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12月7日、2日目、議員さん達は、交流協議の1日目。<br />日本側からは小沢一郎代表、羽田孜最高顧問、菅直人代表代行をはじめ、日中交流機構・大長城計画訪中団メンバーが出席、中国側からは李源朝中央政治局委員・中央組織部部長、王家瑞部長、劉洪才副部長ら日中合わせて100人近くの議員が出席し、「友好的な伝統を受け継ぎ、両国関係を深化する」をテーマに、王家瑞部長、菅直人代表代行が基調講演を行った。<br />3日目の具体的討議では、安保、エネルギー問題等で激論が重ねられた。(後述)<br /> <br />北京師範大付属実験中学<br />我々一般訪問団メンバーは文化・経済関係機関の訪問。<br />我々グループは、まずは、北京師範大付属実験中学の中学部訪問。<br />「頭が超切れそうな」女性校長の案内で参観。<br />北京随一、おそらく中国一の「難関」中学だろう。入学対象は北京市在住。<br />伝統のある国立中学で学費は無償。寮生は半年800元。<br />中学高校一貫(男女共学)で1学年500名(1クラス40人)。<br />毎年北京大、清華大に計約70名合格の実績。<br />最近は、海外の大学に行く生徒も多いとか。<br />数学等の選抜クラスもあり、当然PCは個人用である。<br />質問では、いじめ問題等も出たが、ぬかりなく説明されていた。<br />日本で言えば、筑波大付属駒場中学に相当する中学だ。<br />生徒も皆「聡明」そうであるが、一体どのくらいの年収家庭出身なのかはわからなかった。<br />生徒による教師評価もあるとのこと。<br />設備も極めて整っており、恵まれた教育環境である。<br /><br />梅蘭芳大劇院<br />次に向かったのが、京劇。<br />2005年秋に出来た梅蘭芳大劇院。<br />中国で最も有名な京劇俳優・梅蘭芳の名の付いたものだ。<br />梅蘭芳は「女形の4大名優」の1人。<br />戦前に2回、戦後も1956年に来日し、人気を博したという。<br />特に戦前1924年、日本で関東大震災が発生した際、<br />梅蘭芳は日本の復興事業を支援するため、2度目の訪日をし、<br />歌舞伎俳優とともに舞台を踏んで15回の舞台をこなし、<br />大阪でも5回の公演を行って、その興行収益のすべてを日本の被災地に寄付したという。<br />この梅蘭芳大劇院は、収容人員が千人を超える大劇場で、京劇上演に不向きと、言われていたとか。<br />特等席は、日本円で3万円。オペラ並みです。<br />京劇は元々、小劇場の舞台と客席の一体感が本来という意見もあるようだ。<br />国家京劇院の院長の案内で、劇場内部、<br />稽古風景を見学させてもらう。<br />案内の飛び切り美人の、女優さんらしき人がいて、凄い存在感がある。<br />ここで、あの有名女優らしき人と2ショット。<br />お名前を聞いて、調べたが判明しなかった。<br />伝統京劇から、現代京劇までの衣装もある。<br />現代京劇はあの「白毛女」だろうか。<br />団員が各所でストレッチをやっている。<br /><br />国家京劇院で鑑賞<br />更に近くの国家京劇院で鑑賞。<br />出し物は、2つ。<br />まず、「三岔口」。二人の若者の戦い。<br />「任棠恵は夜に乗じて三岔口の宿屋に泊まった焦賛を助け出そうとしたところ、<br /> 同じく焦賛を脱走させようとする宿主の劉利華と顔見知りでなかったため、<br />疑い合い、誤解が誤解を生み、遂に激しい格闘となってしまった・・・」<br />もう一つが、「秋江」。明の戯曲「玉簪記(ぎょくしんき)」の一節をコミカルな小品にしたという。登場人物は青年を追う娘と船頭のふたりで、小道具は櫂一本。<br />二人のぴったり合った呼吸は、あたかも小さな舟に乗っているかのようだった。<br />2002年に東京芸術劇場で江蘇省京劇院の『駱駝祥子』(老舎原作、車引きの青年、祥子の苦難に満ちた半生を描いたもの)を見て以来だったが、素晴らしかった。<br />昼は、勿論中華料理。<br />ツアコン「お勧め」の店であろうが、ぬかりなく、店「独自」商品の「お勧め」。<br />「木魚石」製の茶器セットを200元で買わされてしまった。<br />でもそれなりに「買い物」を楽しんだとも言えよう。<br /><br />胡錦涛主席と記念写真<br />さて夕方は再び、人民大会堂で胡錦涛主席と記念写真撮影。<br />何せ500人近い団員が6段くらいに並び、<br />小一時間待って、きっかり4時15分、胡錦涛主席が小沢代表と共に会場へ。<br />議員、参加者と握手。<br />通訳は、昨日席を共にした、若い通訳林君(一橋大留学経験、対外連絡部所属)。<br />嘱望されています。<br />カメラが、ぐるっと回って2回撮影。<br />翌日頂いた写真、巻物みたいにみんな写っていました。<br />夜は、答礼宴を、釣魚台迎賓館で、行った。<br />ウエイトレスの皆さん、もっと笑顔で、丁寧に。<br />「渡辺満里奈」似の彼女、もっとスマイルで。<br />この辺がまだまだですね。公務員なのかな。<br />イトーヨーカ堂のサービスが、中国で飛び抜けており、<br />引き抜きが凄いというのがわかります。<br />帰国して、乗ったグリーン車の「グリーンアテンダント」の笑顔が、<br />本当に眩しかったです。<br />

