オリンピック直前の北京の街歩き

2008/07/19 - 2008/07/20

久々に市川崑の名作「東京オリンピック」を見た。
アジアで初のオリンピックの開催により、敗戦で失った自信を取り戻そうとしていた当時の日本人。
聖火リレーに熱狂して応援していた当時の日本人。
何よりもオリンピックの成功を願っていた当時の日本人。

なんだ、今の中国と変わらないじゃないか！

北京オリンピック開催まで秒読みとなってきたこの時期にそんな北京の街を散歩してきた。

エリア 北京(中国)

• 同行者: 友人
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 中国南方航空

今回の宿泊は「南京大飯店（４星　王府井西街9号）」。
王府井大街のすぐ近くにありロケーションは抜群だ。
残念ながら現在はオリンピック開催に備えての全室エアコン工事中でがたがた騒がしかったが・・

早速、王府井大街を散歩しよう！

北京の夏といえばよい思い出がない。
死ぬほど暑いし、空気が澱んでいるしね。

でも、この日は信じられない快晴だ！

工場の操業規制（停止？）のためか？
一般車輌の通行制限のためか？
単なる偶然なのか？

日差しは強いものの乾燥しているために日本の酷暑よりはよっぽどましだね！！

王府井大街を歩くのは３年ぶりだろうか？

ここは以前から北京で一番の繁華街であったので、それほどの変化は感じなかった。

喉がかわいたらドリンクスタンドで水分補給だ！

北京の一番のお勧めはこれこれ♪
蜂蜜入りヨーグルト・ドリンク♪
安いし、とっても美味しいよ。
很好喝！

街の中はもちろんオリンピック一色！

ちなみに、オリンピック公園は目指したものの、一般車輌の入場規制が始まっていて近づけなかった。
残念無念だ。

北京国家水泳センターを模した売店。
写真でお見せできないのは残念だが、ちょっと前の時期に見た本物は素晴らしい！
夜ともなればライトアップされ幻想的な雰囲気となる。

北京を訪れたら北京ダックは必ず食べよう！
「全聚徳」は一番メジャーな名店。

二人くらいだと一羽は食べきれないので半羽を注文することをお勧めしたい。

お次は南京大飯店から徒歩で天安門を目指すこととした。

街路樹が多く雰囲気が良い道だね。

故宮の外壁に沿って天安門へ向かって歩いていく。
するとこの素晴らしい角楼が迎えてくれる。

複雑な３層構造の屋根が素敵だね！
故宮内部からは見ることはできないと思う（たぶんね・・）。

流石に中国一の観光地だ。
休日でもあり多くの観光客がつめかけている。

そういえば北京の夏の風物詩？であった半裸族（シャツをめくって腹を出して歩いているおっさん達）は減っているような気がするね（笑）
まさか公安規制もそこまではないだろうが・・

故宮の横を素通りしてようやく天安門が近づいてくる。

天安門をくぐって天安門広場へ。
湿気はないのだがやはり昼間の日差しは強い。
日陰へくるとほっと一息つける。

天安門といえばやはりこの位置での記念撮影！

望遠域でちょいと中心部分を撮影。

天安門広場はこれといった見所はないので故宮へ戻る。

大和殿の修復も無事に完了しているね（笑）。
それにしても人が多すぎ！
本当は隅の部分をじっくりと見学したかったが、暑さと人の多さで早くもげんなりかな・・

故宮も２度目となるとこんな小物に興味をもったりするね。
それにしても故宮内部が休憩ポイントが少なすぎるなあ。
前はスタバがあったんだけどね・・
スタバの横にはタバコが吸える休憩室もあったのに・・

故宮のマニアな楽しみ方の一つ。
屋根飾りを制覇しよう！
仙人を先頭として龍、鳳凰、獅子、麒麟、天馬、海馬、魚、猿、狼と九匹の動物が続くと聞いたが、ここでは１０匹いて最後が猿だよね？

