2007/12/05 - 2007/12/11
9689位(同エリア16396件中)
きりん☆さん
とうとうホノマラ当日!!27,829人のランナーが一斉に走り出す。
スタート前から大雨の降る最悪のコンディションだったが、
沿道では、
鍋のふたを叩いて応援する人、発狂して応援してくれる仮装した姉さん、一緒にランしてる応援団、バンドマンの演奏、、、自宅から氷や薬を持ち出してサポートする人、飴やお菓子を配る人、音楽鳴らして踊って応援する人、、、、、、みんなボランティアで参加してくれていた。
コース上では、
孫悟空や虎の着ぐるみ、サンタやミニスカポリスの仮装で走る人、
下駄履いて大声で『ファイト!ファイト!』と叫びながら走る人、、、、、、
両足義足のランナー、どうみても70〜80代の腰の曲がったおじいちゃん、
ムコ多糖症候群のランナー、小学校1年生くらいの子供、、、、、
いろんな人たちが同じGOALを目指して走っていた。
沿道の声援も本当に温かくて、一緒に走っているランナーも国籍年齢問わずに励ましあっていて、とにかく本当に素晴らしいマラソン大会だなって思った。
走る前の日に、たまたま話す機会があった60代の日本人観光客にこんなことを言われた。
「何でまた体をボロボロにしてまで走りたいと思うの?」
「何でそんな無駄なことをするの?」
「自分の娘が走りたいと言ったら、断固止めさせる!」
価値観の違いだけれど、一度きりの人生にやって無駄なことなど何ひとつないと私は思う。
イイこともイヤなことも楽しいことも辛いことも、経験してこそ見えてくるものがある。
走る無駄より何もしない時間こそが無駄だと思う。
それを踏まえて、、、、
とってもいい経験になったホノルルマラソン2007!!今年はちょうど35周年です。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
ホノマラを楽しく走る為、姉妹は軽く仮装をした。
フラを踊る人形が付いたキラキラのカチューシャと花のレイを付けて、自分達なりのAlohaをさり気なく演出してみる。
さり気ないつもりが結構目立っていたらしく、沿道の応援者や一緒に走るランナー達にかなり褒めていただいた。
結果、やっぱり楽しく走るのに必要なものだった。
レイは自分で掛けてはいけないらしいので、お互いに掛け合いっこ。 -
H.I.S.1700人の決起会。
全員で準備運動を始めようとした瞬間大雨が降り、みんな一斉に木の下に避難した。
走る前からビショビショ。
靴もグショグショになった。
最悪なコンディションに思わず笑ってしまった。 -
その後も雨は降ったり止んだりで、しばらくレインコートを脱ぐことはなかった。
5時のスタートと同時に花火が打ち上がる。
まずは車椅子のスタート。
そして10kmウォークとフルマラソンのスタート。 -
今年のマラソン参加者は約2万8000人。
一番最初のランナーがスタートしてから私達がスタートラインに辿り着くまでは、20分以上かかった。 -
いよいよSTART!!!
自分のシューズに付けているタグが計測台の上を通過したところから計測開始である。
でも、、、スタートから雨。
体も温まっていなかったので、ここからしばらくは歩いて体を慣らすことにした。 -
数キロ行くと、昨日連れて行ってもらったイルミネーションに来た。まだ朝の5時過ぎだというのに、沿道にはたくさんの応援やボランティアの人達が駆けつけてくれている。
サンタクロースの格好をした人、プーさんの着ぐるみを着た人、キャンディーを配っている人、、、
ランナーの中に仮装している人達も多く、もはやお祭状態だった。 -
サンタのおじさんと写真を撮るのには、ランナーの行列ができていた。みんなタイム云々ではなく、ホノマラを楽しもう!がモットーだった。
立ち止まって写真を撮ったり、イルミネーションを眺めたり。とても不思議で温かい光景だった。
因みに左手に持っている白い塊は、雨が降るたび着たり脱いだりを何度も繰り返し、捨てたいのに捨てられなかった邪魔なレインコートである。 -
1回目のエイドステーションで水分補給をした。
給水所で水を配る人、散らかった紙コップを片付ける人達はみんなTシャツ1枚貰って頑張るボランティアだった。小さい子供からお年寄りまで・・・・本当にありがとう!! -
自分がフルマラソンを走っている感覚はまるでなし。
マラソン自体がディズニーランドのアトラクションの一つかのように感じた。 -
沿道では、朝っぱらから鍋の蓋をシンバルにして爆音を鳴らす応援団。
-
完走者には生ビール1杯25¢!!と応援する牛角のスタッフ。
毎年、沿道で肉を焼いてランナーに配るのが名物になっているらしいが、今年は雨の為焼いてはいなかった。 -
夜も明けて、私達がのんびり10キロ地点を通過した頃、女子の1位のランナーとすれ違った。
彼女はもうすぐゴールである。
ほぼ全力疾走、めちゃめちゃ早かった。 -
私達はまだまだダイヤモンドヘッドの下り坂。走ったり歩いたり、、、まだ経験したことのない未知の距離に備えて体力温存のスローペース。
それにしても最初の15kmに2時間半はかかり過ぎたよ(笑)
エイドステーションの度に毎回給水とストレッチ、1時間に1回はパワージェルでエネルギーチャージをした。 -
“YOU ARE HEROES”
沿道では両手を上げて大声で応援してくれるというのに、日本人達は恥かしがり屋なのか、その応援に応えている人は少なかった。
申し訳なく思った姉妹は、両手を上げて声を出して応えてみる。めっちゃ楽しかった。 -
ハイウェイに入る前にまた小雨・・・・。すると後ろからシャンプーハットを被ったオバちゃんが物凄い勢いで私達を抜かしていった。
申し訳ない。一時呆気に取られたが面白すぎだって!!
