2008/05 - 2008/05
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その風に乗ってさん
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平遥を出発し夜行列車で西安駅へ。
西安西線ルートへ向かいます。
西安1日目
西安站→咸阳博物館→茂陵博物館
→永泰公主墓→懿徳太子墓→昼食、乾陵
→乾陵黄土民俗村→法門寺→西安站→宿泊施設探し
西安2日目
西安東門(長楽門)→興慶宮公園→小雁塔
→ホテル→咸阳国際空港へ
下調べはある程度してあったものの、
その日の風に吹かれるまま過ごしました。
あまり参考にならないだろうことを
予めお断りしておきます。
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-
07:50頃、ほぼ予定通り西安站に到着する。
翌日夜の咸阳国際空港発便での帰国なので、この日か翌日にも西安の西線ルートの観光を考えていた。
事前調査では8:00に西安站前の遊2or3番、あるいは、同じく8:00の鐘楼脇の国営ツアーが良さそうというとこるまで調べていた。
しかし、両者とも8:00に行っては遅すぎとある。
また、西安CITSの西線ルートは無くなったとの情報も入手していた。
もう、夜行で疲れていたこともあって、西安は昨年来ているし、気合もすっかり抜け切っていた。
見ごたえのある東線ルートと違い、まあ、どこか民間でもいいし、いざとなれば日本人客御用達会社に相談しても…。な感じで。でも、できればやはり帰国日じゃないほうがいいな〜と。
そんな思いの中で、西安站のホームに降り立つとつくり笑顔で近寄り話しかけ名刺をくれ、西線一日遊のパンフレットを配り必死に話しかけてくるひとりの中国青年が、怪しすぎる…。
と思いつつも名刺に目をやると、「CITS中国国際旅行社」と書かれている。うそ〜?
火車票の件で西安や他のCITSにもいくつかメールなど出したことがあるが、「すいませんできません」と一言メッセージをくれる彼らが、わざわざ站に客引き営業に来るなど到底考えられない。
でも、まあ危険を感じたり嫌になったら逃げればいいやと、考えを固めて事を運んだ。
45元+10元。ミニバスはホテルを廻り乗車客を満杯にした後、9時頃に西安を出た。
金額的には、始めに200元の法門寺を除く施設入場料を徴収し終了時に50元ほど返金された。
結局、後から調べると彼らは陝西中旅という旅行社。
問題になったこともあるようなのであまりこのようなゲリラ的な参加の仕方はお薦めしません。
西安市内→咸阳博物館→茂陵博物館→永泰公主墓→懿徳太子墓→昼食、乾陵→乾陵黄土民俗村→法門寺→西安市内
ガイドさんはピチピチの20代前半くらいの若干イケイケギャル風美人で時たまジーンズから下着を覗かせるサービス満点のセクシーお姉さん。
対応は運転者さんもガイドさんもとても親切で期待以上で大満足でした。乗客が中国人年配者や家族連れで締めていたので、斡旋会社の件はともかくとして、バスに乗ったら安心して旅行ができました。
だって、中国人年配者達は時間通り戻って来なかったり普通の日本人よりよほど世話の焼ける集団で、ガイドさんはそちらの世話で大変そうでした。
車中、解説も豊富で、歌のサービスもしてました。
咸阳博物館。
1室以上を使い兵馬俑坑のものよりかなり小型の彩色兵馬俑であふれかえっていた。
展示は想像していたより多彩で多く感じた。 -
茂陵に到着。
名物のモーモーさんのお出迎えをうける。
遠くからのお出迎えだったので光学8倍ズームで撮影。 -
茂陵の周囲に5陵墓あり、茂陵博物館に隣接した霍去病墓から茂陵を撮影。
山頂に2人ほど登頂していました。 -
周囲は陵墓だらけ。
-
霍去病墓を博物館側と反対側から下山すると万病が治るというお寺がありました。
中国のお線香はでかい…。
線香とは言わないのかも。たいまつ?? -
石像の動物たちが一列に鎮座していました。
すばらしい造形!
