミシンではありません。上糸、下糸の他に毛糸も使って刺繍するミシンなのです。しかも懐かしい足踏み! リズミカルに毛糸を手際よく糸で縫い付けて行く… 職人技です。
かなり長い間見とれていたのですが、更なる発見が…。
このミシンに"Made in Occupied Japan"という文字を見つけてしまいまいた。第二次世界大戦後、連合国軍統治下の日本で生産され輸出された商品(-1952までの間の約5年)に付けられていた文字。かなりレアものです。
今から半世紀以上前の商品がこうして地球の裏側で活躍しているなんて驚きでした。 -
ガイドブックのレストラン情報はまったくあてにならなかったけど、アレキパには美味しいものがいっぱいあるというのは真実でした。
写真上:赤唐辛子の肉詰め、ロコト・レジャーノ 写真映りはいまいちですが、味は保証します!
写真中央:川エビのトマトスープ、チュペ・デ・カマローネス
写真下:アンデスの人々のタンパク源クイ(モルモット)、クイ・チャクタードなどなどアレキパ名物料理がたくさんあります。
地ビール、アレキパーニャと一緒に味わうと最高です。
実は観光よりアレキパでは食べる事を楽しみにしていた私。アレキパでの食事回数は少なかったけど、食べまくりました。ペルーの食倒れの街、アレキパ、万歳! -
アレキパではほとんど『市内観光』をしなかったので街の写真を1枚。
アレキパからリマまで飛行機で飛ぶつもりでした。が、飛んでいるはずの航空会社が2社とも『もう飛んでない』とのことで、一番高いラン・ペルーを勧められました…。旅行会社数件回って同じ答え。嘘だとしても買える確立は極めて低いと判断。
そして、旅の途中の情報交換で危ないと思っていた陸路での夜行バス利用もCruz del Sur社のバスなら安心と聞いたので、豪華バスに乗ってみる事にしました。一階席はゆったりシートで9席のみ。2席、通路、1席が3列。食事、ビンゴゲーム、映画上映、ドリンクサービスがあって、飛行機の約1/3の値段。それで、1泊分の宿泊費も浮くなんて!
バスターミナルには専用ラウンジもあって、ゴージャスです。チェックインがあり、ターミナル使用料を払い、荷物預け入れがあり、ほぼ飛行機と同じ。
驚いたのは乗車前と着席後に防犯上のビデオ撮影があります!
感想は9:30発なので夕食は要らなかったかな。最後の晩餐でたらふく食べていたので大半を残してしまった。デザートが2つともすごく不味くて、 1階席の乗客ほぼ全員が口に入れてモグモグっとした時点で動きが止まり即吐き出していたのには、かなり動揺したけど。それ以外は問題なし。ブランケットに枕もあるし、なんといっても座席がかなり倒れて、寝返りもうてるほどゆったりしていたのが嬉しかった。
料金は一階のデラックス席で$45。ターミナルのタックスがS/4。 -
リマ。旅の最終日。
深夜の便なので丸一日あり、最後に文化のおさらいをする為に博物館と旧市街へ出掛けました。移動はタクシー。市内は広いのでどこへ行くのでs/7-10掛かります。
一度だけローカルバスを試しました。s/1.2。タクシーで15分も掛からないであろう距離に1時間。値段を取るか、時間を取るか。
人類学考古学歴史博物館、文化を知るのにおすすめの場所です。コレクション数はペルーで最大級とのこと。(写真)
国立博物館は現在改装中で1Fの小さなスペースの展示と4Fの芋の特別展だけでした。だから入場は無料。せっかく行ったのにメインを見られなくて残念でしたが、芋の展示なかなかです。ペルーには何百種類もの芋があるんですよー。古代のデザインにも芋が影響していたりと興味深い展示でした。
尚、国立博物館の改装は9月頃まで掛かるとの事。 -
サンフランシスコ教会
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ラ・メルセー教会
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廃墟2階の芸術品。
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メルカド(市場)には食べ物はもちろんの事、人形等の雑貨、日用雑貨、様々なものが売られています。
何百種類もあるといわれている芋、のこぎりが必要な位大きなかぼちゃ、チーズにサボテンみたいな形をしたフルーツ。
日本でいう上棟式のような儀式に用いるというリャマのミイラや牛の口元など… -
レストランに入ると必ずと言っていいほどでてくるトウモロコシ。香ばしく焼いてあって塩味。ポップコーンのはじける手前という感じかな。
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ペルーのあちこちで見掛けた、これは魔除け?
屋根の上にちょこんとのっていて、沖縄のシーサーを思い出しました。
これが最後の写真。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Tedさん 2009/01/26 03:58:11
- また行って見たい
- ChanShizukaさん、こんにちは
表紙の写真がとっても素敵ですね。
クスコでは高山病で苦しまれたそうですが、でも、それでも素敵な街ですよね。
ワイナピチュからの景色もすてき。
アレキパはいけなかった街なので、とても興味深くみせてもらいました。
食べ物が刺激的(笑)
次回は一手みたいな。
素敵な旅行記ありがとうございます。
時々来て読み直させてもらいますね(^^)
Ted
- ChanShizukaさん からの返信 2009/01/28 16:56:13
- RE: また行って見たい
- Tedさま☆
掲示板への書き込みありがとうございます。
表紙に使っている写真は2年前に訪れたキューバで撮ったものです。
なかなか旅行記を作れず… まだ訪問地が1箇所というなんとも悲しい現状です。(笑)
Tedさんの旅行記、いくつか拝見させていただきました。
アメリカ西海岸の国立公園は私も行った事があるので、懐かしい気持ちになりました。特にヨセミテは私の知らない冬の景色がとても印象的でした。
私もこれからちょっとずつでも旅行記を増やしていこうと思っていますので、今後ともよろしくお願いします!
クスコは高山病で苦しみましたが、それでも思い出すのはインカの石組みや街並など魅力的なものばかりです。
また行ってみたいという気持ち、よくわかります。
次回は是非アレキパ!行ってみてください。ご飯、美味しいです!
Shizuka
- ChanShizukaさん からの返信 2009/01/28 17:08:08
- RE: RE: また行って見たい
- Tedさま☆
度々すみません… 自分の書き込みの修正方法がわからないもので、再書き込みしています。
表紙の写真、勘違いしていました。
チチカカ湖・ウロス島の子供の写真の事ですよね?
失礼しました。
興味津々にこちらを見つめる子供の表情、澄んだ瞳が何とも言えず…
お気に入りの写真です。
Shizuka
- Tedさん からの返信 2009/01/28 17:49:10
- RE: RE: RE: また行って見たい
- Shizukaさん
> 興味津々にこちらを見つめる子供の表情、澄んだ瞳が何とも言えず…
> お気に入りの写真です。
本当に素敵な写真ですよね。それにシャッターチャンスも抜群。
こんな写真とってみたいです。
キューバにも行かれたのですね!
いいなあ(笑)
これからもよろしく
Ted
PS:多分、一旦書き込んだメッセージは修正できないとおもいます。
自分の掲示板のは「削除」可能です。
>
> Shizuka
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