体はびしょ濡れだが、頭だけは守る。
私達は笑いすぎて、生まれたての子鹿のような覚束ない足元になった。人はこれを千鳥足とも言う。 -
ハイウェイを走っていると、折り返してくるランナーの中にTBS女子アナの久保田さんがいた。
給水所では高橋克典が水を配っていた。
ホノマラを走る芸能人は他にもたくさんいたんだけどね・・・・それ以外は会わなかった。 -
走っていると沿道から聞き覚えのあるイントロが流れた・・・・・“ヤングマン”だった!!!
みんな自然に『Y・M・C・A』の振りを踊りながら走る。いや〜最高だな、この雰囲気。足が張って痛かったが元気が出た。 -
ハイウェイを出た後すぐにあったトイレ、20分待ち。
案の定、鼻を突くようなバッドスメールがした。 -
25kmを過ぎた辺りで妹は足が痛くなり歩き出し、私は逆に歩くと筋が伸びて痛かったので走った。
ここからは姉妹バラバラでゴールを目指す。
周りはほぼ歩いている人だらけだった。
ここからがきりん☆、
怒涛の2,000人抜かし!!!
周りに走っている人を見つけてはペースメーカーにし、ペースが合わなくなると捨て、また違う人に乗り換え、走って走って走りまくった。
なぜか笑顔で、なぜか元気で、ハーフを過ぎた後半からペースを上げての快走だった。
超〜〜〜気持ちが良かった。 -
多分、35km付近。
バンドマンが応援してくれていた。
足が鉛のように重くて上がらなかったけれど、周りに走るランナーを見つけては必死に付いていった。 -
途中ゴリエにチャリで抜かされたが、ココらへんはカメラマン達の撮影スポットなのでイイ顔して走った。
右にカメコ(カメラ小僧)、左にカメコ、上にもカメコ。 -
40km地点、ダイヤモンドヘッドの上り坂。
あと2.195kmを残して今のタイム6時間50分。
(写真、ピンボケだぁ→)
元気だったらギリギリ6時間台でゴールできそう・・・だけど・・・やっぱりきつかった。 -
走るのは辛いので競歩に近い早歩きで前に進む。
キレイな景色と温かい声援と一緒にゴールを目指す仲間がいるから頑張れる。 -
残り200mの直線。
沿道からは「Almost!」「Almost!」
「Good job!」「Good job!」とたくさんの声援。
42.195km走った私の下半身は、痛くて重くて走ることはもう限界に近かった。 -
『夢みたゴールまであとすこし』
この横断幕が見えたとき、自然と涙が溢れてきた。
今まで頑張ってきたこととか、応援してくれたみんなの事とかが走馬灯のように・・・・・・
ごめん!走馬灯のようには出てこなかった(笑)
その前に既に熱くこみ上げてくるものがあり、リストバンドで汗を拭く振りして涙拭ってました。 -
この楽しい時間がもうすぐ終わってしまってしまうのが勿体なくて、一瞬ゴール前で妹を待とうかと血迷う。
でも最後は溢れ出そうになる涙を必死に抑えてお先にゴール!!FINISHラインではカメラ数台が待ち構えていたので、泣かないように俯きながら作り笑いして走った。 -
一足お先にゴールで妹を待つ。
今回から初めて使われた計測タグ(ぺらぺら〜)
今までのようなチップというものではなく、薄い紙みたいなプラスチックだった。でもこれ、今回の雨のせいでタイムを計測できなかったランナーが多数でたらしい。
靴は雨に濡れ、泥濘だらけのカピオラニ公園を歩いたので汚い。 -
これがフルマラソンの順位表。
女子の1位は2時間33分!!
で、私のタイムは7時間7分。妹がゴールしたのは45分後の7時間52分だった。
ゴール付近で昨日お世話になった伴走者と再会し、彼らの構えるブースでビールをご馳走になった。
空きっ腹にビール!GOALの後のビール!!
