2007/10/14 - 2007/10/28
1398位(同エリア1528件中)
もろずみさん
年々増殖し続けるお馴染みの昭和記念公園ですが、新たに「こもれびの里」エリアがオープンしました。
コスモスが見頃を迎えた10月13日・14日にオープニングイベントが行われました。
実はこもれびの里は5年ほど前から準備が行われていました。
コンセプトは「昭和30年代の武蔵野の農業」なので、会員制のクラブを作って田畑の開墾から行って来ました。やっと形が整ってきたので一般への公開となったわけです。
早速行ってみましたが、お花畑や庭園を鑑賞するのとは勝手が違います。もちろん農村風景を楽しむという歩き方はできますが、季節毎の行事や作物の植付けから収穫までのプロセスを追うのが正しい見方でしょう。
これから長い期間を掛けて、こもれびの里の四季を追いかけなければなりません。
公園を訪れるたびに少しずつ取材して、武蔵野の農村の四季を味わえたら良いかな・・・?
まずは全体像を把握することから始めたいと思います。というわけでタイトルは「入村編」。
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コスモスの丘から見下ろすと何やら大幟が2本。
開園したばかりのこもれびの里です。 -
オープニングイベントとして「里の秋まつり」開催中。
郷土芸能やら餅つき体験やら行われているようです。 -
入口を入ると『武蔵野の農ここにあり』という石碑。
今までなかった農業体験エリアということのようです。
他の公園でもあまり見かけないコンセプトですね。 -
大幟は近くの砂川五番組に江戸時代から伝わるものです。
「壹和平之神聴村村鼓笛」
(もっぱらわへいのかみむらむらのこてきをきく)
「宣樂于民志戸戸歌謳」
(あまねくがいらくしてたみここにかおうをこころざし)
村の平和と収穫を喜ぶと言うような意味でしょうかね? -
大幟旗の支柱の根元にはこんな立派なものが・・・。
相当の時代物。大幟は万延元年(1860年)に作られたそうなので、おそらくこれもその頃の物でしょう。 -
センターハウスとも言える里の小屋の前には蕎麦畑。
さすがに開園直後の物珍しさから人が多いです。 -
ちょうど蕎麦の花が咲いていました。
小さな花ですが、びっしりと咲くので最盛期の蕎麦畑は真っ白になります。
都内ではなかなかお目にかかれない花です。 -
小屋の前では体験イベントが行われています。
これは草鞋を作っています。 -
藁を使って縄を作る機械です。
おじさん曰く、「この機械は長いこと使ったことがなかった」そうな・・・。
なるほど昭和30年代の農村の営みそのものですね。 -
子供の遊びコーナーではベーゴマ遊び。
コマの唸るような音を聞くのは久しぶりです。
ほかにもメンコ遊びをやってました。懐かしいなぁ。 -
稲作に関しては水稲と陸稲があります。こちらは陸稲。
それにしても、何もない土地からよく稲の育つまでにしたものですね。 -
こちらが水稲。案山子が鳥を見張っています。
何しろ公園内ですので野鳥は多いです。 -
この日は人が多くてゆっくり見ていられませんでした。
こもれびの里の全体図。
何だか村が一つ忽然と現れた感じです。 -
日を改めて再訪。
と言うか、コスモスを見に来たついでに寄っただけです。
先日の賑わいはどこへやら。静かな村になってました。 -
蕎麦の花は終わって、実がなっていました。
これを収穫して蕎麦打ち体験はあるのかな?
その頃、新蕎麦がふるまわれると嬉しいけど。(^^) -
陸稲もすっかり刈り取られて刈り穂が干してあります。
晩秋の農村風景そのものが出現してました。
こういう変化を楽しむ施設のようですね。 -
ゆっくりと畑を見て回りましょう。
この建物は道具小屋です。一通りのものが入ってます。
基本的に機械を使った農作業は行われません。
今は何でも機械ですからね。昔に戻ることに意味がある。 -
棚にはヘチマがたくさんの実をつけてました。
そう言えば近頃ヘチマって見なくなりました。 -
この畑は落花生だろうか?
ちょっと掘ってみたいけど勝手に掘り出してはいけません。
なるほどこの村を追いかけると、いつ頃収穫するのかわかるっていうことですね。 -
田圃を作るには水が必要ですので、里の中に水路を作ってあります。
そのために上流の池から水を引いたわけです。
こんな工事から始めたのですね。凄いなぁ。 -
水路の上流には水車小屋がありました。
昔はあちこちに水車小屋があったのでしょう。
そういえば、小平ふるさと村や府中郷土の森にも水車があったなぁ。 -
何かと思ったら茶畑でした。
まだまだ木が低いですけど白い花が咲いていました。
ということは茶摘み体験も行われるのでしょうね。もちろん手摘みで。 -
これは麦ですね。
本当にあらゆるものを作っている村です。
ここで暮らせるのでは? -
ウドですかね?
この辺りは今もウドの産地ですから。 -
ちゃんと農事暦も掲示されていました。
主な生産物はこれを見るとわかります。 -
畑に続いて果樹園が広がっています。
この隣りに農家が建つ予定ですが、今はまだ更地のまま。
栗の木もまだ小さいですね。 -
と思えば柿の実がなってました。
「桃栗三年柿八年」と言いますが、はて? -
更に奥に行くと竹林があります。
これは春先に筍狩りができそうですね。 -
ウッドチップの敷き詰められた遊歩道を登ると炭焼き小屋。
炭焼き体験などもやるそうです。
本格的に自給自足できる体制が整っています。 -
村はずれ(?)に建つのが休憩所。
砂川口から来るとここが入口になります。 -
こもれびの池。最初はこの池が作られました。
村の水路はここから引かれています。いわば水源です。
農業には疎いですけど、自然とふれあう生活というのが見えてきます。
今の近郊農家も見た目は大きな違いはなさそうですが、実体は機械化も進み合理的な農業になっています。
つい数十年前までは人の手で行われていた農業というのがあったのですね。
何となくこもれびの里のコンセプトが理解できました。 -
武蔵砂川まで歩いていくとホームで入り日を眺めることができました。
空だけは昭和の頃と変わりませんね。
こもれびの里、結構楽しめそうです。
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