2008/02/10 - 2008/02/10
8325位(同エリア9583件中)
つーさん
春の足音が聴こえてくる春節を迎えた横浜中華街を訪れました。
旧暦の元旦は2月7日、その日から中華街では毎日沢山の
イベントが開催され、お正月をお祝いします。
もっぱら私の目的は年末年始に出かけた上海が忘れられず
またあの中華料理を食べたいという想いが強かったのですが
独特の赤を基調にした中国の正月の雰囲気はそこに生きて
いました。
昨今、餃子の問題で少しは空いているのかななんて思いながらも
行ってみるとそこは中華の美味を求める人たちでごったがえして
いました。
安全性の疑問を抱きつつも、今この時期だからこそ余計に衛生に
気を付けているだろうと勝手な思い込みもありましたが、
素敵な中国のお正月気分を少しだけ味わう事ができました。
それでもやっぱり中華が好き、そして私は横浜という街が
改めて好きなんだと感じさせる旅でした。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
PR
-
横浜という街はすごい。
至る所に地下鉄や電車が走っており、どこに行くにも
公共の交通手段で事足りてしまう。
みなとみらい線は特に横浜をぶらつくには欠かせ
ない足だ。 -
みなとみらい線の元町・中華街駅を降りて
さっそく中華街の方面へ歩いたが、私の家からは
1時間30分以上の長旅。喉が渇いたので
近くにある喫茶店へ入る。 -
BLENZ Coffeeで苦いコーヒーを飲んで、駅にあった
中華街マップを開く。そこには所狭しと建ち並ぶ
中華料理の店の名前がびっしり。 -
朝陽門をくぐり抜け、さっそく久しぶりに訪れた
中華街へと入っていく。
世界各地に中華街はあり、世界人口に占める中国人の
割合も多くなってきている。
中国にはパワーがある。そんなパワーと激しい
中国語の語尾のきついやり取りはここにもあった。 -
朝陽門から入るとすぐに大きな黄色い看板が目に
飛び込んでくる。中華料理の世界一というシェフが
そろったレストランがあるらしい。それにしても
この派手さは、ここだからうまく溶け込んでいる
ようにも見えるが、普通の街並みにあったらアウト
だろう。 -
歩いて入ればどこにでも目に入ってくる美味しそうな
蒸籠からの湯気。 -
そしてど派手な色の混ざり合った中国の寺院。
色の組み合わせが派手だけど、これだ、これが
見たかったんだ、と思わせる中国の風景。 -
ここは横濱媽祖廟。巨大な門の前で記念撮影を
する人が沢山いた。周囲からは威勢の良い
中国語が聴こえてくる。 -
赤い提灯が並んでいる。
この風景中国でも似たようなものを沢山見た。
やはりイメージは赤。とても美しい赤だ。 -
奥まで提灯が続いていく。それにつられるように
私も奥へと入っていく。
まだ最近訪れたばかりの上海だったが、なんだか
懐かしく感じる。 -
今日は晴れて良かった。昨日の夜は、近年こんなに
本格的に降る事があっただろうか、というくらいに
大粒の雪がそらから落ちてきていた。
埼玉の私が住む場所では珍しい大雪だった。 -
外を歩くのは厳しいかと思ったが、今日は凄く
良く晴れた。気温も高く春節の名の通り、
春が来た、足音が聴こえてくるような陽気だった。 -
そして動き易く暖かい1日を今日は日本の中の
中国で過ごす。
媽祖廟の繊細で美しい建物を見ながら、空の眩しさを
感じた。 -
龍が天に昇るように成長する中国。
中国のイメージは伝説の生き物、龍だ。
雲を突き抜けて高く高く昇っていく、そんな龍の
ような勢いがある中国。この成長と勢いはいつまで
どこまで続くのだろうか。 -
下にいたときはうるさく感じた周囲の音も
階段をあがって線香の前に来ると、少し静かに
感じた。落ち着く空気が流れている。 -
柱一本一本も丁寧に作りこまれている。
中華街にはこういった廟がいくつかあるが、
