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今回は、2004年夏ローマ、ナポリの回遊記です。

Buon Viaggio 2004夏 ローマ、ナポリ編

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2004/09/10 - 2004/09/19

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ユッコ

ユッコさん

今回は、2004年夏ローマ、ナポリの回遊記です。

航空会社
エミレーツ航空
  • ★ナポリ行きの列車は全席指定の6人掛けコンパートメントになっていた。約2時間の旅。<br />ローマ付近はまだ遺跡がちらほら流れる景色に混じっている。<br />停車駅は「世界の車窓から」みたいな素朴な駅。<br />いかにも楽しそうな情景を思い浮かべそうだけど、満席状態で禁煙にも関わらず、隣りの男がタバコを吸い続けているのでイライラした。<br />こんなモラルの低い人がいるようなところだから、噂にたがわず治安は悪そう。気を引き締めてチェントラーレ(中央)駅に降り立った。<br />やっぱり2回目とはじめては違う。ローマじゃ旅慣れた人になった気がしていたけど、ここでは内心まごまごした。<br />

    ★ナポリ行きの列車は全席指定の6人掛けコンパートメントになっていた。約2時間の旅。
    ローマ付近はまだ遺跡がちらほら流れる景色に混じっている。
    停車駅は「世界の車窓から」みたいな素朴な駅。
    いかにも楽しそうな情景を思い浮かべそうだけど、満席状態で禁煙にも関わらず、隣りの男がタバコを吸い続けているのでイライラした。
    こんなモラルの低い人がいるようなところだから、噂にたがわず治安は悪そう。気を引き締めてチェントラーレ(中央)駅に降り立った。
    やっぱり2回目とはじめては違う。ローマじゃ旅慣れた人になった気がしていたけど、ここでは内心まごまごした。

  • ★地下鉄でホテルの最寄り駅アメデオ駅に行く。構内は新しく、車両は地上の大きな列車が乗り入れていて立派だった。<br /><br />アメデオに着いて荷物を押していると、おばさんに話し掛けられた。イタリア語で分からないので困っていると英語が話せるおばさんが間に入ってくれた。おばさんは何処へ行くのか聞いていた。夫はブリタニークホテルはどうやって行けばいいですか?と言ったら、おばさんはついて来なさいといって一緒に駅を出た。<br />バス停にバスが止まっていて、おばさんが走っていき運転手さんに何か尋ねていた。こっちへ来なさいと手招きしたので、私達は不安な面持ちで満員のバスに乗り込んだ。バスの乗客は何事か?という感じでみんなこっちを見ている。おばさんも乗り込んで運転手さんの脇に立っていた。<br />事前に地図を見た感じでは、バスに乗るほど遠くにあるとは思えないし、実際徒歩5分と説明に書いてあった。親切に案内してくれるは有り難いけど、本当に大丈夫だろうか?バスはどんどん坂を登ってそのうち視界が開ける所まで上がって、海や遠くの山が見えてきた。きれいだな、と感心しつつ心底楽しめる気分じゃない。おばさんが人を掻き分けこっちにやってきて、メモをくれた。何の情報かと思いきや、山と海の落書きがしてあって「ナポリは山と海の町です」と説明してまた戻っていった。うーん、サービス精神のポイントが日本人の感覚とちょっと違うのかな?こののどかさを見習いたいものだ。のどかさは更に続く。次で降りなさい、と指示が出たバス停の手前で、バスがエンストを起こして止まってしまった。<br />おばさんは行きなさい、とドア越しでうなずいて見せ、私達は頭を下げて別れた。<br />そしてそこはホテルの目の前だった。結果的には段取りよくちゃんとホテルに着く事ができた。<br />

    ★地下鉄でホテルの最寄り駅アメデオ駅に行く。構内は新しく、車両は地上の大きな列車が乗り入れていて立派だった。

    アメデオに着いて荷物を押していると、おばさんに話し掛けられた。イタリア語で分からないので困っていると英語が話せるおばさんが間に入ってくれた。おばさんは何処へ行くのか聞いていた。夫はブリタニークホテルはどうやって行けばいいですか?と言ったら、おばさんはついて来なさいといって一緒に駅を出た。
    バス停にバスが止まっていて、おばさんが走っていき運転手さんに何か尋ねていた。こっちへ来なさいと手招きしたので、私達は不安な面持ちで満員のバスに乗り込んだ。バスの乗客は何事か?という感じでみんなこっちを見ている。おばさんも乗り込んで運転手さんの脇に立っていた。
    事前に地図を見た感じでは、バスに乗るほど遠くにあるとは思えないし、実際徒歩5分と説明に書いてあった。親切に案内してくれるは有り難いけど、本当に大丈夫だろうか?バスはどんどん坂を登ってそのうち視界が開ける所まで上がって、海や遠くの山が見えてきた。きれいだな、と感心しつつ心底楽しめる気分じゃない。おばさんが人を掻き分けこっちにやってきて、メモをくれた。何の情報かと思いきや、山と海の落書きがしてあって「ナポリは山と海の町です」と説明してまた戻っていった。うーん、サービス精神のポイントが日本人の感覚とちょっと違うのかな?こののどかさを見習いたいものだ。のどかさは更に続く。次で降りなさい、と指示が出たバス停の手前で、バスがエンストを起こして止まってしまった。
    おばさんは行きなさい、とドア越しでうなずいて見せ、私達は頭を下げて別れた。
    そしてそこはホテルの目の前だった。結果的には段取りよくちゃんとホテルに着く事ができた。

  • ★とてもいい眺めの立地。部屋からの眺めも期待して、フロントに向かう。笑顔が素敵なお兄さんが白シャツにスーツというまじめスタイルで爽やかに応対してくれた。でも何気にアクセサリーがお洒落で、極細の指輪とブレスレットをしていた。夫が彼はレアルマドリッドのラウールに似ていると言うので、ラウールさんということにした。<br />部屋に案内されて、4階に上がる。このホテルで階は関係ない。海側なのかどうかと言う事だけが問題だ。案の定、窓の外は切り立った斜面に建ち並ぶ住居ビューだった。四つ星ホテルに奇跡的な料金で予約をした私達には無理からぬ事。そう思いつつ、この景勝地にあるというジレンマはしばらくぬぐいきれなかった。しかし、それでも部屋の感じはローマよりもずっといい。ちょっと狭いけど、部屋は明るく、こざっぱりしてきちんとしている。ロビーも豪華ではないけど、イギリス系らしい品の良い内装だ。やっと寛げる気分になった。<br />しかし夫はローマのホテルと大して変わらないという。部屋が薄暗く、レースのカーテンがほつれ、ドアの木枠が2箇所も外れかかっていて、植木がだらしなくても、部屋が広くてバスタブにジャグジーがついていれば、夫にとってはいいホテルなのだ。男の考えそうな事だ。

    ★とてもいい眺めの立地。部屋からの眺めも期待して、フロントに向かう。笑顔が素敵なお兄さんが白シャツにスーツというまじめスタイルで爽やかに応対してくれた。でも何気にアクセサリーがお洒落で、極細の指輪とブレスレットをしていた。夫が彼はレアルマドリッドのラウールに似ていると言うので、ラウールさんということにした。
    部屋に案内されて、4階に上がる。このホテルで階は関係ない。海側なのかどうかと言う事だけが問題だ。案の定、窓の外は切り立った斜面に建ち並ぶ住居ビューだった。四つ星ホテルに奇跡的な料金で予約をした私達には無理からぬ事。そう思いつつ、この景勝地にあるというジレンマはしばらくぬぐいきれなかった。しかし、それでも部屋の感じはローマよりもずっといい。ちょっと狭いけど、部屋は明るく、こざっぱりしてきちんとしている。ロビーも豪華ではないけど、イギリス系らしい品の良い内装だ。やっと寛げる気分になった。
    しかし夫はローマのホテルと大して変わらないという。部屋が薄暗く、レースのカーテンがほつれ、ドアの木枠が2箇所も外れかかっていて、植木がだらしなくても、部屋が広くてバスタブにジャグジーがついていれば、夫にとってはいいホテルなのだ。男の考えそうな事だ。

  • ★簡単に荷物を解き、早速外に出た。それにしても地下鉄徒歩5分はなんだったのか?どの道急坂を降りない事には利用できないし、足はバスと判断。<br />丁度来たC16というバスに乗っていざ出発。どこかメインの所まで行き当たればいいけど、との思いとは裏腹にバスはぐるぐると住宅街、むしろ上のほうへと向かっていった。景色を眺めると、美味しそうなお惣菜を並べてある店が目に付く。ナポリはローマと違って移民が住み着くほど豊かでないので、バールの経営者も純粋なイタリア人ばかりだから味の質が高い(と勝手に私が推測した)。<br />適当な所で降りて、お惣菜を買い、公園で食べた。日本のコロッケと殆ど味が変わらない。カレーライスや肉じゃがのように、外国から入ってきて、日本のオリジナルになってしまったメニューのように思っていたけど、これは殆ど手を加えられずに定番メニュー化したらしい。

