2007年秋・ドイツ?（ブレーメン）

2007/09/11 - 2007/09/16

三日目の午前中は、ブレーメンに行ってみました。
この日(ただし午前中のみ）は、旅行中で唯一お天気もよくて、汗ばむくらいの陽気に恵まれました。写真にもすがすがしい空気が写っているような気がしてきます。

エリア ブレーメン(ドイツ)

ハンブルク中央駅から、朝9:15発の電車に乗ってブレーメンへ。
メトロノームという種類(?)の電車だったのですが、これは(多分)特急よりは停車駅が多く、全席自由なので、感覚としては「快速アクティ」とか「快速エアポート成田」みたいな感じでしょうか。
電車は二階建てで、せっかくならと二階席に座ってみることにしました。
窓からの景色は、やはり草原と森。天気がいいと、緑も美しく見えます。

ブレーメン中央駅に到着。
駅前には路面電車やバスが集まるターミナルがあります。
市庁舎などのある場所は駅から少し離れているので、ここから路面電車に乗車。
ハンブルクでニーダーザクセンチケット(18ユーロ)というのを買って行ったので、ブレーメンでもいちいち切符を買わなくても電車やバスに乗ることができて便利。色んな種類の切符があるようで、こういうことは知っている人に教えてもらわないとなかなか分からないですよね。

街中を走る路面電車。
Domsheideの停留所で下車しました。

完全に逆光になってしまいました。
聖ペトリ大聖堂。

世界遺産に登録されている市庁舎とローラント像。人だかりがしているのがローラント像のある場所です。

ローラント像の周りは、記念写真を撮る人たちであふれていました。

市庁舎前の広場を囲む建物も、古くて美しい建物ばかり。この建物は壁に金色の装飾が施されています。

別の建物には、ガラス窓の格子に凝った飾りがみられました。角の生えた悪魔でしょうか？

どっしりとしたドアにも、手の込んだ装飾がなされています。

市庁舎の脇にあるブレーメンの音楽隊の像。
ここも大勢の観光客が取り囲んでいます。
ロバの足をなでると幸せになれるという言い伝えがあるようで、みんなロバの足を握って記念写真を撮っていました。ロバの足は磨かれたようにぴかぴかになっていますが、よく見るとイヌの足もかなりなでられている形跡が。私はとてもイヌには届かないので、ロバの足だけなでておきました。

HACHEZというチョコレート屋さん。

お店はたくさんの人で賑わっています。
私もここでおみやげのチョコレートを購入。アルコールの入っているもの・いないものとか、パッケージの大きさとか、選択肢が多いのでおみやげにお薦めです。自分用には小さなチョコレートをあれこれ詰めてもらいました。

ブレーメンのマンホールのふた。
鍵はブレーメンの街のマークのようです。

広場を離れてシュノーアへ。

シュノーアでは、路地の両側に小さな家が立ち並んでいます。

さっきまでとは別の街に来たような、かわいらしい街並みが続きます。

看板も雰囲気を出しています。

学校の社会科見学でしょうか？先生のような人が建物について説明をしているようでした。残念ながら言葉がわからず。

ここにも、ブレーメンの鍵マークがありました。

通り沿いの家々はお店になっているところが多いのですが、午前中だったためか開いていないところも。でも、ショーウインドーを覗いて歩くだけでも楽しいですね。ここはウインドー一面テディベアだらけ。

再び広場へ戻って、今度はベトヒャー通りへ。
写真は通りの入り口です。

レンガの壁で統一されたベトヒャー通り。
狭いところに重厚な雰囲気の建物が建てられているので、ちょっと圧迫感を感じます。

ちょっと見えにくいですが、ここにも鍵マーク。
ライオンが両方から支えている盾にマークが入っています。

グロッケンシュピール。
ベトヒャー通りを進んだ先に、ちょっとした広場のような場所があります。見上げると、建物の屋根の間に小さな鐘が並んでいて、肉眼ではよくわかりませんがこれがマイセン製の鐘なのだそうです。
12時ちょうどに鐘が鳴るのを聞きに、人が集まってきました。ささやかな広場なので、10分前にはがらがらだったのが、とたんにぎゅうぎゅう詰めになってしまいます。
みんなで見上げるなか、鐘が鳴り始めました。
金属の澄んだ音とは違い、やわらかい、ころんとした音で音楽が奏でられます。

鐘が鳴るのと同時に、建物の左下ではレリーフがくるり、くるりと回転します。

電車の時間もあるので、演奏途中で広場を離れ駅へ。
ハンブルクやベルリンといった大きな都市とは違った街を見ることができて、半日ながらかなり充実した気分でブレーメンを後にしました。