そのどれもがとても素敵だった。 -
こんなところにも龍が至る所にいる。
力強くて何より美しい姿だ。 -
赤や緑、青に黄色、沢山の色が混じりあって
全体として調和のとれた美しい色合いになる。
色の重なり合いが本当に綺麗なのだ。 -
こんな風情のある旅館もあった。一泊幾らぐらいで
宿泊できるのだろうか。
きっとずっと昔からこの場所で中華街を見てきて
何人もの観光客がここに宿をとった事だろう。 -
そして12時前、そろそろお腹が減ってきたので
色々散策してみた。食べ放題のお店が多い。
というのも中華料理は大勢で食べる為か、
一品ずつ注文しようとすると結構値段が高い。
ならばバイキングで色々食べる事が出来た方が
良いのだろう。
バイキング形式のお店は既にどこも長蛇の列。
40〜50分は待つらしい。 -
大福林、北京料理のお店だ。
ここへ来たのは目指していた皇朝が満席で入る事が
できなかったから、と言ってしまえばその通り
なのだが、正直このお店に来る事が出来て良かった。
そんな風に感じさせてくれるお店だった。
一階にはテーブルが4席ぐらいあって、中国の人が
沢山、2階席は宴会ができる丸テーブルがあって
そこにも中国の人が沢山。本国の人も認める味なの
ではないだろうか、そんな風に想像してしまうとても
美味しい料理が出てきた。 -
カシューナッツ炒めや焼きそばを食べてお腹も
満たされて、また中華街を歩きはじめる。
中華料理のレストランの派手さで、中々それ以外の
お店には目が行かなかったが、良く見ると小さな
タバコ屋さんや雑貨屋さん、お土産屋さんが沢山ある。 -
午後になると益々晴れ渡る空。
空気も暖かくとても気持ちよい。 -
時折優しく流れてくる風が、中国のお土産を
ゆらゆらと揺らしている。春の訪れを感じさせる
優しくて緩やかなそよ風。 -
そして三国志の大英雄関羽を祭っている横濱
関帝廟を訪れた。私も昔は三国志を読み、
その世界に吸い込まれ、何人もの登場人物の
名前を覚えた。ここを訪れる人、少なからず
私と同じようにそんな三国志の世界をかつて
訪れた人達がいるだろう。 -
ここにも美しい赤があった。
春のそよ風に揺られて暖かい陽射しを全身に浴びて
気持ち良さそうに空を泳いでいる。 -
午後にもなると中華街は歩くのも大変なくらいの
人だかり。色々悪いニュースで騒がれてはいるものの
全てが悪いわけではなく、ましてや悪い事をする
人間の方が少ないはずだ。
まあ、結局あのような事件があっても数年も経つと
人々の記憶からは消えてゆくのだろう。
この雰囲気、匂いの中にいると、一瞬で忘れてしまう。 -
それにしても空は眩しい。写真で言うなら白く
画像が飛んでしまっている。 -
青空を突き抜けるように空を見上げる龍。
屋根の上なんてそうそうは見ないけれど、
じっくりと見たほうが良い。 -
力強くて今にも動き出しそうな姿が
どんな悪もこの先へは進ませないようだ。
私も前を通るときは噛みつかれやしないかちょっと
ドキドキする。 -
沢山の雑貨のお店が入るビルがあった。
中には駄菓子屋さんもあってとても落ち着く場所
であった。 -
そしてちょっと奥まった路地も魅力的な風景。
こんな喧騒の中の静かな場所にも住んでみたい。
毎日のように中華料理を食べに来てしまいそうだ。 -
古く埃をかぶった自転車。
ずっとここで中華街を見てきたのだろう。 -
結構目についたのが鳥籠。そういえばマカオを
訪れたときには街中に鳥籠を持った人がいて
鳴き声を自慢しあっていた。 -
それにしても賑やかだ。
人の波は絶えることなく続いている。 -
いたるところ中国で見た景色がひろがっている。
-
お土産も沢山買いたい。中国のお土産以外にも
何故か良く見たのがバリのお土産だった。
バリ以外にもアジアのお土産は多い。 -
そしてまた幾つかの門を見ながら歩く。
それにしてもこの賑やかさは本当に面白いし
元気になる。 -