なめらかな曲線と力強い顔立ち。
もちろん、カエルだったと思います。
ですよね? -
カエルの石像の説明です。
とてつもなく、すばらしいものだと記されています。 -
こちらもすごい。
自然の模様を生かし、単純化された意匠に前のカエルと異なる黒い色合いを用い、真の力強さを感じさせます。
左手の白の丸っこい模様が目です。
たぶん。 -
これは見ての通りですね。
背中のタテガミがあるような獰猛な動物であるのに、頭部の曲線からじっとおとなしく我慢している様子が伺えます。すばらしい。遠慮がちな虎。 -
この馬は軍馬でしょうか。道産子のような太い足で敵を倒していくのでしょう。
これで匈奴もイチコロです。 -
モーモーさんです。遠くを見つめる目。
でも、口元からかすかに笑みがこぼれています。
両手で私達に一緒に頑張ろうと拳をつくり語りかけています。
でも、少しえらそうな態度にも見えるような。 -
ゆったりした姿勢を取り大物ぶりを見せています。
でも、小さなつぶらな瞳にやさしさを感じるゾウ。 -
地を這いずり回る大柄な動物。
皆から恐れられる動物もほらこんな可愛い姿も見せるんですよと言いたい作者の気持ちが伝わってきます。身を屈めているワニ。 -
すばらしい力作です。何ももう語る必要も無い
説明するだけ野暮というものです。 -
何かを踏みつけて走る俊馬。
-
以上、茂陵博物館からでした。
永泰公主墓。
さっと見学。
唐の中宗の子である永泰公は則天武后の孫で、則天武后にたいへんかわいがられていたものの、則天武后の悪口を言ったことが伝えられ、17歳にしてわけあって死去。 -
懿徳太子墓に入場しました。
懿徳太子は高宗と則天武后の孫。
入口から地下に下ると左右の壁ぎっしりの壁画。
増殖した聖徳太子の画?
永泰公主墓の壁画はレプリカのようですがこちらはたぶん本物かと思います。 -
懿徳太子墓
この入口から地下に潜る坂道の通路があり、左右の壁画と所々にある出土物を抜けると奥に石棺がある。天井はドーム型で彩色の模様が残っている。 -
乾陵の旧門。(山のふもとにある2つが門)
乾陵は唐の第3皇帝高宗と後にその皇后で女帝の則天武后が合葬されている陵墓。
1047mの梁山を削って、掘り起こして造成された。
とてつもなく巨大。始皇帝陵墓の比ではありません。
旧門の間に壁があったらしい。マジですか? -
六十一蕃臣。(乾陵参道脇)
中国の観光客の皆さんは、自分の首を上から出して記念撮影をしていました。記念撮影用に置かれているオブジェと化していました。
誰もポーズしていない時に撮影するのに苦労する。 -
ちょっとだけ入り口から参道を登った両脇にあります。奥に見える碑が無字碑です。
-
乾陵。(参道先の向かいの山が乾陵の陵墓)
参道の切れ目から山道に続いています。
山頂までは時間もかかりますので、上まで行く人は極わずかです。
時間配分で20分ほどがここでの見学時間になっていました。一緒のバスの隣席で親しくなった若い看護婦さんの娘さんとそのご両親。
大同から来られたこの中国人ご家族は当初山頂まで行く気満々でしたが、何とか無理と理解していただけたようで私はほっと胸をなでおろしました。
山頂へ行くと往復数時間はかかるようですから…。 -
法門寺。
1987年の仏塔修理の際に発見された地下宮殿から、仏舎利と宝物がみつかり近年の中国における世紀の大発見となった。
仏舎利のある法門寺(28元)と、仏舎利容器含めた宝物や出土状況の展示のある法門寺博物館(35元)と、別チケットが必要。
商売上手です。
両方とも撮影禁止で、監視は厳しい。
知らないで仏舎利を撮影しようとしたら和尚に「カーツ」と怒鳴られ、棒で叩かれそうになる。
見学時間が20分ほどと言われ、法門寺地階へ直行、法門寺はこれまで中国では見たことないほど沢山のお坊さんがいました。さっと見学しすぐ出たら、法門寺博物館へ。
