2008/01/15 - 2008/01/15
178位(同エリア331件中)
あきみさん
旅行5日目。
NZ南島で「押さえておけ」ポイントのミルフォード。
テアナウの宿を朝9時半に出て、
ミルフォード・ロードを通って、
ミルフォード・サウンドをクルーズ。
フィヨルドランド・ペンギンやイルカとのランデヴーを夢見るが、またまた片想いで終わるのか?
クルーズ後、またミルフォード・ロードを通り、
宿泊予定地のクイーンズ・タウンへ。
今宵もギリギリの宿探しなのです。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ニュージーランド航空
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-
テアナウの宿を出たのが9時半。
部屋の前にまだ車があるのは我々のみ。
皆さん朝早くから出かけたのね。
やはり行き先はミルフォード・サウンドだよね。
ああ、先を越された。
なぜか湧き上がる競争心。
クルーズする場所、ミルフォード・サウンドへは、ミルフォード・ロードという道路を車で約2時間半走らせて到達するらしい。
このミルフォード・ロードは、私のバイブル「地球の歩き方」によると、朝9時から10時が観光バスの通るピーク・タイムなので避けたほうがいいよ、と書いてありました。
しまった、そのピーク・タイムのど真ん中ですよ。
さらにバイブルには「観光バスはロードの途中の見所に行きに立ち寄るから、レンタカーならば、見所へは帰りに寄ったほうがいいよ」とアドバイスが。
もちろんそのアドバイスに従いますとも。
前置きが長くなりましたが、そういうわけで、このように人々が群がる景勝地らしきところも我慢して通り過ぎました。 -
道中、空にくい込みそうな岩山に、滝をいっぱい発見してワクワクしましたが、(岩と滝が好きです)しかし泣き出しそうな曇り空。
あ、このトンネルも確か有名なポイントだったような気が。
途中「車を降りてゆっくり見たいな」と思う箇所を全て我慢して先を急ぎました。 -
虫除けスプレーを終えて早速あたりを撮影しよう。
ワクワクしてカメラを構えると強い刺激臭に「うっ」。
構えようとしてカメラを顔に近づけると、両手から先程の虫スプレーの不快なにおいが。
きついなあ、これ。なんか早まったかな。
駐車場のすぐそばの建物、ここでクルーズの手配が出来るはず。
カウンターらしきものはひとつだけ。
あれ?「地球の歩き方」には3社入っているって書いてあったと思うんだけどな。
わたし「クルーズをしたいのですが、このエンカウンターって会社だけですか?」
カウンターの人「ああ、そうだ」
あえなく撃沈。
実際にはここから3分程歩いたところのクルーズ船発着場に、ちゃんと3社あったのでした。
ここで私に足りなかったのは英語力、ではなくって、気合でした。
英語で話すことに気おくれして「え?リアル・ジャーニー社は?」ってもう一言が発せられなかった。
なのですごすごと、このカウンターにある選択肢の中からクルーズを申し込みました。 -
2時間のドライブでクルーズする場所へ着きました。
こういう大自然な場所ではものすごいかゆい蚊に刺されるから現地で調達した虫除けスプレーをお忘れなく、というバイブルのアドバイスを思い出し、駐車場で腕にまんべんなくスプレー。このスプレーのにおいのきつさに後で痛い目にあうとは知る由もなく。 -
同じ建物の中で、気を取り直してランチしておこう。
あと1時間以内でクルーズ出発だもんね。
ああ、楽しみ。
と、フォークを口に運んだら、また手首から虫刺されのあの不快な刺激臭が。
きついなあ、これ。 -
-
クルーズの船着場までこんな小道を歩いて3分くらい。
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いよいよ、「ミルフォード・サウンド」っぽい景色が見えてきた。
-
船着場は先程の建物と打って変わってでっかい立派な建物でした。
こんな大型観光バスが何台もやって来ました。 -
建物の中に入ると「あるじゃん、クルーズの会社がちゃんと3社!」
さてさて、地球の歩き方にはちゃんと「観光船のターミナルが唯一の大きな建物でここにクルーズ会社のカウンターがある」と書いてありました。
駐車場横の建物ではなくて、ターミナル横の建物が正解だったんです。
私に足りなかったのは、英語力ではなくって、気合でもなくって、日本語読解力でした。 -
バスタオルに包まって濡れた体で寒そうな少女発見!