どこもかしこもアジアの風景が広がっているし
東南アジアばかり訪れている私にとっては
本当にこの場所は好きになる場所だ。 -
夜も綺麗だろう。ネオンが輝く景色もちょっと見て
みたいと思いながらも、数時間も歩いていると
さすがに一周出来てしまう。 -
太陽が少し傾いたくらいが一番良い風景を写す
事ができる。カメラを持ちながらどこか綺麗な
風景はないかと歩き回る。 -
でもどこもかしこも素敵な風景だし、何より
美味しそうなものが沢山並んでいて気が散って
しまう。 -
今日の空は本当に青い。
青くて吸い込まれそうな空、そして憂鬱な気分は
空高く飛んでいく。雪が降ってうずうずしていた
気分はここで発散されていく。 -
またもや龍の姿を見つけた。
中国=龍、力強さに勢いに美しさ。
きっと鳴き声はとても遠くまで届くくらいの
轟音なのだろう。 -
そしてやはりこの場所を訪れたら肉まんを食べな
ければ。歩いている時も常にちらちらとあたりを
見回し、美味しそうな肉まんを探していた。
肉汁がたっぷり包まれていて本当に美味しかった。
さっき食べたばかりのお昼だったが、肉まんは別腹
へと吸い込まれていく。 -
山下町公園では沢山のイベントが行われている
ようだった。とにかく凄い人だかりで、中々
ステージを見ることが出来なかったが、二胡の美しい
音色が響き渡っている。 -
二胡の音色を聞きながら少しだけ足を安めた。
暖かい陽射しが沢山降り注ぐこの場所で
美しい音楽を聞き暖かい冷たいコーヒーを飲んだ。 -
大混雑の横浜大世界を訪れお土産を少しだけ見て
そろそろ次の場所に移動しよう。
春節、来年も是非訪れてみたい。 -
中華街と元町はみなとみらい線の駅も同じであり
中村川を越えるとすぐそこだ。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- waiwaiさん 2008/03/07 00:40:36
- 旅館オリエンタル
- つーさん、久しぶりです!
何年か前に中華街で忘年会をした夜に酔った勢いで
このホテルのドアを開けて中を少しだけ覗いたこと
がありました。開けてしまったことをちょっと後悔
してしまうような独特な空気が漂っていました。勇
気を振り絞って宿泊料をたずねましたが相手にして
もらえなくてすっかり酔いが醒めてしまいました。
そのあと元町まで足を伸ばしてKON'S CORNERで再び
乾杯!ここでは黒人ピアニストが弾き語ってくれま
した。忘年会の二次会なんてで行くのではなくて
できる限りカップルで行く店のような気がしました
ね。
というわけで「オリエンタル」の画像を見て思い出
話をしちゃいました。失礼しました。
- つーさん からの返信 2008/03/07 22:46:42
- RE: 旅館オリエンタル
- waiwaiさんおひさしぶりです。ご訪問ありがとうございます。
中華街は滅多に訪れたことが無かったので、門をくぐっただけで
わくわくしてしまいました。
食べ放題のある中華の人気店は大行列が出来ており、とてもじゃないけれど
並んで待つのは無理だと思い、たまたま近くで開いていたお店に入ったの
ですが、そこはとっても美味しくてお店の雰囲気も人も良いお店でした。
そんななかぶらぶらしていて見つけたホテル。とても情緒溢れる建物の
外見に思わず写真を撮ってしまいました。
中華街には他にも良いお店や場所が沢山ありそうですね。
あの雰囲気もお祭りみたいでとても好きです。
ホテルのドア、勇気を出して明けてみようかな、なんて思いました。
またご訪問下さいね。ありがとうございました。
それでは!
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
横浜(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
49