クルーガー国立公園周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
成田空港より香港を乗り継ぎ後に南アフリカ航空でヨハネスブルグ経由ビクトリアフォールズへ。2010年のワールドカップに向け、南アフリカ国内の空港はターミナル拡張工事が行われている。香港まで4時間40分。<br /><2日目><br />香港から南アフリカ航空で13時間30分、ヨハネスブルグの空港に到着。乗り継ぎは飛行機を降りて入国審査・トランジットエリアへと進みます。トランジットエリアの看板を辿ると左、右へと別れる壁にぶつかります。右へ進めばセキュリティに。入国の場合には逆に左側です。ヨハネスブルグの空港で乗り継ぎ、ビクトリアフォールズの空港までは1時間45分。入国審査口ブースには2名の審査員がいます。まず向かって右の審査員にパスポートとジンバブエビザ発行に対する米ドル(ダブルエントリー/$45、シングルエントリー/$30)を差出し、左の審査員が入国スタンプを押します。空港からビクトリアフォールズの街までは約20分です。そこからチョベ国立公園へ向かって車を走らせる事<br />1時間10分でMowana Safari Lodgeに到着。途中45分車で走った所にジンバブエとボツワナの国境があります。手続きは出入国のEDカードを記入するだけで時間もかかりません。ボツワナはVISA不要。Mowana=バオバブを意味するホテルには大きなバオバブの木が植えてあり、非常に清潔感のあるホテルです。部屋にはテレビもあり、CNNであれば見ることが可能です。夕刻、ボートサファリへ。通常のサファリカーで巡るゲームドライブとは随分と印象が違います。川から岸にいる象やインパラ、川にはカバやワニなど。また水辺のため多くの水鳥を見ることもできます。真っ赤に輝く夕日を背に、水のみをしていた象達が川を渡る姿はまさに芸術の風景。<br /><3日目><br />早朝よりチョベ国立公園のゲームドライブへ。ボツワナで2番目の広さ、動物数は1番と言われるチョベ国立公園だが、ビッグ5(ライオン、ヒョウ、象、バッファロー、サイ)に出会う事は非常に難しい。チョベではガゼル、オリックス、タカ、マングース、キリンなどを見る事ができるが、約8万頭が生息すると言われる象をぜひ満喫して欲しい。ゲームサファリを終え、ロッジよりビクトリアフォールズのVictoria Falls Safari Lodgeへと向かう。もちろん帰りも国境を越える。今回はボツワナで1泊したためにジンバブエのビザをダブルエントリーにしたが、ビクトリアフォールズからの日帰りであればシングルビザにて対応できます。ロッジより世界遺産で世界3大瀑布の1つビクトリアフォールズまでは車で10分程度。これこそ自然が創り出した神秘。これまで幾度と世界遺産に出会ったがここまで引き込まれるものは今までになかった。ビクトリアフォールズのゲートを潜ると森があり、その奥から“ゴーッ”という音だけが聞こえてくる。森を抜けたところには幅1,700m、最大落差108mと言われるビクトリアフォールズが現れる。その迫力に圧倒されっぱなしに。現地の言葉で『モシ・オア・トゥーンヤ』と呼ばれる水煙は滝壷へ流れ落ちた水が跳ね返って空へ向かって煙のように上がって行く。150mも上がるこの水煙は遠くから見ればまるで山火事のようである。その水煙がまた落下してくるため、ビクトリアフォールズでは大雨が降っているような状況になる。ここを観光する際には必ず傘かレインコートが必要。この時期は雨季だったため水量もとても多く、レインコートを着ていたにも関わらずパンツまでびしょ濡れになった。写真も撮る事が非常に難しい。ビクトリアフォールズの駐車場に売店があり、そこでレインコートの貸し出しが米3ドルでされている。本当に言葉で表す事は非常に難しいが、この絶景はぜひ一生に一度は見て欲しいと思います。ジンバブエと<br />ザンビアと両側からビクトリアフォールズは見ることが可能です。ザンベジ川にかかる大きな橋を渡るとそこがザンビアですぐに国境を渡る事ができる(但しパスポートが必要)。橋の中心ではバンジージャンプができる。