桶川桜の旅、普門寺のシダレザクラ

2008/03/29 - 2008/03/29

先ほどの北本市とは隣あっている桶川市。しかも北本自然観察
公園からならほんの数分の距離に現在では廃寺となっている
普門寺跡があります。

ここにも市の天然記念物に指定されている美しいシダレザクラが
あります。どこまでも続く田畑の風景を走ると石戸蒲サクラから
数分で普門寺に着くことができます。

この桜を見るために多くの人がここを訪れ、大切に守られている
桜に感動を覚えます。
本当に青く美しく晴れ渡る空一面に広がる桜の風景が、
見ている私を幻想的な雰囲気で包み込み、柔らかく暖かな
桜のローブをまとったかのような気分にさせてくれます。

今年この桜を見ることが出来て本当に良かったと思わせる
素晴らしい桜でした。

エリア 鴻巣・桶川・北本(埼玉)

• 交通手段: 自家用車

北本のエドヒガンや石戸蒲ザクラを見た後は、
桶川市に入った。ここ桶川にも沢山の桜の名所が
ある。

少し道に迷いながら、のどかな田園風景を
楽しむ。途中畑仕事をしていた女性に普門寺の
場所を聞いた。

そう、普門寺にも桜の名木がある。
桶川市の川田谷にある普門寺はお寺は既にない。

何よりここには大変美しい枝垂桜があるのだ。

普門寺のシダレザクラといえば、遠くから見に来る
人も沢山いる桜の名木だそう。

私もインターネットで調べて、やっとの思いで
この場所を見つけた。

ここ普門寺は江戸時代に源範頼のどくろを寺宝として
いたと伝えれられている。

その範頼の鎮魂のために、毎年美しい花を咲かせて
いるとも言われている。

同じような構図で沢山の写真を撮っている自分。
レンズを通して迫ってくる桜も本当にすばらし
かった。

普門寺のシダレザクラは樹齢１８０年と言われて
いるが、もっともっと永くからこの場所で咲いて
いたかのような古木の威厳を感じる。

花一つ一つが本当に美しくて見惚れてしまう。
しばし時間を忘れてシャッターを押し続けた。

ここでも青い空と桜の薄ピンク色のコントラストが
とても素晴らしい。

何故こんなに美しくそして幻想的な花を沢山
つけるのだろうか。本当に範頼の魂を鎮めるかの
ように咲き乱れる。

シダレザクラの横にも里桜の大木があって
こちらも負けないくらいに背が高い。

みな三脚を立てて、少しはなれた場所からシダレ
ザクラを狙う。大きい、この木を画面に納めるため
には少し離れないと辛い。

可愛い花達がピンク色の風の中で揺れている。

桜の波が私の顔に迫ってくるようだ。
カメラを通してみていてもその迫力はすごかった。

全体も素晴らしいけれど、一つ一つの花を見ても
どれも本当に美しくて素敵だった。

少し曇ってきたが、まだまだ青い空が遠くに広がって
この名木を見事なステージに立たせている。

ここ普門寺のシダレザクラはエドヒガンザクラの
変種でイトザクラとも呼ばれているそう。

普門寺の桜をあとにして、お昼を食べに城山公園を
訪れた。ここも先ほどの普門寺からはほんの数分の
距離。

空を見上げると桜の屋根の下にいるようで
すごく心地良い。

大勢のお花見客が溢れている。
皆桜の下でござをひろげて料理を囲んで
楽しそうに話している。

まさにお花見といった感じで、お酒を飲む人や
おにぎりを食べる人、皆本当に楽しそう。

城山公園も桜は見ごろを迎えているが、まだ５分咲き
位の木も沢山あった。運動場では少年野球の試合も
行われていた。

ござに寝転んで空を見上げると一面に桜が
広がっている。

公園内には桜以外にも花壇に沢山の花達が咲いている。

そういった小さな花達もみな美しい桜を
楽しんでいるかのように、笑っているように
咲いていた。

桜は時期が短いので、その短い時間に合わせて
咲いている他の花達もとても幸せだ。

これらのつぼみが全て開花するにはもう少し
時間がかかりそうだけれど、来週末には満開に
なるだろうか。

桜の季節がもっともっと長ければ良いのに。
あっという間に満開になって、あっという間に
散っていく。

はしゃぐ子供達の声がいろんな場所から聴こえて
くる。

そんな楽しい雰囲気、美しい風景の中で食べる
お弁当はとても美味しい。

みな同じ気持ちだろうか。出来れば散らないで
欲しい美しい桜たち。

桜の花を見ていると、幼い頃からの色々な記憶が
蘇る。桜の季節は卒業式や入学式、色々な
イベントがある。大学の卒業式は確かすごい桜が
咲き乱れていた。

桜の記憶がある日本の四季は本当に素敵だ。
短い期間だけれど、その素敵な風景を見ることが
できる日本に生まれてよかった。

公園内には犬を連れて歩く人もいた。
わんこも綺麗な桜にあえてよかったね。

桜の季節は沢山の花見客のためか、臨時の駐車場も
あった。

駐車場の周りにも沢山の春の花達。
最近すごく好きなユキヤナギもあった。

春は色に溢れる。彩り豊かな季節で景色は目に
とても美しく映り込んでくる。

公園の近くにある公民館のようなところにも
見事な桜が咲いていた。
桜の木の前で記念撮影をする夫婦もいた。

沢山の木に溢れている場所ではうずもれてしまう
かもしれないこの桜も、ここでは威風堂々
力強く花をつけている。

桶川市はとても長閑な田舎の風景が広がっていた。
本当に素敵な町だ。ここでは沢山の自然に囲まれて
毎日が本当に素晴らしい朝を迎えることが出来る
だろう。

遠くに出かけて牧場に行かなくても、目の前の
緑の風景はそれに匹敵するほどの美しい緑。

美味しい空気を吸って元気に活き活きと咲く花。

今日は青い空に暖かい空気。
晴れてよかった、楽しみにしていた桜は
綺麗な青空の下で気持ち良さそうだった。

桜だけではない、道端に咲く可愛い花達も
みな本当に楽しそうだった。
来週もまだまだ桜には出会えそうな予感。