    ★簡単に荷物を解き、早速外に出た。それにしても地下鉄徒歩5分はなんだったのか?どの道急坂を降りない事には利用できないし、足はバスと判断。
    丁度来たC16というバスに乗っていざ出発。どこかメインの所まで行き当たればいいけど、との思いとは裏腹にバスはぐるぐると住宅街、むしろ上のほうへと向かっていった。景色を眺めると、美味しそうなお惣菜を並べてある店が目に付く。ナポリはローマと違って移民が住み着くほど豊かでないので、バールの経営者も純粋なイタリア人ばかりだから味の質が高い(と勝手に私が推測した)。
    適当な所で降りて、お惣菜を買い、公園で食べた。日本のコロッケと殆ど味が変わらない。カレーライスや肉じゃがのように、外国から入ってきて、日本のオリジナルになってしまったメニューのように思っていたけど、これは殆ど手を加えられずに定番メニュー化したらしい。

  • ★地図を確認し、サルバトーレローザ通りから国立考古学博物館の方へ行くことにした。それにしても殺伐とした雰囲気。ひどい落書き、悪そうな子供達、狭い路地に掛かる洗濯物…。今まで立派な観光地しか行った事なかったけど、世界の多くはこんな所なんだろうな、と思ってやるせなくなった。<br /><br />

    ★地図を確認し、サルバトーレローザ通りから国立考古学博物館の方へ行くことにした。それにしても殺伐とした雰囲気。ひどい落書き、悪そうな子供達、狭い路地に掛かる洗濯物…。今まで立派な観光地しか行った事なかったけど、世界の多くはこんな所なんだろうな、と思ってやるせなくなった。

  • トレド通りとぶつかると、突然車の大洪水になった。横断歩道の前に立ち、信号の様子を伺っていたけど、赤だろうが青だろうが関係無しに車はひしめき合っていた。車が詰まっている隙を見て、殆どない車間距離の間をみんな渡っていたので、それに習った。ナポリ銀行の前を通りフォリーア通りを歩く。道が工事中で歩きにくいけど、さっきよりは安心して歩ける。ドゥオーモ通りに入るともっときれいになった。ドゥオーモ前で一休み。観光客の入れる時間じゃなかったので、他を回ることにした。ナポリはローマより熱心な教徒が多いらしく、教会の見学できる時間がローマより限られていて、町の至る所にマリアの像や額が飾られていた。<br /><br />スカッパナポリの中心まで行って、クリスマスに飾る人形やジオラマのお土産屋さんや、商店がぽつぽつある狭い路地を歩いた。<br />至るところで工事中になっていて、5年か10年先にはもっと立派な観光地になっているかもしれないと思った。今ナポリは町中にある歴史的建築や美しい景色をもっと活用して観光に力を入れようとしているらしい。でもそれは行政サイドの意識で、多くの住民は自分達の住んでいる街がどんなに価値がある所だとかいう事にあまり興味が無さそう。仏教説話に出てくる、衣裏繋宝の話を思い出した。自分の襟の裏に縫い付けてある宝石を知らずに、ひもじい思いをするというやつ。勿論ホテルへ案内してくれたおばさんような、自らガイド役をかってでてくれる人もいるけど。

    トレド通りとぶつかると、突然車の大洪水になった。横断歩道の前に立ち、信号の様子を伺っていたけど、赤だろうが青だろうが関係無しに車はひしめき合っていた。車が詰まっている隙を見て、殆どない車間距離の間をみんな渡っていたので、それに習った。ナポリ銀行の前を通りフォリーア通りを歩く。道が工事中で歩きにくいけど、さっきよりは安心して歩ける。ドゥオーモ通りに入るともっときれいになった。ドゥオーモ前で一休み。観光客の入れる時間じゃなかったので、他を回ることにした。ナポリはローマより熱心な教徒が多いらしく、教会の見学できる時間がローマより限られていて、町の至る所にマリアの像や額が飾られていた。

    スカッパナポリの中心まで行って、クリスマスに飾る人形やジオラマのお土産屋さんや、商店がぽつぽつある狭い路地を歩いた。
    至るところで工事中になっていて、5年か10年先にはもっと立派な観光地になっているかもしれないと思った。今ナポリは町中にある歴史的建築や美しい景色をもっと活用して観光に力を入れようとしているらしい。でもそれは行政サイドの意識で、多くの住民は自分達の住んでいる街がどんなに価値がある所だとかいう事にあまり興味が無さそう。仏教説話に出てくる、衣裏繋宝の話を思い出した。自分の襟の裏に縫い付けてある宝石を知らずに、ひもじい思いをするというやつ。勿論ホテルへ案内してくれたおばさんような、自らガイド役をかってでてくれる人もいるけど。

  • ★トレド通りに戻ったので、R1〜5まである循環バスで色々見て回ることにした。R3で海の方面に行くバスに乗った。<br />ヌォーボ城から王宮、ウンベルト一世のガレリオの前をぐるりと回って戻ってきたので、お城の前で降りた。爽やかな海の風が吹いてきて、わぁこんな立派な所があるんじゃん、とホッとした。お城の脇を通ってサンタルチア港の前に出た。<br />

    ★トレド通りに戻ったので、R1〜5まである循環バスで色々見て回ることにした。R3で海の方面に行くバスに乗った。
    ヌォーボ城から王宮、ウンベルト一世のガレリオの前をぐるりと回って戻ってきたので、お城の前で降りた。爽やかな海の風が吹いてきて、わぁこんな立派な所があるんじゃん、とホッとした。お城の脇を通ってサンタルチア港の前に出た。

  • ヨットがいっぱい並んで、これぞヨーロッパだなぁと感嘆しながら歩いた。夕暮れ時を高級ホテルが建ち並ぶ海岸沿いに散歩する。

    ヨットがいっぱい並んで、これぞヨーロッパだなぁと感嘆しながら歩いた。夕暮れ時を高級ホテルが建ち並ぶ海岸沿いに散歩する。

  • 海岸から突き出た中世の城、卵城が見えてきた。<br />最初ウェディングの人たちがお城の入口を占拠していたので、貸切かと思いきや、関係なかった。ここは無料で見学でき、お城の上から城壁に打ちつける波を見下ろすと、なぜかドラマチックな気分になる。<br />

    海岸から突き出た中世の城、卵城が見えてきた。
    最初ウェディングの人たちがお城の入口を占拠していたので、貸切かと思いきや、関係なかった。ここは無料で見学でき、お城の上から城壁に打ちつける波を見下ろすと、なぜかドラマチックな気分になる。

  • 多分こんな素敵なポイントのしかも夕暮れ時は、ウェディングカップルの絶好の背景みたい。お城を出たら、何組も撮影会をしていた。

    多分こんな素敵なポイントのしかも夕暮れ時は、ウェディングカップルの絶好の背景みたい。お城を出たら、何組も撮影会をしていた。

  • ★夫がチェックしたレストランはここから比較的近いところにあった。<br />殆ど迷わず20時前にお店に着いて、開店前みたいだったので、何時から開くのか尋ねると、<br />無愛想にもういいよ、と言われた。私達は道に面した席に座り何を食べようか考えた。<br />最初客は私達だけだったけど、そのうちおばさんが一人近くの席に座った。

    ★夫がチェックしたレストランはここから比較的近いところにあった。
    殆ど迷わず20時前にお店に着いて、開店前みたいだったので、何時から開くのか尋ねると、
    無愛想にもういいよ、と言われた。私達は道に面した席に座り何を食べようか考えた。
    最初客は私達だけだったけど、そのうちおばさんが一人近くの席に座った。

  • 手持ち無沙汰なのかおばさんがこっちに視線を送っている!<br />夫と少し目が合うと「暑いわね」と話し掛けてきた。更に何か話し掛けてきたけど、夫が二言三言相槌を打って愛想笑いをした。私もよく分からないけど一応微笑んだ。<br />さっきの無愛想な給仕が注文を取りに来て、アーリオオーリオペペロンチーノを頼み(無難派)、夫は変なスープを頼んだ(挑戦派)。私のは最高に美味しく、夫のはいまいちだった。セコンドにフリットと書いてあるものを頼み、夫はナポリ名物ポルピ・アッラ・ルチアーノ(蛸のトマト煮込み)を頼んだ。私のはまさに、わかさぎのから揚げだった。ポルピ・アッラ・ルチアーノは今まで食べた蛸の中で一番やわらかい蛸だった。だいだい蛸というのはぐにぐにして噛み切れないのが相場だけど、料理に拠っちゃとろける場合があることを知った。<br />さっきのおばさんの家族が揃って、ご主人らしき人が、待たせて悪かったねみたいな事をおばさんに言うと、あのジャポネージたちと話していたからいいのよ、とでも言ったのだろう、こちらにご主人とおばさんが微笑みかけた。いやあ、それ程の会話でもないけど。<br />おばさんの家族は子供や孫も揃って結構な人数だった。給仕お薦めのニョッキやらがおいしそうに湯気を立てて、さすがメニューを選ぶ感性は一味違う。まだ来ないメンバーのリクエストを携帯で確認している。一食に対する思い入れを感じる。<br />