中国訪問記―民主党訪中団に参加して?

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2007/12/06 - 2007/12/09

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尾瀬リピーター

尾瀬リピーターさん

12月7日、2日目、議員さん達は、交流協議の1日目。
日本側からは小沢一郎代表、羽田孜最高顧問、菅直人代表代行をはじめ、日中交流機構・大長城計画訪中団メンバーが出席、中国側からは李源朝中央政治局委員・中央組織部部長、王家瑞部長、劉洪才副部長ら日中合わせて100人近くの議員が出席し、「友好的な伝統を受け継ぎ、両国関係を深化する」をテーマに、王家瑞部長、菅直人代表代行が基調講演を行った。
3日目の具体的討議では、安保、エネルギー問題等で激論が重ねられた。(後述)
 
北京師範大付属実験中学
我々一般訪問団メンバーは文化・経済関係機関の訪問。
我々グループは、まずは、北京師範大付属実験中学の中学部訪問。
「頭が超切れそうな」女性校長の案内で参観。
北京随一、おそらく中国一の「難関」中学だろう。入学対象は北京市在住。
伝統のある国立中学で学費は無償。寮生は半年800元。
中学高校一貫(男女共学)で1学年500名(1クラス40人)。
毎年北京大、清華大に計約70名合格の実績。
最近は、海外の大学に行く生徒も多いとか。
数学等の選抜クラスもあり、当然PCは個人用である。
質問では、いじめ問題等も出たが、ぬかりなく説明されていた。
日本で言えば、筑波大付属駒場中学に相当する中学だ。
生徒も皆「聡明」そうであるが、一体どのくらいの年収家庭出身なのかはわからなかった。
生徒による教師評価もあるとのこと。
設備も極めて整っており、恵まれた教育環境である。

