2007/04/30 - 2007/05/07
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Aliceさん
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2007年のゴールデンウィークにイランに行ってきました!
国が国だけに周囲に心配されましたが、何の問題もなく楽しく過ごしてきました。
危険情報が出てる地域には行かないツアーでしたが、イスラム教シーア派の国だから重々しいのかな、と思っていたら、物凄くフレンドリーで明るい国でした!行って見ないと分からないものですね。女性も、写真撮ってOKどころか、「撮って撮って!」って感じだったし。
4/30(月)1日目 成田→ソウル→テヘラン
5/1(火) 2日目 テヘラン→シラーズ(市内観光)
5/2(水) 3日目 シラーズ→ペルセポリス観光→イスファハン
5/3(木) 4日目 イスファハン観光
5/4(金) 5日目 イスファハン観光→ヤズド
5/5(土) 6日目 ヤズド観光→テヘラン
5/6(日) 7日目 テヘラン観光→ソウル→
5/7(月) 8日目 成田
https://blogs.yahoo.co.jp/alice_in_fireland/64702169.html
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3日目
7:15頃、朝食へ。朝食ビュフェのメニューは昨日のホテルとほぼ一緒。パンの種類が減って、シェフが焼いてくれるオムレツが増えた位かな。 -
そして8:30ロビー集合で、ペルセポリスへGO!
ペルセポリスまではバスで約1時間30分ほど。途中、菜の花畑で写真ストップしたり、放牧中の羊の群れを見たり。
それに、リアザティーさんとドライバーさんが道端の露店でスイカを買ってました。あとで振舞ってくれるそうです。楽しみ~♪ -
10:15頃、ペルセポリスに到着です!2500年前、ダレイオス一世とクセルクセス一世が建てた都です。いよいよペルシャ遺跡の見学だ~。「中東3P」の最後の1つに来たぞー!!
ここにも観光に来た小学生がいて、私たちに興味津々。写真を撮ろうとしたら、最初は逃げられちゃったので「嫌なのかな?」と思ったら、単に照れてルだけだとリアザティさんが言ってたので、 お願いしたら照れつつもしっかりポーズをつけて、写ってくれました(笑)。なんか、皆無邪気で可愛いなぁ~。 -
さて、長い道路を歩いて111段ある正面の階段を登るとクセルクセス門の牡牛像がお出迎えです。ルーブル美術館や大英博物館で見た像が青空の下にあるよ~!
うわ~~。やっぱり感動ものだわぁ。この場所で、この目で見る日が来るとは思ってなかったんだよね、あの頃は。 -
本当は牡牛の頭がついてたんだけど、イスラム時代に偶像崇拝を嫌うイスラム教徒に壊されちゃったそうです。イスラムの支配下にあった遺跡ではどこに行っても、同じことが起こってるんだよね。
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この門を東側に抜けると、今度は人面有翼獣神像があります。この像も顔を壊されちゃってるのよねぇ。イスラムの教義を否定はしないけど、余所の価値ある歴史的建造物を壊すのはちょっとどうかと思うんだけどねぇ。
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ここから儀杖兵の通路を抜けたんだけど、途中に元は柱頭だったらしい双頭のホマ像や鷲像、牡牛像が転がっててこれがいい味出してるのよね。
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クセルクセス門、儀杖兵の通路を抜けた先は未完成の記念門です。
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未完成って言うだけあって相変わらず建物はほとんど何もないのだけれど、ここの門柱にあるレリーフはお見事!下から上まで彫り込んであって、なかなか見ごたえありますよ~。
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ここのレリーフは上下で色が違うんだけど、下の黒い部分が元々の色だそうです。
砂に埋まってたから(かな?)色が褪せずに残ったんですって。このペルセポリスはもともとこんな黒い色の都だったそうなんですよ~。今の姿からはちょっと想像がつかないよね。 -
門を抜けた後、右へ曲がってアバターナの東側階段へ!ここのレリーフはこの遺跡一番の見所です!!