    手持ち無沙汰なのかおばさんがこっちに視線を送っている!
    夫と少し目が合うと「暑いわね」と話し掛けてきた。更に何か話し掛けてきたけど、夫が二言三言相槌を打って愛想笑いをした。私もよく分からないけど一応微笑んだ。
    さっきの無愛想な給仕が注文を取りに来て、アーリオオーリオペペロンチーノを頼み(無難派)、夫は変なスープを頼んだ(挑戦派)。私のは最高に美味しく、夫のはいまいちだった。セコンドにフリットと書いてあるものを頼み、夫はナポリ名物ポルピ・アッラ・ルチアーノ(蛸のトマト煮込み)を頼んだ。私のはまさに、わかさぎのから揚げだった。ポルピ・アッラ・ルチアーノは今まで食べた蛸の中で一番やわらかい蛸だった。だいだい蛸というのはぐにぐにして噛み切れないのが相場だけど、料理に拠っちゃとろける場合があることを知った。
    さっきのおばさんの家族が揃って、ご主人らしき人が、待たせて悪かったねみたいな事をおばさんに言うと、あのジャポネージたちと話していたからいいのよ、とでも言ったのだろう、こちらにご主人とおばさんが微笑みかけた。いやあ、それ程の会話でもないけど。
    おばさんの家族は子供や孫も揃って結構な人数だった。給仕お薦めのニョッキやらがおいしそうに湯気を立てて、さすがメニューを選ぶ感性は一味違う。まだ来ないメンバーのリクエストを携帯で確認している。一食に対する思い入れを感じる。

  • ★いい気分で店を出て、帰り道ホテルはここから意外に近いけど、夫はメルジェリーナまでバスで移動し、そこから再びバスあるいは徒歩で帰りたいと言った。<br />バス通りまで歩いて、どっち側のバス停から乗ればいいのか車の行く方向を見定める。バス専用の一車線レーンのはずなのに、一方通行を逆走してるのかあっちからもこっちからも車が走ってきて本当はどっちへ向かうのが正しいのか良く分からない。一体この無秩序はなんなのか?日本でちょっとはみ出すやつを見かけるとすぐ腹立たしくなってしまうのに、ここまで豪快に乱れていると、むしろ愉快な気分になってくる。だからと言ってここで暮らす事になったら、そりゃ毎日怒って暮らすかもしれないけど。<br />

    ★いい気分で店を出て、帰り道ホテルはここから意外に近いけど、夫はメルジェリーナまでバスで移動し、そこから再びバスあるいは徒歩で帰りたいと言った。
    バス通りまで歩いて、どっち側のバス停から乗ればいいのか車の行く方向を見定める。バス専用の一車線レーンのはずなのに、一方通行を逆走してるのかあっちからもこっちからも車が走ってきて本当はどっちへ向かうのが正しいのか良く分からない。一体この無秩序はなんなのか?日本でちょっとはみ出すやつを見かけるとすぐ腹立たしくなってしまうのに、ここまで豪快に乱れていると、むしろ愉快な気分になってくる。だからと言ってここで暮らす事になったら、そりゃ毎日怒って暮らすかもしれないけど。

  • ★朝起きると雨が降っていた。このように必ず雨に降られるという事は普通なのか珍しいのか?<br />今日はポンペイに行く予定にしていたけど大丈夫かな。<br />プロフェッショナルな給仕達がきびきびと動き回る食堂で、素敵な朝食を食べながら(でもイタリア式なのでパンと飲み物しかない。卵やスープが欲しい)天気を見守った。<br />ホテルのフロントで乗り物・観光セットの3日券を購入。<br />外に出ると激しく雨が降っているのでひとまずロビーのソファで、券の説明を読むことにした。<br />なになに3日券には乗り物乗り放題と、有料観光地2件まで無料、3件目から半額で25ユーロ。7日券は、乗り物も観光も全てし放題で28ユーロ。私達は間違いなく観光地2件まででは納まらない。3ユーロしか変わらないなら7日券の方がお得じゃん。地球の歩き方には3日券も観光制限無しになっていたので騙された。夫はものすごく納得いかず文句を言い続けていた。歩き方の間違いもさることながら、それ以上にこの料金設定のアンバランスさに腹を立てていた。まあ、ちょっとしか居なくても28ユーロ払え、ということなのだろうか?

    ★朝起きると雨が降っていた。このように必ず雨に降られるという事は普通なのか珍しいのか?
    今日はポンペイに行く予定にしていたけど大丈夫かな。
    プロフェッショナルな給仕達がきびきびと動き回る食堂で、素敵な朝食を食べながら(でもイタリア式なのでパンと飲み物しかない。卵やスープが欲しい)天気を見守った。
    ホテルのフロントで乗り物・観光セットの3日券を購入。
    外に出ると激しく雨が降っているのでひとまずロビーのソファで、券の説明を読むことにした。
    なになに3日券には乗り物乗り放題と、有料観光地2件まで無料、3件目から半額で25ユーロ。7日券は、乗り物も観光も全てし放題で28ユーロ。私達は間違いなく観光地2件まででは納まらない。3ユーロしか変わらないなら7日券の方がお得じゃん。地球の歩き方には3日券も観光制限無しになっていたので騙された。夫はものすごく納得いかず文句を言い続けていた。歩き方の間違いもさることながら、それ以上にこの料金設定のアンバランスさに腹を立てていた。まあ、ちょっとしか居なくても28ユーロ払え、ということなのだろうか?

  • ★雨もどうにか小降りになってアメデオ駅に行くことにした。フロントの人に聞いてみると、ホテルの向かいの断崖にプライベートガーデンと駐車場があり、そこの階段を降りると駅前の通りに出られるので、ちゃんと駅まで徒歩五分で行かれるらしい。<br />行ってみると確かにその通りだった。でも昨日の昼あのおばさんに声を掛けてもらわなかったら、このすごい階段を大小のスーツケース抱えて登らなきゃならなかったし、それ以前にこの階段を発見できずにうろうろしていたに違いない。改めて親切なナポレターナに感謝した。<br />

    ★雨もどうにか小降りになってアメデオ駅に行くことにした。フロントの人に聞いてみると、ホテルの向かいの断崖にプライベートガーデンと駐車場があり、そこの階段を降りると駅前の通りに出られるので、ちゃんと駅まで徒歩五分で行かれるらしい。
    行ってみると確かにその通りだった。でも昨日の昼あのおばさんに声を掛けてもらわなかったら、このすごい階段を大小のスーツケース抱えて登らなきゃならなかったし、それ以前にこの階段を発見できずにうろうろしていたに違いない。改めて親切なナポレターナに感謝した。

  • ★地下鉄で考古学博物館に向かった。私達が利用するアメデオ駅の路線と、この博物館の最寄り駅であるムゼオ駅の路線は別なので、カバール駅からムゼオ駅まで歩いた。地下に動く歩道があった事に後で気づく。それにしてもこの路線の乗り換えポイントはここしかないのに結構離れていて、実に不便。<br />それはそうと、さすがイタリア考古学の展示はすごく充実している。でもなんとなくバチカン美術館の後のせいでそう感じるのか、置いているものの価値を感じさせない適当な配置。<br />大小のカエサルを模した彫刻がずらずら並んでいたり、いろんなテーマの彫刻、装飾品から食器類、モザイクの絵画など、何気なく見学していたけど殆どがポンペイやエルコラーノの遺跡から出土されていて、こんな現代と変わらないものを2千年前から作っていたなんて…と驚いた。<br />

    ★地下鉄で考古学博物館に向かった。私達が利用するアメデオ駅の路線と、この博物館の最寄り駅であるムゼオ駅の路線は別なので、カバール駅からムゼオ駅まで歩いた。地下に動く歩道があった事に後で気づく。それにしてもこの路線の乗り換えポイントはここしかないのに結構離れていて、実に不便。
    それはそうと、さすがイタリア考古学の展示はすごく充実している。でもなんとなくバチカン美術館の後のせいでそう感じるのか、置いているものの価値を感じさせない適当な配置。
    大小のカエサルを模した彫刻がずらずら並んでいたり、いろんなテーマの彫刻、装飾品から食器類、モザイクの絵画など、何気なく見学していたけど殆どがポンペイやエルコラーノの遺跡から出土されていて、こんな現代と変わらないものを2千年前から作っていたなんて…と驚いた。