ビクトリアフォールズ周辺には今回宿泊したVictoria Falls Safari LodgeやVictoria Falls Hotelなど日本人観光客でもかなり満足できるホテルもたくさんあるし、街も小さく、とても穏やかな街なので心配は全くいりません。<br /><4日目><br />本日は1日移動日。ビクトリアフォールズの空港はこじんまりとしているので、迷うことなく出国審査もチェックインもできる。クルーガー私営保護区へ向けて移動。今回はクルーガー私営保護区に最も近いHoedspruit空港ではなく、Nelspriuit空港を利用しました。ヨハネスブルグの空港から飛行機で45分。Nelspriuit空港は見た目日本の旅館のようで、新設されたばかりの綺麗な空港です。そこからクルーガー私営保護区のGwala Gwala Lodgeまで車で約2時間。途中道は綺麗なので横浜から成田空港を目指すのとあまり変わらない感覚で考えてもらえばよいでしょう。本日の宿泊地Gwala Gwala Lodgeに到着。初めてテントロッジに宿泊。川のせせらぎを聞きながらこんな癒しのスローライフな時間はないと絶対におすすめです。ここは6部屋で12人しか泊まれないロッジです。土台を木で固め、その上に大きなテントを張ったものであるが非常に快適。セキュリティ面は確かに鍵もないが、行けばきっとそれも気にならない。夕食はロッジ宿泊者の皆で机を囲み、オーナーも一緒に色んな話しをする。いろんな国籍の人と話しをしたり、歌を歌ったり非常に人とのふれあいを持てる空間です。<br /><5日目><br />早朝よりゲームドライブへ。南アフリカのゲームサファリには運転手とナビゲーターと呼ばれる動物の足跡や糞から動物の居場所を探し出すプロフェッショナルの2名が同行。サファリカーはケニア、タンザニアのように屋根だけが空くものとは違い、屋根もなく吹きさらされながらゲームサファリを行います。今回でタンザニアも含めかなりの回数ゲームサファリを行った。そろそろビッグ5に出会いたいと思いながら本当にそれが叶うとは本当に奇跡的だと現地のガイドの言葉。まず現れたのがゲームサファリで一番見る事が難しいと言われているヒョウ。地上を歩いている姿はほとんどなく、木の上にいることが多いヒョウを見つけることは非常に難しいのです。そしてライオン、象、バッファローとあとサイが現れると1ゲームドライブでビッグ5を見ることは本当に稀な事。道なき道を走り続け1時間、サイの姿が!このゲームドライブは最高の結果でした。ロッジに戻り、今回2つ目のクルーガー私営保護区のKapama RiverLodgeに到着。テントロッジとは違い、非常に部屋も広く洗練された部屋の造り。外観は違うが部屋の内装は欧米のデラックスホテルと何ら変わりない。クルーガー私営保護区にKapamaは他に2つの宿泊施設を持つ。Kapama Main LodgeとBuffalo Campである。Gwala Gwalaと同じようなテントロッジを希望されるお客様にはBuffalo Campを利用して頂く事となる。この3つを合わせてもルーム数は80強です。<br />現在拡張工事に合わせて大きなSPAが現在作られており、今年の夏にはOPENするそうです。クルーガーは私営保護区のため、Gwala Gwalaにご宿泊したお客様とKapamaにご宿泊したお客様とではゲームサファリをする場所が異なります。他のロッジでも同じことです。南アフリカのゲームサファリでは、ロッジに帰る前にブレイクタイムを取ります。朝のサファリではコーヒー、紅茶、クッキーなど、夕方のサファリではアルコール、サラミなどが用意されます。これも心地よい時間です。<br /><6日目><br />早朝のゲームサファリ。この時期は秋から冬に向かっていたために非常に寒かったです。必ず厚手の洋服を用意する必要があります。ロッジから帰りはクルーガー私営保護区に一番近いHoedspruit空港へ。ナミビアのWindhoekへ向けて移動。Hoedspruit空港も小さい。ヨハネスブルグまでは飛行機で1時間。ヨハネスブルグの国内線ターミナルから国際線ターミナルまでは歩いて10分かかりません。