2007/12/01 - 2007/12/31
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サボ10さん
2007年も12月になりました。
12月は英語で December、語源はラテン語の dec で 10 のこと。 「アレ! 何故12(月)が10なの?」
ローマ時代の最初に作られた暦では1年は10ヶ月だったのです。 月を増やした方が税を余分に徴収出来るので主権者が Januarius と Februarius を足して1年を12ヶ月としました。 一年を10に分けて名前を付けた後で2ヶ月前に足したらどうなると思いますか。
2ヶ月づれた、語源と一致しない、月が誕生してしまったのです。 Sept、Oct、Nov はラテン語の7,8,9ですが 同じように September9月, October10月, November11月と其々2ヶ月づれています。
ラテン語の dec を使った言葉には decade(10年間)とか decimal(10進法の)があります。 triskaidekaphobia と云う字数の多い単語がありますがどんな意味なのでしょう。
この単語はギリシャ語を語源としていて trisが3、kaiが+、一寸スペルを変えたdeka は10、そしてphobiaは恐怖症、そう13恐怖症を意味します。 アメリカのホテルの多くには13階がありません。 飛行機の座席にも13は無かったのですが先日13の座席を指定されてびっくり。
この迷信はキリストの最後の晩餐をした者が13人だったことから縁起がが悪い数字になってしまったのですね〜。
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2007年12月1日、オレンジ郡シール・ビーチの海軍基地を訪ねました。
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海軍基地は Naval Weapons Station(武器、爆弾貯蔵地)と恐ろしい名が付くところなのですが、基地の半分は自然野生生物保護地域。
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この日(12月1日)この基地でペルシャ湾から帰ってきた海軍の海陸両用攻撃船(amphibious assault ship)、ラシモア(USS Rushmore)が一般公開されると云うので見に行ったのですが。。。
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多くの市民が見学に来ていました。 写真の左下は12月2日の新聞に出た一般公開の写真。 記事によると3千人以上が見に来たそうです。
我々も1時間位列に並んだのですが、乗船するまで2時間以上待ちそうなので帰ってきました。
この日はもっと大事なことがあったからです。。。 -
大事なこととはテレビで USC と UCLA、のフットボールの試合を見るためでした。
この日母校 USC は UCLA に勝ち、1月1日ローズボールでイリノイ大学と勝負をすることになりました。
日本と違い大学が1ヶ所に集中していないので其々の地域の二つの大学(ワシントンとワシントン州立大学、スタンフォードとカリフォルニア・バークレー校など)が最終試合を争います。 特に、ロスアンゼルスでは市内対抗戦(cross-town rival game)になり、夫婦、家族の争いにもなります。 我が家も私と次女の対抗戦。 フットボールはUSCが勝ちましたが、バスケットボールはUCLAが今のところ#1。 -
12月になるとグレープ・フルーツ(grape fruits)が黄色くなってきました。
何故、グレープ(葡萄)フルーツ(果物)と名が付いたのか知っていますよね。 葡萄のように房になってなるからです。 この写真はそれほどでも無いのですが本当に葡萄のようになっている枝もあります。 -
この写真の果物はタンジェロ(tangelo)。 シトラス(citrus)フルーツの一つ。 シトラスは日本語でシトロン属の果物と呼ばれるもの。 シトロンに属する果物どうしを掛け合わせたもの(交配種)は多く、これもその一つ、みかん(tangerine)とグレープ・フルーツから出来た果物。
「グレープ・フルーツなのに何故 ーelo なの?」
それは pomelo と云うグレープ・フルーツの一種でどちらかと云うと ざぼん に似た果物が母親(父親かな?)だからです。
右後方に見えるのが薩摩みかん。 日本のみかんは中国から到来したマンダリン・オレンジ(mandarin orange)の一種、英語では Tangerine とも呼ばれます。モロッコのタンジィエー(Tangier)で栽培され輸出されたからです。 又“子供の手袋オレンジ”とも呼ばれます。 皮が柔らかく、子供の手袋を脱がすように簡単にむくことが出来るからです
写真のタンジェロが大きくなり、蜂が隣のみかんに授粉(pollinate)、大きな皮の硬いみかんが出来てしまいました。 シトラスは掛け合わせなくてもミックスするようですね〜。 みかん(薩摩)の方が美味しいのでタンジェロを小さく切ったら今年は美味しい蜜柑が復活、めでたし、めでたし。。。