  • そしてポンペイの街の模型。無性にポンペイ気分が高まってきた。雨はすっかりあがって蒸し暑いくらいになっている。とりあえずダンテ広場に行って、アルバ門のピザ屋でお昼を食べてから決めることにした。

    そしてポンペイの街の模型。無性にポンペイ気分が高まってきた。雨はすっかりあがって蒸し暑いくらいになっている。とりあえずダンテ広場に行って、アルバ門のピザ屋でお昼を食べてから決めることにした。

  • ★アルバ門は門というよりアーケードという感じで、門なのか建物なのか区別が付かない。<br />お店自体は小さな間口で、店の前のトンネルみたいな所にテーブル席を10席ほど並べてあった。なんか地面がびしょびしょで落ち着かない。そこへウェイターさんが注文を取りにきた。ちょっと日本語喋れるらしい。ははーん、ここは歩き方に載ってるから日本人が多く来るんだな、と思った。夫は彼の日本語を無視して果敢にイタリア語で応えた。ウェイターは<br />「私が日本語で、あなたがイタリア語を話している。とても変ですね」と言った。ほんとだよ。<br />ピザはお勧めのタコとイカとアサリのトマトソースを食べた。うまーい!ピザ1枚直径40センチぐらいあろうかというサイズだったけど、一人でらくらく食べられた。私はローマのぺらぺらピザよりナポリのもちもちピザの方が好きだ。再びウェイターがやってきておいしいか聞いてきた。<br />彼はサルバトーレさんと言って、別に日本人の観光客から日本語を教わったわけではなく、かつて日本人と結婚していて東京に住んでいたそうだ。今は離婚してナポリに住んでいるらしいけど、日本にイタリア人の友達が何人かいてジローラモ・パンツェッタさんもその一人らしい。私達にイタリア語を何処で習ったのか聞いてきたので、ジローラモ(NHK)と言うと「ジローラモは天狗になっている」とジェスチャーで表現した。私達が大阪から来たと言うと、大阪はナポリ、東京はミラノに似ていてみんなすましている、などと日本通なところ垣間見せた。<br />よそのテーブルでお鍋に大きな包み紙をかぶせて持ってきて、お客の前でそれを破り湯気の中からつやつやした貝類とスパゲティーが現れるという豪華な一皿を頼んでいる所を発見した。すごくおいしそう。サルバトーレさんに聞いてみると、スパゲティー・アイ・フルッティ・ディ・マーレというメニューだった。この旅の間にあれを是非食べねば。<br />

    ★アルバ門は門というよりアーケードという感じで、門なのか建物なのか区別が付かない。
    お店自体は小さな間口で、店の前のトンネルみたいな所にテーブル席を10席ほど並べてあった。なんか地面がびしょびしょで落ち着かない。そこへウェイターさんが注文を取りにきた。ちょっと日本語喋れるらしい。ははーん、ここは歩き方に載ってるから日本人が多く来るんだな、と思った。夫は彼の日本語を無視して果敢にイタリア語で応えた。ウェイターは
    「私が日本語で、あなたがイタリア語を話している。とても変ですね」と言った。ほんとだよ。
    ピザはお勧めのタコとイカとアサリのトマトソースを食べた。うまーい!ピザ1枚直径40センチぐらいあろうかというサイズだったけど、一人でらくらく食べられた。私はローマのぺらぺらピザよりナポリのもちもちピザの方が好きだ。再びウェイターがやってきておいしいか聞いてきた。
    彼はサルバトーレさんと言って、別に日本人の観光客から日本語を教わったわけではなく、かつて日本人と結婚していて東京に住んでいたそうだ。今は離婚してナポリに住んでいるらしいけど、日本にイタリア人の友達が何人かいてジローラモ・パンツェッタさんもその一人らしい。私達にイタリア語を何処で習ったのか聞いてきたので、ジローラモ(NHK)と言うと「ジローラモは天狗になっている」とジェスチャーで表現した。私達が大阪から来たと言うと、大阪はナポリ、東京はミラノに似ていてみんなすましている、などと日本通なところ垣間見せた。
    よそのテーブルでお鍋に大きな包み紙をかぶせて持ってきて、お客の前でそれを破り湯気の中からつやつやした貝類とスパゲティーが現れるという豪華な一皿を頼んでいる所を発見した。すごくおいしそう。サルバトーレさんに聞いてみると、スパゲティー・アイ・フルッティ・ディ・マーレというメニューだった。この旅の間にあれを是非食べねば。

  • ★チェントラーレ駅に行きチルクルヴェスヴィアーナ(ヴェスービオ周遊鉄道)で、ポンペイまで行く。<br />ナポリから電車で20分くらいで行ける。さすが夫。完璧な下調べ。<br />車内は観光客と地元住民が入り混じっている。混んでいたけど運良く座れて、暖かい日差しの中をうとうとうとうとしちゃいけない!夫も寝てるし荷物の事や、何処で降りるのか注意しなくては。先に寝ればよかった。

    ★チェントラーレ駅に行きチルクルヴェスヴィアーナ(ヴェスービオ周遊鉄道)で、ポンペイまで行く。
    ナポリから電車で20分くらいで行ける。さすが夫。完璧な下調べ。
    車内は観光客と地元住民が入り混じっている。混んでいたけど運良く座れて、暖かい日差しの中をうとうとうとうとしちゃいけない!夫も寝てるし荷物の事や、何処で降りるのか注意しなくては。先に寝ればよかった。

  • ★観光客がどっさり降りる駅で私達も降りた。日本語で呼びかける屋台の人たち、沢山の観光バス、予想以上に賑やかだった。マリーナ門から入場、バジリカに向かって人の波について行く。フォロには大勢の人が溢れていて、古代に想いを馳せるような雰囲気ではなかった。ナポリより日本人の割合がぐっと増えた。そういえば各都市を巡るツアーにポンペイだけ来るコースがよくあるよね。<br />日本人の団体さんに混じってガイドの説明を聞く。ふんふんなるほど、この遺体は推定年齢14歳で妊娠中だった、この犬は鎖につながれたまま死んだ…。 展示一つとってもドラマがありますな。<br />そうこうするうちまた雨が降ってきて、傘をさしながら見て回る事に。でもバスの時間なのか、雨のせいか 、アッポンダンツァ通りの方へ行く頃には人がまばらになってきた。<br />大劇場にはちゃんと座席やステージが仮設され、夜野外ステージでイベントをするらしい。なんと愉快なおもいつきだろう。こういう歴史的建築物を後生大事に取っておくより、現在も使い続けているほうが絶対価値的だよ。日本も見習って欲しい。日本が伝統的なもの大事にしないところで、特に嫌なのが街の景観なんだけど、伝統的な建物をもっと日常的に利用する考え方が定着して欲しい。話しそれた。<br />

    ★観光客がどっさり降りる駅で私達も降りた。日本語で呼びかける屋台の人たち、沢山の観光バス、予想以上に賑やかだった。マリーナ門から入場、バジリカに向かって人の波について行く。フォロには大勢の人が溢れていて、古代に想いを馳せるような雰囲気ではなかった。ナポリより日本人の割合がぐっと増えた。そういえば各都市を巡るツアーにポンペイだけ来るコースがよくあるよね。
    日本人の団体さんに混じってガイドの説明を聞く。ふんふんなるほど、この遺体は推定年齢14歳で妊娠中だった、この犬は鎖につながれたまま死んだ…。 展示一つとってもドラマがありますな。
    そうこうするうちまた雨が降ってきて、傘をさしながら見て回る事に。でもバスの時間なのか、雨のせいか 、アッポンダンツァ通りの方へ行く頃には人がまばらになってきた。
    大劇場にはちゃんと座席やステージが仮設され、夜野外ステージでイベントをするらしい。なんと愉快なおもいつきだろう。こういう歴史的建築物を後生大事に取っておくより、現在も使い続けているほうが絶対価値的だよ。日本も見習って欲しい。日本が伝統的なもの大事にしないところで、特に嫌なのが街の景観なんだけど、伝統的な建物をもっと日常的に利用する考え方が定着して欲しい。話しそれた。

  • その他居酒屋跡、選挙アピールの落書き、猛犬注意のモザイク画などなど見て廻った。

    その他居酒屋跡、選挙アピールの落書き、猛犬注意のモザイク画などなど見て廻った。

  • 雨は更に激しく、本当に人が減ってきて足場が悪いながらも、だんだん古代に想いを馳せる雰囲気になってきた。ちょっと一休みした門の向かいに水飲み場がある。ここで昔遠くから辿り着いた旅人が水を飲んで一休みしたんだろうな、とかね。

    雨は更に激しく、本当に人が減ってきて足場が悪いながらも、だんだん古代に想いを馳せる雰囲気になってきた。ちょっと一休みした門の向かいに水飲み場がある。ここで昔遠くから辿り着いた旅人が水を飲んで一休みしたんだろうな、とかね。

