2007/11/11 - 2007/11/11
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牛街さん
観光地として生まれ変わった南鑼鼓巷ですが、その直ぐ側には別の世界があります。四合院が「大雑院」に変ったしまって、その「大雑院」への入り口の門が、南鑼鼓巷に向かって口を明けています。南鑼鼓巷から枝分かれした胡同にも、入り口である門があります。大雑院とは狭いに門の中の空間に、10所帯も20所帯もが雑居している状態です。元四合院の中庭は、建て増しされた建物が密集しているはずです。
今回大雑院を覗いてみて感じた事は、大雑院の奥はともかく、門だけは綺麗に改装されていたことでした。この改装は、やはりオリンピックのためでしょうか。観光用に綺麗にしたのでしょうか。その費用は北京政府が持ったのでしょうか? こんな疑問をもったのは、普通、大雑院の門というのは共同の門ですから、普通、門の中の住民が、費用を払って修理するという事は少く、かなり荒れ果てているからです。
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薄暗い門の中に、電気のメーターが幾つ見えますか? そうです。この門の奥にメーターの数だけの所帯が、密集して住んでいます。
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分かり難いですが、門の中に電気のメーターが並んでいる様子です。大雑院の中にこれだけの所帯が住んでいます。北京の大雑院は平屋です。密集して住んでいるといっても上下には密集しない住み方です。
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流動人口管理処 とか書いてあります。流動人口の数を管理しているのではなくて、農村から出てきた人を管理するところでしょう。それにしても農村から出てきた人を「流動人口」と名づけるなんて・・・・ 日本なら差別用語になりますね。胡同の奥の大雑院には「流動人口」も多いのでしょう。それにしても、農村から出てきた人を「流動人口」と呼ぶ中国の役人の感覚と言うのは・・・・・
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リヤカーに練炭を積んで売って歩いています。
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軒先に練炭も蓄えて、白菜も乾して。これはもうすく来る冬への備えでしょう。白菜はチョッと乾してから漬け込むのでしょう。以前は白菜の漬物は、冬の食べ物としての常備品でした。
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おでんのような美味しそうな食べ物がありました。
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売られた練炭
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大雑院の中の一角、これが一所帯の全て。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Muffinさん 2007/12/06 03:09:39
- 中国の三丁目
- 牛街さん
国家大劇院とは対照的な町並みを見せていただきました。バイタリティーを感じつつ、どこか懐かしい...。子供の頃は当たり前だった路地裏のおでん屋さんがなくなってしまった日本の暮らしがちょっと寂しくなりました。
Muffin
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- こまちゃんさん 2007/11/17 16:16:40
- 四合院住宅
- 中国の家屋事情、基本的にはこの四合院も多いですね。
上海、北京、広州・・・都会と呼ばれるところの小区では、積み重ねた
住宅が幅を利かせていて、今では道路沿いからは、そう言った住宅ばかり
が目立ちます。
上海の里弄は別として、北京でもこう言った街並みが多くありますし、
その他の地方へ行けば「平房」と呼ばれ、今でも普通に現役で使われて
いますよね。
敦煌では、市の中心にある一条街に大型観光施設を作るという事で、この
平房を全部壊して仕舞いました。でも、結局出来たのは平民より上の階級
へ提供するマンションでしたが…。
親友の老余一家が郊外に居ますが、彼らには何ら影響がなかったですね。
彼らが住んでいるのが四合院式住居で、中に居ると、京都綾部の田舎を
思い出しました。(様式が同じなのではなく、素朴な環境と雰囲気から)
→http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10098260/
こま
- 牛街さん からの返信 2007/11/18 22:00:07
- RE: 四合院住宅
- メールをありがとうございます。
Homma@牛街です。
「親友の老余一家」が住んでいる四合院式住居を
見せていただきましたが、北京の四号院とは比較にも何も
なりません。「親友の老余一家」が住んでいる四合院は
まさに一家だけですんでいるのでしょうが、
北京のは雑居家族が住んでいる「大雑院」です。
「大雑院」という言葉は、そのようになってしまった、
雑居の所帯が住む囲まれた空間を言うのだそうです。
北京の「大雑院」になった四合院をみたのでは
決して、京都綾部の田舎を思い出巣なんてことは
できないと思います。
こまちゃんは、あちこちに知り合いができたみたいですが、
これから、「大雑院」内の住人の知り合いを作れませんか。
そうすれば、あの中に入って、貴重な写真が撮れると
思いますね。
ところで、こまちゃんの旅行記を読ませていただくと
結構あっちこっちで、悲憤慷慨していますね。
実は先日の鳩小屋似の写真も、あれも悲憤慷慨に値する
写真でしたよ。
なぜなら、高級マンションの天辺に、勝手に違法な
建物を作ってしまうのですから、そして、北京のマンションで
屋上にテラスがあったりすると、結構違法建築をしていますね。
鳩小屋もそうですね。違法な作り方で作られています。
大雑院もあれも違法です。
こまちゃんなら、ああいう、違法な物を見ると、
悲憤慷慨を引き起こすと思ったのですが。
北京には人にはあまり気づかれないで、おかしな
物がまだありますよ。
こまちゃんもその内気がつくと思いますが、
たとえば爛尾楼」なんてのもあります。
ではまた。
- こまちゃんさん からの返信 2007/11/18 22:55:43
- RE: 四合院住宅
- だはは・・・(^^;
自分で見たものには書きますけど、人の旅行記で見せて戴いたシーンには、
そう言う批評はムリだと思います〜。
老余の場合は「四合院」、北京の下町は「大雑院」。それで思い出しま
したが、敦煌のカバブ屋、司馬義さんのお宅は「大雑院」でした。
ただ、住んでいる「他人」は皆さん従業員ですけどね。
入ってみましたが、入り口には凄まじい天然トイレと、奥には部屋が
7,8部屋有って、その中自体が「長屋」と言った感じでした。(^^;
朝の時間でしたが、みんなが勝手に思い思いに生活して居ましたね。
彼ら、夕刻から仕事なので、朝は司馬義オヤジも寝ていましたし…
(伺う約束していたのですが、オヤジしっかり寝ていました…(^^;)
その時の記録がありますが、残念ながら「長屋風景」を撮っていません
でした。→http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10098120/
何時か又敦煌へ行く事が有れば、彼んちの散策してみたいです。
こま
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