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チューリッヒ駅で買ったユーレイルパスを使って、ヨーロッパ中を走り回り、パリへ到着する。<br />まだあと数日間パスが有効だ。<br /><br />とすると世界旅行者はもちろん、ポルトガルへ行くことを考える。<br />というのは、以前スペインには長く滞在していて、マドリッド、トレド、バルセロナ、それからアンダルシアのほとんどの町を見てまわっていた。<br /><br />が、ポルトガルへは足を踏み入れてなかった。<br />そのころはモロッコへ渡ることで頭が一杯だったし、モロッコからはアルジェリア、チュニジアと北アフリカを横断してしまった。<br /><br />スペインに長く滞在していてポツンとポルトガルが残っている場合、わざわざ時間と金を使ってポルトガルまで行くのは大変だ。<br />しかし乗り放題の鉄道パスがあるならば、話は違う。<br /><br />これは旅行の神様が「世界旅行者よ、ポルトガルへも行っておきなさい」と進む道を指し示していることが明白なんだ。<br />世界旅行者はそこで、スペイン、ポルトガルへの列車が出るパリ、オーステルリッツ駅へと足を運ぶ。<br /><br />するともちろん神様が手配していてくれるので、翌日の「SUD EXPRESS」の予約がすんなりと取れる。<br />列車は午前8時15分にオーステルリッツ駅を出る。<br /><br />駅で買った「The Times(英国のロンドンタイムズこのことね)」を読むと、珍しく日本の記事がある。<br />セゾングループの堤清二が、インターコンチネンタルホテルグループを買収したというのだ。<br /><br />ま、このときは1988年の秋、日本のバブル経済の絶頂期で、こういう景気のいい話があちこちにあった。<br />しかし、この取引で大損をして、セゾングループはダメになったけどね。<br /><br />この時代はどの企業も海外進出をやっていたが、ほとんどすべてが失敗し大損している。<br />その理由は、結局、海外進出はただの流行で、海外戦略も何もなかった。<br /><br />もともと日本に人材がいなかったってことだけどさ(笑)。<br />実は僕は、海外旅行中に旅行者だけではなくて、海外赴任中のサラリーマンや海外駐在の銀行員の娘、海外で勉強中の教育関係者など、バラエティに飛んだ人と出会ってきた。<br /><br />そこで、深い話を繰り返してきたから、わかってるんだよね。<br />日本企業は世界に飛び出していくだけの根性もないし、能力もないんだ(涙)。<br /><br />それはそれとして、僕が持っているのは1等のユーレイルパスで、予約を取ったのは2等のクシェット(簡易寝台)だ。<br />とすると、できるだけ一等の座席に座っている時間を延ばして、ゆったりと本でも読んでいた方がいい。<br /><br />そう考えた僕は、一等車でのんびりと過ごした。<br />ぎりぎりの時間になって、クシェットへ行く。<br /><br />と、スペイン人のおじさんおばさんたちが「満員だ!」と入れてくれない。<br />車掌に話をして自分のベッドを確保する。<br /><br />悪い人たちじゃないんだよ。<br />ただ、寝る直前に突然見知らぬ東洋人が入ってきたので警戒したらしいんだ。<br /><br />車掌にユーレイルパス、クシェットの切符、パスポートを預ける。<br />これで、フランスからスペインへの出入国の手続きは自動的に終わる。<br /><br />そのままマドリッドを経由して、ポルトガルへと国境を越えるのが午前3時。<br />このときはイミグレーションオフィサーがやってきて、直接入国手続きをした。<br /><br />リスボンのサンタアポロニア鉄道駅に朝着く。<br />まず、当日夜のマドリッド行き2等寝台を予約する。<br /><br />朝の駅で日本の30歳代のOLさんを見つける。<br />当然、声をかけて、一緒にリスボンを見てまわる。<br /><br />ロッシオ広場、レスタウラドレス広場を見る。<br />さらに、観光案内所で地図をもらい、サンダジュスタエレベーターに乗る。<br /><br />カイス・ド・ソドレ駅からベレム駅へ移動。<br />ジェロニモ修道院で国際学生証を見せると、入場料がタダになった♪<br /><br />そして観光名所の「Monumento dos Descobrimentos」英語では「Monument of the Discoveries」日本語だと「発見記念塔」を見る。<br />バスでサンタアポロニア駅へ戻り、観光案内所近くのレストランでステーキとワインの食事を取った。<br /><br />でもまあ、この日本女性とは話が合わなかったな。<br />彼女はかなり長くヨーロッパを旅しているんだけれども、ほとんど知り合いの家を訪ねて泊まり歩いていた。<br /><br />リスボンでも知り合いがいるのだが、電話に答えてくれないのだそうだ。<br />彼女はあちこちにずいぶん迷惑をかけながら旅をしているんじゃないかな、と僕は思ったけどね。<br /><br />彼女を見ていたので、僕はこのあとニューヨークへ行った時も、大学時代のクラスメートのアフガニスタン人のところへは寄らなかった。<br />それから、他の旅行者にも、「旅に出て友人を訪ねていくと迷惑がられるもの」と説教するようになったよ。<br /><br />もちろん、彼女がもっと素直な女性だった話は違った。<br />僕は予約済みの切符(パスがあるので千円程度の予約手数料だけ)なんか捨てて、ロマンチックなリスボンの一夜を過ごしてあげたのに…。<br /><br />ま、そういうわけで、午後9時15分発の、マドリッド行き「エストレージャルシタニア号」に乗る。<br />すると同じコンパートメントに日本人旅行者がいて、2人でコンパートメント占領して、面白おかしい話をしたっけ。<br /><br />でもいくら男の子と面白い話をしても、たいして面白くはない。<br />女の子との一夜の方がゼッタイに楽しかったろうし、話のネタにもなったんだけどさ(涙)。<br /><br />【旅行哲学】リスボンの駅で男と女が出合ったら、それは神がエッチをするように設定してるの。<br /><br />http://www.midokutsu.com/europe/lisboa.htm<br />

Monumento dos Descobrimentos@リスボン/ポルトガル

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1988/10 - 1988/10

2860位(同エリア2918件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

チューリッヒ駅で買ったユーレイルパスを使って、ヨーロッパ中を走り回り、パリへ到着する。
まだあと数日間パスが有効だ。

とすると世界旅行者はもちろん、ポルトガルへ行くことを考える。
というのは、以前スペインには長く滞在していて、マドリッド、トレド、バルセロナ、それからアンダルシアのほとんどの町を見てまわっていた。

が、ポルトガルへは足を踏み入れてなかった。
そのころはモロッコへ渡ることで頭が一杯だったし、モロッコからはアルジェリア、チュニジアと北アフリカを横断してしまった。

スペインに長く滞在していてポツンとポルトガルが残っている場合、わざわざ時間と金を使ってポルトガルまで行くのは大変だ。
しかし乗り放題の鉄道パスがあるならば、話は違う。

これは旅行の神様が「世界旅行者よ、ポルトガルへも行っておきなさい」と進む道を指し示していることが明白なんだ。
世界旅行者はそこで、スペイン、ポルトガルへの列車が出るパリ、オーステルリッツ駅へと足を運ぶ。

するともちろん神様が手配していてくれるので、翌日の「SUD EXPRESS」の予約がすんなりと取れる。
列車は午前8時15分にオーステルリッツ駅を出る。

駅で買った「The Times(英国のロンドンタイムズこのことね)」を読むと、珍しく日本の記事がある。
セゾングループの堤清二が、インターコンチネンタルホテルグループを買収したというのだ。

ま、このときは1988年の秋、日本のバブル経済の絶頂期で、こういう景気のいい話があちこちにあった。
しかし、この取引で大損をして、セゾングループはダメになったけどね。