国際線ターミナルからナミビアのWindhoekへ飛行機で2時間。南アフリカ・ジンバブエ、ボツワナは日本との時差が7時間だが、ナミビアはサマータイムの間は8時間の時差がある。Windhoekに到着、市内までは車で30分。大きな街ではないが、<br />雰囲気はヨーロッパのような雰囲気がある。Kalahari Sands Hotelはショッピングセンターが併設しており、ホテルの中には大きくはないがカジノもある。このホテルは各国の首相などがナミビアを訪れた際には宿泊されるようなホテルだが、ホテルレベルは欧米で4つ星クラスのランクです。ホテルからの夜景はオレンジ<br />色の街灯が輝いていた。風景はイエメンのサナアにも似ていた。<br /><7日目><br />朝ホテルを出て、セスリウムへ。ひたすら5時間の道のりを走り続ける。ウイントフックなど都市の本当に2km範囲まではアスファルトの道で整備されているが、それ以外は砂利の舗装された道路である。ただ、揺れもそんなにないので、特に車酔いの酷い人でない限りは問題ないだろう。Namib Desert Lodgeは砂漠<br />を想像するナミビアの風景にやっと出会える場所。ナミブ砂漠の入り口である。夕方からデューンドライブ。4WDで砂漠を走りながら夕日を感じる。とても絵になる光景である。昼間は南アフリカとは違い、気温が40度近くまであがり非常に暑い日だった。とても長い道のりながら所々で動物が現れ、ナミビアの土地柄の変化を感じるドライブだった。夜は満天に輝く星空に出会える。<br /><8日目><br />ロッジから車で約1時間、ソススフレイに。ここは日本でいう道の駅のような所で、ナミブ砂漠の休憩所。車で30分ほど走るとデューン45へのゲートが出てくる。もう多くのデューンはここからスタートする。デューン45とはこのゲートから45km地点にあることからその名前がついている。ゲートから30分弱で<br />デューン45に到着。傾きが75度くらいある砂山は標高200mと言われ、そこを25分くらい歩くと頂上へ到達する。とにかく足場は砂であり、角度も厳しく、高所恐怖症の人には恐ろしく高く感じる砂山で、足がすくむような感じ。途中からはあまりのきつさに高さを忘れるほどだった。高齢者には登ることは厳しい。その疲れが一気に飛ぶような眺め。ビクトリアフォールズに続き自然の美を再度感じた。砂山を下りる時にはもっと急勾配の砂山を駆け下りる。本当ならこんな高い所からこんな急勾配を下りるなんて考えもできないが、しっかりとした砂の足場はその不安を消してくれる。そこからさらに車を奥へ走らせること20分。デッドスフレイに到着。両側にはビックダディ、ビックママと呼ばれるデューンが。この2つがナミブ砂漠の砂山の高さ1,2位である。ここから歩いて1時間半のウォーキング。昔は湖のように水があった場所には今では乾ききった大地である。そこには枯れた大木が幾つかあるだけ。最近では11年に1度だけ大雨が降るナミビア。温暖化現象の深刻な事態を目の当たりにした。砂山は日の当たっている部分は非常に砂が暑いが、日の当たっていない影の部分は氷に足を入れるように冷たい。たった右足と左足の幅なのにこうも違う事、これも自然が起こす現象なのだ。車で4時間半かけて本日の宿泊であるウォルビスベイへ到着。大西洋に面するこの街では新鮮な魚を食することができ、特に牡蠣が有名で生の牡蠣を食べれる。<br /><9日目><br />宿泊のPelican Bay Hotelから歩いて5分の所にラグーンが。そこではラグーンクルーズが楽しめる。今回は時間がなかったので1時間くらいのクルーズであったが、通常は2時間半のクルーズになる。出発はペリカンが迎えてくれ、クルーズに出ると鳥たちが餌を求めてクルーズ船の上に。またアザラシがクルーズ船の周りを泳ぎながらまた餌を求めている。餌をクルーズ船の上に出すとアザラシはクルーズ船に乗り込んで来る等一風変わったクルーズを楽しめるだろう。海には幾つかの海外の難破船があったり、牡蠣の養殖がされていたり、途中の浜辺には2000とも言われるアザラシが横たわっている。