2008/04/29 - 2008/05/06
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azianokazeさん
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サパ初日、バイクの後ろに乗っかって、峠を越えライチャウ方面の少数民族の村を3箇所まわりました。
結論から言うと、村よりは途中の山々の景色が素敵でした。
それにしても、でこぼこ道をバイクで走るのはしんどかった・・・。
なお、サパからハノイに戻った最終日にカメラを盗まれたため、予備のカメラで撮影した最終日ハノイ以外は写真が全く残っていません。
そこで、写真投稿サイト“flickr”から、なるべく自分が撮影した、あるいは見たものと近いイメージの写真で、利用可能なものをお借りし、とりあえずの“記録”として残すことにしました。
表紙写真はサパからライチャウ方面に走ったあたりの山々
“flickr”より By fredhersch http://www.flickr.com/photos/fredhersch/2136966049/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ベトナム航空
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-
早朝、Mountain View Hotelにチェエクインしましたが、朝食後、ホテルのフロントでトレッキングのアレンジを相談してみました。
その時点では多少歩くつもりはあったのですが、話はいきなり「ジープでこの村とこの村をまわって40ドル」とかいう話になり、こちらもその線で応じることに。
「もう少し安いコースは?」「じゃ、バイクでライチャウ方面に行って3箇所少数民族の村をまわるコースはどうだ?途中滝もあるぞ。」ということで、あっさり即決。
シャワーを浴びただけですぐに出発。
写真は“flickr”より By tannematica http://www.flickr.com/photos/tannematica/331604991/ -
写真は山道で休む黒モン族の人達
“flickr”より By danielguip http://www.flickr.com/photos/danielguip/263287348/ -
バイクのドライバーはBaoさん。50歳ぐらいの男性ですが、本来はドイツ語ガイドだとか。
英語は専門ではありませんが、そのほうが私の英語とはつりあいがとれて好都合かも。
1600mのサパからさらにどんどん高度を上げていきます。
写真は“flickr”より By fredhersch
http://www.flickr.com/photos/fredhersch/2137748528/in/set-72157603544299688/ -
少し走るとすぐに舗装が途切れいやな予感。
サパから20分ぐらいでしょうか、山肌に滝が見え、道の両脇には露店が並んでいます。
帰国後flickrに投稿された写真で「Silver falls」とかいう名前がついていることを知りました。
Baoさんを待たせて滝の展望台へ上ってみます。
数段に分かれた、そこそこの滝です。
写真は“flickr”より By Peter Garnhum http://www.flickr.com/photos/petergarnhum/272453239/ -
更に高度をあげていくとラオカイ省からライチャウ省に入り、2000m超の峠にさしかかります。
写真は“flickr”より By Mathias http://www.flickr.com/photos/mathias/381123/ -
山々が間近にせまり綺麗です。
ちなみに、この付近の山の中にベトナム最高峰のファン・シーパン(3134m)がそびえています。
写真は“flickr”より By jmhullot http://www.flickr.com/photos/32856635@N00/2263064705/ -
今度はぐんぐん下っていきます。
写真は“flickr”より By * YUKO_M http://www.flickr.com/photos/78504105@N00/320526863/ -
ライチャウ省に入ってからは道路は舗装になり、快適(とは言ってもバイク後部はちょっと疲れますが)なツーリングです。
写真は“flickr”より By Pilipix http://www.flickr.com/photos/pilipix/607155501/ -
マチュピチュの写真にでてきそうな切り立った山が印象的です。
写真は“flickr”より By fredhersch http://www.flickr.com/photos/fredhersch/2136966049/ -