オレンジとポメロを掛け合わせたのは勿論 orangelo。
シトラスには ugli と云う果物もあります。 グレープ・フルーツ、オレンジ、そしてタンジェリン(みかん)を掛け合わせたもの。 ユグリーとかアグリーと発音される果物の名前は醜い(ugly)を意味しています。 皺だらけの果物なので醜いと思ったようですね。 -
12月2日、オレンジ郡で一番大きなショッピング・センター、サウス・コースト・プラザ(South Coast Plaza)に行きました。
日本経済が繁栄していた頃は日本からの観光客がバスでここを訪ね高級ブランド製品を買ったところです。 -
クリスマスの飾りつけ。
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この駐車場は サンタクロースとトナカイ以外は駐車禁止と書いてあります。 駐車する車(橇)は無いと思ったら一台駐車してありました。 サンタクロースは本当にいるのですね〜。
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日本のクリスマスのイルミネーションはすご〜く豪華で綺麗ですね。 南カリフォルニアの飾りつけはとうてい日本には適いません。
然し、ツリーとなるとオレゴン州から持ってくるので大きな(本物の)木が飾られています。 -
南カリフォルニアでは季節に合わせて旗を飾る家もあります。 12月はクリスマスの季節(Yule)、色々な旗の中で可愛いのはサンタ・クロース。
南カリフォルニアに住んでいるとサンタ・モニカ(Santa Monica)、サンタ・アナ(Santa Ana)とサンタが付く地名が多くあります。 スペイン語の Santa は女の聖人です。 男の聖人はサン・ディエゴ(San Diego)サンフランシスコ(San Francisco)とサンですね。
おや、サンタ(クロース)は女性でしたっけ。 長い白い髭にビヤ樽のお腹はどう見ても男性だと思ったのですが。。。 何故、男の聖人に サンタ を付けたのでしょう。
サンタ・クロースは英語では Saint Nicholas と呼ばれる聖人。 過ってニューヨークにはオランダからの移民が多くいました。 彼等がサンタをオランダ語の方言で Sint Klaas と呼んでいたのをアングロが聞いていてサンタ・クロースにしてしまったのですね〜。
スペイン語では サンタ・クロースを Papa Noel (クリスマスのお父さん)と呼んでいます。
背景の写真の家はサンタが間違えないように矢印で煙突を指しています。 -
12月7日、金曜日の朝だけ放映される当地のUTV日本語テレビ(以前は毎朝だった)で紹介されたザリガニの店を昼食に訪ねたら4時開店とのこと。 仕方なく近くのこのレストランにしました。
春巻きのバーミセリを注文。 レストランは味、値段、場所。 この店の味はまあまあだったのですが普段行くフォー79より値段が高く、それに場所が離れていて良くない。 客は我々だけでした。 -
近所にベトナム街、リトル・サイゴン、があります。
この様な大きなモールが4つか5つ、ストリップ・モールが10近く、それにボルサ通りに面して店がずら〜と並んでいます。 それ等を支える客が殆どベトナム人なのですからたいしたものです。 -
当地の日本語テレビで紹介された二つ目の店に12月11日に行きました。
テレビでフォーはベトナム北方の食べ物でこの店はベトナム中央部の食事をサーブすると云うことでした。 -
Quan Hy レストランではアピタイザー(Goi)を注文。
右上の写真の左がもち米の皮に包んだ茸、豚肉と海老。 私は赤身の肉(牛)は食べないようにしていますが白身(鶏と豚)は多少食べます。 右が小皿の上に餅、その上に刻んだ海老が置いてあり中央のソースをつけて食べます。
右下はバーミセリ(vermicelli)に茸、豆腐や野菜で作ったハム等が入っています。 右側のソースをかけて食べます。
左下は海老と蟹の春巻き、それをレタスに包み、シソ、ダイコンと人参を刻んだものなども一緒に包んで食べます。 -
12月14日、リトル・サイゴンに昼食に行きました。 リトル・サイゴンは家から約1.5キロの距離、歩いても行けます。
写真左上の中央は 孔子(Confucius)の像 -
一つの言葉をもう一つの言葉に訳す場合文字通りの訳(literal translation) と正確では無くても「適切な言葉」に訳すのとありますね。 例えば、日本のヤクザの英訳を私は Japanese mafia としています。
アメリカで使われているマフィアの意味ははイタリアのシシリー島からアメリカに移民して来た犯罪者の秘密結社のことですからヤクザの訳にはならないのですがこれ程相手にヤクザの意味を説明するのに適した言葉は無いと思っているからです。
4トラベルに掲載している MAIさんの旅行記の中で お好み焼きを Japanese pancake と書いたのがあり、これ又適切な説明だと思います。
さて、この写真は12支、私は Japanese Zodiac (本当は中国かな?)と訳しています。 Zodiac は 12宮の星座のことですから同じ12のサインと云う以外は違うもの。