彼女には申し訳ないですが、ああ、楽しみ。これから船で滝の真下へ行って私も水に打たれたい! -
クルーズ会社もいろいろ。船もいろいろ。
私は「小さい船のほうが滝の近くに寄れる」と聞いていたので、この赤い船がいちばん小さいのを見て大満足。 -
クルーズ出発。いすやテーブルのある船内よりも、舳先は人気。
-
滝が近づくと、みんなどんどん舳先に。ああ、私のライバル達。
船のアナウンスもノリノリで「さあ、滝に打たれろ。ずぶぬれになってしまえ」
不気味なおどろおどろしい音楽が流れて、びしょぬれにされる予感。
音楽には歌詞がついていた。
「ねえ、良夫、この英語の歌詞、なんて言ってるの?」
「英語じゃないよ。多分マオリ語」 -
この滝の写真がいちばんよく撮れたかな。
たくさん滝がありました。 -
「ああ、滝の真下だ。想像以上にきれい」。良かったらこの写真拡大してご覧ください。
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さあ、いよいよ滝に打たれるぞ。
船のアナウンスは挑発的に客を舳先へ誘います。
私は持参したポンチョにかばんごとくるまって、「I'm ready!」と叫びました。
隣にいたオランダ人夫妻が喜んで「You are brave!」とほめてくれました。
船は滝の真下へ。調子に乗ってたっぷり滝に打たれました。
滝修行の人々はみな歓喜のおたけびをあげていました。
私は想像以上の強い水圧に、あっさり戦線離脱しました。
びしょびしょになった髪やら顔やらをリカバリーしようと、船内に戻ると、同じように濡れた人々がヒーターの前に群がって、暖をとっていました。隣同士で滝修行したオランダ人夫妻と連帯感が生まれて、いろいろおしゃべりしました。船客はシャイな人達でしたが、このオランダ人夫妻はとてもフレンドリーで、目が合えば一言かけたりして、周りにいる人を楽しい気持ちにさせる見習いたい夫妻でした。
そうそう、貸し出し用レインコート(無料)がたくさん船内にぶら下がってました。 -
この岩の不思議な波打つ模様や、急に変わる突飛な色やら。
氷河に削られたってことなのかなあ。
ひたすら見とれていました。
ゴッホの力強い大胆な筆遣いや色使いを思い出しました。 -
オットセイの仲間、ニュージーランド・ファーシール君たちが仲良くひなたぼっこ中。
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こうして水平線が見えたら、「湾」は終わり。船はUターンして帰ります。
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これ全部船体に描かれたペンギンさんです。
ペンギンさんに会えたのは、この船に描かれた絵だけでした。
イルカさんは昨日は船のあとをついて来てくれたそうです。 -
船から降りた所で写真が売られてました。
そうだ、載る前に「ハイ・チーズ」って笑顔作ったんだった。
値段を聞くとなんと30ドル!高い!
「やめとけ、見たら買いたくなるに決まってる」と心が叫びましたが、ボードに貼られた乗船客の無数の写真の中から、我々の写っている写真を探しました。
「あっ、よく撮れてるわ、この写真」
写真嫌いで写真写りの悪い良夫が、10年に一回かというくらいの良い笑顔で良く写ってる! -
「ポストカードもCDもついてますよー。ぜひ買ってくださあい」
「買いますわ。」
「毎度あり〜」
「ところでこの写真はみなさん全員買って行きますか?」
私の質問に、とたんに、セールストークを止めて、素に戻るカメラマン。
「いやー、半々かなあ。自分が写っててもあまり買っていかないよ」
しぶい顔になって正直に答えてくれました。 -
そうだ、この船の右側のとんがり頂上がマイター・ピークかな。
お天気のせいかな、クルーズでの風景にはあまり感動しませんでした。
しかし、晴れていればミルフォード・サウンドは絶景です。
帰国後、他のトラベラーさんのミルフォード・サウンドでのクルージング写真を見て、そのあまりの美しさに絶句しました。「これは本当に同じ場所をクルーズしたのか?あまりにも違うじゃないか」よっぽど皆さんの日頃の行いが良いのでしょう。ちなみに良夫が10年前にクルージングした時は、イルカさん達がついてきてくれたそうですが、曇りだったそうです。
ここから先に載せた写真はデジカメで写したので「拡大」クリックしてもきれいです。
(船の中では携帯電話のカメラで撮影してました -
クルーズを終えて、来た道を戻りました。それはミルフォード・ロード。天気も良くってお気に入りの写真を撮れました。
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山の上のほうは残雪、右のほうの中腹から滝が始まっているのが見えました。
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この谷間の雪はいずれ溶けて流れていくのでしょうか。
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レンタカーをとめて休憩
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ああ、こんな中をドライブしたんだなあ。
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真ん中の砂利は川が流れていた跡かもしれません。
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お約束の逆さのミラーレイクの看板を湖面に映して。
