ポーツマス旅行記(ブログ) 一覧に戻る
グッドウッドには様々なジャンルのレーシングカーが参加するが、やはり一番の華形はグランプリ・レーシングマシンを中核とするフォーミュラーカーだろう。<br /><br />今年はフォーミュラ5000の40周年ということで、5台のマシンがパドックに並んだ。日本でのF5000の知名度は低いが、ジェームス・ハントらF1ドライバーも多くエントリーしたことでイギリスでは根強い人気のあるカテゴリーだ。<br /><br />画像は、特別展示されたフェラーリF2008。実際にヒルクライムに挑戦したのは、マルク・ジェネの乗るF2007。キミ・ライコネンがワールドチャンピオンを取ったマシンそのものである。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2008 その5「フォーミュラマシン」

1いいね!

2008/07/11 - 2008/07/13

32位(同エリア62件中)

0

8

gentlyさん

グッドウッドには様々なジャンルのレーシングカーが参加するが、やはり一番の華形はグランプリ・レーシングマシンを中核とするフォーミュラーカーだろう。

今年はフォーミュラ5000の40周年ということで、5台のマシンがパドックに並んだ。日本でのF5000の知名度は低いが、ジェームス・ハントらF1ドライバーも多くエントリーしたことでイギリスでは根強い人気のあるカテゴリーだ。

画像は、特別展示されたフェラーリF2008。実際にヒルクライムに挑戦したのは、マルク・ジェネの乗るF2007。キミ・ライコネンがワールドチャンピオンを取ったマシンそのものである。

PR

  • 戦前のグランプリレースで最強のマシンのひとつ、アウトウニオンDタイプ。ポルシェ博士設計のCタイプをベースに、エーベラン・フォン=エーベルホルスト博士が改修したスーパーチャージャー付V12ミドシップレーシングマシン。今回グッドウッドでDタイプのステアリングを握るのは、昨年と同じく元ピンクフロイドのドラマー、ニック・メイスン。

    戦前のグランプリレースで最強のマシンのひとつ、アウトウニオンDタイプ。ポルシェ博士設計のCタイプをベースに、エーベラン・フォン=エーベルホルスト博士が改修したスーパーチャージャー付V12ミドシップレーシングマシン。今回グッドウッドでDタイプのステアリングを握るのは、昨年と同じく元ピンクフロイドのドラマー、ニック・メイスン。

  • アレーゼのアルファロメオ・ムゼオから参加したアルファロメオ512。戦前の1.5リッターフォーミュラ用に開発された、ツインスーパーチャージャー付き水平対抗12気筒エンジンをミドに積む革新的なマシンであったが、戦争のために結局走ることはなかった。このマシン開発の中心人物だったのは、エンツォ・フェラーリが自伝の中でボロクソに貶しているスペイン人、ウィフレート・リカルド。実際のリカルドは頭脳明晰なスポーツマンで、戦後は祖国でペガソを設立する立志伝中の人物だ。<br />そんな512のエンジン整備風景を見ることができるだけでも、今年のグッドウッドは非常に有意義である。

    アレーゼのアルファロメオ・ムゼオから参加したアルファロメオ512。戦前の1.5リッターフォーミュラ用に開発された、ツインスーパーチャージャー付き水平対抗12気筒エンジンをミドに積む革新的なマシンであったが、戦争のために結局走ることはなかった。このマシン開発の中心人物だったのは、エンツォ・フェラーリが自伝の中でボロクソに貶しているスペイン人、ウィフレート・リカルド。実際のリカルドは頭脳明晰なスポーツマンで、戦後は祖国でペガソを設立する立志伝中の人物だ。
    そんな512のエンジン整備風景を見ることができるだけでも、今年のグッドウッドは非常に有意義である。

  • これは非常に珍しい、タスマンチャレンジに出場したフェラーリ246タスマン。元々F2マシンとして開発されたマシンにV6を積んだマシンで、クリス・エイモンの手によって68年のタスマンチャレンジに優勝した実車そのもの。

    これは非常に珍しい、タスマンチャレンジに出場したフェラーリ246タスマン。元々F2マシンとして開発されたマシンにV6を積んだマシンで、クリス・エイモンの手によって68年のタスマンチャレンジに優勝した実車そのもの。

  • F5000で活躍したマクレー・シボレーGM1。<br />マシンを設計したのは、あのレン・テリー。<br />72年のUSとタスマンタイトル、73年には再びUSタイトルを獲得したマシン。

    F5000で活躍したマクレー・シボレーGM1。
    マシンを設計したのは、あのレン・テリー。
    72年のUSとタスマンタイトル、73年には再びUSタイトルを獲得したマシン。

  • 非常に珍しい、グレアム・ヒルのエンバシー・ヒル・レーシングチームに供給されたシャドウDN1。<br /><br />天才トニー・サウスゲートにより設計された革新的マシンではあったが信頼性が低く、グレアム・ヒルの操縦を持ってしても上位グリッドに並ぶことはなかった。<br /><br />

    非常に珍しい、グレアム・ヒルのエンバシー・ヒル・レーシングチームに供給されたシャドウDN1。

    天才トニー・サウスゲートにより設計された革新的マシンではあったが信頼性が低く、グレアム・ヒルの操縦を持ってしても上位グリッドに並ぶことはなかった。

  • フェラーリ最後のV12マシン、412T2。フェラーリの暗黒時代と呼ばれた90年代初期のグランプリで、数少ない勝利をもたらした。

    フェラーリ最後のV12マシン、412T2。フェラーリの暗黒時代と呼ばれた90年代初期のグランプリで、数少ない勝利をもたらした。

  • フェラーリF92A。Aとはオートマチックを意味し、現在では当たり前となっているオートマチックトランスミッションを搭載した革新的なマシンだった。しかし、全く勝ち星には恵まれず、往年の312シリーズを意識した白と赤のカラーリングは、ティフォージの間では不吉なカラーリングとさえ呼ばれた。<br /><br />この個体は、現在も現役時代のオリジナルエンジンを搭載し、ヒストリックカーレースで活躍している。

    フェラーリF92A。Aとはオートマチックを意味し、現在では当たり前となっているオートマチックトランスミッションを搭載した革新的なマシンだった。しかし、全く勝ち星には恵まれず、往年の312シリーズを意識した白と赤のカラーリングは、ティフォージの間では不吉なカラーリングとさえ呼ばれた。

    この個体は、現在も現役時代のオリジナルエンジンを搭載し、ヒストリックカーレースで活躍している。

  • 相変わらず結果を残せないトヨタのF1チームだが、イギリスでの人気は上々のようだ。今回ヒルクライムに挑むのは、なんとサードドライバーの小林可夢偉!

    相変わらず結果を残せないトヨタのF1チームだが、イギリスでの人気は上々のようだ。今回ヒルクライムに挑むのは、なんとサードドライバーの小林可夢偉!

この旅行記のタグ

1いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

イギリスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
イギリス最安 374円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

イギリスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP