2006/09/13 - 2006/09/13
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bula!さん
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日本が世界に誇れる観光資源の一つが「温泉」であることに異議を唱える人はいないでしょう。
しかし、一口に温泉と言っても「都市型の日帰り入浴施設」のレジャー型、箱根や別府のような温泉地の旅館などで入る温泉など多種多様です。
通常の温泉入浴となるとそうした施設で温泉を楽しみますが、中には旅館も温泉銭湯もなく源泉だけが存在する「野湯」状態の温泉が人里離れた場所で沸いています。一部の「野湯・秘湯ファン」の間でだけに知られた存在のそうした温泉を、管理人が東北の秋田県に存在することを知り「入浴」してきました。
秋田県の小坂町は青森県平川市と県境を接した田舎町で、ここの「八九郎集落」から更に林道を辿って山に入っていくと素晴らしい温泉が湧き出ています。
ここではそこに如何にして辿り着いて入浴したのかを撮ってみました。
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
-
八九郎温泉に辿り着くにはカーナビも役に立たないし、市販のロードマップでさえ掲載されていない場合が殆どです。
ここに行きたいと思っている方には申し訳ないが、私の様に地理的「勘」を働かせて辿り着いてください。きっとその時の喜びは格別なものとなるでしょう。
このような未舗装の林道を車でひたすら走ります。
地元の有志が作ったと思える「奥八九郎温泉」の標識を注意深く探すことが大切です。
標識に有る「奥八九郎温泉」は世間では「奥奥八九郎温泉」と称し、この旅行記でもそれに沿って記します。 -
林道なので常に陽が差している訳ではありません。運転には十分な配慮が必要です。
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こうした標識の無い分岐点には惑わされます。瞬時の判断が要求されますが、ここは道成りに右側の林道を進みます。
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未舗装の林道は一般車なら通行に支障はありません。
カーブミラーも未設置で見通しの悪いカーブでは徐行して通ります。
すれ違う車両の存在も念頭にゆっくりと走ります。 -
要所には「奥八九郎温泉」の標識があります。絶対に見逃さない集中力が必要です。
林道なので待避所もなく、道を間違えると正直方向感覚を失いそうで怖いですよ! -
ひたすら続く未舗装の林道
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この「国有林林道」は目立つ看板なので目印にすると良いでしょう。
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こうしたカーブが続きます。
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林道を走行していると突如として赤茶けた地肌が剥き出しのところに着きます。ここが「奥奥八九郎温泉」(標識上は「奥八九郎温泉」)です。
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6箇所ほどある窪地から源泉が勢い良く沸きあがっています。木の切り株はイス替わりに使えますし、良く見るとマットまで準備されています。
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其々の窪みに温泉が沸いていますが、温度は40度少し超える程度の「適温」で深過ぎなく入浴には適しています。
こうした好条件がこの温泉の魅力でもあります。私が訪れたのは9月中旬ですから、時期によっては入浴環境の変化も考えられます。 -
窪地の大きさや深さはどれもマチマチです。泉質は正式な分析表はありませんが、「含鉄-炭酸泉」と言ったところでしょうか?
赤茶けた色は鉄分を多く含んでいる証拠でしょう、更に、薄褐色の濁りは炭酸泉の特徴を併せて示しています。 -
本当は掲載したくない写真ですが、敢えて管理人の入浴風景を掲載しました。
この窪地は浅かったのと多少温かったです。ここは普段の時期は「アブやブヨ」対策が必要ですが、時期的に私が訪れた9月中旬には見かけませんでした。
虫刺されは覚悟していましたがラッキーでした。従って、この写真をみて行きたくなっても「虫除け対策」を考えてから行くことをお勧めします。 -
周りの風景の写真です。停まっている車はレンタカーです。
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こうして見るとここが如何に山深いか理解出来ますね。
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温泉が沸いている所だけ地表が現れていて、他はひたすら木々に囲まれています。
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天然のジャクジーのように勢い良く源泉が噴出しています。
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車を停めていた後方にはこうした清流が流れています。
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辿って来た林道を戻り「奥八九郎温泉」を目指します。この標識がある分岐点から狭い林道へと入ります。
ここからの林道は更に狭くなり運転に神経を使いました。 -
この狭い「橋」を通行する勇気はありませんでした。手前の少し広くなっている道端に停めて徒歩で渡りました。
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前の写真の橋を渡ると直ぐに右側の窪地から温泉が沸いています。
ここが世間的に言う「奥八九郎温泉」ですので、標識とは異なりますので注意して行きましょう。
泉質は奥奥八九郎と同じようですが、こちらの源泉の方が奥奥より湯温が低く体温並みです。更に、奥奥と比べると多少「汚れ」が目に付いたので「入浴」はパスしました。
ここに入浴しているかたの写真を見たことがありますが、私的には「勇気」が足りませんでした。 -
奥奥と同様に源泉は勢い良く噴出しています。
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奥八九郎から林道を再び戻り、一般道との分岐点で右折します。右折して一般道に入ると間もなく「八九郎集落」です。
道路の橋から右手のような風景が視界に入ります。田畑の奥に見えるブルーシートで覆われている小屋みたいな所が「八九郎温泉」です。 -
車は橋を渡った直後の畑よりに停めましたが、くれぐれも「路駐」ですので停める位置は地元民と通行する車の迷惑にならないように心掛けましょう。
(ってそもそもここに停めるのは違反でしょうが...)
この屋根の民家が先に見えますので、そこの裏手の畦道(あぜみち)を進みます。この時は誰ともすれ違いませんでしたが、もしすれ違ったら挨拶と「入浴させて下さい」位は言いましょう。 -
これが「八九郎温泉」です。良く見ると青色は「虫除けネット」でした。
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源泉はこの浴槽の直ぐ裏の地表から沸いています。源泉から直に勢い良く浴槽に注ぎ込まれている、まさに究極の「源泉掛け流し」です。
源泉と浴槽が近いほどその効能が最大限に発揮されるのは言うまでもありません。 -
内部の様子です。当然ながら「無料温泉」ですし地元民が農作業を終えてから入浴するようです。使い古したタオルが干してありました。
空き缶には清掃料を心付けとして入れます。よそ者が利用する為の最低限のマナーです。 -
外には何故か時計が。
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外から覗くとこのように見えます。
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これが源泉です。この源泉が沸いている所に浴槽を作ってようです。泉質は「奥」「奥奥」と同じようです。
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八九郎温泉の全景です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- sweetbasilさん 2009/06/28 19:01:01
- はじめまして!
- こんばんは!
途中の林道の臨場感がばっちりですね〜奥八九朗と八九朗は行ったことありません。
次回は私も頑張って探します♪
- bula!さん からの返信 2009/06/28 20:10:53
- RE: はじめまして!
- > こんばんは!
> 途中の林道の臨場感がばっちりですね〜奥八九朗と八九朗は行ったことありません。
> 次回は私も頑張って探します♪
八九郎温泉はそれを探し当てた時の喜びを感じながらの入浴はまた格別でした。私のブログが探し当てる参考になれば嬉しいです。
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