2007/12/02 - 2007/12/02
13107位(同エリア18856件中)
つーさん
実家の裏の開発が始まってしばらくが経ちました。
父はこれまで家のすぐそばで木にくちばしで穴を開ける
アカゲラが居なくなってしまったと淋しそうに呟いていました。
昔から聞きなれた「カッカッカッカッカッカ」というあの
独特の音も今では聴こえなくなったんだなぁ、と思うと
とても淋しいです。
今日そんな林のあった場所を少しだけ歩いてみました。
驚くほどすっきりしてしまった。
先日の旅行記で記憶のかけらが失われたと書きましたが、
まさにそれを証明する景色がそこに広がっていました。
動物たちはちゃんと引っ越せたかな。
まだまだ工事は止まらない。せめて少しでも自然が残っている
うちに記録を残しておこう。
-
最近とても寒くなってきたのでコートをとりに実家に
帰ると、やはり裏の林の事が気になりました。
庭には赤く色づいた葉が目に鮮やかに映りました。 -
庭から林を見ると以前にも増して明るく感じます。
というのもこれまでは何千本とあった樹木が
殆ど切り倒されて無くなったので、空を覆いつくして
いた緑は青空に変わりました。 -
気になる林に一歩足を踏み入れると木の切りかぶが
至るところに。
この太い幹に育つまでに何年かかったのかな。
きっと数分で無くなったんだろうな。 -
死骸。
風にあてられて可哀想です。 -
運良く生き残った木々が、以前にも増して生きる姿を
主張しているようでした。
もうやめて欲しい。 -
庭に咲く花は静かに優しい太陽を浴びて元気に
歌っているよう。 -
季節は秋が終わりを告げ冬がやって来ようとしてる。
冬になると2階の出窓から朝霧に煙った幻想的な
景色が林に広がる。
春になると新緑のカーテンが太陽の光を優しい陽射しに
変えてくれる。
夏になると朝からヒグラシがうるさいくらい大合唱を
はじめる。網戸にはカブトムシがやってくる。
そしてまた秋が来ると色づいた木々がまるで大自然の
キャンパスに赤や黄色の絵の具を筆でなぞった様に
色とりどりに輝く。
そんな季節の変わり目が来る度に、それが無くなって
しまった事を切々と感じる事になるんだろうな。 -
家中を花で飾る父と母。
無くなる自然と守り育てる自然。
消える景色とまた作りだす景色。 -
きっとまたいつか木々に覆われて、鳥や虫たちが
合唱できるようなステージになって欲しい。 -
空は青く、飛行機雲が太陽に向かって伸びていた。
淋しい空を吹き飛ばしながら進むように。 -
ペットボトルの風車。乾いた風にからからと音を
立てて回る。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- 招き猫さん 2007/12/23 01:08:38
- 故郷
- つーさん、こんばんわ。
お久しぶりです、いっぱいの旅行記を見て、しばらく訪問しないうちに
かなりカメラの腕を上げましたね、嬉しく拝見しました。
時代と共に周りは、自分の意思とは関係なく変化していきますよね、
それが心地よく思う場合もあり、嫌だなぁと思う時もあります。
特に故郷は変わって欲しくないものですが、、
自然が壊されるのは悲しいですよね、
その優しい気持ち、いつまでも大切にしてください。
24日から年内、つーさんの好きなベトナムに行ってきます。
素敵なクリスマスに良いお正月をお迎え下さい、ありがとうございました。
では、
招き猫
- つーさん からの返信 2007/12/23 09:08:40
- RE: 故郷
- 招き猫さんお久しぶりです。ご訪問頂きありがとうございます。
とうとう私の生まれ育った緑溢れる場所も開発の手が入り、その姿を
いっきに別の物へと変え始めました。淋しさを感じる暇も無い位に
あっという間でした。
そんな景色を眺めながら、まだ少しでも昔の面影を残しているうちに
記録に残しておきたいと思いカメラを手にしました。
まだまだ全然納得のいくような写真は撮れません。カメラばかりが
どんどん進化していき、腕が追いつかないのは悲しいです。
特に夜景は毎回全滅に近い状態なので、しっかり勉強しないとやはり
ダメですね..。
ベトナムに行かれるんですね。私も結局一度行ったきり、再び訪れる
機会はまだありませんが、是非楽しんでいらして下さいね。
また素敵な旅行記を楽しみにしています。
それでは、ご訪問頂き本当にありがとうございました!!
-
- ginさん 2007/12/11 19:28:02
- from Chiangmai
- 季節の中で時間を堰きとめ遠い日の感動を呼びさます.季節の中で時の流れに身をゆだね寂しさをかみしめる.季節の中で明日に夢をたくしつつ今日の我身をふりかえる.季節の中に心を開き何思う.そんな感じのつーさんの写真でした. gin
ps:来年も宜しく.
- つーさん からの返信 2007/12/11 21:27:34
- RE: from Chiangmai
- ginさんお久しぶりです。ご訪問ありがとうございました。
時間の流れだけは止めたくても河の流れのように緩やかに流れていって
しまいます。
幼い時の記憶だけが、ある時の風景を写真にしたように忘れられない
一秒をそこに残しています。
冬の朝に見た霧に覆われた森、犬の遠吠えを聞いた夕闇の森の僅かに
残した夕焼けの明るさ、失われる時に一層強く蘇るのが記憶のようです。
今年も近所からちょっと遠くまで色々な旅をしましたが、
訪れた地が次に訪れたときに記憶の中の風景からどのように変わって
いくのか。期待であったり不安であったり様々ですが、どれも素直に
受け容れていく必要があるのですね。
なんだかginさんの2行の言葉を読んでいたら色々な想いが込み上げて
きました。
今見ているものは少しずつ変化している、それを受け止められる位の
強さが私にあったら、また違った感覚で日々を過ごせると思いました。
今ginさんはこの一瞬をどのようにお過ごしでしょうか。
来年も素晴らしい瞬間が沢山ginさんに降りそそぎますように。
それでは、ご訪問頂き、本当にありがとうございました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
11