今まで飲んだビールの中で一番美味しかった!! -
ゴール地点のH.I.S.のテント。
めっちゃ美味しかったよ、豚汁。
しばし余韻に浸った後、送迎バスでホテルに戻る。
てか、超足痛い!! -
外はFINISHER Tシャツを着た人達で賑わい余韻に浸っているというのに、私達は走ったその日の夜に帰国。
乗客はみんなゾンビのように痛々しい足を引きずって歩いていた。
足にはランパン、サポーター、テーピング等の日焼けの痕が残り訳が分からない模様になっていた。
そして疲労困憊。睡眠不足。 -
完走した者だけがもらえるFINISHER'S Tシャツと完走メダルと貝殻のレイ。
ホノマラはとにかく楽しくて、終始笑顔で走っていた。沿道の応援、一緒に走るランナー、雨上がりにできた虹、きれいな海、空気。目に映るもの肌で感じるもの全てからパワーをもらいました。
ホノルルマラソン、
走ってよかったよ。
完走タイムという記録ではない、
もっと大切でステキな何かを得ました。
Thanx HONOLULU MARATHON 2007☆
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この旅行記へのコメント (7)
-
- 耕坊さん 2008/03/22 08:58:09
- 同じ日走っていました
- きりん☆さん
私も走っていました
雨に濡れて震えました
イライラしながらトイレに並んでいました
虹を見て感動しました
あのような虹をしばらく見ていないなーと思いました
沿道の応援やボランテイアに頭が下がりました
バンドの人にはエネルギーを貰いました
褌で走っている人には恥をさらさないでと思いました
帰りのダイヤモンドヘッドの登りではペースメーカーに感謝しました
最後の花道では有森裕子ご夫妻の応援に感謝しました
そしてゴールでは涙がこみ上げました
でも男なので涙を流すわけには行かない
と思い我慢しました
みんなありがとう
又今年も走りませんか
- きりん☆さん からの返信 2008/03/22 12:18:39
- RE: 同じ日走っていました
- 耕坊さんへ
投票&メッセージありがとうございます。
あの日、大粒の雨に打たれて苦しい42.195kmを走り、
ゴールされて同じ感動を味わえた方からメッセージをいただけて
とっても嬉しいです。
走ったからこそ感じることのできる感情、
満足感だったり達成感だったり疲労感だったり苦痛だったり。。。
今となっては一生の宝です。
辛いことがあってもフルマラソンを走れたのだから
どんな困難でも立ち向かっていける気がします。
耕坊さんはその後も走られていますか?
私は・・・・・(汗)今は休業中です・・・。
でも、やっぱりあの達成感欲しさに漠然と走りたいと思っています。
環境さえ整えば、また今年も走りたいです!
きりん☆
-
- 耕坊さん 2008/03/22 08:48:02
- 同じ日 ました
- きりん☆さん
はじめまして
私も走ってました。
雨に濡れて震えていました。
途中つらくて泣きそうになりました。
虹を見たとき反対に走っている人達に
虹だよーと叫びたい思いでした。
ゴール手前はやっぱり涙がこみ上げました。
でも男なので我慢した。
それでもやっぱりこみ上げた。
2度目のホノルルでした。
やっぱり今年も又行こうかな。
-
- ndasbeさん 2008/01/03 18:00:40
- 完走おめでとうございます&感動しました
- きりん☆さん
明けましておめでとうございます。
ちょっと遅くなりましたが、完走おめでとうございます!
妹さんもご一緒とは。
最初の方は、これマラソン?と思うような、とても楽しそうな感じですが、
やっぱりキツいですよね。
また今年も何かに挑戦されるのでしょうか?
- きりん☆さん からの返信 2008/01/15 20:18:50
- RE: 完走おめでとうございます&感動しました
- ndasbeさん
コメントありがとうございます!!
お返事遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!!
ホノマラ、姉妹で走ってきましたよ♪
辛いとか痛いという思い出はすっかり忘れてしまって、
今は楽しかったということしか覚えていません(笑)
今年もホノマラ走ってしまおうかという勢いです。
毎年何かにチャレンジしているので、今年も何かに挑戦するんでしょうね〜
さて、何がいいですかね!?
スキューバダイビングのライセンス取って海に潜る!?
ロッククライミングで山に登る!?
スカイダイビング?
バンジージャンプ??
なにしようかしら。。。
-
- むんさん 2007/12/21 23:59:59
- 42.195km完走!!
- きりん☆さん、こんばんは〜!
ホノルルマラソン完走!おめでとうございます!!
いやぁ〜素晴らしいですね。
記録+経験+感動+思い出♪
なんと充実した7時間、そしてその余韻に包まれる∞時間!
7時間というわずかな時間で、これだけの凝縮された素晴らしい
経験ができることは、他にはほとんど考えられないですよね。
自分もやってみたい〜。
>痛くて重くて走ることはもう限界に近かった。
きりん☆さんですら限界に近かったとのこと、
私の場合は相当身体を鍛え直さないと・・・。(汗&笑)
- きりん☆さん からの返信 2007/12/22 18:20:54
- RE: 42.195km完走!!
- むんさんへ
いつもコメントありがとうございます!
確かに7時間という短い時間にあれだけの経験と感動を味わえたと思うと、
本当に走って良かったと思います。
日本にいたら会社での勤務時間に相当します・・・・その間走り続けてると思うと恐ろしいですけどねぇ。
ランナーの中には家族やカップルで走ってる方もたくさんいましたよ!
そんなにトレーニングしていない方でもゴールは可能です!
時速5キロで歩いても10時間あればゴールです(笑)
是非、機会があればこの感動を味わってみてください。
私はクセになりそうです!!!
きりん☆より
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