オーストリア＆ドイツアルプスのんびり旅　【5】ザンクトギルゲン・ツヴェルファーホルン

2008/06/07 - 2008/06/07

ヴォルフガングで合流した友人たちと一緒にSt.Gilgenのツヴェルファーホルン山頂に行きました。びっくりしたことに彼らはこの地方に来たのは初めてだといいます。長期休暇を遠い所ばかりに行くので、案外「灯台もと暗し」なのかもしれません。
この山の周辺にもいくつもハイキングコースがあって展望と花を楽しむ事ができます。その他の私の希望先はモントゼーの教会とフシュル湖で、ザルツブルグに行く途中に少しだけ立ち寄りました。ここで紹介するのは主にツヴェルファーホルンからの展望や花の写真です。

旅程：ウィーン（３泊）〜ハルシュタット（１泊）〜St・worfgang（１泊）〜ザルツブルグ（３泊）〜ベルヒテスガーデン（１泊）〜インスブルク（２泊）〜ガルミッシュ・パルテンキルヒェン（３泊）〜ミュンヘン（２泊）の１６泊１８日。

エリア ザンクト・ギルゲン(オーストリア)

• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

ザンクト・ギルゲンへ着いて早速ツヴェルファーホルンロープウェイ駅へ。料金は往復19E。

標高1522mの山頂近くの駅まで１０分くらい乗ります。
空いてるので貸し切り状態。

大分町が遠くなりました。ロープウェイは赤と黄色が緑に映えて鮮やかです。

斜面の牧草地は一面に黄色の花が咲き、牛が放牧されています。

頂上下あたりのSausteigalm、ハイキングコースになっているのでレストランなどがあります。

拡大するとハイキングコースを登ってる人が見えます。ここは直登なので結構きつそう、、

こちらは自転車で山登りの人たち、これがホントのマウンテンバイク！　山では時々見かけますが、こちらの人は逞しいなぁ〜と感心します。

頂上付近からの風景。少し霞んでガスもかかってますがヴォルフガング湖や町、その向こうにモント湖が見えます。
シャーフベルク山頂もガスがかかってましたが昨日よりいい天気で、時にガスが消えると山頂が見えました。

十字架のあるところが1522m、Zwolferhorn山頂。ロープウェイからちょっと登ったところにあります。

山頂から反対側方向へハイキングで下る人。
こちら側にもいくつかアルムがあってその間をハイキングコースが通ってます。標高は低いのにまだ少し雪が残ってるところがあります。ガスや光線の加減もあってこちら側はうまく撮れませんでした。

ハイキングコース案内板。その他パラグライダーの基地にもなってるようです。

山頂から右手方向、ヴォルフガング湖の東側のStroblあたりまで見えます。この突き当たりは行き止まりで湖の展望台になっています。

霞んでますが先ほどの東側先端からの湖の眺め。

ヴォルフガング湖を行く観光船。晴れたので湖がきれいな色に見えます。

ここもいろんな花が咲いてましたので、その一部を紹介します。
キク科のアスター、ベリディアストルム・シオン。標高があまり高くないので丈があります。

忘れな草のようなミオソティス・シルヴァティカ、日本名でエゾムラサキ。

フウロソウ

キンポウゲの類

ヤマヤグルマギク

マメ科のコモサ・ヒポクレピス

頂上下のレストラン。昼下がりなのに閑散としてるので、やってるのかなぁと思いましたが営業中でした。

レストランテラス席からロープウェイ頂上駅。土曜なのにこんなに空いてるなんてとびっくり！夏季シーズンなら賑やかになるんでしょう。

またもやサイブリング、ようやくあった燻製メニューですがフィレでした。（私のイメージはべっこう色の丸ごと１匹）
でもこれはとてもおいしかったです。

ハム類やチーズなどいろいろ盛り合わせ

ゆっくり食事をして町に下りてきてちょっと散策。
韓国のツアー客がこのモーツァルト展示館の前で、入れ替わり立ち代り写真を撮って賑やかだったのでそそくさと写真１枚だけ。

少し曇ってきてるので澄んだ湖も色がイマイチ冴えません。

ギルゲンの教会の祭壇。

ギルゲンからモント湖へ。雲行きは怪しくなってるのですが、モント湖の水の色はペパーミントブルーといった感じでとても美しい色をしています。

モント湖の教会祭壇。教会横の駐車場からすぐ入ってしまったので、正面から全体を撮るのを忘れてしまいました。

よく見るとハートの飾りやなにやら打ち合わせしてるらしい人が、、、

席の両側にも豪華な飾り。映画では上から俯瞰で撮っているせいか実際より壮大に見えるように思います。

外に出ると着飾った人や小さな紳士が、、

なんという偶然！これから結婚式があるのでした。
車で新郎新婦が登場、小さな紳士がお迎えをします。
ちょうど居合わせた韓国ツアー客（ホントによく会いました）など一斉に写真タイム。でも邪魔しちゃいけないのでたまたま撮れたこんな写真だけ。