まずは有名な牡牛とライオンのレリーフ。このレリーフは遺跡の中で何箇所か見かけました。このレリーフに意味には色んな説があるそうで、本当のところは今も分からないそうです。 -
これは人のレリーフ。これも遺跡のあちこちにあります。ちなみに四角い帽子を被ってるのはペルシャ人で、丸い帽子はメディナ人なんですって。 服装とか持っているものとかで何人かの見分けができるそうです。面白いね~。
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そして一番のメインはやっぱり23属州の使者のレリーフです!とにかく芸が細かくて面白いのよ~。
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左上から右にメディア人、エラム人、パルティア人、ソグド人、エジプト人、バクトリア人、ドランギアナ人、一段下がってアルメニア人、バビロニア人、キリキア人、スキタイ人、イオニア人、サマルカンド人、一番下の段はフェニキア人、カッパドキア人、リディア人、アランコシア人、インド人。左の斜めに部分にアラビア人、アッシリア人、リビア人、エチオピア人で計23カ国。
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これだけの範囲を属州にしてたって、当時どれほど強大な力を誇ってたんだか。物凄く強大な国だったんだろうね。この各国がその国独特の貢物を持ってきてるので、見ててとっても楽しいです♪ラクダや羊、馬とかの動物や金の腕輪や首飾りとかの宝飾品。スパイスの壷や食料とかとにかく芸が細かいの~。見てて飽きないですよ♪
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23属州のレリーフは左側の階段にあります。右側の階段にはペルシャ人の高官のレリーフがズラーッと並んでいて、これはこれで壮観でした。
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壁にある楽しいレリーフを見ながら登った階段の先に広がってるのがアバターナ(謁見の間)です。今は柱が数本しか残ってないですけど、柱と青空ってなんか似合いますよね~。私は好きです。
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これは柱の柱頭部分。アバターナの柱頭にはみんなこれがついてて、ちょうどこの上に天井を支える木の梁を通したそうです。で、その上に木の天井を乗せてたんですって。石じゃないって珍しいよね。しかもその木がなんとレバノン杉だったんですって!おっ金持ちだわ~。昨年行ったレバノンで聞いたけど、レバノン杉ってメッチャ高価だったらしいよ。
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ここから中央宮殿へ向かいましたが、ここもほとんど何も残ってないです。 綺麗に残ってるのはやっぱりレリーフなので、印象に残りますよ。
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ここで45分ほどのフリータイムになたので、遺跡を一望できると言うアルタクセルクセス二世の墓へ向かいました。これがまた結構急な道で、いい運動だよ~。
そして、上からは遺跡が一望です! いい眺め~♪ -
これがアルタクセルクセス二世のお墓です。この時代のお墓の特徴で、上部に王座担ぎのレリーフがあります。岩に掘り込んである感じが、どこかで見たような?
中を覗いてみましたが、特に何もなかったです(^^;)。 -
お墓から降りてきた後は、ダレイオス一世の宝庫とハーレム跡の博物館を、クセルクセス一世の宮殿を横目で見つつ、ダレイオス一世の宮殿へ。中には入れないですが、ここが一番建物が綺麗に残ってましたよ。ここもやっぱりいろんなレリーフや楔型文字の碑文が印象的だったかな。
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そしてここから集合場所のクセルクセス門へ戻る途中、カップルで来てた20代前半くらいのお姉さんに声を掛けられて、一緒に記念撮影。う~ん。女学生さんだけじゃないんだな~。私たちとより、彼氏との写真を撮ればいいとおもうんだけど・・・。日本人ってよっぽど珍しいんだな~、と改めて思っちゃいました。
(10:15-12:15) -
炎天下の中、ちょっと(かなり?)暑かったけど、大満足で見学を終えた後は「ラーネ・イェ・ターブース(孔雀の巣)」というレストランでお昼です!メニューは前菜色々となすとトマトと肉の煮込み、ポロウです。
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今回ドリンクに、いつものコーラ、ファンタ、水以外にヨーグルトドリンクが出てきたの!他の人が頼んだのをちょっと味見させてもらったんだけど、激まず・・・。しょっぱすっぱい感じ??何とも説明の出来ないまずさで、みんな一口以上は飲まなかったし、二度と頼むこともなかったです(^^;)。(12:30-13:30)
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昼食の後はバスで10分ほどのナクシュ・ラジャブへ。
小さな岩陰に紀元3世紀、ササン朝ペルシア時代のレリーフが4つありました -