  • ★ぶどう園を横切りコロッセオの写真を撮ってサルノ門から出た。遠くの雲間から夕焼け空が顔を出している。雨で濡れた草から香りが立ち込めて、色とりどりの花が咲く小道を歩く。少し先を行く夫の背中を見ていると、教会の鐘が鳴り響いて雨上がりの虹が掛かった。この美しい瞬間の為に、遠い日本からはるばる旅をしにきたのかもしれない。

    ★ぶどう園を横切りコロッセオの写真を撮ってサルノ門から出た。遠くの雲間から夕焼け空が顔を出している。雨で濡れた草から香りが立ち込めて、色とりどりの花が咲く小道を歩く。少し先を行く夫の背中を見ていると、教会の鐘が鳴り響いて雨上がりの虹が掛かった。この美しい瞬間の為に、遠い日本からはるばる旅をしにきたのかもしれない。

  • 新市街のゲートに出るとこじんまりしたきれいな街だった。ポンペイの遺跡で潤っているのかな?<br />さっき鐘を鳴らしていたマドンナ・デル・ロザリオ教会の前を通り、イタリア鉄道のポンペイ駅に着いた。<br /><br />★ホームで電車を待つ。向かいのホームに公衆トイレがあって、行こうかどうしようか迷っていたら、夫が行ってきてきれいだったと言うので、私も行くことにした。階段を下りて上ってトイレの前に行くと、トイレに鍵がしまっていた。トイレの番人のおじさんはどこかへ行ってしまい、本日の営業は終了した。なんか理不尽なシステムだなー。<br />

    新市街のゲートに出るとこじんまりしたきれいな街だった。ポンペイの遺跡で潤っているのかな?
    さっき鐘を鳴らしていたマドンナ・デル・ロザリオ教会の前を通り、イタリア鉄道のポンペイ駅に着いた。

    ★ホームで電車を待つ。向かいのホームに公衆トイレがあって、行こうかどうしようか迷っていたら、夫が行ってきてきれいだったと言うので、私も行くことにした。階段を下りて上ってトイレの前に行くと、トイレに鍵がしまっていた。トイレの番人のおじさんはどこかへ行ってしまい、本日の営業は終了した。なんか理不尽なシステムだなー。

  • ★チェントラーレ駅に戻り、地下鉄でアメデオを通過して、隣りのメルジェリーナまで足を伸ばした。地下鉄はどの駅もきれいなんだけど、この駅はホームにバールとカフェテーブルがあり、古い建物を改装していて、一段と情緒があった。

    ★チェントラーレ駅に戻り、地下鉄でアメデオを通過して、隣りのメルジェリーナまで足を伸ばした。地下鉄はどの駅もきれいなんだけど、この駅はホームにバールとカフェテーブルがあり、古い建物を改装していて、一段と情緒があった。

  • ★駅を降りると夫が珍しく、今夜は疲れているからお惣菜を買って部屋で食べたいと言うので、駅前のバールを探した。あいにくおいしそうなお惣菜を置いている店がなく、かなり足を伸ばして店を探す羽目になった。こういうことで全然妥協しない夫。おい、本当に疲れているんかい?<br />甲斐あってかなりバラエティーに富んだ店を見つけどれにしようか迷った。ただ、どれもどっさり盛ってくれるもんで、それ程種類は買えなかった。バス停に行くとビールを忘れたと言って、また別の店を探す。1本買って出ると、安いからもう2本、あー店で食事した方が楽だったYO!

    ★駅を降りると夫が珍しく、今夜は疲れているからお惣菜を買って部屋で食べたいと言うので、駅前のバールを探した。あいにくおいしそうなお惣菜を置いている店がなく、かなり足を伸ばして店を探す羽目になった。こういうことで全然妥協しない夫。おい、本当に疲れているんかい?
    甲斐あってかなりバラエティーに富んだ店を見つけどれにしようか迷った。ただ、どれもどっさり盛ってくれるもんで、それ程種類は買えなかった。バス停に行くとビールを忘れたと言って、また別の店を探す。1本買って出ると、安いからもう2本、あー店で食事した方が楽だったYO!

  • ★ホテルで朝ごはんを食べていると、外が車のクラクションでやたら騒がしい。渋滞でもしてるのかな?<br />それにしても街中を走る車はぶつけた痕やら平気でそのままにしてあるのをよく見かけるけど(日本ほどやたらきれいなのも珍しいかもしれないけど)、どこの故障よりもまずクラクションの故障だけは直さずに居れないというくらい、クラクションの頻度は高そうだ。車に乗った場合の感情表現として、ナポリの人にクラクションは欠かせないらしい。<br /><br />★今日は昨日のポンペイに続き、エルコラーノへ行くことにした。<br />こっちの遺跡はポンペイの様にあまりツアーに組み込まれていないせいか、駅から遺跡までのメインストリートを一本裏へ入るといきなり生活を感じる質素な住宅街だった。狭い路地を珍しそうに眺められ、場違いな感じを味わいながら歩いていると、メルカートに出くわした。夫はこのエルコラーノの市で軍流出品を目当てにきたけど、そんなものはどこにある分からなくて、露店なのに新鮮な野菜やお肉やらをおいしそうに並べているのを見ると、あまり豊かな土地柄では無さそうだけど、この辺のセンスのよさに感心した。<br />朝は晴れていたのに、この頃からどんどん雨が降ってきて、お店もゆっくり見れなくなってきた。でも一軒ちゃんと店舗を構えている布屋さんを発見して、イタリアの布を買っていこうとお店に入ってみた。お店は家族経営らしくこじんまりしていて、こんな雨の中客は私達しかいない。家族が私の一挙手を注視している。だんだんあせってきて、山と積まれた布からどうにか気に入った柄を選んで、おばあさんに値段を尋ねた。1メートル6ユーロの布を3メートル購入して、15ユーロに負けてくれた。今思えばもう少し欲しかったけど、値札もないしとにかく買いづらかった。<br />

    ★ホテルで朝ごはんを食べていると、外が車のクラクションでやたら騒がしい。渋滞でもしてるのかな?
    それにしても街中を走る車はぶつけた痕やら平気でそのままにしてあるのをよく見かけるけど(日本ほどやたらきれいなのも珍しいかもしれないけど)、どこの故障よりもまずクラクションの故障だけは直さずに居れないというくらい、クラクションの頻度は高そうだ。車に乗った場合の感情表現として、ナポリの人にクラクションは欠かせないらしい。

    ★今日は昨日のポンペイに続き、エルコラーノへ行くことにした。
    こっちの遺跡はポンペイの様にあまりツアーに組み込まれていないせいか、駅から遺跡までのメインストリートを一本裏へ入るといきなり生活を感じる質素な住宅街だった。狭い路地を珍しそうに眺められ、場違いな感じを味わいながら歩いていると、メルカートに出くわした。夫はこのエルコラーノの市で軍流出品を目当てにきたけど、そんなものはどこにある分からなくて、露店なのに新鮮な野菜やお肉やらをおいしそうに並べているのを見ると、あまり豊かな土地柄では無さそうだけど、この辺のセンスのよさに感心した。
    朝は晴れていたのに、この頃からどんどん雨が降ってきて、お店もゆっくり見れなくなってきた。でも一軒ちゃんと店舗を構えている布屋さんを発見して、イタリアの布を買っていこうとお店に入ってみた。お店は家族経営らしくこじんまりしていて、こんな雨の中客は私達しかいない。家族が私の一挙手を注視している。だんだんあせってきて、山と積まれた布からどうにか気に入った柄を選んで、おばあさんに値段を尋ねた。1メートル6ユーロの布を3メートル購入して、15ユーロに負けてくれた。今思えばもう少し欲しかったけど、値札もないしとにかく買いづらかった。

  • ★ようやく本題のエルコラーノ遺跡を見学。ここは遺跡が窪地みたいな所にあって、キップ売り場を入ると上から全体を見下ろす事ができる。ぐるっと回り込んで入口から入るとき橋を渡る。窪地の更に窪んでいるところは橋の下に船着場があって当時はここまで海だったらしい。<br />雨が激しく降り続く中、住居跡を見学。立派なモザイクや庭園を見ていると、もし完璧な状態で残っていたら、今のイタリアと殆ど変わらない気がする位クオリティーが高い。家の中に雨受けがあって、この雨のおかげで実演を見ることができた。

    ★ようやく本題のエルコラーノ遺跡を見学。ここは遺跡が窪地みたいな所にあって、キップ売り場を入ると上から全体を見下ろす事ができる。ぐるっと回り込んで入口から入るとき橋を渡る。窪地の更に窪んでいるところは橋の下に船着場があって当時はここまで海だったらしい。
    雨が激しく降り続く中、住居跡を見学。立派なモザイクや庭園を見ていると、もし完璧な状態で残っていたら、今のイタリアと殆ど変わらない気がする位クオリティーが高い。家の中に雨受けがあって、この雨のおかげで実演を見ることができた。