このあと車に乗る頃降り出した雨はフシュル湖へ向かう途中に土砂降りになりました。フシュル湖で立ち寄ってくれたのはシュロス・フシュルの近くのここ。不思議にもこの時だけ雨が上がりました。
そしてここはまさに私が行きたいと思っていたその場所なのでした。

水はとても澄んでいて綺麗なのですが、天気が悪くこんな写真しかないのが残念。この左手方向にシュロス・フシュルが見えます。

ここは漁師が魚を取り、それを右手の小さな燻製小屋で燻製を作り、天気のいい日はそれを食べさせてくれる、という所です。
ある時これを知った私は、グルメでもないのに燻製サイブリングに格別の思いを持つようになった、というわけです。でもまだシーズンオフで天気も悪く、営業どころか誰もいませんでした。

入り口にはここの漁師たちや取った大きな魚との写真が飾られています。

この旅行記へのコメント （3）

• ヴォルさん 2008/07/13 11:58:45

  念願が叶いました！

  私が訪れた時、滞在時間の関係で諦めたロープウェイ。こんなにも高くまで登ることができるんですね。絶対あの頂上から見たら雄大な景色が広がっているだろうなぁと思いつつ頭上のロープウェイを見上げていました。
  
  教会の中にも入らなかったことを帰国後、とてもとても後悔。教会に入る時間はあったはずなのに。外観は質素だけれど、中は意外とゴージャスで驚きました。他の村で訪れた教会とは大違い。歴史のある場所なのでしょうか。結婚式に遭遇されたとのこと、貴重な場面もご覧になることができて何よりです(^^)
  
  いずれもようやく観ることができました。ありがとうございました！

  maki5963さん からの返信 2008/07/14 00:22:00

  RE: 念願が叶いました！

  ありがとうございます。楽しんで頂けて嬉しいです。
  
  シャーフベルクは有名で大勢行かれるんですが、登山鉄道など結構時間が掛かりますよね。その点こちらは標高で250mほど低いんですが気軽に行けて展望もいいので時間がない時にはお勧めです。
  
  でも良さがあまり知られてないようで、行ったことのある人は多くないのかも知れませんね。私はテレビで見る機会があって、それが素晴らしかったのでぜひ行きたいと思ってました。
  山はどこもそうですが天気次第なので、もしザルツブルグにいて今日はいい天気！と思ったらすぐ飛んでいける手軽さもいいと思います。
  
  教会は小さな田舎に行っても中は案外立派で、綺麗に手入れされたお墓といい人々の信仰の深さを感じられます。モントゼーの教会は映画で使われたので、ぜひこの教会内部を見てみたいと思ってました。映画を４０年以上見てきましたが、中でもサウンドオブミュージックは完璧な出来で一番好きな映画です。実際に教会を見ると撮影技術も素晴らしいからだと改めて思いました。
  
  結婚式はホントに偶然でした。ほんの３０分も寄らなかったのにね、不思議な幸いでした。
  
  
  

  ヴォルさん からの返信 2008/07/14 01:35:17

  RE: RE: 念願が叶いました！

  ザンクト・ギルゲンはガイドブックにも殆ど載っていないですよね。せいぜいモーツァルト展示室ぐらいでしょうか。地図も探せず、私は事前に政府観光局から取り寄せました。
  
  立派な祭壇＆結婚式はモント・ゼーの教会だったのですね。ザンクト・ギルゲンと勘違いしていました(^_^;)。比べるとやっぱりザンクト・ギルゲンはちょっと質素に見えますが、村の規模を考えると仰る通り信仰心の厚さが伺えます。
  
  私は2度目のザルツブルク訪問時に予習の為に初めて「サウンド・オブ・ミュージック」を見ました。そして最初の訪問時を振り返って旅行記を作成した時に、トラップ大佐の家だった場所やガラスの家にも行っていたのに、すっかり忘れていたことに気付きました。今思うと勿体ないことをした…と思います。知らずに行くのと、知ってから行くのでは価値が違いますもの。
  
  映画を見た今では、シャーフベルクも興味があります。いつかまた…と新たな野望(笑)が湧いて来ました。