宝物もさっと一通りですが、ほぼ全部チェックはできたと思います。超早歩きでした。
宝物はやはりうわさ通りゆっくり時間をかけても見ても、見ごたえのある場所でした。
出土品はイスラム期の銀やガラス製品も目立ち、これらは状態がとても良いです。
年代は8-10世紀越えるかくらいの品になるかと思います。他、曼荼羅などもありました。
18時半ころ西安市内着。駅で降ろしてもらう。
駅周辺で中国移動通信のSIMを購入(100元)。
めぼしい安宿と友人に電話をかける。
とりあえず、加州牛肉麺大王で軽く食事。
西安では1人のせいか路上や駅でタクシーはまずつかまらず、1人客にはバイクタクシーが声をかけてくるのでこれで移動。去年もタクシーつかまえるのに難儀したがこれでとりあえずよし。
鐘楼のほど近くに安宿の空いてる部屋が見つかり
チェックイン、回民街でシシカバブ食って戻り就寝。 -
西安2日目。
起床後、午前中に東門を通り、興慶宮公園へ。
ホテルに一旦戻りチェックアウトの予定。
午後の予定は、小雁塔に行くことを決め、あとは特に予定を立てず西安市内を見学。
夕刻に友人と待ち合わせ。夕食して空港へ。
東門(長楽門)。
歩いてきました。 -
東門(長楽門)。
興慶宮公園で阿部仲麻呂碑をサクッと見る予定が、歩いてきた東門近くの入口から入ったため公園内で40分間ほど探したが時間切れで見つからずじまい。
結局、西安交通大学近くの門へ素通りして戻る。
あるのはこの周辺なのでこっちの門から入るべきでした…残念。 -
午後から散歩しながら小雁塔へ。
昼食は西安体育学院前にある商店街に入り、蘭州牛肉麺のお店へ。
こんな西安の(たぶん)名も無いお店なのにうわさ通り美味い。蘭州麺恐るべし。
中国でも安くておいしいラーメンがありました。
店を出るとき手打ちしているのに気がついた、どうりで〜。
このお店のガキの兄弟の兄はしっかり注文取ったりとしているが、弟が始終アホなしぐさをしていて笑いを誘いました。いいコンビで。
店主の若いご夫婦もまじめで親切でした。
ただ、店内の掃除をちょっと…。
小雁塔。
敷地内にある西安博物院と共通チケット(50元)。
西安など都市部はほんと入場料高杉です。 -
小雁塔の最上階というか崩壊している
天辺の屋上部分から撮影。
崩壊して周囲が鉄の柵なので、見晴らし良い。(笑) -
小雁塔には金代鋳造の10トンある鐘があるという。
これ位しか境内に鐘はなかったけど、これ10トンもあるのかな?
市内をぶらぶらと見学。
現地の友人と予め電話で待ち合わせしてあったのでいっしょに夕食を取ると、すっかり遅くなってしまう。
急いでタクシーで空港へ向かいました。
おしまい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- nao0880さん 2008/06/28 08:21:29
- 西安
- その風に乗ってさん、はじめまして。
訪問ありがとうございます。
西安、出張で1週間後に訪れることになりそうです。
北京・西安・西安・北京の4泊5日の出張です。
自由時間が取れるかどうかはわかりませんが、兵馬俑の見学くらいはと思っています。
街の散策もよいかもしれません。
観光の時間が取れたなら、旅行記にまとめます。
ではまた。
- その風に乗ってさん からの返信 2008/06/28 15:25:15
- RE: 西安
- nao0880さん、はじめまして。
江蘇省の古鎮を楽しく拝見させていただきました。
天下第一村というのも特色があっておもしろかったです。
兵馬俑はTVや書籍などで見ていた想像通りのすごい所
でしたのでこの機会にご訪問できたらいいですね。
また、訪問させていただきます。(^^)
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