ボートクルーズを終え、車で30分離れたスワコップムントへ。ウォルビスベイはどちらかというと経済都市、スワコップムントはリゾート気分を味わえる。ここはまた街並みもかわいらしく、クリスタルギャラリーでは女性が喜びそうな石のアクセサリーなどがある。ここでは『ほたる石』を購入できる。ナミビアには多くの不思議がある。実際にワンダー・ブッシュなどは本当に枯れた葉っぱが水につけておくと緑色に甦る。Walvis Bay空港も小さいため特に困ることはない。飛行機で2時間、ケープタウンへ。入国審査場は非常に混み合う。入国審査のブースは18くらいあるが、実際に空いている外国籍用ブースは2ブースくらい。入国までに1時間近くかかった。ケープタウンの空港から市内までは車で30分くらいである。本日の宿泊地St Georges hotelはケープタウンの駅からも近く街中にある。スタンダードクラスホテルであるが、部屋も広くとても綺麗です。但し、昼間は非常に動き安いが、夜は真っ暗になりオフィッス街の為に人通りも非常に少なく外出する事はおすすめしません。この地域に宿泊するよりは料金は上がるがウォーターフロントエリアに泊めるか、外出する場合でもタクシーを利用するようにした方が良い。<br /><10日目><br />ケープタウンの市内を一望できるテーブルマウンテン。市内から車で約15分。山頂まではロープウェイで上がるが、すごい角度のロープウェイは今までに見たことがない。山頂までは5分程度で結び、ロープウェイの床が回るためにケープタウン市内からテーブルマウンテンなど眺めは様々。天候が悪い場合は運行されない事もあるので、この点は注意して欲しい。テーブルマウンテンの山頂は海抜約1,100m。岩にナイフを横に入れたようにひらべったい。山にはヒヒと呼ばれるサルなど動物もいる。テーブルマウンテンを後に海岸線を車で1時間、喜望峰に到着。喜望峰と言葉をまとめてしまうが、実は喜望峰自然保護区が総称である。この中には最南西端のポイント、ルック・アウト・ポイントには灯台があり、ケープポイントを眺めることができる。そこから車で30分、ボルダーズビーチへ。ここは遊歩道があり、ペンギン達のいるビーチへは直接下りる事ができない。写真で見る限りではペンギンと写真が取れるのでは、と期待されるかもしれないので注意。ボルダーズビーチから約1時間、コンスタンチンへ到着。南アフリカで有名な1つにワインがある。ワインといえばステレンボッシュが有名であるが、実は南アフリカで最も古いワイナリーはコンスタンチンである。広大な敷地にはブドウ畑や工場、販売所があり、販売所では$25で5杯のテースティングができる。価格も安く、ワイン好きならお土産にもいいだろう。ここからケープタウンの街までは約30分程度です。ケープタウン海沿いにあるウォーターフロントは街中とは違い、非常に華やかだ。大道芸、ショッピングモール、スーパー、お土産屋にレストランなど非常に楽しめるポイントで安心して動き回れます。ウォーターフロントから歩いて15分くらいの場所にSouthern Sun Waterfront Cape Town Hotelがある。非常に洗練されたホテルで安心して利用できる。<br /><11日目><br />最終日、ケープタウンから飛行機でヨハネスブルグへ。ケープタウン国内線空港より出発だが、ボーディングと荷物は成田までスルーで出された。ヨハネスブルグで一度下りたのですが、再度チェックインをする必要もなく、直接戻った際に入国審査場へ行けたので大変スムーズでした。空港から1時間の所にあるMisty Hillsというホテル視察へ。ヨハネスブルグとは思えないほど静かな空間にあるホテルは癒しの空間であるSPAやサウナなど完備。またケニアでお馴染みのカーニバルレストランが2店舗目としてこのホテルに併設している。もちろんワニ、ダチョウなど様々な種類の肉(バーベキュー)を楽しめる。12日間という旅行は3ヶ月にも感じさせるほど充実感で満ちていた。建造物の世界遺産も数多く見てきたが、自然が築き上げたものは観光資源ではまとめられない感動を与える。<br />

自然美が創り上げた世界遺産を求めて!

