マルセイユからコートブルー線に乗って

2008/04/27 - 2008/04/27

マルセイユ〜ミラマス間の海沿いを走る路線を
コートブルー線と言うそうです。

なんでも南仏１の景勝ルートらしいのです。



大きな観光地があるわけではないので、
地元の人しか利用しないようなローカル線のようですが、
のんびり、ゆったりとした時間を過ごしたくて、
滞在していたアヴィニョンから足を伸ばすことにしました。

エリア マルセイユ(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

アヴィニョンからマルセイユまでは
多分電車が１番速く、かつ本数もあるのですが、
私は南仏でバスに乗るのが楽しくて仕方がないので、
バスに乗りました。

アヴィニョン発マルセイユのバスの便は
本数が極めて少なく、早朝のみ。

眠い目をこすりながらバスに乗り込みます。




それでもバスからの自然の景色のためなら
朝早いのくらい我慢しなくっちゃ・・・

料金は片道１８ユーロ強

所要時間は・・・２、３時間だったハズ・・・





バスの料金は、
「結構高いな・・・」
と思ったので、記憶が鮮明なのですが、
時間に関しては・・・記憶が定かでないのです・・・

その日は晴れだったのですが、
このバスは山の中を走るため
霧がすごくって・・・・



運転手の反対側の最前列をキープしたのですが、
濃霧でフロントガラスの前方が
全く見えない時間帯もあって、ハラハラしました。
こわかった・・・・

おかげで眠気は覚めました（笑）

（運転手さんは慣れっこらしく冷静沈着）




しかし、このバス、最初から最後まで
私のほか誰一人乗り込まなかったんです。

採算取れてないだろうなぁ・・・と余計な心配。

時間どおりマルセイユに到着。

私だけの貸切バスでした・・・
いいんだろうか・・・

・・・・



コートブルーの発車前の時間に
マルセイユ駅から記念に一枚。

駅の構内でコーヒーとパンを買って
列車に乗り込みます。


列車はガラガラ、そしてボロボロ。

乗客はまばら。
観光客は明らかにゼロ。
（平日だから・・・多分・・・）

のんびり走る電車に揺られながら
窓の外の海を眺めるのは
なんとも贅沢。

ちょっと気になった港町があったので
降りてみました。

駅の真下に小さな港があるため、、
ものすごく急な坂道を下ります。



・・・帰りはここを登るのか・・・

（表紙の場所と同じ場所です）

本当に小さな港町で、
観光客はゼロ。

地元の猟師さんと、
港に停めてあるヨットのメンテナンスをしている人、
イヌを散歩している人くらいしか
いませんでした。


次の電車が５０分後なので、
それまで写真を撮りながら時間を過ごすことにします。

当初は全ての駅で乗り降りするくらいの
意気込みだったんですが、
どうも、次の電車の時間の心配をしながら
時間を過ごす・・・というのが
私には向いていないようで、
なんだか気乗りがしなくなり
そのまま終点のミラマスまで直行。


ちょっともったいないような気がする・・・




とはいえ、この路線
１時間に１本は電車があるので、
仮に乗り過ごしても
特に支障はないんですが・・・。

行きの電車は、びっくりするほど
ボロボロだったのですが、
次に来た電車は、とっても新しく
乗り心地のいい電車でした。


しきりのガラスに
オリーブの模様っていうのが、
南仏らしいです。

こういう細部までこだわるというのが
フランスらしい。