利用できる山の写真が多くなかったので、とりあえず全部かき集めてあります。
そのため印象が違うものもありますが、ご了承ください。
写真は“flickr”より By Matthijs Gall http://www.flickr.com/photos/matthijsgall/216591133/ -
いよいよ広い通りをはなれて少数民族の村に向かいます。
最初は “Chu Va”(スペルは相当に怪しいです)と言う花モン族の村です。
(写真は“Chu Va”とは関係ない、どこか別の村の中のものです)
花モン族は後日バックハのサンデーマーケットで飽きるほど見ますが、この村に着いたときは時間帯が悪かったのか子供が数人いるだけで、ひと気がありません。
Baoさんの話では、遠くの畑に仕事に行っているのではとのこと。
“そんなところに連れてきてどうする・・・”と思いつつ、村の中をひとり歩くと犬がほえ始め、やがて村中の犬がいっせいに吠え立てます。
身の危険を感じましたの早々に引き返すと、途中の建物で数人の村人を見かけました。
そのことをBaoさんに伝えると、行ってみようとのこと。
訪ねると7,8人集まってキリスト教の勉強会をしているとのことでした。
花モン族というとカラフルな民族衣装が特徴ですが、外側のピラピラした部分をとってしまうと他の衣装と区別ははきりしなくなります。
このとき民族衣装っぽいの女性は1名だけで、それもよく特徴のわからないものでした。
「まあ、花モン族はバックハで会えるから今日はこれでいいや・・・」と、最初の村は退散。
写真は“flickr”より By Ruud! http://www.flickr.com/photos/ruudvanleeuwen/321122929/ -
近くの町で昼食。
Baoさんはこの日も翌日も「フォーしかないそうです」といった類のことを言っていましたが、どうでしょうか・・・。
昼食代込みの料金だったので、なるべく安く・・・という考えもあったのかも。
私はあまり食べ物にはこだわらないほうなので、別にそれは構いませんでしたが。
置いてあった竹パイプなど試してみます。
思い切り吸い込まないと煙が上がってきません。
すでにこの時点で、お尻が痛くなっていたのですが、試練はこれからでした。
写真は“flickr”より By allandreasen http://www.flickr.com/photos/allandreasen/451702093/ -
細いでこぼこ道を次の村“Ban Bo”に向けて走ります。
白タイ族の村だそうです。
お尻が悲鳴をあげる頃着きましたが、まあ、普通の村です。
そのなかの1軒に入りますが、あちこちで見かける“その類の家”です。
夫婦とお姉さんという方、3名がいましたが、特に変わった格好をしている訳でもありません。
商品を進められるようなこともなく、Baoさんが彼等と世間話している間、私は狭い部屋の中をウロウロして時間をつぶします。
大体、“少数民族の村”をまわるツアーというのは、こういう“ちょっと貧しいだけのごく普通の村や家”のことが多くあります。
普通に生活していれば、少数民族でも今のご時世、普通の格好、普通の生活になります。
いわゆる人目をひく衣装は、多分に観光客を意識した営業用であることが多いとも言えます。
写真の村はこれもどこだかわかりませんが、“Ban Bo”にしてもこんな感じの普通の村です。
“flickr”より By mmj802 http://www.flickr.com/photos/mckenziejones/1192443573/ -
更に道は厳しくなって、モトクロス状態。
3番目の村は“Na Tam”、Baoさんは「ラオ・ピープルの村」と言っていましたが,帰国後確認したところ、その特徴からして“ルー族”だと思われます。
ここでも1軒の家に入りましたが、ちゃんと民族衣装の被り物(片側に飾りのついたかわいらしいもの)を身につけています。
その分、商品販売も営業も。
写真でははっきりしませんが、元画像まで拡大すると左端の女性の口が黒っぽいのがわかるかも。
お歯黒です。
12歳か15歳頃に行うそうで、毎日15分お茶の葉で歯を磨くと1ヶ月で黒くなるとか。
一旦染めると、あとはずっとそのまま色落ちしないと言っていました。
波多野 清さんが作られているサイトの下記ページにルー族の写真が何点か掲載されています。
その中の左下の写真で、被り物(ターバン?)の特徴とお歯黒がよくわかります。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~agrifolk/asia-hoka/vietnam/vietnam-minzoku/lu.htm
写真は“flickr”より By Tooley http://www.flickr.com/photos/tooley/314833194/ -
礼金がわりに1点お買い上げ。
1点織るのに数週間かかると言っていましたが、どうでしょうか。 -