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私個人としては、ミルフォード・サウンドよりも、ミルフォード・ロードの景色に圧倒されました。ロードは天気が良かったからかな。切り立つ崖のような高い高い岩山の間を縫うような道。助手席で夢中で撮影していました。運転席の良夫にとっては過酷なドライブでした。
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ミルフォードの次は、今朝泊まったテアナウを通過して、一路クイーンズタウンを目指しました。今夜はクイーンズタウンに泊まる計画。今回の旅では「宿はその日に探す」ことにしていました。目指していたのは自由な旅。自由の代償として得た気持ちは、日没までに到着しないと宿探しが困難になるという、この焦燥感。ミルフォード・ロードが終わったのが夕方4時頃でした。あと4時間でクイーンズタウンに着かなければ!
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多分この写真はもうミルフォード・ロードが終わった頃だと思います。やっと平坦なまっすぐな道になって、良夫もリラックス。
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気に入った写真
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山脈がどんどん遠ざかっていった。
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この「トイレ」マークは、国内で都市でも地方でも統一されていてわかりやすく、ずいぶん助かりました。本当に旅行しやすい国だなあと。
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山の稜線がずいぶんなだらかになりました。
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平地の白いつぶつぶは羊さん達。
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右側には牛さん達。
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色のきれいな美しい湖。穏やかな風景。
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先の穏やかさとは打って変わって、荒涼とした感じ。
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湖右側のくねくねヘアピン・カーブの上り坂の道が見えますか?本当に運転が大変でした。助手席にいてもスリリングでした。けっこうこのくねくねカーブは長く続きました。
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この岩の間にどうやって木が生えたのでしょう。
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くねくね坂道の前には必ず速度制限付きの道路標識が。くねくねが過酷なほど、数字は小さい。小さい数字を見るとドキっとし、大きくなると安心しました。それを何十回と繰り返して、やっとクイーンズタウンに着きました。
次の旅行記ではクイーンズタウン宿泊について書きます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- tm-sukeさん 2008/09/14 23:19:56
- 滝修行
- あきみさん、こんにちは
黄色のポンチョが鮮やかですねー、滝に打たれるのは楽しそうだけど
寒いんですかね??寒くても、気合があれば大丈夫なんでしょうか?
tm-suke
- あきみさん からの返信 2008/09/23 14:06:53
- RE: 滝修行
- > 黄色のポンチョが鮮やかですねー、
よくぞ書いてくださいました。
この黄色のポンチョ、ヨセミテで買ったんです。
ヨセミテで滝を見るルートを登る時に着てました。
気合と興奮とミーハーで寒くなかったですよー。
夫は寒かったようです。私が滝に打たれている間、すぐ船室にひっこんだもよう。
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- ナイアさん 2008/05/07 09:45:14
- あきみさん、お久しぶりです。
- 地球の・・・は、私にとってもバイブルですよ。
(もちろん、4travelもね。)
おいしそうなラテ?で中断でしたね。
あきみさんたちが素通りした綺麗な滝など、私もおあずけを食らったみたい。
続きが気になります。楽しみに待っていますね。
- あきみさん からの返信 2008/05/07 12:43:03
- RE: あきみさん、お久しぶりです。
- トモエルさん、こんにちは。お元気ですか?
横浜は暑かったり涼しかったり、季節の変わり目です。
「地球の歩き方」
おお、トモエルさんにとってもバイブルでしたか?
アメリカだとどんな旅行ガイドブックが有名ですか?
昨日でゴールデン・ウィークが終わり、今日から社会復帰です。
アメリカにもゴールデン・ウィークみたいのありますか?
私はせめてゴールデン・ウィーク中に旅行記完成させようと
思っていましたが、ああ、こんな感じですよ。とほほ。
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