2008/02/29 - 2008/03/01
625位(同エリア645件中)
黒田夫妻さん
翌日も、天気は良かった。昨夜とは男女が入れ替わったローマ風呂大浴場に行く。露天風呂には滝もつくってあり、つららの奥で水が落ちる滝は、なかなかの風情だった。
朝食はバイキング形式で、広い朝食会場は、すでに大勢の宿泊客でにぎわっていた。料理の種類も豊富で、味噌汁も欲しかったが、昨夜、仲居さんにすすめられたホテル自慢の焼きたてのパンにすることとした。雪景色をバックにして、皿の上にたっぷりと盛りつけたさまざまな料理を前に、ゆったりと朝食をいただく。北海道に来ていることを実感する。
部屋に帰って、11時のチェックアウトまで時間があるので、ごろごろしながらテレビを見ていたとき、ふと外を見ると、横なぐりの雪が降り出していた。北海道の冬の天気は変わりやすいようだ。
チェックアウトの時間が近づき、ロビーに降りていき、支払いを済ますと、入口のひな飾りの前と、外に置かれていた大きな鬼の張りぼての前で記念写真を撮った。赤鬼が登別のシンボルキャラクターになっているようで、いたるところに鬼が置いてあるのだ。鬼が「地獄」を象徴するのだろうか。しかし、登別の鬼たちはみんなユーモラスな顔をしていて、どれ一つとして鬼らしく見えないのが難点だ。
温泉街のバスターミナルでしばらく待ち、登別駅行きのバスに乗る。温泉街の道路は、いたるところで工事をしており、これも、米国政府をむかえる準備なのかもしれない。しばらくすると駅に着き、駅の待合室では、函館行き、千歳・札幌行きの両方の特急を10人ほどが待っていた。私たちは、12時前に出発する「スーパー北斗」に指定を取っていた。時間が近づくと改札が始まり、年輩の駅員は、ていねいに車両が停まる位置を教えてくれた。ローカル線ならではのこうした心遣いがうれしい。
室蘭本線と函館本線を経由して函館駅まで行く「スーパー北斗」は、途中、サミットの中心となる洞爺駅にも停車する。さぞかし洞爺湖サミットムード一色かと思えば、「歓迎・洞爺湖サミット」と書かれた小さな垂れ幕が、人気のないホームで寒々とはためていたくらいで、ほかの駅と同じ寂しいローカル線の駅でしかなかく、拍子抜けしてしまった。
洞爺駅を出たあとも、窓外は、原野の雪景色が延々と続いた。どんよりと曇った空の隙間から青空がのぞいたかと思ったら、突然、吹雪になったりして、北海道の天候は油断できないように見えた。
当方のホームページもぜひご覧ください。
http://kuroda-home.net
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