晩秋のウィーン (Vienna) 【１】

2007/10/26 - 2007/10/26

今回は、金曜日に年休をとり、3日間でウィーンを見学。主な日程は以下のとおり

10月26日（金）ブラッセル−ウィーン
　　　　　　　フォルクスオーパー劇場でのオペレッタ鑑賞
10月27日（土）シェーンブルン宮殿
　　　　　　　王宮
　　　　　　　リンク沿いを散策
　　　　　　　室内音楽会
10月28日（日）王室礼拝堂のミサ（ウィーン少年合唱団）
　　　　　　　美術史博物館

　

エリア ウィーン(オーストリア)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: オーストリア航空

今日は久々に年休をとって3連休として、ウィーンにでかけることにした。朝は遅めのスタートで10時４０分発のオーストリア航空。洗濯をすます時間があった。

ウィーンには12時半に到着。飛行機の中で、いつものように「地球の歩き方を」熟読して、3日間の動きを考える。飛行機とホテルだけを事前にとっておいて、あとは飛行機に乗ってから考えるのが通常のパターン。もっと大胆になって、空港に行ってからラストミニュッツで一番安い目的地を決めるというようなことを一度はやってみたいが、そこまで踏み切れていない。

ウィーン国際空港は意外に殺風景。外にでてもインフォメーションが見つからない。ホテルの位置がはっきりしていないので、本当は地図を入手したかったのだが、やむなくそのまま、シティ・エアポート・トレインでウィーン・ミッテ駅へ。9ユーロ。駅の窓口で、3日間一般交通機関が乗り放題で、観光地の割引のあるウィーンカードを１８．５ユーロで購入。

ミッテ駅からは、地下鉄でオペラ座近くのカールスプラッツ駅へ。ホテルはオペラ座から歩いていける範囲と聞いていたため。カールスプラッツ駅からは地下街を通ってオペラ座へ。なんだか暗いし、雰囲気が悪い。タバコの匂いが充満していて、遠くがかすんでみえる。

インフォメーションがオペラ座の裏にあると聞いて、歩き回る。3回ぐらいオペラ座を廻ってやっとたどりついた。結構大きな看板だがなぜか見逃していた。インフォでやっと簡易地図をもらい、ホテルの場所を聞くことができた。歩いて10分とのこと。

晩秋の空はどんよりと雲がひくい。気温はそれほど低くないのだが、湿気と風で随分寒い。昨夜インターネットで気温を調べて、マフラー・手袋・帽子の三点セットをわざわざつめてあった旅行バックから出して、家に置いてきたことを早速後悔。

ホテルはオペラ座から南に下り、マーケットをとおったところにあるカールトン・オペラホテル。3つ星なのだが、2日で108ユーロ。朝食付・インターネット無料と格安。Booking.Comで予約したもの。部屋は値段なりだが、我慢できないほどではない。値段が安いのは少しだけ中心部から離れていて多少怪しげな区域にあるからか。

【国立オペラ座】

一旦、荷物を置き、ブレザーにネクタイで正装して再び街にでかける。今日は、7時からフォルクスオーパー劇場でオペレッタを見るため。これもインターネットで予約。一番よい席で90ユーロ強だった。

時間はすでに4時を過ぎており、少し薄暗くなっている。天気が悪いので、写真にはあまり向かない。とりあえず、オペラ座を写真に収め、王宮に向う。日曜日のウィーン少年合唱団のミサのチケットを購入するため、王宮内の王宮礼拝堂を目指す。

王宮にたどり着くと、随分騒々しい。オーストラリアの軍隊が軍用車やヘリコプターを持ち込み、一般の人たちに開放している。大勢の人がでていて、王宮をゆっくり見る気になれず、また写真をとる気も起きなかった。王宮礼拝堂の位置はわかりずらく、ぐるぐる廻ってやっとのことで入口を見つけた。しかし、なぜか窓口はあいておらず、チケットを買うことができなかった。

【王宮】

まだオペレッタまでは時間があったので、コールマルクト通り、クラーベン通りの歩行者天国を経てシュテファン寺院に向う。途中、ペーター教会とペスト記念柱を写真に収める。

【コールマルクト通り】

【クラーベン通り】

【ペーター教会】

【ペスト記念柱】
（17世紀のペストの終結を神に感謝して皇帝レオポルト１せいが建設）

シュテファン寺院は「ウィーンの魂」といわれるウィーンの象徴。天をつく塔が特徴。残念ながら、一部改装中で全容は撮影できず。

【シュテファン寺院】

【シュテファン寺院内部】

ケルトナー通りという繁華街を通り、オペラ座に戻る途中で、バーガーキングで腹ごしらえ。どうしても一人旅だとファーストフードになってしまう。

【ケルトナー通り】

オペラ座に戻る途中、ハプスブルク家代々の棺を安置するカプツィーナー教会の概観の写真を撮影。時間が遅すぎて、中にはいることはできなかった。

【カプツィーナー教会】

その後、かのザッハーホテルに入る。入口で少し並んだ後、まずはクロークに通されて、コートを預ける。その後席に案内されるが、ここは喫煙自由なようで、隣は3名の女性でタバコをスパスパ吸っているのが気になる。

