デンマーク

2003/12 - 2003/12

ヨーロッパの中でも凄く「品」のある旅だった。

クリスマスが凄く似合い、原点のような自然さを感じる。
飾る気持ちではなく、信じる気持ち。
人生で、一番心が落ち着くようなクリスマスだった。。。

人間が、生きる上で、改めて日本人の「見栄」の大きさを感じた。欧州の人間は、生きることを楽しんでいる。その楽しみ方には「品」があり、歴史と共に培われてきたもの。

日本人は、本当に日々心から「生きている」だろうかと、問いただしたくなり、同時に自分にも問う時間が出来た。

旅は、他国を見ているようで、本当は自分自身を見ているんだろう。

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: スカンジナビア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

朝も、昼も、夜も寒い。

寒いというマイナスは、同時に星を綺麗にし、朝日を美しくし、町並みを澄んだ色に変えるプラスを持つ。

北欧の「美」

世界一「狭い路地」

一体誰が見つけて、一体誰が狭いと気づき、一体誰がこの路地を愛したのだろう。

静かに灯る街灯は、暖かい色をし、家族の元へ帰る人々の背中を押してゆく。

世界一「愛の路地」かもしれない。

おとぎの国がありました。

アンデルセンがふと放したおとぎのお話が、海を渡り、山を越え、時代を渡り、今こうして私の元へ届いた。

この街は、全てが遊び心と、小さく深い愛で溢れている。

大人も、子供も、この街で今でも彼を守り続けている。

今日も雪が降り、明日も雪が降る。

街が雪と一体となり、一つの「絵」を作る。

明日は、どんな作品を見せてくれるのだろう。

朝は、朝日が最高。

昼は、賑わう街が最高。

夜は、街灯の灯りが最高。

そして、聞こえる市民の賛美歌。

余計なことを考えない。
毎日を幸せだと思い、毎日をただただ生きる。
暖かいコートを羽織り、ろうそくの立っているテーブルでアフタヌーンティーを楽しみ、夜は楽しく家族と食事をし、窓にろうそくを一本立て、今日という日を終えてゆく。

明日も余計なことを考えない。
明日も飾らない。

明日もろうそくに火をつける。