2008/04/10 - 2008/04/12
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masaboさん
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前号で、京都旅行2日目の午前中、朝食atイノダコーヒー〜京都御所見学〜祇園都をどり会場(祇園甲部歌舞練場)までを、駆け足で巡ったことを書いたが、ようやく、昼前に「都をどり」会場に到着することが出来た。今号では、「都をどり」に始まる2日目午後の行動を書いてみるが、これまた、実に慌しい!「都をどり」〜「大谷本廟」〜「京都駅」〜「トロッコ列車」〜「亀岡」〜「楽々荘」到着までの全行程を、一気にこなしたのだ。それにしても、この日は4月11日、京都全山、桜が実にきれいだ!
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 新幹線 JRローカル 私鉄
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「都をどり(必ず『をどり』と書くんだそうだ!)」の「祇園甲部歌舞練場」では、開演前に、まず「お茶」を戴く。写真は芸妓さんの「お茶煎れ」パフォーマンスといったところで、座っている芸妓さんが茶を煎れ、それをもう一人の芸妓さんが配るという「形」になっている。もちろん、かくも大勢の客のために、全員分を、座っている芸妓さんが煎れられる訳ではない。写真をよく見ると、客の前に菓子が置かれているが、その菓子ののっている「皿」はお持ち帰りOKだ。本当かどうかは不明だが、こうして客に出したものを全て客が持ち帰ることで、ゴミ処理の手間が省けるという。客も「記念の品」として持ち帰ることが出来、両者、大喜び!だ。
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上演中は一切、撮影禁止になっているので、「都をどり」のもようを写すことは出来なかったが、終演後の舞台の雰囲気を撮ることが出来た。正面、緞帳の手前左右の花道から、次々に芸妓さんが出てきて、緞帳が上がり、まるで「宝塚」かと思うほど、数々の舞台の仕掛けがある実に充実した内容で、実に素晴らしい「をどり」を拝見することが出来た。また、写真左右のちょっと下寄りに提灯が灯っているが、この両花道沿いに、芸妓さんたちが、笛・太鼓等の「生演奏」を、これも、まるでお人形さんが動いているように、実に整然と、一糸乱れることなく、揃いの演奏を「見せて」くれる。感心した。
聞くところによると、この「都をどり」のチケット購入は、なかなか困難だそうで、我が良き友人が、公演日の直前にもかかわらず、どうにか拝み倒して入手してくれた。「茶券付特等観覧券」ということで、席は、2階右側、舞台直近の桟敷席だった。
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「都をどり」の後は「大谷本廟」に行って、父母の霊前で手を合わせた。この「大谷本廟」は、浄土真宗の
宗祖である「親鸞聖人」の墓所だそうで、この中に、
「無量寿堂」と呼ばれる「納骨所」があり、ここに父母の遺骨も納骨されている。せっかく京都を訪れたのだから手を合わせようと、短時間ではあったが、お参りした。堂内は、本当に多くの遺骨が納められているので、わが父母の納骨場所がどこなのか、ここに来るたびに迷ってしまうほどだ。今回は、昨年に続いての参拝だったので、確か△の△番だったと、うろ覚えながら、ほとんど迷うことなく行き着くことが出来た。
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「大谷本廟」から京都駅に出て、JR山陰線に乗って「嵯峨野」まで行き、ここから、いよいよ「トロッコ列車」の旅だ。東京でチケットを早々に購入し、午後3時50分発の券を2枚持っていたが、発車時刻まで若干、時間があったので、「嵯峨野」駅から、嵐山の渡月橋付近まで、散策した。
関東で、このトロッコ列車のチケットを購入出来るのは「みどりの窓口」ではなく「ビュープラザ」で、また、5号車(窓がない!アウトドア感覚を楽しめる!)の指定席券は購入できない。これは、当日、トロッコ列車の駅で、他の号車指定券と変更することが出来る(但し、変更は1回のみ無料)。 -
さあ、トロッコ列車に乗って出発だ。列車編成は、機関車の他に、客車が5両。嵯峨野駅では、その最後尾の5号車に、うまく変更することが出来た。この5号車だけが「窓ガラス」がなく、外気温がそのままに迫ってくる。自然の感覚を存分に味わえる訳だ。とはいえ、トンネルの中などは、春4月でも、やや肌寒い。女性は、5号車に乗る際は、一枚多く、羽織るものを持参したほうが良いかもしれない。