  • それにしても激しく降り続くので、見学客が淘汰されて熱心な人たちがちょろちょろしていただけだったので、人が少なくてよかった。

    それにしても激しく降り続くので、見学客が淘汰されて熱心な人たちがちょろちょろしていただけだったので、人が少なくてよかった。

  • ★帰りはかなり寒くなり、こんな時に限って上着を持ってこない自分に腹を立てながら(全然必要のないバチカン見学の日には持っていたのにさ)、戻るのも無駄足なので我慢してソレントに向かった。<br />列車のなかもずっと寒くて移動中に晴れてきたけど、気温は一向に低かった。それでも海沿いを走る車窓はとても美しかった。<br />ソレントに到着。<br />

    ★帰りはかなり寒くなり、こんな時に限って上着を持ってこない自分に腹を立てながら(全然必要のないバチカン見学の日には持っていたのにさ)、戻るのも無駄足なので我慢してソレントに向かった。
    列車のなかもずっと寒くて移動中に晴れてきたけど、気温は一向に低かった。それでも海沿いを走る車窓はとても美しかった。
    ソレントに到着。

  • 私がまだローマやパリに来る前のヨーロッパのイメージそのままに、きれいと清潔を兼ね備えた美しいリゾートだった。私が小学生の時に習った「帰れソレントへ」の曲しかソレントを知らなかったので、もっと哀愁漂う港町だと思っていた。<br />メインの広場から断崖の先に見える海、パノラマの湾を見渡す景勝地にある公園、路地にあるきれいなみやげ物店、素敵なオープンカフェのピッツェリアのトイレはこの旅一番のきれいなトイレだった。こんなところで一月くらいゆっくり寛ぐのもいいだろうな、と思いつつ心のどこかでは全然意表を突かれない事に物足りなさを感じてしまう。<br />小さな所だったのでだいたい見て回って、夕方には帰りの電車に乗った。<br />

    私がまだローマやパリに来る前のヨーロッパのイメージそのままに、きれいと清潔を兼ね備えた美しいリゾートだった。私が小学生の時に習った「帰れソレントへ」の曲しかソレントを知らなかったので、もっと哀愁漂う港町だと思っていた。
    メインの広場から断崖の先に見える海、パノラマの湾を見渡す景勝地にある公園、路地にあるきれいなみやげ物店、素敵なオープンカフェのピッツェリアのトイレはこの旅一番のきれいなトイレだった。こんなところで一月くらいゆっくり寛ぐのもいいだろうな、と思いつつ心のどこかでは全然意表を突かれない事に物足りなさを感じてしまう。
    小さな所だったのでだいたい見て回って、夕方には帰りの電車に乗った。

  • またいつかこのソレントへ帰ろう。

    またいつかこのソレントへ帰ろう。

  • ★夜、メルジェリーナ港付近のピッツェリアに行って、例のスパゲティ・アイ・フルッティ・ディ・マーレを注文した。<br />アルバ門の店みたいに紙に包まれてはいなかったけど、港町にふさわしくムール貝やアサリなどの魚介類がたっぷり入ったにんにくオリーブオイル味が実においしかった。日本でも一生懸命この味を出す店を探せば多分あると思うけど、イタリアではそんなに一生懸命探さなくてもこの味に簡単に会うことができる。素晴らしい事だ。夫も自家製ワインが安いからと、水のように飲んでいた。<br />食事が済んで、屋台をひやかしながら(ひやかされながら)海沿いを歩き、バス停で循環バスを待って夜の街中を観光しようという事になった。<br />★バスは行ったばかりで、ずーーーと待っていると、悪そうな兄さん達が10人ぐらい私達の周りに集まってきた。なんかやばそう、でもびびったら負けだ!と思っていたら、おじさんが一人ずんずんこっちにやってきて、バスを待ち始めた。さっきまで私達を囲いそうな勢いだった兄さん達が失速して、一人減り二人減りしリーダー格風の3人が残った。そこへバスが来て、おじさんとリーダー達と私達は乗り込んだ。<br />私は絶対おじさんに助けられたと思うけど、夫は別になんでもなかったと言い張った(でも囲まれた時は私と一緒に空手ができる真似しようかとか話し合っていた)。本当の所はよく分からないけど、結局メルジェリーナからバスがなくなり夜中の1時過ぎホテルまで歩いて帰った。こんなところで被害に遭ってもやっぱり「自己責任」と言われるだろうね。

    ★夜、メルジェリーナ港付近のピッツェリアに行って、例のスパゲティ・アイ・フルッティ・ディ・マーレを注文した。
    アルバ門の店みたいに紙に包まれてはいなかったけど、港町にふさわしくムール貝やアサリなどの魚介類がたっぷり入ったにんにくオリーブオイル味が実においしかった。日本でも一生懸命この味を出す店を探せば多分あると思うけど、イタリアではそんなに一生懸命探さなくてもこの味に簡単に会うことができる。素晴らしい事だ。夫も自家製ワインが安いからと、水のように飲んでいた。
    食事が済んで、屋台をひやかしながら(ひやかされながら)海沿いを歩き、バス停で循環バスを待って夜の街中を観光しようという事になった。
    ★バスは行ったばかりで、ずーーーと待っていると、悪そうな兄さん達が10人ぐらい私達の周りに集まってきた。なんかやばそう、でもびびったら負けだ!と思っていたら、おじさんが一人ずんずんこっちにやってきて、バスを待ち始めた。さっきまで私達を囲いそうな勢いだった兄さん達が失速して、一人減り二人減りしリーダー格風の3人が残った。そこへバスが来て、おじさんとリーダー達と私達は乗り込んだ。
    私は絶対おじさんに助けられたと思うけど、夫は別になんでもなかったと言い張った(でも囲まれた時は私と一緒に空手ができる真似しようかとか話し合っていた)。本当の所はよく分からないけど、結局メルジェリーナからバスがなくなり夜中の1時過ぎホテルまで歩いて帰った。こんなところで被害に遭ってもやっぱり「自己責任」と言われるだろうね。

  • ★観光できる最後の日、私達はよれよれだった。<br />今日のみリーダーになる事を許す、と夫に調子のいい事言われたけど、ナポリに来てから夫にガイドを頼りっきりだったので、引き受けた。

    ★観光できる最後の日、私達はよれよれだった。
    今日のみリーダーになる事を許す、と夫に調子のいい事言われたけど、ナポリに来てから夫にガイドを頼りっきりだったので、引き受けた。

  • ★私も一瞬は頑張って、山の上のサン・テルモ城とサン・マルティーノ修道院へ行くバスのところまでは案内した。乗り換えのバスを待っていたら、隣りのおばさんがイタリア語でがんがん話し掛けてきた。この頃には驚きもしなかったけど、夫が自分のイタリア語が褒められたので得意になっていた。おばさんは私達に財布を肌身にしっかりつけておくよう注意してくれた。<br />「イタリアは美しい、でもイタリア人は悪い」ともおばさんは言った。私達はまだ親切な人としかめぐり合っていないので、至言かもしれないけど実感は湧かなかった。<br />ようやく来たバスに乗っていたら夫がメルカートを発見して途中下車した。紳士ものが充実しているので、夫は買物熱が高まっていた。<br />メルカートでは大して収穫もなく、ようやく来たバスはぎゅうぎゅう詰めで、終点まで乗っていればよかったものを間違えて途中で降りた。<br />私達は人に道を尋ねる気力もうせて、やけっぱちになっていたけど、夫がどうにか尋ねてくれて山の上に登りおおせた。<br />お城に入ろうとしたけど、ガイドの英語がよく分からずに尋ねて回るのも億劫になっていたので修道院だけ見学した。

    ★私も一瞬は頑張って、山の上のサン・テルモ城とサン・マルティーノ修道院へ行くバスのところまでは案内した。乗り換えのバスを待っていたら、隣りのおばさんがイタリア語でがんがん話し掛けてきた。この頃には驚きもしなかったけど、夫が自分のイタリア語が褒められたので得意になっていた。おばさんは私達に財布を肌身にしっかりつけておくよう注意してくれた。
    「イタリアは美しい、でもイタリア人は悪い」ともおばさんは言った。私達はまだ親切な人としかめぐり合っていないので、至言かもしれないけど実感は湧かなかった。
    ようやく来たバスに乗っていたら夫がメルカートを発見して途中下車した。紳士ものが充実しているので、夫は買物熱が高まっていた。
    メルカートでは大して収穫もなく、ようやく来たバスはぎゅうぎゅう詰めで、終点まで乗っていればよかったものを間違えて途中で降りた。
    私達は人に道を尋ねる気力もうせて、やけっぱちになっていたけど、夫がどうにか尋ねてくれて山の上に登りおおせた。
    お城に入ろうとしたけど、ガイドの英語がよく分からずに尋ねて回るのも億劫になっていたので修道院だけ見学した。

