春の妖精と出会う武蔵の小京都小川

2008/03/23 - 2008/03/23

埼玉県の小川町はカタクリの群生地として有名です。
武蔵の小京都と呼ばれる小川町で春の妖精と出会い
春の清々しい朝を過ごしました。

カタクリは気温が１５度程度以上にならないと花弁を開かない
そうです。今日は午前中もそんな心配は要らないほど、昨日に
続く暖かい１日。
昨日は関東でも桜の開花宣言が出て、益々春爛漫といった
暖かさを感じる事が出来ます。

そんな春の陽気の中、今週も早起きで小川町までやって
きました。思い起こせば小学校の頃に和紙の里として
社会科見学で訪れて以来、この場所でゆっくりと過ごしたのは
随分と久しぶりになりました。

沢山の妖精たちが迎えてくれたこの町で今日も大自然の癒しを
全身に浴びます。

エリア 小川・嵐山(埼玉)

• 交通手段: 自家用車

埼玉県の小川町は和紙の里として有名な町です。
小学生の頃に和紙すきの体験をして以来、
久しぶりにここを訪れました。
今日３月２３日はカタクリ祭りも開催されて
いました。

さいたま市からは渋滞に巻き込まれさえしなければ
１時間もかからずに着いてしまいます。
さっそく目的地の西光寺を訪れ、車を停めました。

ここ西光寺は美しい枝垂桜で有名ですが、
さすがに昨日東京で開花宣言ですので、まだ
西光寺の桜は咲いていません。

そしてまだ朝早い時間だったので、
境内は静かで人も殆ど居ません。
こんなに静かな場所は中々無い位、
鳥のさえずりしか聴こえませんでした。

今日もまた、嬉しいことに空は真っ青に晴れて
くれました。

山門が朝日に照らされていました。
今日は西光寺の駐車場で開かれるカタクリ祭り。
まだ私が訪れた時間は準備で忙しそうでした。

山門脇の枝垂桜はまだつぼみ。
でも柔らかそうでまもなく開きそうです。

堅く閉じたつぼみではなく柔らかくて今にも
咲きそう。

よくよく見てみるとほんの少しだけ開き始めた
花も。

そして見つけた。咲いている花を見つけました。
なんだか宝物を見つけたかの様に、とっても
嬉しくなりました。

この桜が全て開いたらそれはもう見事な風景に
なるに違いありません。３月の最終週から４月の頭
くらいが見ごろになるでしょうか。
とても楽しみにさせてくれる見事な木でした。

今日もこんなに暖かい空気が、まだつぼみの
桜たちを起こしてくれそうです。

空がとっても眩しくて、朝の光は西光寺の山門を
幻想的に浮かび上がらせています。

境内にはいたるところに季節の草木や花々があって
見所がいっぱいです。

またお寺の周りも散策していると梅や小さな花達が
沢山います。

散った花びらとまだしがみついている花。
いずれ落ちていく、その時が来るまでは
枝の上で、太陽に少し近い場所で命を楽しんで
います。

西光寺の周りには大自然が広がっていて
見上げると立派な桜の木がありました。
こちらもまだつぼみですが、遠くから見ると
ピンク色に包まれています。

足元も沢山の花々。

上も下も右も左も花が沢山で、空気の中にほのかに
甘い香りが漂っているようです。

菜の花も沢山咲いています。
綺麗な空気の中では花達も綺麗に美しく咲く事が
できます。

近くの民家の周りには小さな花が所狭しと
びっしり咲いていました。

こんなに可愛い花達に囲まれて過ごすことが
出来るのはとてもうらやましいです。

自然の花に囲まれる生活、それは四季を十分に
感じる事が出来て、季節に敏感になれそうです。

そして庭先で花や切干大根を売っている家も
ありました。ヒヤシンスが微笑むように
咲いていました。

その民家の裏の林では日当たりの良い斜面に
カタクリが咲いていました。

切干大根を５０円で買い、女性にカタクリを
見るなら西光寺の裏だよ、と教えてもらいました。
西光寺に戻ると先ほどよりも太陽が高く昇っていて
益々眩しさを増しています。