オーストリアは喫煙には随分寛容なようだ。イタリアやフランス、ベルギー、スペインでもレストランでの禁煙が法律化された中、唯一喫煙者天国は、西側ではドイツ・オーストリアの独語圏だけ。東側はロシアをはじめ相変わらず、喫煙自由。

【ザッハーホテル】

当然オリジナル・ザッハー・トルテとメランジェコーヒーをオーダー。アンズのマーマレード入りザッハートルテは、自分には甘すぎるような気がする。


【ザッハートルテとメランジェコーヒー】

だいたいよい時間になったので、地下鉄でフォルクス・オーパー劇場へ。今日の演目はヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」。喜劇であり、ストーリーもわかりやすい。

劇場で、予約してあったチケットを入手して、プログラムも購入。一番高い席の１Fでオーダーしてあったが、なぜか2階席で額面が７５ユーロになっている。インターネットでぼられたようだ。

【フォルクスオーパー】

開園３０分前には席に案内してくれた。バルコニー席は正面であり、結構見やすいところにあったので一安心。観客は完全に正装しているわけではなく、一部はカジュアルだった。フォルクス・オーパーは庶民向けということからか。開園前まで、プログラムでストーリーを予習。

舞台の上には英語の字幕が写される。ただし、かなり言葉が簡略。ドイツ語で、結構面白いせりふをしゃべっているようで、それが理解できないのは残念。ただし、舞台はとても派手で、俳優の表情もくっきり読み取れてとても楽しい。来たかいがあった。さすがに一人できている人はあまりみかけないが。

【フォルクスオーパー内部】

幕間にはバーで皆ビールやワインを飲んでいる。自分はコーラにコーヒー。

オペレッタが終了したのは10時半。3時間半は結構長い。そこから地下鉄でオペラ座にもどり、徒歩でホテルへ。地下道は人通りがまったくなく、また外に出てからも暗い道でなんとなく不安だった。ホテルに戻り、インターネットの接続が確認できてひと安心。

【幕間のカフェ】

この旅行記へのコメント （2）

• mom_momさん 2007/11/21 22:39:21

  週末にウィーンですか！？

  こんばんわー、hirootaniさん
  
  早速、お邪魔させて頂きました。
  
  週末にウィーンですか！？
  な、なんて羨ましい言葉．．．
  
  ウィーンに行きたかったです。
  今回のヨーロッパ行きでは、行きたい場所をリストアップして、日程と移動距離など、色々検討して、目的地を落としていったのです。
  その中に、ウィーンも入ってました(ノ_<。)うっうっうっ
  ザッハーホテルにも行きたかった〜
  オペラ座でオペラ鑑賞もしてみたかった．．．
  
  旅行の計画を立てているときに、舞踏会ツアーなんてのも載ってました。
  ドレスアップして舞踏会に出かけるなんて、うっとり(☆０☆)
  いやいや、その前にダンスを習いに行かねば．．．なんて考えたりしてました(笑)
  
  オリジナル・ザッハー・トルテとメランジェコーヒーをいつの日か、味わいに行きたい．．．
  
  すてきな旅行記、ありがとうございますm(_ _)m
  次回の旅の参考にさせて頂きますね。
  
  ちなみに、１２月は初スペインツアーに参加予定です。
  １日自由時間があるようですので、スペインの旅行記も拝見しにまいりますね。
  
  どうぞ、これからもよろしく♪
  
  P.S.　ベルギーに温泉は、ありますか？
  
  mom_mom
  

  hirootaniさん からの返信 2007/11/22 07:31:15

  RE: 週末にウィーンですか！？

  mom_momさん
  
  早速コメントありがとうございます。
  ウィーンはとてもすばらしいところでした。天気が悪かったのが残念でしたが、できれば来年もう一度行ってみたいと思います。
  
  まだ、ウィーンフィルにもオペラ座にもいっていませんので、シーズン中にいければと思います。
  
  スペインも私の大好きな国の１つです。見どころがたくさんあって、何度も訪れています。
  
  ベルギーの温泉はまだいっていませんが、ＳＰＡという温泉の語源になったところがあります。毎日、ここで取れたミネラルウォーターを毎日飲んでいます。他にないか探しておきます。
  
  
  hirootani