2008/04/24 - 2008/04/26
1639位(同エリア2650件中)
緑子さん
マドリッド滞在中の1日は美術館めぐりにあてました。
プラド、ソフィア、ティッセン・ボルミネッサ、サン・フェルナンドの4つを歩いて回ったら、王宮に着いた時は時間外で閉まってました。
しかし、スペインの美術館の質の高さにはびっくり。
特にティッセン・ボルミネッサは、ゴッホ、ゴーギャン、モネ、ドガ等、ものすごいコレクションでした。
プラドにはドッカンと大物が数点あって他は雑魚、ティッセンは中上級の絵が多数そろっているという印象でした。
もう1日はトレドへ行きました。バルセロナで会ったポーランド姉妹がトレドはいいよーと言ったので。色んな選択肢がある中、トレドを選びました。
- 交通手段
- 高速・路線バス
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マドリッドの宿泊先、三ツ星ホテルです。
凱旋門の目の前にあります。 -
さすが都会、グラナダより高いのに、部屋は狭い、お風呂はシャワーのみ。
-
ここを選んだのは、観光に便利なロケーションと、食事のレビューがいいところでした。
-
朝食、レビューどおり、満足です。
これで? と思われる方
豪華ツァーとは基準が違うんです。
高ければ種類の多さや品質がいいのはあたりまえ。
私の基準は食材のチョイス。
ハム、チーズ、野菜など
それぞれがおいしい物を選んであるか、が基準です。 -
他に、ヨーグルト、フルーツ、温かいベーコンやソーセージもありました。
コーヒーも美味しくて、毎朝ガブ飲みしました。 -
まず、アトーチャ駅を見学に行きました。
駅の中に庭園があって、すごい素敵なところみたいです。
2004年に爆弾テロに遭った所でもあります。 -
しかし、、、
肝心の植物にあまり生気がありませんでした。
構内で瑞々しさを保つのは難しいのかもしれませんが
期待が大きかっただけにちょっとがっかりです。 -
そこから、プラド美術館に行きました。
-
プラドで印象深かった絵の1つは、ボッズの「悦楽の園」です。
写真だとチマチマしてわからないんですが、
非常に細かい描写で、ユニークな世界観を表現しています。
私には地獄絵みたいに見えました。
決して気持ちのいい世界ではないけれど、何か伝わってくるものがありました。
この絵を9歳くらいの少年と母親がじっくり見ていました。
少年は淡々と何やら感想を述べています。
すごいなー、スペインの子供は。
このトラウマになりそうな絵をちゃんと受け止める器量があるんだから。 -
もう1つは、ベラスケスの「ラス・メニーナス」です。
この絵は、子供の頃に読んだ名作全集に掲載されていて
人生最初に出逢った絵画なので、印象が強いです。
まさか大人になって本物を見る機会が来るなんて、、 -
ピカソもことのほかこの作品がお気に入りなようで、何枚もリメークしてますね。
バルセロナのピカソ美術館で拝みました。
しかし、何が彼をあそこまで惹きつけたのか、、、
確かに斬新な構図だし、パーツパーツが独立して面白い絵ではあります。 -
プラドはゴヤの特別展示をやってる最中で、別料金になってました。
スペインは、この別料金というのが多すぎるっ。
で、「裸のマヤ」を見損なってしまいました。
職員が、マヤは今、サン・フェルナンド美術館に貸し出し中と言ったのです。 -
ところが、サン・フェルナンドに行くと「着衣のマヤ」しかなかった。
どうも私のリスニングが甘かったみたいです。 -
現地に行くまでまったく知らなかったティッセン・ボルミネッサ美術館。
ここでもモジリアニ展を<別料金>でやってました。
彼をまとめて見る機会はないので、これには奮発しました。 -
モジリアニのモノクロっぽい裸婦、
ドガの踊り子
(あれがパステル描なんてー)、
モネの霧の橋
(画集には載ってるのに、なかなかお目にかかれなかった)
などが心に残りました。 -
ソフィア王妃芸術センター。
ピカソのゲルニカがある美術館です。
(写真は館内のオブジェ) -
その前までに見たピカソの他の絵の印象が強かったせいか、
はたまた理解力不足のせいか、ゲルニカには何も感じませんでした。
まあ、これはとりあえず見た、ということで。 -
喉が渇いたので、ホテルの朝食で確保した洋ナシをかじります。
ホテルの朝食の果物や菓子パンをおやつにすることが多いです。
水気がたっぷりでオイスイ。 -
マイヨール広場。
特に変わった広場ではないのに、妙な懐かしさを感じました。
霊感はありませんが、まれに古い場所や古い物から何かしら波動を感じることがあります。
ここはまさにそんな場所でした。 -
広場のわき道にあった個性的なアクセサリー店。
-
入るとすぐにキャラメルをくれて、その後、花を一輪くれました。
アクセサリーも、高価ではなく、センスがいい。 -
お土産をいくつか買いました。
包みにも花をつけてくれるんです。
最初、造花かと思ったら、生花でした。 -
他に
コルクとタイルでできたワイン栓もお土産にいくつか買いました。 -
絶品のジェラート。
カシスの下に、もうひとつバニラ・ナッツが隠れています。
普段はこんな量を食べることはないのですが、完食。 -
王宮の隣のアルムデナ大聖堂で映画の1シーンのような大掛かりなミサを見学しました。
-
係りの少年がぐるぐる回すお香の香り、見るからに高い位の司祭の祈り、
その合間に合いの手のように歌われる聖歌、観光客も混じって十字を切る。
ヨーロッパ人の信仰心の厚さを思い知らされます。
(残念ながら内部の写真を紛失) -
んなことやってたら、王宮に着いたとき6時を過ぎていて、門が閉まっていました。
すでに4つの美術館を徒歩で巡っているので、足はクタクタ、、、 -
そこへ謎の集団が到着。
あれは十年以上前にアメリカで発明されて、売れなかった「セグウェイ」という立ち乗り電動2輪車では!? -
市内ツアーのようです。
なんてお洒落、なんて合理的!
