名城巡り（竹田城）

2008/04/26 - 2008/04/26

　但馬竹田城は円山川を直下にする標高３５２mの虎伏山山上に、累々とした石垣を配した山城である。１４世紀中頃、但馬守護・山名氏の支城として築城。秀吉の但馬攻略で、秀長に与えられ秀長没後は秀吉に投降した龍野城主・赤松廣秀が城主となる。秀長が城主の頃に大改修が行われ、今に見る総石垣の壮大な城となった。修復には１３年の年月を要し、賦役の農民は「田に松が生えた」ほどの困窮に陥った。城主となった廣秀は租税を免除し治水に力を入れるなど、領民に対し善政を敷いたが、慶長５年（１６００年）、関ヶ原の戦いで廣秀は西軍に加担し、後に家康に帰参するが、結局は家康の命により切腹、赤松氏は断絶し城も廃城となった。
　城跡は最長部に天守台を中心に、北千畳、南千畳と呼ばれる曲輪が鳥が翼を広げたような形で尾根に沿って長く張り出していた。天守台石垣の豪壮な石組みは残っており、それぞれの曲輪はことごとく石垣や土塁に守られている。
　冬季には山上に霧が発生し、「天空の竹田城」としてカメラマンの格好のポイントとなっている。

エリア 兵庫

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー

竹田城址、大手門跡。

竹田城址、北千畳跡。

竹田城址、三の丸跡。

竹田城址、二の丸跡。

竹田城址、武の門跡。

竹田城址、本丸跡。

竹田城址

竹田城址、本丸方面。

竹田城址、天守台方面。

竹田城址石碑。