スエズとイズマレーア、スエズ運河見学

2007/09/07 - 2007/09/07

エジプトに来たからには是非ともスエズ運河を見てみたかった。丁度視察を兼ねたエクスカーションの計画があり、紅海側のスエズと地中海側のポートサイードとの中間の都市、イスマレーアを経由してカイロへ戻った。
カイロからスエズは土漠の中を120キロ程度、スエズからイスマレーアは運河に沿って（実際にはかなり離れている）80キロほど北上する。スエズ運河の総延長は163キロなので丁度中間地点になる。イスマレーアからカイロはスエズまでと同じ距離を戻る。

エリア スエズ(エジプト)

視野に入ってくるのは真っ直ぐ伸びる道路、土漠、そして、送電線だけである。ここはスエズとカイロの中間地点、土漠の中にぽつんとあった茶屋、カイロ方向にあるのでわざわざユーターンしてたどり着いた。喉の渇きを癒すべく水とトルココーヒーを注文、コーヒーがプラスチックのディスポーザルコップに入ってきたのはやや残念だけど土漠の真ん中ではしょうがない。

運転手が道をよく心得ていないのでロンリープラネットの地図を頼りにスエズ運河の入り口を目指した。車から降りてしばらくしたら、Tokyo Marineという赤い船がやってきた。船籍は後部の国旗からパナマだ。液体か穀物を運ぶ船のようだ。

写真を撮っていいのかどうかわからないので恐る恐るシャッターを切る。

ここが運河に面する先端部、なにか建物の跡がある。その向こう側はスエズの港だ。

ここは船を眺めるには絶好の場所、公園のように整備されている。先ほどの船はポートサイイードを目指して航行を続ける。

スエズまで来たのでランチにはシーフードを食べようということになり、これまたロンリープラネットに掲載されていた町の中心にあるAl Khalifa Fish Centreというレストランを運転手に聞かせてやってきた。

この日は丁度金曜日、ちょっと早かったのでのお祈りが終わるまでレストランで待つ。その間、テーブルにおいてあった写真入りメニューで何にしようかと相談をし、盛り合わせに落ち着く。

待っている間、窓の外を眺めたら眼下でエジプトパンを売っていた。カメラを向けるとにっこりと笑顔を返してくれた。

通りのほうへ目を向けると先ほど走ってきたメインストリートが望めた。

注文したのはライスとサラダ、そして、シーフードの盛り合わせ。これはライスだけど、どうやって味付けしたのかな？具の入っていない炊き込みご飯のようだった。

これが注文したシーフード盛り合わせ、料理をする前に見せにきたが、他になさそうだったのでそのまま注文する。魚は、ボラ焼きとカジキの切り身フライ、そして海老焼きとイカフライ。ボラはいまひとつ。あとはそれほど新鮮ではなかったが、並だった。イカフライはどこで食べてもそこそこの味だ。このセット（シード盛り合わせとライスとサラダ）を４人で二皿注文した。レモンジュースなど飲み物も頼んだが、メニューには値段がなく一人LE40也。ちょっと高いかな。

レストランから街角をみる。金曜日の午後ということもあり静か。

道中、スエズ鉄道と運河に平行した道路を北上、イスマレーアまでの80キロを移動、イスマレーアについてから運河へ行くようにリクエストした。地図で見ると湖の一部がスエズ運河になっているようだ。

町外れの湖が見えるところへ差し掛かると潮の香りがした。道路沿いにはシーフードレストランがたくさん立ち並び、その前は海水浴場になっている。さらに先へ進むとホテルらしき建物あった。ホテルの名は7月25日ホテル（7月26日ではない）だ。

そこから貨物船が見えた。あのあたりがスエズ運河なのだろう。停泊している様子、先が詰まっているのだろうか？

ぐぐーとよってみたが、停泊している様子だった。

ここは観光地区になっているようだ。乗ってきた韓国製のバン。

観光地区から鉄道駅のあるダウンタウンへいく。タクシーの色がここはオレンジだ。

線路を渡る。この先が駅のようだ。しかし、保線状態はよろしくないね。

Ismaliaという標識が見える。左は客車。

イスマレーアは湖畔を利用した観光都市というイメージだったがそのほかはあまり特徴がなかった。しかし、人口は100万に近い。ここはナイルデルタの一部、豊かな水量が農業に適している。カイロへ向かう道からマンゴの木が茂っているのが見えた。しばらく走ると道端で取れたてのマンゴを販売していたのでストップオーバー、しかし、値段はキロ６ポンドとカイロのキロ5ポンドより高いではないか。とはいえイスマレーアのマンゴ買った。しかし、食べてみたがカイロで買った方が質はよかった。