“Na Tam”からメイン道路に下る山道が一番ハードでした。
メイン道路に出ると舗装されており生き返ります。
しばらく行くとローカルな市場(名前は聞き忘れました)がありました。
ここで目を引いたのはマーッケトより、黒ザオ族(Baoさんは“Black Dzao”と言っていましたが、上記の波多野さんのサイトでは“ランテンザオ”と整理されています。)の人々。
なんと言っても奇妙な被り物が特徴。
昔は地毛で編んでいたそうですが、今はプラスチックのかつらのようになっていて、頂の銀色の飾りは大地を、真ん中の丸いものが太陽を表しているそうです。
写真は“flickr”より By SURF&ROCK (Miguel Navaza) http://www.flickr.com/photos/miguelnavaza/442843681/ -
市場の外で若い子が3名ほど刺繍に励んでいる様子を撮っていると、やはり黒ザオのおばちゃんがやってきて、「珍しいかい?ほれ、これを撮りな」って感じで頭をカメラに差し出してくれます。
更にはカゴに入っていたその被り物を「お前も被ってみたら」と進めてくれましたが、遠慮しました。
気のいいおばちゃんでした。
写真は“flickr”より By Ruud! http://www.flickr.com/photos/ruudvanleeuwen/321129411/ -
写真は“flickr”より By Simon & Vicki http://www.flickr.com/photos/simonpocock/1714373023/
-
こちらは黒ザオ族の夫婦。
少数民族の場合、どうしても女性の衣装に目が行ってしまいますし、街で目にする(観光客相手の商売などで)のも殆ど女性です。
男性はやはり地味です。
写真は“flickr”より By CharlesFred http://www.flickr.com/photos/charlesfred/317124576/ -
茶店で休憩。
地元の人から「日本のタバコを1本もらえないか」とよく頼まれます。
それはいいのですが、私は一番軽い銘柄を吸っていますので、恐らく地元の強いタバコに慣れた人には味がしないのでは。
「一番弱くて、その分体への害が少ないんだ」と説明しますが、なんだか日本タバコの評判を落としているようで・・・。
写真は“flickr”より By wi0chmen http://www.flickr.com/photos/wiochmen/266971033/ -
舗装された道をもどります。
高度差1000m以上を上り、2000mの峠を越えてラオカイ省に入ります。
写真は“flickr”より By wi0chmen http://www.flickr.com/photos/wiochmen/266954783/ -
道端で焼いている竹筒入りの“おこわ”をおやつ代わりに食べます。
周囲を焼きながら筒の竹を割っていき、焼きあがったら中のおこわを塩やゴマをつけて食べます。
くせがなくとても食べやすい一品です。
この竹筒、卵、肉の3点セットを、道端やサパの街でよく焼いています。
写真は“flickr”より By wi0chmen http://www.flickr.com/photos/wiochmen/266952951/ -
途中、写真のような感じのつり橋に立ち寄りました。
板があそこそこ欠けていて歩くのも不安なのですが、驚いたことにそんな橋をバイクが渡っていきます。
そのうち壊れます。
写真は“flickr”より By Maurice Koop http://www.flickr.com/photos/mauricekoop/311341598/ -
橋でやすむ黒モン族の女の子・・・残念ながらこのような“絵になる場面”には出会いませんでした。
写真は“flickr”より By Peter Garnhum http://www.flickr.com/photos/petergarnhum/272469442/ -
道を行く黒モン族が見え始めると、サパの街もすぐ近くです。
Baoさんが明日のコースについて「ホテルには内緒にして。安くしておくから・・・」と言いますので、彼の進めるコースで予約してホテルにもどります。
疲れました。何よりお尻の皮がむけそうで、明日もバイクに乗れるか不安です。
持ち合わせの薬を塗って、回復を待ちます。
それと、外では気づかなかったのですが、ひどい日焼けを起こしていました。
高度が高く気温がそれほど上がらないので、Tシャツ一枚で乗っていたのですが、腕は真っ赤、顔は“顔面崩壊”状態。鼻はもう火傷に近い感じでした。
帰国後10日ほどで、顔の脱皮が終わりました。
写真は“flickr”より By Hanoian http://www.flickr.com/photos/preya/36023362/
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