おっとここでは５匹しかいないなあ。

故宮の屋根飾り。
建物毎の微妙な違いを探すのも楽しいかもね！

屋根飾りをもう一枚♪

なんとなく気に入った飾り。

この獅子の像は左足で子供を踏みつけているね。

緑の少ない故宮内で見つけた可憐な花。

故宮で見つけたもっと可憐な華（爆）。
表紙にも使ったのだが、この子は「私を撮って」とばかりに一人で踊り続けていたのでついつい・・

故宮観光はここまで。

ちなみに本当は景山公園の山に登った場所が故宮の一番の撮影ポイント。
暑さと疲労で今回は断念・・・

さてお次は天壇公園に向かう。
天壇公園はマラソンコースらしいね。

天壇公園といえば何と言ってもこの「祈年殿」！
北京オリンピックのポスターにも使用されているね。

「祈年殿」の後ろ姿。

数年前にここを訪れた際には修復工事中だったので、「祈年殿」とは初対面だ！

いやあ、素晴らしいね♪
あんたにほれたあ〜て感じ♪

「祈年殿」の横姿。

やっぱり正面が一番素敵だ！
未体験の方は是非ご覧あれ！！

天壇公園はとても広いが主要なポイントは１直線に並んでいる。
とにかくまっすぐに進もう！

「皇穹宇」。
huáng　qióng　yŭ。
うーん発音難しいなあ・・

この建物の周囲の壁は「回音壁」と呼ばれている。
大勢の中国人民が大声を上げているのはそのため。
決して、危ない奴的な視線を向けてはいけないよ！

最後の観光ポイント「圜丘」。
huán　qiū。

この場所は、つまらないとか言うのは禁句。
「気」が集まるヒーリング・ポイントだ！
本当かな・・

「圜丘」の中心。
ここが一番の「気」が集まるポイント　らしい・・

外国人もこぞって記念撮影してる。

こちらは国貿の北側に位置する「世貿天階」。
高級ショッピング・モールだ。
ここの見所は巨大なスクリーン「天幕」！
もちろん、「天幕」を見たくてここまで来たのだが残念ながらオリンピック前の調整工事中・・・
まあ８月８日には公開されていると思うけどね。

すごすごと近くの足つぼマッサージ「天河良子」に向かう。
値段は高めだが、技術はかなりのレベルだと思うよ！

こちらは建設中の中央テレビ局のツインタワー。
別名「鳥の足」とか（笑）
完成したら登ってみたいね！

てなわけで、週末の短い北京散歩は終了。

ちなみに市内の一流レストランでは見事に禁煙が徹底されていた。
ちょっと前までは吸殻は床に捨てるのが当たり前の国だったんだけどね。
まあ、オリンピックが終わるまでの辛抱だろう。

「北京オリンピック」ももうすぐ開催！
何事もなく成功して欲しいね。
もちろん日本の選手には頑張ってほしいけど（笑）

第３空港が出来てガラガラとなった旧空港から大連に戻る。
北京から帰ると大連が田舎街に見える。
でも、そんな大連が落ち着くなあ。
大連では市民が楽しみにしていた聖火リレーの場所が突然に市内中心から開発区に変更されてみんながっかりしていた。

何はともあれ

中国加油！
日本加油！

★★　旅行記まとめ　★★
興味のある方は以下の情報を参考にしてください。

【ホテル】
南京大飯店（nán jīng　dà　fàn　diàn）
北京王府井西街9号
http://www.hitrip.com/hotel/164.html

【レストラン】
全聚徳　王府井本店（quán　jù　dé）
東城区王府井大街師府園胡同9号　6525-3310

【ショッピング】
王府井大街（wáng fŭ jǐng dà jiē）
世貿天階（shì mào tiān jiē）

【マッサージ】
天河良子（tiān hé liáng zi）
朝陽区建国門外大街甲1号金之橋大廈2F

【観光地】
故宮（gù gōng）
天安門(tiān　ān　mén)
天壇公園（tiān　tán　gōng　yuán）

この旅行記へのコメント （2）

• がまだす＠熊本さん 2008/07/26 08:12:10

  久々の力作♪

  やれば出来るじゃな〜い。
  写真もキャプションもグッド！
  
  19日の夜、この頃おいら達は中州川端の宮崎地鶏店で旅の夜なべ談義。
  二人の美女を目の前に、３人の野獣が牙を隠しておりやした。
  翌日は野獣ら３人は国見から雲仙、天草へレンタカーで移動。
  
  天草の魚介類は全て天然物、すこぶる美味かったよん。
  イルカウォッチングも。ぎょうさんな南バンドウイルカくんらが出迎えてくれて、彼らもご満悦。
  TOMIKENしゃんも天草、いつか来てね。
  10月末から11月半ばまで「日本一の夕日」が拝めます。
  
  arfaしゃんが少しだけアップしています。
  
  
  
  
  

  TOMIKENさん からの返信 2008/07/26 17:27:54

  RE: 久々の力作♪

  > 19日の夜、この頃おいら達は中州川端の宮崎地鶏店で旅の夜なべ談義。
  > 二人の美女を目の前に、３人の野獣が牙を隠しておりやした。
  > 翌日は野獣ら３人は国見から雲仙、天草へレンタカーで移動。
  >
  プッ、二人の美女に見捨てられて野獣３人で天草ですか（笑）
  「日本一の夕陽」はとっても魅力なんで、その時期に汚名挽回ですね！
  天草の海の幸楽しみにしてますよ♪