梅蘭芳大劇院
次に向かったのが、京劇。
2005年秋に出来た梅蘭芳大劇院。
中国で最も有名な京劇俳優・梅蘭芳の名の付いたものだ。
梅蘭芳は「女形の4大名優」の1人。
戦前に2回、戦後も1956年に来日し、人気を博したという。
特に戦前1924年、日本で関東大震災が発生した際、
梅蘭芳は日本の復興事業を支援するため、2度目の訪日をし、
歌舞伎俳優とともに舞台を踏んで15回の舞台をこなし、
大阪でも5回の公演を行って、その興行収益のすべてを日本の被災地に寄付したという。
この梅蘭芳大劇院は、収容人員が千人を超える大劇場で、京劇上演に不向きと、言われていたとか。
特等席は、日本円で3万円。オペラ並みです。
京劇は元々、小劇場の舞台と客席の一体感が本来という意見もあるようだ。
国家京劇院の院長の案内で、劇場内部、
稽古風景を見学させてもらう。
案内の飛び切り美人の、女優さんらしき人がいて、凄い存在感がある。
ここで、あの有名女優らしき人と2ショット。
お名前を聞いて、調べたが判明しなかった。
伝統京劇から、現代京劇までの衣装もある。
現代京劇はあの「白毛女」だろうか。
団員が各所でストレッチをやっている。

国家京劇院で鑑賞
更に近くの国家京劇院で鑑賞。
出し物は、2つ。
まず、「三岔口」。二人の若者の戦い。
「任棠恵は夜に乗じて三岔口の宿屋に泊まった焦賛を助け出そうとしたところ、
同じく焦賛を脱走させようとする宿主の劉利華と顔見知りでなかったため、
疑い合い、誤解が誤解を生み、遂に激しい格闘となってしまった・・・」
もう一つが、「秋江」。明の戯曲「玉簪記(ぎょくしんき)」の一節をコミカルな小品にしたという。登場人物は青年を追う娘と船頭のふたりで、小道具は櫂一本。
二人のぴったり合った呼吸は、あたかも小さな舟に乗っているかのようだった。
2002年に東京芸術劇場で江蘇省京劇院の『駱駝祥子』(老舎原作、車引きの青年、祥子の苦難に満ちた半生を描いたもの)を見て以来だったが、素晴らしかった。
昼は、勿論中華料理。
ツアコン「お勧め」の店であろうが、ぬかりなく、店「独自」商品の「お勧め」。
「木魚石」製の茶器セットを200元で買わされてしまった。
でもそれなりに「買い物」を楽しんだとも言えよう。

胡錦涛主席と記念写真
さて夕方は再び、人民大会堂で胡錦涛主席と記念写真撮影。
何せ500人近い団員が6段くらいに並び、
小一時間待って、きっかり4時15分、胡錦涛主席が小沢代表と共に会場へ。
議員、参加者と握手。
通訳は、昨日席を共にした、若い通訳林君(一橋大留学経験、対外連絡部所属)。
嘱望されています。
カメラが、ぐるっと回って2回撮影。
翌日頂いた写真、巻物みたいにみんな写っていました。
夜は、答礼宴を、釣魚台迎賓館で、行った。
ウエイトレスの皆さん、もっと笑顔で、丁寧に。
「渡辺満里奈」似の彼女、もっとスマイルで。
この辺がまだまだですね。公務員なのかな。
イトーヨーカ堂のサービスが、中国で飛び抜けており、
引き抜きが凄いというのがわかります。
帰国して、乗ったグリーン車の「グリーンアテンダント」の笑顔が、
本当に眩しかったです。

交通手段
観光バス
航空会社
JAL

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  • 全体会議の模様です。

    全体会議の模様です。

  • 校長先生が、応接室で説明。<br />会議室でもあり、座り心地の悪い椅子で<br />会議を短くを心がけているとか。

    校長先生が、応接室で説明。
    会議室でもあり、座り心地の悪い椅子で
    会議を短くを心がけているとか。

  • 生徒諸君はとても元気です。<br />体育の時間のようです。

    生徒諸君はとても元気です。
    体育の時間のようです。

  • 梅蘭芳大劇院の玄関。<br />有名女優さんが迎えてくれました。

    梅蘭芳大劇院の玄関。
    有名女優さんが迎えてくれました。

  • 「三岔口」。二人の若者の格闘です。

    「三岔口」。二人の若者の格闘です。

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