世界遺産 Galle・Fort を訪ねて

2007/01 - 2007/01

スリランカの南部に位置するゴールには、ユネスコの世界遺産に登録されているフォート（Fort)があります。ポルトガル、オランダ、イギリス３ヶ国の300年以上の植民地体験を経て、今かつての栄光を取り戻そうとしています。

スリランカ南部は２００４年にインド洋大津波の大きな被害を受けましたが、ゴールはオランダ時代に作られた排水設備のお陰で、最小の被害ですみました。そのようなゴールを歩いてみました。

このカバーの写真はフォートを上空から撮ったものです。半島部分が防波堤で守られているのが分かります。周囲を歩いても２時間位ですので、ゆつくり見て回ることが出来ます。

エリア ゴール(スリランカ)

ゴールのフォートは海に突き出た小さな岬です。長い間ポルトガル、オランダ、イギリスの支配を受けたため、それぞれの文化が色濃く残っています。

ゴールはその中でもオランダの文化の影響が一番強く残っています。教会や民家のどの建物もオランダ風のものがたくさん残っています。写真の右側に灯台があり、その脇にモスクがあります。どちらも古いです。

フォート内にはいくつか大きなホテルがありますが、敢えてそのようなホテルには泊まらず、小さなNew Old Dutch Houseというホテルに泊まりました。

私が滞在した時は私以外に滞在客はおらず、静かで、のんびりとすごすことが出来ました。

私が泊まった部屋の様子です。冷房はありませんでしたが、夜は蚊帳を張って寝ました。

ホテルの玄関脇のロビーの様子です。落ち着いた感じです。

こちらは談話室の様子ですが、こちらも落ち着いた雰囲気で、こんなところで人と語らうのもいいですね。

ある日の朝食です。ほぼ毎日同じようなメニューですが、パンと紅茶が中心です。あとは果物が出たり、卵の時があったりします。これだけで十分です。

街を歩いていると、こんな古い建物があちこちに見られます。

フォートには教会がいくつもあります。この教会はオランダ改革派教会 （　Dutch Refomed Church )　です。

日曜日の朝、教会では子供向けの日曜学校が開かれています。

フォートの街並みです。他のスリランカの都市と雰囲気が全く違います。

かっては17世紀に建てたれた New Oriental Hotelという名前のホテルでしたが、数年前に世界的高級ホテルチェーン のAmmangallaに代わりました。しかし、昔のままの雰囲気を残し、なかなか快適なホテルに生まれ変わりました。

ゴールにはチャイ二ーズ・レストランがいくつかあります。ただそれらはフォートの外にあります。このレストランのオーナーはインドネシア出身の華僑で、十数年前にスリランカに来たそうです。かってはこのあたりにはかなり中国人が住んでいましたが、今はほとんど数えるほどの人しかいません。

フォートにはモスレム（イスラム教徒）がたくさん住んでいます。彼らは今モスクに向かって歩いています。

このカトリック教会はフォート内ではなく、新市街地にあります。大きな教会です。

こちらの教会はカトリックのセントジョゼフ教会です。

右側遠くに教会が見えます。これは英国国教会の All Saints Church です。

フォートではあまり車の姿を見ることはありません。目にするのは、せいぜい自転車程度です。

英国系のメソジスト教会です。

教会の内部で、このときはちょうど礼拝が行われていました。

あるお宅を訪問しました。一歩中に入ると、あまりにもたくさんのアンティークの家具やつぼ、写真が飾られていて、そのすばらしさに驚きました。これらの写真はどこで手に入れたかとたずねたところ、イギリスのロンドンで手に入れたそうです。