  • ★バスでまた中心地まで戻り、ウンベルト1世のガレリアに移動。<br />立派な建物の中心で黒人が偽物ブランドバックを露店していた。せこいバールでおいしくないパンピザを食べ、プレビシート広場をうろうろしてサンタ・ルチア港から軽い移動ができる水上バスを探しに行った。<br />私は調子悪かったお腹が突然下って、港の有料なのに汚いトイレで急場をしのいだ(ナポリ・ローマの公衆トイレは汚い確率が高いが、ここは本当にひどかった。トイレを我慢して寝ている時に見る夢で、「恐ろしく汚いトイレ」が出てくることないですか?<br />まさにここは「夢のトイレ」だったのです!!)。<br /><br />

    ★バスでまた中心地まで戻り、ウンベルト1世のガレリアに移動。
    立派な建物の中心で黒人が偽物ブランドバックを露店していた。せこいバールでおいしくないパンピザを食べ、プレビシート広場をうろうろしてサンタ・ルチア港から軽い移動ができる水上バスを探しに行った。
    私は調子悪かったお腹が突然下って、港の有料なのに汚いトイレで急場をしのいだ(ナポリ・ローマの公衆トイレは汚い確率が高いが、ここは本当にひどかった。トイレを我慢して寝ている時に見る夢で、「恐ろしく汚いトイレ」が出てくることないですか?
    まさにここは「夢のトイレ」だったのです!!)。

  • ヌォーボ城のふもとで消耗した体を一休みさせて、最後の力を振り絞り王宮を見た。本当にゴージャスなので、最後の力を振り絞って良かった。

    ヌォーボ城のふもとで消耗した体を一休みさせて、最後の力を振り絞り王宮を見た。本当にゴージャスなので、最後の力を振り絞って良かった。

  • ★私はもう全然動けそうになくて、夫はラストフィーバーしたそうだったので、別行動を取ることにした。私はホテルで一休みし、夫は買物をすると言う事で、ダンテ広場前20時集合の約束をした。<br />それが失敗の始まりだった。<br />ダンテ広場は地下鉄アメデオ駅と違う路線の駅なので途中乗換えをして、しかも乗り換えが結構距離があって面倒くさい。でもちょっとバスを幾つか乗り継げばうまくダンテ広場に着くかもしれないという過信があって、しかも地球の歩き方も夫の方が不安だからと、持たないで別れた。<br />ヌォーボ城の前から、うまい乗り継ぎのバスですんなりホテルへ戻る事ができ、お風呂に入ってゴロゴロして19時過ぎにホテルをでた。<br />

    ★私はもう全然動けそうになくて、夫はラストフィーバーしたそうだったので、別行動を取ることにした。私はホテルで一休みし、夫は買物をすると言う事で、ダンテ広場前20時集合の約束をした。
    それが失敗の始まりだった。
    ダンテ広場は地下鉄アメデオ駅と違う路線の駅なので途中乗換えをして、しかも乗り換えが結構距離があって面倒くさい。でもちょっとバスを幾つか乗り継げばうまくダンテ広場に着くかもしれないという過信があって、しかも地球の歩き方も夫の方が不安だからと、持たないで別れた。
    ヌォーボ城の前から、うまい乗り継ぎのバスですんなりホテルへ戻る事ができ、お風呂に入ってゴロゴロして19時過ぎにホテルをでた。

  • ★バスが来て、山の方へ行ってくれればという私の思惑がはずれ、海の方へ行ってしまった。しかも道が混んでいて、ゆうべ兄さん達に囲まれたバス停で降りたのが19時40分頃だった。ここで循環バスを2つ乗り換えすればダンテ広場に着けるはず、と判断しバスを待つ。10分ほど待ってムニチービオ広場に移動。ここには1〜5まで全ての循環バスが来るはずだからもう大丈夫、と思っていたら私の乗ってきた3番のバスの後ろに2番のバスがすぐ来ていて、このバスがトレド通りを通るかどうか調べたかったけど、地球の歩き方もないし、えい、乗ってしまえ、と勢いで乗ったらウンベルト一世通りを通ってチェントラーレ駅に来てしまった。<br />待ち合わせがなかったら、別になんてことは無かったけれど、夫を待たせていてしかももう20時半になっているので、多分すごく心配かけてるだろうなという焦りで右往左往して、バスの運転手さんにあらん限りのイタリア語力でダンテ広場へ行くバスはどれですか?と聞いてみたけど、教えてもらったのが見た事ないようなバスの番号だったので、結局乗ってきたバスでもとの場所まで戻り、1番のバスを待ってようやく待ち合わせ場所に着いた時は21時なっていた。

    ★バスが来て、山の方へ行ってくれればという私の思惑がはずれ、海の方へ行ってしまった。しかも道が混んでいて、ゆうべ兄さん達に囲まれたバス停で降りたのが19時40分頃だった。ここで循環バスを2つ乗り換えすればダンテ広場に着けるはず、と判断しバスを待つ。10分ほど待ってムニチービオ広場に移動。ここには1〜5まで全ての循環バスが来るはずだからもう大丈夫、と思っていたら私の乗ってきた3番のバスの後ろに2番のバスがすぐ来ていて、このバスがトレド通りを通るかどうか調べたかったけど、地球の歩き方もないし、えい、乗ってしまえ、と勢いで乗ったらウンベルト一世通りを通ってチェントラーレ駅に来てしまった。
    待ち合わせがなかったら、別になんてことは無かったけれど、夫を待たせていてしかももう20時半になっているので、多分すごく心配かけてるだろうなという焦りで右往左往して、バスの運転手さんにあらん限りのイタリア語力でダンテ広場へ行くバスはどれですか?と聞いてみたけど、教えてもらったのが見た事ないようなバスの番号だったので、結局乗ってきたバスでもとの場所まで戻り、1番のバスを待ってようやく待ち合わせ場所に着いた時は21時なっていた。

  • ★広場は野外ステージがセットされてイベントが始まる所だった。盛り上がる会場と裏腹に険悪なムードの私達。夫の気分を盛り上げようと、さっきホテルへ戻る途中に見つけた店に案内しようとしたけど、乗り合わせたバスで悪ガキ共が信じられないような騒ぎぶりでバスを占拠してるし、降りるところを見落として行き過ぎてしまい、変な広場で降りる羽目になった。更に夫は不機嫌になり、私も再びお腹が下って(これ以降家に着くまでずっとこの調子だった)近くのバールでトイレを借りた。歩いて海の方へ出てみたけど、疲れるばかりだったのでもう部屋へ戻ろうかとしたその時、”VeraPizza”(うまいピザ認証の店)の看板を発見。<br />「これこれ、私が探してたのは!」ということで気分も盛り返し一瞬楽しげに注文した。<br />この頃には22時半を過ぎていたのにお店はもりもり飲んで食べている人でいっぱいだった。ところが、ウェイターは感じ悪いし、ピザも期待ほどの味ではなかった。再び二人はブラックホールへ落ち込んだ。もう精魂尽き果て、簡単にテンションが下がってしまう。<br />勘定はしてくれない、帰りは寒いし、バスは来ないし、ようやくアメデオの駅に着いた頃にはホテルまでのバスも無くなって、この上なく沈んだ夫と二人で夜道を歩いた。とほほ。

    ★広場は野外ステージがセットされてイベントが始まる所だった。盛り上がる会場と裏腹に険悪なムードの私達。夫の気分を盛り上げようと、さっきホテルへ戻る途中に見つけた店に案内しようとしたけど、乗り合わせたバスで悪ガキ共が信じられないような騒ぎぶりでバスを占拠してるし、降りるところを見落として行き過ぎてしまい、変な広場で降りる羽目になった。更に夫は不機嫌になり、私も再びお腹が下って(これ以降家に着くまでずっとこの調子だった)近くのバールでトイレを借りた。歩いて海の方へ出てみたけど、疲れるばかりだったのでもう部屋へ戻ろうかとしたその時、”VeraPizza”(うまいピザ認証の店)の看板を発見。
    「これこれ、私が探してたのは!」ということで気分も盛り返し一瞬楽しげに注文した。
    この頃には22時半を過ぎていたのにお店はもりもり飲んで食べている人でいっぱいだった。ところが、ウェイターは感じ悪いし、ピザも期待ほどの味ではなかった。再び二人はブラックホールへ落ち込んだ。もう精魂尽き果て、簡単にテンションが下がってしまう。
    勘定はしてくれない、帰りは寒いし、バスは来ないし、ようやくアメデオの駅に着いた頃にはホテルまでのバスも無くなって、この上なく沈んだ夫と二人で夜道を歩いた。とほほ。