然し、Zodiac の語源はギリシャ語の zoon (zoion) で動物のことなのですね〜。 そうすると12支は全部動物ですから奇しき偶然とでも云うのでしょうか。 zoon (zoion) は Zoo(logical) Garden (動物園) の語源でもあります。 -
中国とフランスの植民地だったベトナムは料理にもその影響が見られます。 (日本も1940年から45年までベトナムを占領していましたが食べ物にはその影響なし)。
12月14日リトル・サイゴンの中華料理店に昼食に行きました。 -
我々は上の3品のえびのディム・サム(Dim Sum)でビールを飲み、右下の福建焼きうどん(Fu Jian Fried Rice noodle)を食事としました。
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近所のクリスマスの飾りつけを見に行きました。 約10年前は多くの家が派手に飾りつけをし、それを見にくる人たちで賑わい、交通整理の警官が出動するくらいでした。 だんだんと住んでいた人達が引っ越し、その後ベトナムの人たちが住むようになり飾り付けをする家も減ってきました。
それでもず〜と続けている(die hard)家もあります。
クリスマスの飾りつけは大きく分けて三つ。 一つは宗教的なもの、二つ目がサンタ、雪だるま(snow man)などの滑稽なもの、そして三つ目がライトで家を飾るものです。
この写真の家はその三つの飾りつけをしていますね。
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宗教的な飾りつけはこの様なキリストの誕生を表したもの、Nativity scene と云います。 出生の(形容詞)を意味する native と云う単語の名詞形。 N を頭字にするとキリストの降誕、そう Nativity は クリスマス(Christmas) のことなのです。
クリスマス(Christmas)は文字通り キリストとミサ(mass) を合わせた言葉。 ミサはカトリックの聖さん式なのでプロテスタントが使うのも変なのですがキリストの誕生日として祝っているようです。
「そうか、キリストは12月25日に生まれたのだ」 いや、実際は月はもとよりどの日に生まれたのか分からないのですね〜
(注:学者の間では3月28日、4月19,20、5月20日、8月28日、11月17日が可能性として上げられていますが12月25日の可能性は薄いと云うことです)
「でも、何年に生まれたかは分かっているのでしょう?」 いや、それもはっきりしないのです。
紀元532年に Dionysium Exiguous と言う僧侶が キリストが生まれたと思われる年を境にして、誕生前を紀元前 Before Christ (B.C.)、誕生後を 紀元 Anno Domini (A.D.)としました。 そうするとキリストが生まれたのは何年になるのでしょうか。 1B.C. か1A.D.か。。。
532AD には ゼロ と言う概念が無かった為に紀元1年の前は紀元前1年になり、“キリストが生まれた年を境”にしたと言っても、その生まれた年がわかりません。 (21世紀が何年から始まるかで騒がれたのもその為)
そして私がもう一つ不思議に思うのは紀元前が英語の Before Christ で紀元がラテン語の Anno Domini (神の年)になるのは何故でしょうね〜。
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サンタや雪だるまの愉快な飾りつけをした家々。
Nativity は スペイン語では Navidad、 Trini Lopez が 「feliz (happy) Navidad、 feliz Navidad、 I wanna wish you a Merry Christmas」 と歌って英語の世界でも知られるようになったスペイン語。 ユールの季節にはジンぐル・ベルなどと一緒にラジオやショッピング・センター等で流されている音楽の一つ。 -
ライトで飾りつけをしている家々。
上の写真の家は私の知る限り15年以上毎年同じ飾り付けをしています。 モーターでスキーリフトが動きリフトには人形が乗っています。 地面には足だけ出してあがいている人形もあり面白いスキー場の設定。 -
小説家の阿木慎太郎氏は南カリフォルニア在住。 当地の無料情報誌 ライトハウス に「ロス日記」を書いていますが小説も執筆。
今回最新作「弾痕」を出版され、その記念サイン会が12月16日にオレンジ郡コスタメサ市の紀伊国屋でありました。
写真の右側は奥方の 豊原ミツ子さん。 彼女は元女優、今でも講演会などで活躍しています。 -
12月17日リトル・サイゴンのレストランに昼食に行きました。 「ベトナム料理が好きなのですね」
まあ、安くて嫌いではありません。 それに普通のレストランだとクリスマス前はオフィス・パーティなどで混んでいるし、週日は仕事をしている人がくるので此方も服装に気をつけます。 リトル・サイゴンの店は空いているし服装も普段着のままでもかまわないので気楽ですね〜。
写真の左三つはディム・サム、そして海鮮焼きそば。
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