「アルデシール一世の戴冠」「シャープール一世の戴冠」「シャープール一世と臣下」「ササン朝の聖職者」の4つです。 個人的には「ササン朝の聖職者」がいい男で気に入ったかも(笑)。(13:40-13:55)
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次は、バスで走ること約1時間。紀元前550年頃、キュロス大王が建設を始めたアケメネス朝最初の都パサルダガエです。まずキュロス大王の墓を見たんですが、めっちゃシンプル(笑)。当時は周囲にテラスや庭があって華やかだったそうです。 以前は周辺住民にソロモン王の母のお墓と思われてたそうで、それで破壊を免れたそうです。
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次は謁見の宮殿です。ここも柱くらいしか残ってないと言うか、修復されてないというか、なんともシンプルでしたね~。人魚と人牛のレリーフが面白かったかな。柱の土台が黒大理石なのが他とは違って変わってるなって思いました。
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次は、控えの宮殿へ。ここも柱の土台くらいしかなかったんだけど、ゾロアスター教の天使のレリーフが残ってました。キリスト教のフレスコ画なんかでおなじみの天使だけど、ルーツはゾロアスター教なんですって。知らなかった!
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ここはプライベート宮殿です。ここも柱くらいしか残ってないとです。隣にカレーズの跡が修復されてました。
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それから、ゾロアスター教の拝火神殿跡へ。正面から見ると「おっ!なかなかのものじゃん」って思うけど、裏に回ると凄いことになってます(笑)。どうして崩れないんだろうって感じ。まだ修復途中なんだろうね。
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そして、ここでスイカタ~イム!
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来る途中でリアザティさんとドライバーさんが買ったスイカを皆で美味しく頂きました!
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甘くて美味しかったですよ。ご馳走様でした♪
パサルダガエはほとんど遺跡が残ってないな~って思ったんだけれど、実は見渡す限り全部遺跡で、掘ればザクザク出てくるそうです。これから発掘や修復が進んだら、もっと凄くなるんでしょうね。(14:55-16:20) -
最後は、パサルダガエからバスで1時間ほどのところにあるナグジェ・ロスタムです。ここにはペルセポリス時代の王墓とササン朝時代のレリーフがあります。丘から見下ろすと、十字型のお墓がお見事!なんか見たことあるような・・・と思ったら、ヨルダンのペトラに似てるんですよね~。ここ。ちょっと懐かしいかも。
見所の一つであるレリーフで一番有名なのが「騎馬戦勝図」。この他にもエラム時代のレリーフとかも残ってました。 -
もう一つの見所、王墓は全部で4つあって、アタルクセルクセス一世、クセルクセス一世、ダレイオス一世、ダレイオス二世のものだそうです。上部に「王座担ぎ」って呼ばれてるレリーフがあるのが特徴なんですって。
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そして、ここにはとっても保存状態がいい拝火神殿の遺跡が残ってま~す。パサルダガエでは正面しか復元されてなかったやつですね。ちなみにここでは男子学生たちに囲まれました(笑)。(17:20~17:50)
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これで今日の観光は終了!
今日はこれからイスファハンに行くので、シラーズ空港へ向かいました。
夕食は空港のレストランです。メニューはスープ、タンドリーチキンもどき。
(19:10-20:00) -
20:40 IR328便、定刻より10分も早くシラーズ発。今まで遅れてばっかりだったけど、早くなることもあるのね~。
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1時間ほどのフライトなのに、また軽食が登場。 夕食食べたばっかりだから、食べられないんだよねぇ。どうやらケバブのサンドイッチだったようです。
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そして21:30、着陸…。あれ??22:00着のはずなのに30分も早いぞ。ここって本当にイスファハン???給油で降りたとか、何かトラブルあったとか色々考えたんだけど、ちゃんとイスファハンに着いてました。30分も早いなんて!!パイロットさんが早く帰りたかったから、という噂もあったけど真相は?ま、早い分にはいいんだけどさ。
20:20、アリカプホテルに到着です。4つ星の小奇麗なホテルです。
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