さて、改めて資料等々をみると、トロッコ列車を運営しているのは「嵯峨野観光鉄道」。路線の前身は「JR山陰本線」だが、高速化等々もあって複線化の必要が生じ、結局、現在、トロッコ列車として走る区間はトンネル化する必要が生じて、当該区間は廃線に・・・。平成元年3月のことであった。その後、JR西日本の意向もあって、この区間のトロッコ列車運転営業ということになったようで、再開発後、平成3年に営業を始めたという。トロッコ嵯峨野駅から終点のトロッコ亀岡駅まで、全長7・3キロを約25分で結んでいる。 -
発車して約10分、保津峡駅に到着。左には急峻な山が迫り、右は保津川への断崖・・・という狭隘な所に出来たこの駅。可愛い「タヌキ」たちが迎えてくれる。看板に「タヌキは『他を抜く』との縁起で、商売繁盛を願い店先に飾られてきたが、嵯峨野観光トロッコ列車では、遠来の客に古来からの縁起と最高のもてなしを祈念してタヌキを大切にしている」との説明書きがあった。
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5号車の屋根の上に覆い被さるように桜が迫る。春満喫だ!案内文を拝借すると「春は山桜と新緑、夏はセミ時雨と川のせせらぎ、秋は絢爛の紅葉、冬は雪景色と、四季おりおりの保津川渓谷の美しさが満喫できる」とあるが、本当に、このトロッコ列車の屋根に、桜吹雪が舞い落ちるという言葉がぴったりで、桜の木の下を通る時には、車内から「ワーッきれい!」という声が沸き起こってくる。まさに「春満喫」だ。やがて、25分間の「旅」が終わり「トロッコ亀岡駅」に到着だ。多くの人は連絡バスに乗って「川下り」の出船場へ向かうが、われわれは、今夜は亀岡に宿泊。お願いしていたお迎えの車が待っていてくれた。
ちなみに、京都へ帰る人の多くが利用する「保津川下り」は、「嵯峨野観光鉄道」の営業ではなく、「亀岡市」の「保津川遊船業組合」が運営してるそうだ。 -
この日は、トロッコ列車の終点、亀岡に宿泊だ。宿は「楽々荘」。偶然にも?大いに「旅」を楽しんだ「トロッコ列車」、実は旧山陰線だそうだが、その旧山陰線の生みの親といわれているのが、「田中源太郎翁」だそうで、その「生家」を改装したのが、今夜の宿「楽々荘」だそうだ。我々が通ってきたトロッコ列車のトンネルやら鉄橋等と、同じ煉瓦を使用した洋館もあるということで、庭園入口に「指定有形文化財」という表記も見られた。
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楽々荘の庭園を、宿泊する室内からパチリ!庭園は650坪あるそうで「回遊式池泉庭園」と呼ばれるものだそうだ。この庭には、前述の田中源太郎翁が山陰線を建設する際、「亀山城」にあった多くの物を買収したとされているんだそうだが、それらの中から、豊臣の紋の入った「石燈篭」などが庭園内に残されているという。
写真にある緑色の傘、ここは昼間は「楽's Cafe」として、オープンカフェとなっている。残念ながら、われわれが到着した後、翌日の出発まで、ここを利用する客はいなかったが、営業時間をみると、午前11時半から午後5時までとなっており、われわれの滞在時間中は、営業時間外だったことに気付いた。ちなみにコーヒーセットや抹茶セットは600円と書かれていた。われわれは朝食後のコーヒーをここで頂いた。 -
「楽々荘」内の洋館。ここが、先述の「トロッコ列車のトンネル・鉄橋等と同じ煉瓦を使用した」建物ということになる。建物の中は、次の写真にある通りだが、建物自体が「登録文化財」に指定されており、「見学」するだけでもOKのようだ。こうした格式のある洋館が宿の一部になっていたことで、本来なら、宿の中にあるイタリアンレストランで頂く料理を、われわれは、物見遊山的に敢えてクラシックな洋館内で頂くことにした。雰囲気を味わうことも、旅の楽しみ方の一つであることは間違いない。
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この写真の場所が、われわれが食事をした「楽々荘」の洋館内の部屋。実にクラシックな雰囲気だが、この部屋の中に、写真のようなテーブルと椅子が2セット置かれていた。ただ、この日は、ここで食事を摂ったのは、われわれ夫婦のみ、たった2人っきりだった。ここでは、夫婦の会話の他に大きな物音がする訳でもなく”静寂”感漂う雰囲気の中、本当に小さな音で、サラ・ブライトマンの歌声が流れていただけで、従って、この夜の食事は、「わいわい話しながら楽しむ」というより「じっくり味をかみ締めながら頂いた」という表現の方がふさわしい。
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私が頂いた料理のメインは「子鳩の炭火焼」。普段、鳩料理はなかなか口にする機会がないのでチャレンジしてみたが、特別な違和感もなく美味しく食べることが出来た。妻は「牛肉のグリル」に変更したが・・・。この「楽々荘」には、イタリアンレストラン「チンギアーレ」があり、宿の外で食事しない限り、ここの料理を夕食として摂ることになる。われわれは、「チンギアーレ」の5,250円のコース料理を洋館で頂いたが、洋館には、特別ディナーコースがあり、 料理12,000円に税・サービス料を加えて13,860円だが、このコースは予約が必要だとのことだ。