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2008/04/17 - 2008/04/28

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natureworld

natureworldさん

成田空港より香港を乗り継ぎ後に南アフリカ航空でヨハネスブルグ経由ビクトリアフォールズへ。2010年のワールドカップに向け、南アフリカ国内の空港はターミナル拡張工事が行われている。香港まで4時間40分。
<2日目>
香港から南アフリカ航空で13時間30分、ヨハネスブルグの空港に到着。乗り継ぎは飛行機を降りて入国審査・トランジットエリアへと進みます。トランジットエリアの看板を辿ると左、右へと別れる壁にぶつかります。右へ進めばセキュリティに。入国の場合には逆に左側です。ヨハネスブルグの空港で乗り継ぎ、ビクトリアフォールズの空港までは1時間45分。入国審査口ブースには2名の審査員がいます。まず向かって右の審査員にパスポートとジンバブエビザ発行に対する米ドル(ダブルエントリー/$45、シングルエントリー/$30)を差出し、左の審査員が入国スタンプを押します。空港からビクトリアフォールズの街までは約20分です。そこからチョベ国立公園へ向かって車を走らせる事
1時間10分でMowana Safari Lodgeに到着。途中45分車で走った所にジンバブエとボツワナの国境があります。手続きは出入国のEDカードを記入するだけで時間もかかりません。ボツワナはVISA不要。Mowana=バオバブを意味するホテルには大きなバオバブの木が植えてあり、非常に清潔感のあるホテルです。部屋にはテレビもあり、CNNであれば見ることが可能です。夕刻、ボートサファリへ。通常のサファリカーで巡るゲームドライブとは随分と印象が違います。川から岸にいる象やインパラ、川にはカバやワニなど。また水辺のため多くの水鳥を見ることもできます。真っ赤に輝く夕日を背に、水のみをしていた象達が川を渡る姿はまさに芸術の風景。
<3日目>
早朝よりチョベ国立公園のゲームドライブへ。ボツワナで2番目の広さ、動物数は1番と言われるチョベ国立公園だが、ビッグ5(ライオン、ヒョウ、象、バッファロー、サイ)に出会う事は非常に難しい。チョベではガゼル、オリックス、タカ、マングース、キリンなどを見る事ができるが、約8万頭が生息すると言われる象をぜひ満喫して欲しい。ゲームサファリを終え、ロッジよりビクトリアフォールズのVictoria Falls Safari Lodgeへと向かう。もちろん帰りも国境を越える。今回はボツワナで1泊したためにジンバブエのビザをダブルエントリーにしたが、ビクトリアフォールズからの日帰りであればシングルビザにて対応できます。ロッジより世界遺産で世界3大瀑布の1つビクトリアフォールズまでは車で10分程度。これこそ自然が創り出した神秘。これまで幾度と世界遺産に出会ったがここまで引き込まれるものは今までになかった。ビクトリアフォールズのゲートを潜ると森があり、その奥から“ゴーッ”という音だけが聞こえてくる。森を抜けたところには幅1,700m、最大落差108mと言われるビクトリアフォールズが現れる。その迫力に圧倒されっぱなしに。現地の言葉で『モシ・オア・トゥーンヤ』と呼ばれる水煙は滝壷へ流れ落ちた水が跳ね返って空へ向かって煙のように上がって行く。150mも上がるこの水煙は遠くから見ればまるで山火事のようである。その水煙がまた落下してくるため、ビクトリアフォールズでは大雨が降っているような状況になる。ここを観光する際には必ず傘かレインコートが必要。この時期は雨季だったため水量もとても多く、レインコートを着ていたにも関わらずパンツまでびしょ濡れになった。写真も撮る事が非常に難しい。ビクトリアフォールズの駐車場に売店があり、そこでレインコートの貸し出しが米3ドルでされている。本当に言葉で表す事は非常に難しいが、この絶景はぜひ一生に一度は見て欲しいと思います。ジンバブエと