駐車場を通り過ぎると、確かにいました。
そこには沢山の妖精たち。

とうとう出会えた春の妖精たちは、ひっそりと
静かにその場所に咲いていました。

カタクリの群生地の周りにはロープが張られていて
大切に守られて育てられているようです。

沢山の可憐なカタクリの花達が、皆春の暖かい
空気で喜んでいるようです。

その花びらは濃い筋を通したような模様をしていて
本当に綺麗でした。
この色がなんとも言えない美しさです。

まるで一つの株から家族のようにしっかりと
くっついて咲く花達。

カタクリの周りには沢山の人が一眼レフを構えて、
地面すれすれの場所から狙っていました。
みな地面に顔がくっつきそうです。

全体を見ると沢山咲いているように思いますが、
近くにいた毎年来ている方でしょうか、地元の
人でしょうか、今年は少ないね、と呟いていました。

近くの池に写る木々が大自然を鏡に写すようで
綺麗でした。

とうとうカタクリ祭りの時間まではこの場所に
居ませんでしたが、祭りの準備は着々と進んで
います。

これから沢山の人がここを訪れて、皆美しくて
可憐なカタクリに癒される事でしょう。

素敵な武蔵の小京都小川町。またいつか訪れたいです。
西光寺の枝垂桜はまもなく見頃を迎えそうです。

この旅行記へのコメント （2）

• まみさん 2008/03/24 09:06:03

  朝のしつとりした雰囲気@

  つーさん、こんにちは。
  
  そういえばこの週末が小川町のカタクリまつりでしたね。
  私も去年、小川町のカタクリを求めてまつりのときに行ったのですが、カタクリの開花期間は三月下旬から四月上旬なので、まつりのときってちょっと早すぎるのではないかと思っていました。
  もうちょっと時期がたつともっと咲くのではとひそかに狙っているのですよ@
  でも、つーさん、さすがに朝一にお出かけですね。
  まだ日が高くのぼりきらない時間特有の朝露にぬれたような植物たちが、まだまどろんでいるところを覗かれたようなちょっぴりなまめかしい色つやを見せているところがものすごくすてきです。
  
  この週末はつーさん、またまた大活躍みたいですね。
  ひさしぶりの天気で私もとても楽しみにしていたのですが。。。風邪でダウンしてしまいました。激しい嘔吐と38度の熱で、まるまる二日、ベッドの中です。
  窓からの日差しが暖かくて、すごくすごく残念でした。
  でも、春はこれからよ。。。と自らを慰めてます。
  今日はだいぶ良くなったので、短時間だけ、ちょっくらネットを。。
  つーさんの小川町のカタクリはどうしてもあとまわしにできず、先に見にきてしまいました。ほかの旅行記、また後日見にきます。

  つーさん からの返信 2008/03/24 22:25:48

  RE: 朝のしつとりした雰囲気@

  まみさんこんにちは。体調は大丈夫でしょうか。
  
  この休みは小川町を訪れていました。朝早い時間はしっとりとした
  朝露に濡れて雰囲気の良い静かな風景が広がるのでとても良いですね。
  出かけるときはなるべく渋滞に巻き込まれないよう、朝の青い空で
  写真が撮れる様に早起きして出かけるのですが、だいたいいつもは
  お祭りなどが始まる前に帰宅準備です。
  
  小川町の枝垂桜もまだまだでしたし、カタクリも本格的には
  まだ先になりそうです。
  ときがわ町のお寺でも、まだ寒そうな木々が沢山あったので、
  春はこれから、まだまだこれからですね。
  
  春は三寒四温、寒い日と暑い日が交互にやって来て、気温の変化は
  体に響きます。お身体大切にこれから本格的にやって来る桜の季節や
  春の花達との出会いに備えましょう。
  
  それでは早く元気になって素敵な旅行記また見せて下さいね！！