2007/12/22 - 2007/12/24
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STAMP MANIAさん
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日本でも放送された韓国ドラマ『大長今(邦題:宮廷女官 チャングムの誓い)』の撮影地を観に行く、という趣旨でソウルへ。
ソウルの昌徳宮、水原の華城行宮と水原郊外の韓国民俗村、そして、ソウル北郊の楊州市にある大長今テーマパークをまわって来た。
電車とバスを乗り継いで、韓国民俗村と華城行宮へ。
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水原へは地下鉄1号線(と相互直通している京釜電鉄線)で。
ソウルの近郊電車は地下鉄の延長のような扱いで、駅構内の案内看板こそ「電鉄」となっているが、一般には「地下鉄」と呼ぶ事も少なくないらしい。
運転形態も地下鉄型で、各駅停車主体のダイヤとなっているため、実際の距離以上に遠さを感じてしまう。
京釜電鉄線には急行もあるのだが、1時間に1本程度と、使い物にならない。
水原駅には長距離列車も停車するのだが、電鉄線と長距離列車は運賃体系が別のため、数倍の値段となる。
水原駅へは餅店(Byeongjeom)行か天安(Cheonan)行の列車に乗車。
写真は餅店行の電車。
※追記※
地下鉄1号線は天安からさらに先の新昌(Sinchang)まで延伸されたので、現在は新昌行の列車でも水原まで行ける。 -
水原駅に到着。
駅前にある観光案内所には巨大な将軍標が。
地図が欲しかったのだが、この時間はまだ案内所が開いていなかった。 -
案内所を通り過ぎて北へ少し歩くと、バスの停留所がある。
民俗村へ行く37番の市内バスはここから発車する。
37番は民俗村が終点なので分かり易い。
ただ、始発は水原駅ではないので、反対側の停留所から乗ってしまわないよう、注意が必要かも。
水原駅から民俗村までの所要時間は、1時間とも1時間半とも言われるが、渋滞が無ければ40分で走る。 -
37番バス。
写真の黄色いバスと左に少し写っている緑色のバスがあった。
どちらも京畿道の共通IC交通カードが使える。
ソウルのIC交通カード「T-money」も利用可能。
しかも、T-moneyを使って電鉄線からバスに乗り継ぐ場合、運賃は電車+バスの総利用距離で計算される。
ソウル市内で電車とバスの運賃通算が出来るのは知っていたが、市外のバスとも通算できるとは知らなかった。 -
現在、ソウルから民俗村へ自力で行く場合の交通手段は、京釜電鉄線+水原駅からバス(37番または無料シャトルバス)が一般的。
とにかく時間が掛かるため、メジャーな割に行き難い観光地だが、数年後にはアクセスが劇的に改善する可能性がある。
ソウルの地下鉄網の中で、恐らく旅行者には一番縁のない路線と言えば、江南の宣陵駅から南へ伸びる「盆唐線」であろう。
この盆唐線、現在、民俗村の北10km程の所まで開通しており、恐らく2008年中には「器興駅(仮称)」まで、2010年頃には水原駅まで開通する予定。
ソウル側も、宣陵から往十里まで延伸工事が行なわれている。
器興駅予定地から民俗村までは車で10分程度の距離、水原延伸時に開業する予定の「上葛駅(仮称)」はさらに近い。
そうなれば、民俗村へは、時間の読みにくい水原経由よりも、盆唐線経由の行き方の方がメジャーになるかも知れない。
※追記※
上記のような計画だったが、2009年現在、盆唐線の延伸工事は完成していない。
韓国ではよくあること。 -
民俗村は各地の屋敷や農家等を移築・再現した野外博物館。
建物の数はかなり多く、それなりに見応えはある。
入口から土産店エリアを抜け、メインのエリアにに入ると、早速将軍標の群れ(?)がお出迎え。
将軍標と言えば、西武線高麗駅前にあるトーテムポールのような物を思い浮かべるが、実際には、手の込んだ巨大な物から木を彫っただけの簡単な物まで、大きさもデザインも様々のようだ。 -
南部地方の屋敷の門。
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南部地方の屋敷。
『チャングム』の撮影が行なわれた事を紹介する説明書きがあった。 -
官衙。
役所のこと。
ここでも『チャングム』の撮影が行なわれたらしい。 -
刑罰や拷問に使う道具。
十字架に縛り付けて棒で打つ。 -
漢方薬局街。
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漢薬房。
漢方薬の店。 -
『チャングム』の撮影で使われた一本橋。
渡ることもできるが、狭いのでかなり怖い。 -
こちらも撮影で使われた橋。
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何かの撮影が行なわれていた。
民俗村は普段から時代劇の撮影場所として使われているらしい。 -
中央の広場では、1日2回、各種の公演が行なわれる。
これは農楽。 -
ノルティギ(板飛び)。
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チュルタギ(綱渡り)。
かなりアクロバティックな技の数々を披露してくれる。 -
37番バスで水原市内に戻る。
ガイドブック等には書かれていないが、37番バスは華城観光の入口に当たる八達門のすぐ近くを通る。
無料シャトルバスで水原駅に戻って改めて出直すより、37番バスを利用した方が効率的。 -
八達門から北へ10分ほど歩くと「華城行宮」がある。
「行宮」とは王が地方を訪れる際に滞在する宮殿で、普段は官庁としても使われたらしい。
水原の行宮はごく最近再建されたもので、現在も完全再現を目指して工事が続いている。
「偽物」にしてはかなり出来が良いので、民俗村同様、時代劇の撮影によく使われるらしい。
『チャングム』でもかなりの場面がここで撮影されている。 -
奉壽堂。
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景龍館。
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維與宅。
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『チャングム』の撮影で使われた場所には、その事を示す説明書きの看板が。
看板にはドラマの場面の写真入り。 -
福内堂。
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『チャングム』の衣装を着たマネキンが展示されていた。
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台所?
撮影に使われたのかどうかは不明。 -
長樂堂。
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井戸。
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洛南軒。
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洛南軒。
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八達門に戻って、少しだけ華城の城壁にも登ってみた。
八達門西側はかなり急な坂道&階段だが、見晴らしは最高。
ソウルへは予め時間を調べておいた急行電車で。
京釜電鉄線・京仁電鉄線共、急行電車は龍山駅迄の運転で、地下鉄区間には乗入れない。
ソウルの近郊電車は、日本のように1本の線路を急行と各停が走るのではなく、それぞれが専用線を走る。
京仁電鉄線は東仁川〜龍山が複々線化されており、全線で急行専用線が確保されている。
一方、京釜電鉄線も複々線だが、天安〜九老間は電鉄線と長距離列車線の複々線、という形。
急行電車は基本的に列車線の方を走るのだが、列車線は途中の始興からKTXが割り込んでくるため、安養〜九老間は電鉄線の方を走っていた。
KTX開業でダイヤに余裕が出来たとはいえ、始興〜天安間の列車線も運転本数は多く、しかも長距離列車はよく遅れるので、急行電車は1時間に1本の運転が限界のようだ。
ただ、電鉄線の各停も10分毎程度の運転間隔なので、日本の鉄道会社なら複々線でなくても急行運転が可能なレベルであろう。
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