ザンビアと両側からビクトリアフォールズは見ることが可能です。ザンベジ川にかかる大きな橋を渡るとそこがザンビアですぐに国境を渡る事ができる(但しパスポートが必要)。橋の中心ではバンジージャンプができる。ビクトリアフォールズ周辺には今回宿泊したVictoria Falls Safari LodgeやVictoria Falls Hotelなど日本人観光客でもかなり満足できるホテルもたくさんあるし、街も小さく、とても穏やかな街なので心配は全くいりません。
<4日目>
本日は1日移動日。ビクトリアフォールズの空港はこじんまりとしているので、迷うことなく出国審査もチェックインもできる。クルーガー私営保護区へ向けて移動。今回はクルーガー私営保護区に最も近いHoedspruit空港ではなく、Nelspriuit空港を利用しました。ヨハネスブルグの空港から飛行機で45分。Nelspriuit空港は見た目日本の旅館のようで、新設されたばかりの綺麗な空港です。そこからクルーガー私営保護区のGwala Gwala Lodgeまで車で約2時間。途中道は綺麗なので横浜から成田空港を目指すのとあまり変わらない感覚で考えてもらえばよいでしょう。本日の宿泊地Gwala Gwala Lodgeに到着。初めてテントロッジに宿泊。川のせせらぎを聞きながらこんな癒しのスローライフな時間はないと絶対におすすめです。ここは6部屋で12人しか泊まれないロッジです。土台を木で固め、その上に大きなテントを張ったものであるが非常に快適。セキュリティ面は確かに鍵もないが、行けばきっとそれも気にならない。夕食はロッジ宿泊者の皆で机を囲み、オーナーも一緒に色んな話しをする。いろんな国籍の人と話しをしたり、歌を歌ったり非常に人とのふれあいを持てる空間です。
<5日目>
早朝よりゲームドライブへ。南アフリカのゲームサファリには運転手とナビゲーターと呼ばれる動物の足跡や糞から動物の居場所を探し出すプロフェッショナルの2名が同行。サファリカーはケニア、タンザニアのように屋根だけが空くものとは違い、屋根もなく吹きさらされながらゲームサファリを行います。今回でタンザニアも含めかなりの回数ゲームサファリを行った。そろそろビッグ5に出会いたいと思いながら本当にそれが叶うとは本当に奇跡的だと現地のガイドの言葉。まず現れたのがゲームサファリで一番見る事が難しいと言われているヒョウ。地上を歩いている姿はほとんどなく、木の上にいることが多いヒョウを見つけることは非常に難しいのです。そしてライオン、象、バッファローとあとサイが現れると1ゲームドライブでビッグ5を見ることは本当に稀な事。道なき道を走り続け1時間、サイの姿が!このゲームドライブは最高の結果でした。ロッジに戻り、今回2つ目のクルーガー私営保護区のKapama RiverLodgeに到着。テントロッジとは違い、非常に部屋も広く洗練された部屋の造り。外観は違うが部屋の内装は欧米のデラックスホテルと何ら変わりない。クルーガー私営保護区にKapamaは他に2つの宿泊施設を持つ。Kapama Main LodgeとBuffalo Campである。Gwala Gwalaと同じようなテントロッジを希望されるお客様にはBuffalo Campを利用して頂く事となる。この3つを合わせてもルーム数は80強です。
現在拡張工事に合わせて大きなSPAが現在作られており、今年の夏にはOPENするそうです。クルーガーは私営保護区のため、Gwala Gwalaにご宿泊したお客様とKapamaにご宿泊したお客様とではゲームサファリをする場所が異なります。他のロッジでも同じことです。南アフリカのゲームサファリでは、ロッジに帰る前にブレイクタイムを取ります。朝のサファリではコーヒー、紅茶、クッキーなど、夕方のサファリではアルコール、サラミなどが用意されます。これも心地よい時間です。
<6日目>
早朝のゲームサファリ。この時期は秋から冬に向かっていたために非常に寒かったです。必ず厚手の洋服を用意する必要があります。ロッジから帰りはクルーガー私営保護区に一番近いHoedspruit空港へ。ナミビアのWindhoekへ向けて移動。Hoedspruit空港も小さい。ヨハネスブルグまでは飛行機で1時間。ヨハネスブルグの国内線ターミナルから国際線ターミナルまでは歩いて10分かかりません。国際線ターミナルからナミビアのWindhoekへ飛行機で2時間。南アフリカ・ジンバブエ、ボツワナは日本との時差が7時間だが、ナミビアはサマータイムの間は8時間の時差がある。Windhoekに到着、市内までは車で30分。大きな街ではないが、
