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< やっぱり日本人だった > Baiona/Vigo (2001年5月16日) <br /><br />スペインのパラドールには、よくよくツイテいると思う。  <br /><br />10数年前に車で廻ったとき、グラナダのアルハンブラ宮殿の駐車場に車を置いて、ヒョイと見ると、目の前にパラドールがあった。 このパラドールは宮殿の一部と思われる部分に造られているので、観光客が皆狙う。ガイドブックには、かなり前からの予約でなければなかなか泊まれないと書かれていた。  <br /><br />したがって、ここに泊まろうなどとは、夢にも考えていなかった。 しかし、目の前にそれを見ては、万に一の確率といえども、トライしてみようという気になったのである。 「キャンセルがあったので、どうぞ」と言われたときには、悪い冗談かと思ったほどである。 <br /><br />スペインのガルシアには、古い城を使った評判のよいパラドールがあることは、事前の資料調査で知っていた。 今回の旅行ではポルトガルからガルシアに入ることを考えていたので、このバヨナのパラドールを目標の一つに入れていた。 <br /><br />今回の旅行は気の向くまま、風マカセといった無計画なものなので、予約を入れるのも2−3日前となり、評判の良い宿をとるのはなかなか難しい状況であった。 ポルトではコンシエルジェのいるホテルに泊まることになったので、 これ幸いと彼をうまく使うことにした。 <br /><br />まだ、ミーニョ地方に訪問すべき町が沢山残っている段階なので、スケジュールの柔軟性が高く、パラドール攻略計画は立てやすかった。 「あさってから、五日間のどの日でも良いから、バヨナのパラドールに予約をいれてくれ」とコンシエルジェに頼んだのである。 勿論チップを弾んだのは、言うまでもない。 <br /><br />その日は、天気も良かったので、ポルトの3橋を下から眺めるべく遊覧船に乗ったりして、この町をたっぷりと観光した。 ホテルに帰るとそこには、コンシエルジェの済まなさそうな顔があった。 お祭りがあって空室はないとか。 <br /><br />そんなわけで、Vigoの町の観光案内所についたときは、完全にあきらめていた。 一人しかいない男の係員があとから来た女性の客に先に話をし出したので、レデイーファーストのお国柄とはいえケシカランと自分の番になったときの冒頭に言うべき苦情を考えていた。 <br /><br />やっとのことで、こちらの番になったのでしゃべり始めたが、うまく通じない。 宿の相談どころではない。 泥試合をしているところへ中年の女性が「May I help you ?」と現れた。 男の方はほっとしたように出ていってしまった。 どうやら交代で昼食をとるようだ。 <br /><br />こちらも今までのムシャクシャもどこへやら、「バヨナのパラドールは泊まれないか?」などと、口走ってしまった。 諦めていたのにもかかわらず、である。 彼女が電話するのをみながら、 どうせダメだろうから、この町に泊って、明日バヨナまで往復しようなどと考えていた。 <br /><br />一番高いスイートの部屋があいているとの返事に、値段も聞かずにokと言ってしまった。 一瞬あせったが、先方が値段を言うのを聞いて、それほどでもないので、ホッとする。 <br /><br />1時間ほどバスにゆられて、バヨナの町に着いた。 キレイな海辺のリゾートだ。 突き出た岬の丘の上にパラドールがあった。 あいにくの曇り空だが、リアス海岸の本家らしく海の景色はスバラシイ。 青空がないのが惜しまれる。 <br /><br />例によって、城壁の上をひとまわりしてみる。 ふと見ると東洋人らしい二人連れ。 今まで会ったのは団体旅行の日本人ばかりだが、珍しい。 日本人ではないのでは? 「いや、間違いなく我が同胞ヨ」と相棒が言う。 旦那が両手をズボンのポケットに手をいれて歩く、奥さんがその後をついて行く、この二つで判ると、の給う。 <br /><br />ロビーで挨拶してみると、間違いなかった。 スペインには20回も来ているとか。 パラドールばかり泊まり歩いている優雅なご夫妻と判明。 <br /><br />