いずれにしても、洋館での食事は、昼夜それぞれ、一日3組限定だそうで、夜が午後6時、6時30分、17時に各1組づつとなる。幸い、というべきかどうか、この夜の洋館での食事者はわれわれ夫婦のみであった。 -
いよいよ最終日。亀岡からは、前日のトロッコ列車から、当然のこととして「保津川下り」で、嵐山まで、一気に川下りだ。亀岡からの距離は16kmに及ぶというから、ほぼ東京駅と埼玉・川口駅間の距離。乗船券は一人3,900円。
妻が、この料金を高いとして、乗船すべきかどうか逡巡していたが、ほぼ同区間を走るトロッコ列車が600円で6倍あまりだが、さて、トロッコ列車の一回あたりの輸送人員と船の基本定員24人を比較し、また後述するが、この日の船頭さんは5人という多さの人件費を考えれば、決して高くはない筈だと考えて、結局、夫婦揃って乗船した。 -
実は、この「保津川下り」、前日と前々日の2日間は、川の増水のため、営業ストップに追い込まれていたという。従って、この日も水量が多く、船頭さんの人数も、普段の一艘あたり3人から、5人に増員されていた。
HPを拝見すると、この組合には、19歳から75歳までの132人もの船頭さんが登録されており、船の数は88艘にのぼるという。船の前と後ろの船頭さんが、長い竿で操船しながら下っていくが、その長い竿が、乗船場の横に、何10本、何100本か置かれているのを見ることが出来た。
そういえば、コースの中に「びょうぶ岩」と呼ばれる岩があるが、この付近の岩に「竿の跡」とよばれる窪みが残されていた。毎回、同じ場所に「竿」を当てて操船するため、岩が削られて窪んだと言うことだが、つまり、船頭さんは、岩の一つ一つ、水量による流れの相違、それら全てを熟知しているのだ!と気付いた。凄いことだ。
そう考えて、改めてこの写真を見ると、先頭の船頭さんの、いかにも「”激流”に立ち向かって行くぞお!」という腰構えが実に頼もしい! -
前日、乗車した「トロッコ列車」とすれ違う。お互いに手を振り合う姿が、実に”観光地”っぽくって、思わず微笑がこぼれてきた。かつてこの景色は、観光客を乗せた船ではなく「木材を伐採して組み立てた筏」と、トロッコ列車ではなく「ポッポと煙を出しながら走るSL」だったのではないか?と、ふと感じて、ちょいと感傷的になってしまった。
また、桜の木々が山肌を桃色に染める春の風景だけでなく、紅葉や雪景色など、四季おりおりの、川のほとりの風景を眺めて見たいものだとも感じた。 -
川の流れが穏やかになり、そろそろゴールが近づいた頃、さりげなく接近してくる”コンビニ・シップ”ってとこか、売店船だ。ついつい、ビールを買って飲んでしまった。
緩やかな川面を眺めながらビールを飲むと、もう20年以上前になるだろうか、京都の友人夫婦が招いてくれた、渡月橋上流での、すき焼きを頂きながらの鵜飼い見物を思い出した。京都・嵐山、実に風情溢れる一帯だ。 -
川下りの船は、渡月橋のすぐ上流に到着する。下船して、とりあえず、橋を渡ることにしたが、さすがに、橋の上も、大勢の観光客で賑わっていた。
この橋を、嵯峨野の方から対岸の「渡月亭」方向に渡ると、中之島の桜並木が拡がり、甘味店や土産店が大賑わいだった。絶好の写真撮影ポイントだ。
殆ど誰も気付かないが、ふと見ると、先ほどまでわれわれが乗っていた、あの保津川下りの船が「渡月亭」のすぐそばで陸に揚げられていた。大型トラックで運ぶのか、何艘も積み重ねられていた。こうして、船は川を下り、下り終わった船は、また上流に運ばれて行くが、さて、船頭さんたちは、どのようにして、あの出発点まで戻るのだろうか?そして、亀岡と嵐山の間を、一日、何往復するのだろうか? -
渡月橋から、今度は「大河内山荘」を目指した。「トロッコ嵐山」駅近くまで歩くことになるが、このあたりは、嵐山の桜を散りばめた山並みとは異なり、両側に迫るように生え揃う”竹林”が続き、実に情緒豊かだ。
野宮神社という、由緒ある神社の周辺に拡がる「竹林の道」と呼ばれる道だが、その由来を尋ねてみたいと思い調べてみたが、「このあたりは、古くから竹が有名で・・・」と書かれている程度で、いつ頃から、どのようにこの竹林が出来上がったのかは、定かでなかった。今後、機会を見てじっくり調べてみようと思う。そんな気持ちを抱かせるほどの素晴らしい竹林道だ。 -
今さら説明するまでもないが、この「大河内山荘」は、あの東映の名俳優”大河内伝次郎”氏が、生前、私財を投じて30年をかけ、自ら造った「山荘」だそうだ。抹茶等がついて入園料が1,000円。
敷地内に入ると、まずは抹茶のサービスを受けて、おもむろに園内を歩き始める。
さて、歩いてみると、本当に個人が造ったものだろうか?と思うほど、広く奥行きのある庭園と山荘の数々だ。大河内伝次郎の物まね・・・、幼い頃の物まねといえば、この人の口調の真似が定番であったのを思い出した。
今回の、2泊3日の京都旅行はここで終了。嵯峨野駅から、JR線で京都駅に出て新幹線で帰京、”奥行き”を感じた旅行だった。
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