2008/06/01 - 2008/07/01
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BO/Mさん
茘枝(ライチ、以下ライチ)の季節は、その年の暑さによって若干の前後はあるものの、大体6月中に一気に実が大きくなり、そして7月初にはその季節を終える。
ハイズン省のチーリンと言う場所に、ゴルフ場があり、そのコース脇にたわわにライチが実っているので、この季節のゴルフは、ライチの為にチーリン、と言うパターンもある程だ。
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ライチの季節は、ハノイでは上述通り、6月中にどんどん果実が大きく実って行き、7月初旬には実が割れてきて、終わる。
ハイズン省のチーリンゴルフ場は、ライチの木が沢山コース脇に植わっており、この季節はゴルフの為に行くのか、ライチの為に行くのか、どちらかと言うと、ライチがあるからチーリンに行く、と言うのが妥当な様に思える。
ライチは、こんな風にモコっとした低い木で、手で取れる場所に沢山の実がなっている。 -
南国フルーツとして、日本でも比較的ポピュラーだと思われるライチだが、僕は今迄こんなに青々として実っているライチを食べた事が、当然ながら無かった。 空輸してきて、店頭に出ても、いわゆる茶褐色にくすんだもの、それがライチの色だと思っていた。
むいた状態で皿に盛られていると、ライチ、ロンガン(竜眼)、チョムチョムの3種類は、結構似た形状である。 -
勿論、ライチとチョムチョムは比較的大きく、ロンガンは小さい点、そして瑞々しい2者に比べてロンガンは比較的乾いた感じの表面である点など、違いもあり、また味も異なり、そして種離れも違う。 チョムチョムが最も種離れが悪く、何となくそれが理由でイマイチ、チョムチョムを食したく無い、と言う人も僕の知人にはいる。 あと、あの赤い巨大アメーバみたいな、またはウニの様な形状がキモい、と言う向きもいるかも知れない。
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こうして木に直接なっているライチで、少し赤みがかってきているものを、とり、剥き、食べる。 それはある種、最高の贅沢だと感じる。 完熟ライチをその場で食べると、比較的硬い表皮と薄皮を剥くと、ジューシーな水分が中から溢れ出してくる。 渇いた喉にそれは優しく、時として喉の渇きを増す。 でも、ラウンド中、ホールによって多く植わっている場所では、ついプレイに熱中するより、そちらに気持ちが行ってしまうのも、致し方ない事だと思う。 唯一、この2−3週間は。
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ジュプっと剥いて、熟してくると自然と皮が離れて行く様になる。 その時期に達すると、ああ、もう来週はダメかな、と言う感じにもなる訳だが。 時としてヘタの部分、枝との接点の所から虫が入り込んでいる場合がある。 剥いてそのまま口に入れてしまうのだが、一度半透明な小さな虫がクネっているのを見てから、少し用心するようになった。
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この3週間程を過ぎると、前述通り、実が割れて熟れきってしまい、果実が腐り落ちると、中の種が次の生命として土に根をはり始める事になる。 チーリンにはライチ畑を家庭内に持つ家も多く、キャディの子の中でも、ウチにもなっている、と言う者もいる。
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何しろ、そこら中になっているのだ。 それも木にたわわに実って。 皆、食べてくださいと言わんばかりに。 赤くなっているのが食べ頃のもの、手の届く所から食されてゆく為、キャディが僕らの道具(アイアン等)で枝を下に引き下げて、実を取る。 まあ良いか、池の魚が冬の時期、寒すぎて青息吐息の時に、僕のアイアンを凶器に使ってとったのに比べると、可愛いもんだ。 あの時のキャディ、かなりこちらとしてはドン引きでしたが・・・。
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青い所に、赤みがさしてくると、食べ頃と言いましたが、更に実の大きさも有る程度の目安になります。
熟して来ると、大きく、もうはちきれんばかりになるとともに、それ以上いったら割れる、と言うギリギリの状態になります。 今年は先週(6/22)で既にその状態に近付いていましたので、今週(6/29)仮に行くとしても、もう盛りは過ぎて、腐りかけの爛熟状態、と言うかもう食べられる実が少なくなり始めるのだろうな、と推測します。
値段も、キログラム単価で、3,000ドンくらいから、5,000ドンくらい、5号線上に店を開いて(露天)売っているおばちゃんたちは、人を見るから、ガイジンなら50,000ドンくらいの事を言う場合もあります。 -
ライチの美味しい食べ方、今迄は、
*冷凍させて、それを食後のデザートとして2−3粒頂く、
*冷蔵庫で冷やして、小量頂く、
と言うのが日本でのしかるべき姿、だと思っておりましたが、
ここチーリンでは、何しろ端から頬張る、食べ倒す、と言う感じです。 -
しかし、そんな風に平らげていたら、現地の方に言われました。 ライチは、HOTなフルーツだから、食べ過ぎると吹き出物が出来るよ、と。
なるほど、中国でも良く言う表現ですが、熱い(または熱くなる)食べ物、と寒い(もしくは冷える)食べ物、と言う言い方です。
長年の経験則からか、こういう表現を食べ物に区分として与え、過度の摂取を戒める事にしているのではないかと思われます。
そして、ライチは熱い(熱くなる)食べ物であり、過度の摂取は吹き出物となって、顔や身体に噴出するのだ、と。 -
ライチは、かくも短期間に、熟れて、落ちて行く。 小さな蕾(つぼみ)から、熟れて落ちる迄、せいぜい一ヶ月程。 美味しく頂ける時期に、もがれて、食べられ、種をその辺にまかれる事で、更に自分の育成区域を拡大させてゆく、と言う「狙い」がライチ側にあるのか否かは、人の視座でしか無いが、実際に今のまま放置していたら、10年後(いや、南国故にそれほどの時間を待たずに?)には、チーリンゴルフ場はライチだらけになるかも知れん、とライチの種をプっと吐きながら、フト思った。
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群生しているライチ、あと何回この季節をハノイで楽しむ事が出来るのだろうか?
通常3−5年の駐在期間、
ダメで1−2年(又は体調不良)、
長くて 5−7年、
忘れられて10年、
現地で結婚して一生、
と言う言い方も出来るが、さて、どうなる事やら。
2度目のライチを季節を、既に楽しんだ事になる。 -
多分、今週末(7/05−06)がライチ最終段階だと思うが、残念な事に、チーリンには今週行くことが出来ない。
その次の週に、仮にチーリンに行けたとしても、もうライチは全て実を落として、青々とした葉だけが生い茂っている事だろう。
来年も、食べに行きたい。
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