熟年夫婦の珍道中　Porto　/　Portugal

2001/05/15 - 2001/05/16

＜　冬のジャンパーを買う　＞　Porto （5月15日）

去年のアイルランドや英国は寒い思いをしたが、ポルトガルは十分暖かいという情報を得ていたので、衣類については基本的には半袖を主体として多少寒くても薄手の長袖シャツという準備をした。

確かに天気の良い日は半袖でも十分であったが、雨ばかり続いたため長袖シャツでも心もとなくなってきた。　そう思って廻りの人々を観察すると、革のジャンパーあり、コートありで、ますます心配になってくる。そのうえ、国境を越えてスペインの北西部に行こうと考えていたため、わずかの距離であっても北上することイコール寒くなるのではないかと思い始めた。

Porto市内を歩きながら、革ジャンを買うほどのこともないしと見て廻っているうちに、色合いも値段も手ごろなジャンパーがみつかった。　この値段なら、不要になったら捨てても惜しくないと早速購入する。　多少の雨では気にもならないと気も大きくなろうというもの。

中心にかかる橋のたもとに、地元の人達にも評判だというレストランがあるというので坂を下って川岸まで行く。　太刀魚のいいのがあるというのでそれを頼む。　たっぷりのじゃがいもと一緒に煮こんだ料理で、期待とは違ってあまりうまくない。　丸々とふとった太刀魚が大味のためだ。　じゃがいもは、新じゃがのようでナカナカいける。

隣の席に旅行者らしき男性が一人で食べているので、話してみると、ブラジル人の石油化学エンジニヤーでオランダで働いているのだという。　男一人の旅行とは珍しいので、それとなく聞いてみると、フィアンセはブラジルで教師をやっているので、年に一度しか会えないと言う。

つまらぬことを話題にしてしまったと反省して、あわてて、ヨーロッパの食べ物のことに切り替えた。　彼は長いことこちらに居るようで、各国を食べ歩いているようだ。　いろいろな国の食べ物の中でギリシャが一番うまいと言う。　その次がポルトガルだそうだ。　ギリシャは知らないが、ポルトガル料理がうまい方とは我々としてはナットクがいかなかった。

天気が良くなったので、目の前から、遊覧船に乗ることにする。　説明は、ポ語、フランス語、ドイツ語で最後が英語の順番。　パリのエッフェル塔を設計したと同じ人物が橋を設計したとのこと。　良く見ればどことなく橋のアーチがエッフェル塔のそれに似て見える。　鋼構造としては似るのは当たり前だと我が頭の構造をあらためて疑った。

何事も経験と、今度はこの橋を歩いて渡ってみた．　なるほど高い上に、欄干が簡単な構造なので、心もとない。　対岸にワイン工場が並んでいるのが見える。　見学に行けば試飲さしてくれるとのことだが、降りて行くだけ面倒なので、ヤメた

エリア ポルト(ポルトガル)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス