夏の小旅行　８　長白から延吉へ

2007/09/02 - 2007/09/02

９月２日（日）は長距離直通バスでの移動を避け、数区間何回か下車しながら延吉に戻りました。

エリア 中国

延吉行きは７：３０発　

長白にこれまで行ったことがある人は、
“また行ってみたいと思うけれど、あの地獄の山道を考えるともう２度と行きたくない！”

こういう回答をする人が何人もいましたので、

私が乗車したのは延吉まで残り３分の２の地点の松江河鎮行き（予定では３時間）、到着後は延吉行きか白河行きに乗ろうという計画でした。さてどうなることでしょう・・・

当日は早朝にもかかわらずKさんが見送りにきてくれました。謝謝Kさん！

それではバスの乗り継ぎの旅、開始！

長白　→　松江河鎮　０５：４５発

山道とは聞いていましたが、とても快適な移動でした。

延吉行き直通は二道白河を通過するようですが、私が向かった目的地はそれより西側、そのため悪路になる前に、違う道にそれたのかもしれません。

７：３０頃　５分ほどの休憩

前日は荷物の整理で睡眠時間は１時間ほど。目的地に到着する前にバスの運転手さんが、

“白河に行く人はいませんか。バスの乗り継ぎが出来ますよ〜”

うとうとしていたので気がついた時はその場所を通り過ぎていました。もし乗っていれば長白出発が５：４５でしたので、長白発延吉行き７時半出発便より、かなり早く延吉に到着していたかもしれません。

残念〜

８：３０　松江河バスターミナル着

長白から２時間４５分ほどかかりました。

松江河は長白山空港ができる場所として有名になっているところです。

中国情報局　２００７年０９月０７日ニュース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2007&d=0907&f=business_0907_009.shtml



　

バスターミナル時刻表

見てびっくり
“え〜、延吉行きがない。白河行きも出たばかりだ〜”
とても困ってしまいました。

延吉までの中間地点の白河行きは８：００発と１４：００発。すでに朝の便は出発。午後の便まで待つとなると何もなさそうなここ松江河で５時間半ほど時間をつぶさなければなりません。

また仮に午後の便に乗ったとしても白河に着くのは夕方になり、そこから延吉行きのバスはおそらくなく、運賃の高いタクシー（たぶん延吉まで１０００元ぐらい）を利用することになってしまいます。

“どうしよう〜”

こういう時は困った顔で服務員さんに相談です。

“今日中に延吉に行きたいのですが、何か方法はありませんか？”

やさしい服務員さん

“露水河まで行けば、延吉行きのバスはありますよ！”

ということで出発時間まで１時間ほどありましたが、服務員さんのアドバイスに従うことにしました。

松江河の通りは空港建設と関係あるのか、どこも工事中で砂埃いっぱいでした。

９：３０発　露水河行き

乗車すると先ほどの服務員さんから話を聞いていた車掌さんが、

“あなたが延吉に行きたい人ですね。”

車掌さんもとても親切な方でした。

乗車中、先ほどの車掌さんはどこかに何度も電話をかけていました。

“延吉に行きたい人がいるんだけど、あなたのバスいまどこ？１０時過ぎにはどこに停車するの？”

１０：１０頃、車掌さんは反対方向から来たバスを停め、そのバスの運転手さんに何か話をしたあと私を呼び、

“このバスに乗れば、延吉行きのバスが停車しているところに連れて行ってくれるから、乗って！”

私は慌てて乗車しました。この時、親切な３０代半ばの御婦人車掌さんにお礼を言うことが出来なかったのが、今でも心残りです。車掌さんありがとうございました。

バスは５分ほどで延吉行きのバスの停車する交差点へ。

通化→延吉　行きのバスでした。

先ほどの車掌さんからは座席がないので簡易椅子になるけれどいいですかと言われていたので、覚悟しながら乗車。

延吉に向け出発です！

乗車後、３０分ほどでドライブインでの昼食となりました。

１２時頃ドライブイン出発。

道中白河を通る道順ではありませんでしたので、舗装された道路がほとんどでした。

ただ和龍市に抜ける山道は少しがたがた道で、通路の簡易椅子に座る私にとっては大変疲れる道でした。

１６：３０頃　延吉着

普通に長白から延吉行きのバスに乗るよりか、１時間ほど早く延吉に到着しました。

もし最初の乗り継ぎで白河まで行っていれば、もっと快適なバスの旅になったことでしょう。

自宅に戻った後、今回の旅のきっかけをつくって下さった瀋陽で会った、福岡在住のEさんのお土産を家族で頂きました。

久しぶりに延辺を離れた夏の小旅行、各地で親切な人に会い、とても充実した１週間となりました。

これににて夏の小旅行１〜８終了です。