欲しい!
心からそう思いました。
調べてみると、日本ではまだ公道での使用が許されておらず、しかも、1台百万円近くします。 -
ものすごい疲れているのに、カフェやレストランに寄ることなく、徒歩でホテルへ。
いくつかタパスの店をチェックしていったのに、マドリッド滞在中、どこにも寄らず。
この日はいかにもまずそうな店のピザを持ち帰りました。
真中についている白い丸いものは、蓋がひしゃげないようにするものです。
味は予想以下でした。 -
しかたがないので、バルセロナで買ったイベリコ豚のソーセージを肴にビールを飲みました。
このソーセージ、六本木のミッドタウン「DEAN&DELUCA」と同じ物ですが、日本では2千円以上したものが、こちらでは5百円弱。
うううまい、贅沢ぅ。 -
翌日はトレドに行きました。
前日に南バスターミナルの場所を確認して、メトロを乗り換え、Mendez Avaro Portazgo駅に行きました。 -
トレドは人気らしく、トレド行きのチケット売り場には長い行列が。
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多分、小石か何かが直撃したのでしょうか。
割れたままのフロントガラスでバスは出発。 -
トレドのバスターミナルからローカルバスが出てるのですが、乗換え場所を見落とし、城壁の門まで長い坂道を歩きました。
天気がよくて汗ばんできます。 -
もんのすごい狭い道でも車は通ってます。
しかも行き違います。 -
もうボコボコです。
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この犬かわいい!
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お兄さんも!
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カテドラル
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カテドラル前の広場で、遠足に来ていた小学生が先生のギター演奏に合わせて踊ってました。
引率の先生、生徒とも、笑顔がまぶしかった -
やたら行列ができていたサント・トメ教会。
1ユーロだから良心的と思ったら、エル・グレコの「オルガス伯の埋葬」が1枚飾ってあるのみ。
それを長々と解説されて見るだけでした。
ゆ、許されるの、こんな商売、、、 -
ぼったくりです
-
トレドは去年のニースのエズ村に続いて、江ノ島みたいなところでした。(江ノ島は好きですが)
こんな風に観光のみで成り立っているような場所はあまり好きじゃない。
向かいのパラドールからの眺めがいいと聞いて行くつもりでしたが、だんだんその気が失せてきました。 -
この街はきっと、宿をとって、観光客のいない朝夕の静けさの中に、本当の良さが見つけられる場所ではないかと思いました。
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運命が何度もこの店に入れ、と指示しましたが、時間が合わず、泣く泣くレストランを後にしました。
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多少の渋滞あるも、無事マドリッドへ帰還
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スペインで最後の食事がこれ。
結局、美味しいパエリアは食べられませんでした。
(T△T) -
真夜中のチャマルティン駅
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これから乗り込む
ホテル・トレイン「ルシタニア号」です。 -
なんだかオリエント急行を想像しますが、私の乗る2等寝台(約1万5千円)はユースホステルといった感じです。
特等寝台(約2万8千円)はレストランのディナー付きですが、真夜中に乗るので、それもどうかな、と。 -
ひとつだけ楽しみにしていたのは、朝食です。
しかし、どう考えても乗客に対してテーブルの数が足りなさそうです。
列車のマネージャにアドバイスを乞うと、7時前ならゆっくり座れると教えてくれました。 -
翌朝、まだ客もまばらなレストランで、贅沢な時間を過ごしました。
とても美味しかった!
しかもリーズナブル(7 ユーロ)です。
国境を越える時、時間がずれるので要注意ですが、最近の携帯は時刻合わせが一発なので重宝しますね。 -
このヨーグルトが、、、
もう絶品
ほどよい酸味もあり
濃厚でとろけました。 -
窓の外には幻想的な風景が広がります。
-
レストランの隣のブッフェはこんな感じ。
両側に窓が開いてるので開放的です。 -
ほぼ定刻どうり(8時)にリスボンに到着しました。
日本との関係は深いのに、現在はスペインよりも情報の少ない国。
はたしてどんな街なのでしょうか。
「イベリア半島・駆け足横断5(リスボン)」に続く
https://4travel.jp/travelogue/10239460
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