熟年夫婦の珍道中 Baiona/Spain

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2001/05/16 - 2001/05/16

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oiwasan

oiwasanさん

< やっぱり日本人だった > Baiona/Vigo (2001年5月16日)

スペインのパラドールには、よくよくツイテいると思う。 

10数年前に車で廻ったとき、グラナダのアルハンブラ宮殿の駐車場に車を置いて、ヒョイと見ると、目の前にパラドールがあった。 このパラドールは宮殿の一部と思われる部分に造られているので、観光客が皆狙う。ガイドブックには、かなり前からの予約でなければなかなか泊まれないと書かれていた。 

したがって、ここに泊まろうなどとは、夢にも考えていなかった。 しかし、目の前にそれを見ては、万に一の確率といえども、トライしてみようという気になったのである。 「キャンセルがあったので、どうぞ」と言われたときには、悪い冗談かと思ったほどである。

スペインのガルシアには、古い城を使った評判のよいパラドールがあることは、事前の資料調査で知っていた。 今回の旅行ではポルトガルからガルシアに入ることを考えていたので、このバヨナのパラドールを目標の一つに入れていた。

今回の旅行は気の向くまま、風マカセといった無計画なものなので、予約を入れるのも2−3日前となり、評判の良い宿をとるのはなかなか難しい状況であった。 ポルトではコンシエルジェのいるホテルに泊まることになったので、 これ幸いと彼をうまく使うことにした。

まだ、ミーニョ地方に訪問すべき町が沢山残っている段階なので、スケジュールの柔軟性が高く、パラドール攻略計画は立てやすかった。 「あさってから、五日間のどの日でも良いから、バヨナのパラドールに予約をいれてくれ」とコンシエルジェに頼んだのである。 勿論チップを弾んだのは、言うまでもない。

その日は、天気も良かったので、ポルトの3橋を下から眺めるべく遊覧船に乗ったりして、この町をたっぷりと観光した。 ホテルに帰るとそこには、コンシエルジェの済まなさそうな顔があった。 お祭りがあって空室はないとか。

そんなわけで、Vigoの町の観光案内所についたときは、完全にあきらめていた。 一人しかいない男の係員があとから来た女性の客に先に話をし出したので、レデイーファーストのお国柄とはいえケシカランと自分の番になったときの冒頭に言うべき苦情を考えていた。

やっとのことで、こちらの番になったのでしゃべり始めたが、うまく通じない。 宿の相談どころではない。 泥試合をしているところへ中年の女性が「May I help you ?」と現れた。 男の方はほっとしたように出ていってしまった。 どうやら交代で昼食をとるようだ。

こちらも今までのムシャクシャもどこへやら、「バヨナのパラドールは泊まれないか?」などと、口走ってしまった。 諦めていたのにもかかわらず、である。 彼女が電話するのをみながら、 どうせダメだろうから、この町に泊って、明日バヨナまで往復しようなどと考えていた。

一番高いスイートの部屋があいているとの返事に、値段も聞かずにokと言ってしまった。 一瞬あせったが、先方が値段を言うのを聞いて、それほどでもないので、ホッとする。

1時間ほどバスにゆられて、バヨナの町に着いた。 キレイな海辺のリゾートだ。 突き出た岬の丘の上にパラドールがあった。 あいにくの曇り空だが、リアス海岸の本家らしく海の景色はスバラシイ。 青空がないのが惜しまれる。

例によって、城壁の上をひとまわりしてみる。 ふと見ると東洋人らしい二人連れ。 今まで会ったのは団体旅行の日本人ばかりだが、珍しい。 日本人ではないのでは? 「いや、間違いなく我が同胞ヨ」と相棒が言う。 旦那が両手をズボンのポケットに手をいれて歩く、奥さんがその後をついて行く、この二つで判ると、の給う。

ロビーで挨拶してみると、間違いなかった。 スペインには20回も来ているとか。 パラドールばかり泊まり歩いている優雅なご夫妻と判明。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道

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