雰囲気はヨーロッパのような雰囲気がある。Kalahari Sands Hotelはショッピングセンターが併設しており、ホテルの中には大きくはないがカジノもある。このホテルは各国の首相などがナミビアを訪れた際には宿泊されるようなホテルだが、ホテルレベルは欧米で4つ星クラスのランクです。ホテルからの夜景はオレンジ
色の街灯が輝いていた。風景はイエメンのサナアにも似ていた。
<7日目>
朝ホテルを出て、セスリウムへ。ひたすら5時間の道のりを走り続ける。ウイントフックなど都市の本当に2km範囲まではアスファルトの道で整備されているが、それ以外は砂利の舗装された道路である。ただ、揺れもそんなにないので、特に車酔いの酷い人でない限りは問題ないだろう。Namib Desert Lodgeは砂漠
を想像するナミビアの風景にやっと出会える場所。ナミブ砂漠の入り口である。夕方からデューンドライブ。4WDで砂漠を走りながら夕日を感じる。とても絵になる光景である。昼間は南アフリカとは違い、気温が40度近くまであがり非常に暑い日だった。とても長い道のりながら所々で動物が現れ、ナミビアの土地柄の変化を感じるドライブだった。夜は満天に輝く星空に出会える。
<8日目>
ロッジから車で約1時間、ソススフレイに。ここは日本でいう道の駅のような所で、ナミブ砂漠の休憩所。車で30分ほど走るとデューン45へのゲートが出てくる。もう多くのデューンはここからスタートする。デューン45とはこのゲートから45km地点にあることからその名前がついている。ゲートから30分弱で
デューン45に到着。傾きが75度くらいある砂山は標高200mと言われ、そこを25分くらい歩くと頂上へ到達する。とにかく足場は砂であり、角度も厳しく、高所恐怖症の人には恐ろしく高く感じる砂山で、足がすくむような感じ。途中からはあまりのきつさに高さを忘れるほどだった。高齢者には登ることは厳しい。その疲れが一気に飛ぶような眺め。ビクトリアフォールズに続き自然の美を再度感じた。砂山を下りる時にはもっと急勾配の砂山を駆け下りる。本当ならこんな高い所からこんな急勾配を下りるなんて考えもできないが、しっかりとした砂の足場はその不安を消してくれる。そこからさらに車を奥へ走らせること20分。デッドスフレイに到着。両側にはビックダディ、ビックママと呼ばれるデューンが。この2つがナミブ砂漠の砂山の高さ1,2位である。ここから歩いて1時間半のウォーキング。昔は湖のように水があった場所には今では乾ききった大地である。そこには枯れた大木が幾つかあるだけ。最近では11年に1度だけ大雨が降るナミビア。温暖化現象の深刻な事態を目の当たりにした。砂山は日の当たっている部分は非常に砂が暑いが、日の当たっていない影の部分は氷に足を入れるように冷たい。たった右足と左足の幅なのにこうも違う事、これも自然が起こす現象なのだ。車で4時間半かけて本日の宿泊であるウォルビスベイへ到着。大西洋に面するこの街では新鮮な魚を食することができ、特に牡蠣が有名で生の牡蠣を食べれる。
<9日目>
宿泊のPelican Bay Hotelから歩いて5分の所にラグーンが。そこではラグーンクルーズが楽しめる。今回は時間がなかったので1時間くらいのクルーズであったが、通常は2時間半のクルーズになる。出発はペリカンが迎えてくれ、クルーズに出ると鳥たちが餌を求めてクルーズ船の上に。またアザラシがクルーズ船の周りを泳ぎながらまた餌を求めている。餌をクルーズ船の上に出すとアザラシはクルーズ船に乗り込んで来る等一風変わったクルーズを楽しめるだろう。海には幾つかの海外の難破船があったり、牡蠣の養殖がされていたり、途中の浜辺には2000とも言われるアザラシが横たわっている。ボートクルーズを終え、車で30分離れたスワコップムントへ。ウォルビスベイはどちらかというと経済都市、スワコップムントはリゾート気分を味わえる。