この時代はどの企業も海外進出をやっていたが、ほとんどすべてが失敗し大損している。
その理由は、結局、海外進出はただの流行で、海外戦略も何もなかった。

もともと日本に人材がいなかったってことだけどさ(笑)。
実は僕は、海外旅行中に旅行者だけではなくて、海外赴任中のサラリーマンや海外駐在の銀行員の娘、海外で勉強中の教育関係者など、バラエティに飛んだ人と出会ってきた。

そこで、深い話を繰り返してきたから、わかってるんだよね。
日本企業は世界に飛び出していくだけの根性もないし、能力もないんだ(涙)。

それはそれとして、僕が持っているのは1等のユーレイルパスで、予約を取ったのは2等のクシェット(簡易寝台)だ。
とすると、できるだけ一等の座席に座っている時間を延ばして、ゆったりと本でも読んでいた方がいい。

そう考えた僕は、一等車でのんびりと過ごした。
ぎりぎりの時間になって、クシェットへ行く。

と、スペイン人のおじさんおばさんたちが「満員だ!」と入れてくれない。
車掌に話をして自分のベッドを確保する。

悪い人たちじゃないんだよ。
ただ、寝る直前に突然見知らぬ東洋人が入ってきたので警戒したらしいんだ。

車掌にユーレイルパス、クシェットの切符、パスポートを預ける。
これで、フランスからスペインへの出入国の手続きは自動的に終わる。

そのままマドリッドを経由して、ポルトガルへと国境を越えるのが午前3時。
このときはイミグレーションオフィサーがやってきて、直接入国手続きをした。

リスボンのサンタアポロニア鉄道駅に朝着く。
まず、当日夜のマドリッド行き2等寝台を予約する。

朝の駅で日本の30歳代のOLさんを見つける。
当然、声をかけて、一緒にリスボンを見てまわる。

ロッシオ広場、レスタウラドレス広場を見る。
さらに、観光案内所で地図をもらい、サンダジュスタエレベーターに乗る。

カイス・ド・ソドレ駅からベレム駅へ移動。
ジェロニモ修道院で国際学生証を見せると、入場料がタダになった♪

そして観光名所の「Monumento dos Descobrimentos」英語では「Monument of the Discoveries」日本語だと「発見記念塔」を見る。
バスでサンタアポロニア駅へ戻り、観光案内所近くのレストランでステーキとワインの食事を取った。

でもまあ、この日本女性とは話が合わなかったな。
彼女はかなり長くヨーロッパを旅しているんだけれども、ほとんど知り合いの家を訪ねて泊まり歩いていた。

リスボンでも知り合いがいるのだが、電話に答えてくれないのだそうだ。
彼女はあちこちにずいぶん迷惑をかけながら旅をしているんじゃないかな、と僕は思ったけどね。

彼女を見ていたので、僕はこのあとニューヨークへ行った時も、大学時代のクラスメートのアフガニスタン人のところへは寄らなかった。
それから、他の旅行者にも、「旅に出て友人を訪ねていくと迷惑がられるもの」と説教するようになったよ。

もちろん、彼女がもっと素直な女性だった話は違った。
僕は予約済みの切符(パスがあるので千円程度の予約手数料だけ)なんか捨てて、ロマンチックなリスボンの一夜を過ごしてあげたのに…。

ま、そういうわけで、午後9時15分発の、マドリッド行き「エストレージャルシタニア号」に乗る。
すると同じコンパートメントに日本人旅行者がいて、2人でコンパートメント占領して、面白おかしい話をしたっけ。

でもいくら男の子と面白い話をしても、たいして面白くはない。
女の子との一夜の方がゼッタイに楽しかったろうし、話のネタにもなったんだけどさ(涙)。

【旅行哲学】リスボンの駅で男と女が出合ったら、それは神がエッチをするように設定してるの。

http://www.midokutsu.com/europe/lisboa.htm

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