2007/10/27 - 2007/10/29
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Mark & Risbeauさん
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シーズンが終わる前に2007年の秋を体験しようと、10月最後の週末思い立ってヨセミテ公園に向かった。ロサンゼルスに生えている木は椰子の木やオリーブの木など紅葉しない役立たずばかりなので、紅葉を見たければ少々遠出をする必要がある。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
-
まもなくヨセミテ♪
27日の朝8時過ぎレドンドを出発。恒例の車内食は、今回は冷蔵庫の在庫一掃サンドイッチだった。残念。乾燥しきって雨に飢える黄土色のなだらかな丘の間を縫って、途中まだ真っ黒な焼け跡も生々しい野火の跡を横目に見ながら、高速を一路北に向かう。フレズノの辺から色づいている落葉樹が増えはじめ、午後1時過ぎヨセミテ南の入口に到着。この辺までくると、もうたっぷり秋の風情である。
2006年の年間パスが8月末に失効したので、入園するには7日間有効の20ドルを払うか、40ドルのヨセミテ年間パスを買うか、今年から80ドルに値上げになった全施設共通の年間パスを買わないといけない。ゲイトで80ドルのパスをくれというと、長い金髪を垂らした到底レインジャーらしくないレインジャーの兄ちゃんがひとこと、"Cool, dude!"ヒッピーの残党なり。 -
群生するプラタナス
ヨセミテは、訪れる季節で全く異なる姿を見せてくれる。
すべてが真っ白な雪模様に閉じこめられる厳しい冬。空気がまだひんやり冷たい、滝の勢いが最高の春。真っ青な空に浮かぶ雲を背景に、明るい陽差しに緑が輝く夏。そして、秋はこれから訪れる長い、厳しい冬の前の、ほんの束の間に自然が華やかさを纏う最後のチャンス。この季節は、もののあはれを解する日本人でなくとも、訪れる人を感傷的な気分にさせる趣がある。 -
グレイシア・ポイントからハーフ・ドウムを望む
公園内に入ると、まず今年最初で最後のGlacier Pointに向かった。グレイシア・ポイントは、ヨセミテのヘソである谷底から1キロほど垂直に登ったところにある見晴らしのよい展望台で、岩山の突端にある。そこからはヨセミテの谷が一望にできるだけでなく、谷の反対側にはヨセミテの象徴ともいえるハーフ・ドウムの姿が見える。あいにくの曇天で、うすく霞がかかったような景色である。やっぱり、ここの景色は夏が一番だ。
グレイシア・ポイントは、公園内の主要道路(といっても蛇行した山道)から枝分かれして30分ほど走った行き止まりのところにある。11月から5月は深さ数メートルの雪に埋もれるので冬の間は道半ばにあるスキー場までしか道路が除雪されない。雪がないときは、杉や松が茂る林の中を蛇行する道路の、曲がり角の先には何がいるかわからない。僕らは今回、2匹の小熊を連れたブラック・ベアが早足に僕らの車の前を横切るのに出くわした。 -
グレイシア・ポイント発のトレイル始点
グレイシア・ポイントの高さまでくると杉や松など針葉樹だけになる。赤や黄の木々は眼下の箱庭のような谷底に広がるのみである。去年の夏タフト・ポイントというひとけのない絶壁まで短いトレイルを歩いたが、この機会を利用して今回は同じトレイル上にあるSentinel Domeという円い岩山を目指すことにした。センチネル・ドウムの天辺には、アンセル・アダムズさんの写真で有名になったJeffrey Pineという一本松が生えている。 -
ジェフリー・パインの残骸
林の中を通る平坦なトレイルを歩いて30分、目の前に目的地の円い岩山が現れた。季節のせいか、あるいはそれほどポピュラーな目的地ではないのか、トレイルで出会う人の数も少ない。もちろん、人が少ないからといって不満があるわけではない。岩山の麓に到着すると、突然目の前の傾斜が急になる。花崗岩の山肌の横には、とても深い谷が横たわっていて、その谷の反対側には谷底から聳える岩山が連なっている。西から吹いてくる、強い目の風に吹かれてなんとも爽やかだ。ドウムの頂上につくと、目的のジェフリー・パインは既に枯れて無惨な姿をさらしていた。やむなく、証拠写真を撮影。かわいそうだが、このような姿ではもはやこの木に注意を払う人も少ないだろう。
ジェフリー・パインの近くの岩に腰掛けて、持参のせんべいでお茶の時間にした。遙か彼方に霞む谷の風景を眺めながら、ほんの半日で日常の生活から完全に隔絶された世界に来れることが随分不思議な、特別な気分にさせてくれる。高所が苦手なくせに気がつくといつも高いところにいるのも妙だ。ロサンゼルスではあり得ないことなのに。ところで、ここで海苔巻きわさびせんべいを食べたのは、もしかしたら5000万年のヨセミテ史の中で僕らが初めてかもしれない。 -
霞むヨセミテ・バレー
ビレッジに入る手前のトンネルの出口にある駐車場で、何度目かわからないTunnel Viewを見る。相変わらず霞んでいるが、それでもここから見る秋模様のヨセミテ谷は格別の眺めだ。 -
ヨセミテ滝は休業中
今回はラッキーなことにヨセミテ・ロッジに部屋が取れた。おまけに目の前に滝が見える「デラックス・ルーム」。
乾期の終わりには滝の水量が最低になるから、ヨセミテに何度も来る機会がない人には今の季節は勧めない。事実、北米一落差が大きい(水さえあれば)豪快なヨセミテ滝も、今の時期は水道栓を閉じたように水量ゼロである。折角目の前に滝が見えるデラックスな部屋なのに...。もっとも、今の時期だから偶然でも取れるんだけど。そうとは知っていても、僕は他で紅葉を見るよりヨセミテでどうしても見たかった。
【http://4travel.jp/traveler/marktanaka/album/10239500/につづく】
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