  • ★帰る日。チェントラーレ駅の待合室で、出発時刻までボーっとした。そんな日でもナポリでは事が起きる。<br />駅のホームで小指の爪の長いおじさんが、チケットの印字の仕方やら、荷物運びまで手伝ってくれ、コンパートメントまで案内してくれた。頼んでもいないのに、チップを要求され4ユーロ取られた。フー、疲れるところだな、と思いながら水が欲しいのでまたホームに降りて自動販売機で買おうとした。<br />お金を入れてランプがついてボタンを押してがたんと落ちてきた、ハッ、イタリアの自販機って大丈夫かな?でも今がたんて物が出てきた音がした。よかった。取り出し口に手を入れると、扉が開かない!<br />一人もがいていると、親子連れの女の子が私に声を掛けてくれ、鉄道警察の人に助けを求めてくれた。でも管轄外だったようで、断られた。女の子が気の毒そうに私を見るので、自分でも何かしなければと思い、駅員さんに頼んでみた。<br />駅員さんも「え、私?」った感じだったけど、強引に扉をこじ開けてくれ、先に詰まっていたコーラと私の買った水を救出してくれた。コーラもあげる、と言われたので女の子にあげると遠慮された。私は水とコーラを手にいれ、こんなのも悪くない、という気分でナポリを後にした。<br />★空港に着くと大阪行きの便にトラブルがあったらしく、何人かの日本人の人達とチェックインを待たされた。受付をファーストクラスの所でしたので、女の子達がファーストクラスに乗れるーと騒いでいた。ちょっと期待したのに結局エコノミーだったのでがっかりした。でもその代わり、とても面白い事が起きた。<br />

    ★帰る日。チェントラーレ駅の待合室で、出発時刻までボーっとした。そんな日でもナポリでは事が起きる。
    駅のホームで小指の爪の長いおじさんが、チケットの印字の仕方やら、荷物運びまで手伝ってくれ、コンパートメントまで案内してくれた。頼んでもいないのに、チップを要求され4ユーロ取られた。フー、疲れるところだな、と思いながら水が欲しいのでまたホームに降りて自動販売機で買おうとした。
    お金を入れてランプがついてボタンを押してがたんと落ちてきた、ハッ、イタリアの自販機って大丈夫かな?でも今がたんて物が出てきた音がした。よかった。取り出し口に手を入れると、扉が開かない!
    一人もがいていると、親子連れの女の子が私に声を掛けてくれ、鉄道警察の人に助けを求めてくれた。でも管轄外だったようで、断られた。女の子が気の毒そうに私を見るので、自分でも何かしなければと思い、駅員さんに頼んでみた。
    駅員さんも「え、私?」った感じだったけど、強引に扉をこじ開けてくれ、先に詰まっていたコーラと私の買った水を救出してくれた。コーラもあげる、と言われたので女の子にあげると遠慮された。私は水とコーラを手にいれ、こんなのも悪くない、という気分でナポリを後にした。
    ★空港に着くと大阪行きの便にトラブルがあったらしく、何人かの日本人の人達とチェックインを待たされた。受付をファーストクラスの所でしたので、女の子達がファーストクラスに乗れるーと騒いでいた。ちょっと期待したのに結局エコノミーだったのでがっかりした。でもその代わり、とても面白い事が起きた。

  • ★ドバイから大阪の飛行機に乗るとき寝る気満々で、座席につく前にトイレに寄ってコンタクトをはずした。席へ行ってみると先に座っていた夫が外人となにやら話している。夫が「マイワイフ」と私を紹介した。彼はナポリから仕事で大阪と京都に行くらしい。私が席に着いてからも、私の頭越しに話を続けていた。<br />彼は大学で脳の研究をしていて、学会の発表に大阪へ行って、京都はおまけで行くらしい。日本のことを知りたいらしく、夫に色々質問していた。<br />イタリアで日本の漫画がとても人気があって、弟の土産にガクランが欲しいけど何処に売っているのか?<br />着物は高いのか?<br />難しい質問だ…。<br />夫は何か困った事があったらここに連絡してくれ、と会社の名刺を渡した。<br />夫の勤務地は京都にあるので、もしかしたら役立つかもしれない。でも夫の会社に英語で掛けてくる人なんていないから、不審な電話として相手にされないのでは?と心配になった。夫の携帯も留守電になるかもしれないし…。<br />★私がひと寝入りしてふと目が覚めると夫が一人でサービスのカップうどんを食べていた。ずるーい!と思いつつまたひと寝入りして目が覚めると、今度は外人さんがうどんを食べようとしていた。<br />いきなりチャレンジャーだなぁ、と感心しつつ、負けてられないので私も頼んだ。多分水のせいか少し変な味がしたけどおいしかった。そして着陸まで熟睡した。<br />★飛行機を降りて、外人さんをJRの乗り場まで夫が案内してあげることにした。ところで彼の名前は?と夫に聞くと、忘れたらしい。そんなー、また聞くの失礼じゃん(でも私は京都で彼に何度も聞かれた。それは後程)。それでは私が聞こう、ということで<br />「コメシキアマ(お名前は)?」と聞いてみた。<br />ダビデ・ビッジャーノさんとおっしゃった。<br />名刺を探して夫に渡した。セカンド大学となっていた。教授ではないらしいけど、大学でムズカシイ研究をしているらしい。そういえば飛行機でもムズカシそうな本を読んでいた。<br />★夫がダビデさんを送っている間、私は西宮行きのバスチケットを買って待っていた。<br />夫のチケットを渡し、さあ乗ろう、としたその時自分のチケットを無くしてしまった!<br />すいません、買いなおします、と運転手さんに言ったら、降りるまでに探してね、ということで乗せてもらった。でも見つからなかった。せっかくイタリア人に恩を返していい気分だったのに、台無しだ!と怒る夫。でも、お腹も壊したままだし、とても疲れてるせいだから仕方ない、と思いつつバス代もったいないな、と思っていたら運転手さんが私がちゃんと買ったことを信じてくれた。<br />ありがとう。結果よければ全てよし。

    ★ドバイから大阪の飛行機に乗るとき寝る気満々で、座席につく前にトイレに寄ってコンタクトをはずした。席へ行ってみると先に座っていた夫が外人となにやら話している。夫が「マイワイフ」と私を紹介した。彼はナポリから仕事で大阪と京都に行くらしい。私が席に着いてからも、私の頭越しに話を続けていた。
    彼は大学で脳の研究をしていて、学会の発表に大阪へ行って、京都はおまけで行くらしい。日本のことを知りたいらしく、夫に色々質問していた。
    イタリアで日本の漫画がとても人気があって、弟の土産にガクランが欲しいけど何処に売っているのか?
    着物は高いのか?
    難しい質問だ…。
    夫は何か困った事があったらここに連絡してくれ、と会社の名刺を渡した。
    夫の勤務地は京都にあるので、もしかしたら役立つかもしれない。でも夫の会社に英語で掛けてくる人なんていないから、不審な電話として相手にされないのでは?と心配になった。夫の携帯も留守電になるかもしれないし…。
    ★私がひと寝入りしてふと目が覚めると夫が一人でサービスのカップうどんを食べていた。ずるーい!と思いつつまたひと寝入りして目が覚めると、今度は外人さんがうどんを食べようとしていた。
    いきなりチャレンジャーだなぁ、と感心しつつ、負けてられないので私も頼んだ。多分水のせいか少し変な味がしたけどおいしかった。そして着陸まで熟睡した。
    ★飛行機を降りて、外人さんをJRの乗り場まで夫が案内してあげることにした。ところで彼の名前は?と夫に聞くと、忘れたらしい。そんなー、また聞くの失礼じゃん(でも私は京都で彼に何度も聞かれた。それは後程)。それでは私が聞こう、ということで
    「コメシキアマ(お名前は)?」と聞いてみた。
    ダビデ・ビッジャーノさんとおっしゃった。
    名刺を探して夫に渡した。セカンド大学となっていた。教授ではないらしいけど、大学でムズカシイ研究をしているらしい。そういえば飛行機でもムズカシそうな本を読んでいた。
    ★夫がダビデさんを送っている間、私は西宮行きのバスチケットを買って待っていた。
    夫のチケットを渡し、さあ乗ろう、としたその時自分のチケットを無くしてしまった!
    すいません、買いなおします、と運転手さんに言ったら、降りるまでに探してね、ということで乗せてもらった。でも見つからなかった。せっかくイタリア人に恩を返していい気分だったのに、台無しだ!と怒る夫。でも、お腹も壊したままだし、とても疲れてるせいだから仕方ない、と思いつつバス代もったいないな、と思っていたら運転手さんが私がちゃんと買ったことを信じてくれた。
    ありがとう。結果よければ全てよし。

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