ここはまた街並みもかわいらしく、クリスタルギャラリーでは女性が喜びそうな石のアクセサリーなどがある。ここでは『ほたる石』を購入できる。ナミビアには多くの不思議がある。実際にワンダー・ブッシュなどは本当に枯れた葉っぱが水につけておくと緑色に甦る。Walvis Bay空港も小さいため特に困ることはない。飛行機で2時間、ケープタウンへ。入国審査場は非常に混み合う。入国審査のブースは18くらいあるが、実際に空いている外国籍用ブースは2ブースくらい。入国までに1時間近くかかった。ケープタウンの空港から市内までは車で30分くらいである。本日の宿泊地St Georges hotelはケープタウンの駅からも近く街中にある。スタンダードクラスホテルであるが、部屋も広くとても綺麗です。但し、昼間は非常に動き安いが、夜は真っ暗になりオフィッス街の為に人通りも非常に少なく外出する事はおすすめしません。この地域に宿泊するよりは料金は上がるがウォーターフロントエリアに泊めるか、外出する場合でもタクシーを利用するようにした方が良い。
<10日目>
ケープタウンの市内を一望できるテーブルマウンテン。市内から車で約15分。山頂まではロープウェイで上がるが、すごい角度のロープウェイは今までに見たことがない。山頂までは5分程度で結び、ロープウェイの床が回るためにケープタウン市内からテーブルマウンテンなど眺めは様々。天候が悪い場合は運行されない事もあるので、この点は注意して欲しい。テーブルマウンテンの山頂は海抜約1,100m。岩にナイフを横に入れたようにひらべったい。山にはヒヒと呼ばれるサルなど動物もいる。テーブルマウンテンを後に海岸線を車で1時間、喜望峰に到着。喜望峰と言葉をまとめてしまうが、実は喜望峰自然保護区が総称である。この中には最南西端のポイント、ルック・アウト・ポイントには灯台があり、ケープポイントを眺めることができる。そこから車で30分、ボルダーズビーチへ。ここは遊歩道があり、ペンギン達のいるビーチへは直接下りる事ができない。写真で見る限りではペンギンと写真が取れるのでは、と期待されるかもしれないので注意。ボルダーズビーチから約1時間、コンスタンチンへ到着。南アフリカで有名な1つにワインがある。ワインといえばステレンボッシュが有名であるが、実は南アフリカで最も古いワイナリーはコンスタンチンである。広大な敷地にはブドウ畑や工場、販売所があり、販売所では$25で5杯のテースティングができる。価格も安く、ワイン好きならお土産にもいいだろう。ここからケープタウンの街までは約30分程度です。ケープタウン海沿いにあるウォーターフロントは街中とは違い、非常に華やかだ。大道芸、ショッピングモール、スーパー、お土産屋にレストランなど非常に楽しめるポイントで安心して動き回れます。ウォーターフロントから歩いて15分くらいの場所にSouthern Sun Waterfront Cape Town Hotelがある。非常に洗練されたホテルで安心して利用できる。
<11日目>
最終日、ケープタウンから飛行機でヨハネスブルグへ。ケープタウン国内線空港より出発だが、ボーディングと荷物は成田までスルーで出された。ヨハネスブルグで一度下りたのですが、再度チェックインをする必要もなく、直接戻った際に入国審査場へ行けたので大変スムーズでした。空港から1時間の所にあるMisty Hillsというホテル視察へ。ヨハネスブルグとは思えないほど静かな空間にあるホテルは癒しの空間であるSPAやサウナなど完備。またケニアでお馴染みのカーニバルレストランが2店舗目としてこのホテルに併設している。もちろんワニ、ダチョウなど様々な種類の肉(バーベキュー)を楽しめる。12日間という旅行は3ヶ月にも感じさせるほど充実感で満ちていた。建造物の世界遺産も数多く見てきたが、自然が築き上げたものは観光資源ではまとめられない感動を与える。

同行者
一人旅
一人あたり費用
50万円 - 100万円
交通手段
観光バス
航空会社
南アフリカ航空

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